荒んだ心を慰める

小春かぜね

文字の大きさ
1 / 8

第1話 我が家の王女様

しおりを挟む
 この物語はフィクションです。
 設定、登場する人物、団体及び名称は一切関係有りません。

 ……

 我が家の王女様むすめ心愛ここあ。自慢の王女様でもある。
 しかし残念ながら、まだ我が家の王子様はいない。
 近い内に出来ればと考えては居るが……今の我が家の経済状況やお妃様(妻)の考え、今の住まいの事とかを考えると、少し難しいのかも知れない……

 話はずれてしまったが、“ここあ”と言う名前だと、飲み物のココアとかペットの名前にも良く付けられているが『心から愛される、心から愛する』と言う意味での心愛ここあで有る。
 決して面白半分で、付けた名前では断じてない!

 心愛王女様と言うよりかは、まだおてんば王女様だが、これからの成長が楽しみでも有る。思春期など色々な問題も待ち受けているが……

 ☆

 学生カバンにアクセサリー等の付属品は校則で付けられないらしいが、実はアクセサリー系のマスコットを、心愛はカバンに付けたいらしい。
 本人曰く『手軽に集められるから!』が理由らしい。

 そのためか、最近はアミューズメントでも有る、ゲームセンターに行く回数も増えた。
 一昔前と比べて、華やかで安全性も凄く高まったし、従業員もしっかりしている所も多く成ったので、一人で行かせても良いかなと思う時が有るが、変な虫おとこや危険な事に巻き込まれて欲しくないので、親か友達と一緒以外の時は、行かせないようにしている。

 心愛の髪は、くせっ毛では無く綺麗な髪質だ。
 セミロングヘアーが好みらしく、普段の日常はそのままで過ごす事が多く、学校や料理をする時、出掛ける時は髪を纏めている。

 そして、どうでもいい話だが、俺(父)は天然パーマの髪質である。
 天然パーマは髪が伸びてくると全体的に髪がモコモコしてくる。
 まるで“わたあめ”みたいだ。この天然パーマの血を心愛が引き継がなくて、本当に良かったと感じる。

 もし、引き継いでしまったら、美容院代とか髪のセットが大変に成るだろう。
 魔女のメ○リー状態の髪質に成ると思う。(※)

(※)有名監督の長編アニメーションのヒロイン

 ☆

『只の自慢話かよ…』と感じる人も多いと思うが、実は心配が有る。
 娘にも、もうすぐ反抗期がやって来る。恐らく……

 今はまだ俺に対しては、嫌悪感は出て来ては無いが、心愛より3歳年下の妹の杏果ももかに対して最近、衝突する事も多く成って来て、杏果も反抗する事も覚えたらしく、姉妹喧嘩が増えて来ているらしい。

 俺に対しての嫌悪感が無いのは……まあ、これは、只単に俺が心愛と接する時間が少ないからだと思う。
 表面上は起きていないだけで、実際はもう始まって居るのかも知れない。そう思いたくないけど……

 ……
 …
 ・

「ふぅ…」

 考え事も一段落して息を吐く。
 仕事合間の休憩時間。長女の心愛の事を考えながら、外の自販機で買った缶コーヒーを飲みながら考えていた。

 今日の天気はやや曇り空で有るが、風もそう無くて、またその風もほんのり暖かい。

(そう言えば…、会社に来る途中、梅が咲いている家が有ったな)
(また、春がやってくるんだな~~)
(……今年も家族みんなで、お花見出来るかな?)

 昨日の夜……
 夫婦団らんの時間に妻から、最近の心愛の事で相談を受けたので、丁度良いと思い、色々思い出していた。

 しかし、その辺に関しては基本的には見守るしか無い。
 親が躾けたりレールを敷いても良いが、心愛自身の将来の事を思えば、自らの意思でレールを敷くしか無いのだ。
 親はあくまでサポートや、万が一の救援隊に回る物だと俺は考えている。
 
(俺も親には色々反抗したが、心愛はどう来るんだろう?)

 定番の『お父さんの下着は別に洗って!』とか、俺の顔を見ると何故か睨み付ける等の行為をしてくるのだろうか?
 それとも……想像も付かない事をしてくるのだろうか!?

(今の所は問題ないけど……)

「おっと、いけね。休憩時間終わっている!!」
「さて、もう少し頑張るか!」

 空に成った缶を、ゴミ箱に捨て仕事に戻る。
 俺は愛する家族達を思いながら、仕事に復帰するので有った。
 仕事場に戻る途中……暖かくて、何となく少し甘い風がふんわり抜ける。

『お仕事頑張ってね! お父さん!!』

「?」

 風の音だと思うが、愛する長女のそんな声が聞こえた気がした。
 
 ……

 おわり
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...