俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第7章 個別ルート 三國虹心編

第603話 小鞠と和解 その4

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 ……

 少し早い時間帯と成った、おやつのホットケーキも3人は食べ終わり、今は紅茶を楽しんでいる。
 結局。さっきのおやつ中に、小鞠ちゃんは俺に話し掛けてくる事は一切無かった。

 そして、俺も話し掛けにくい雰囲気を感じたので、小鞠ちゃんに話し掛けなかった。

「ゴクッ」

『コトッ』

 紅茶を先に飲み終えた虹心が、静かにカップをテーブルに置き、穏やかな表情で小鞠ちゃんに話し掛ける。

「小鞠ちゃん!」
「今日は久しぶりに私の兄ちゃんに会っているはずだけど、小鞠ちゃんは兄ちゃんに言いたい事が有るよね?」

 虹心は場を作り、小鞠ちゃんが俺に話し掛けやすい様にする。
 小鞠ちゃんの方もタイミングを見計っていたらしく、困った微笑み表情で虹心に話し始める。

「あっ……はい」
「そうですね……虹心ちゃん」

「……えっと、武蔵さん///」

「……」

 虹心の言葉の後。小鞠ちゃんは、少し頬を染めた困った表情で俺に話し始める。
 俺は少し緊張した表情で、小鞠ちゃんの言葉を聞いている。

「あの……その……武蔵さんは、虹心ちゃんから聞いていますよね?///」
「私の現在状況を……///」

「あっ、うん……聞いているよ。小鞠ちゃん…」
「今回の事は大変だったね///」

 俺は緊張した表情で小鞠ちゃんに返事をすると、小鞠ちゃんは表情を変えずに言葉を続ける。

「……身勝手な話しですが、私は木付さんと付き合っていた時でも、武蔵さんの事を片時も忘れた事は有りませんでした!///」
「ですのでその……私は再度。私は武蔵さんと仲良くしたいのですが…///」

「…………」

(虹心は余計な事を言うなと言っていたよな)
(木付一家は蒸発(失踪)しているから、この町に出戻ってくる事は理論的に無いはずだ)

 俺は心の中でそう思う。
 これで木付一家が戻って来たら間違いなく修羅場に発展するが、葉月学園も多分中退しているはずだし、そうは成らないだろう?

 在籍しながら逃亡しても、学園に通いようが無いからな。
 俺は困った微笑み表情で、小鞠ちゃんに話し始める。

「小鞠ちゃん」
「俺も小鞠ちゃんとは、第二の妹として仲良くしたいと感じている」

「!」

 俺の言葉で、虹心は眉を吊り上げる。
 虹心の中では、さっきの言葉は余分な言葉に当たるのだろう。

 だが、俺は虹心を選択出来るよう成ってしまったから、此処で小鞠ちゃんと一気に関係を深めようとは言えない。
 虹心は多分許すだろうが、俺の中では虹心の方に愛情が強い。

 小鞠ちゃんの方も少し驚きながら、俺に話し始める。

「えっと……武蔵さんのおっしゃりたい事は理解出来ます」
「でも、私的には……第二の妹では無く、もう少し先の展開を望んでの事ですが……///」

「うん……。小鞠ちゃんが言いたい事が俺にも分かるよ」
「でも、今は兄妹同士でも、俺は虹心と仲が非常に良い」

「だからしばらくの期間は、小鞠ちゃんも異性では無く妹目線で見たいんだ(汗)」

「…………」

 俺はバツの悪い表情で小鞠ちゃんに話すと、小鞠ちゃんは『目が点』に成って固まってしまう!
 掻い摘まんで言えば、俺は小鞠ちゃんを振った言葉に成るからだ。

 それを見かねた虹心が、困った微笑み表情で小鞠ちゃんに話し掛ける。

「……小鞠ちゃん!」
「兄ちゃんは『あぁ』言ったけど、照れているだけなんだよ」

「兄ちゃんの恋愛事情も複雑すぎるから、まだこの状況を兄ちゃんは上手に理解出来ていないんだよ」

「…………///」

 虹心の言葉が適切か不適切かは分からないが、一応小鞠ちゃんをフォローしている。
 そして、小鞠ちゃんの目は涙目で有った。

(小鞠ちゃんが自ら望んできた和解を、俺自身がぶち壊しているか?)

 けど、小鞠ちゃんは涙目の上目遣いで、俺に話し始めた。

「……小鞠ちゃんと武蔵さんの仲が凄く良い事は、虹心ちゃんから聞いています///」
「武蔵さんは失恋を繰り返し、それを慰めたのも聞きました」

「第二の妹でも良いですから、再度仲良くしませんか?」
「武蔵さん///」

 本来の要求が通らなくても小鞠ちゃんは、俺との復縁を望んでいるようだ。
 俺は困った微笑み表情で、小鞠ちゃんに話し始めた。
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