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第34話 動物園 その3
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「恵那、待ちなさい!」
私が歩き出した直後に、お姉ちゃんに肩を掴まれた!!
お姉ちゃんは私の行動を先読みした。
「でっ、でも、お姉ちゃん…。あれは非道いよ!!」
「気持ちは分かるけど、恵那が出てどうするのよ!」
「解決出来る…? 恐らく出来ないでしょ!!」
素早くきつい声で、お姉ちゃんに耳打ちされた!
そして、問題発生中のあの2人は……
「そっ、そっか~~~」
「……じゃあ仕方ないね。あはは、ゴメンね…///」
「うん。ごめん…」
話は終わって仕舞った。
私が出しゃばっても、解決は出来なかったかも知れないが、こんな終わらせ方も良くないと私は感じた。
その後、お姉ちゃんのデジカメで写真を撮らせて貰った木華ちゃんは、それはそれで、満足していた様だった。
私は音羽ちゃんの事でも頭に来ているけど、お姉ちゃんのあの態度は気に入らなくて文句を言いたかった。
けど、言う機会も無く、時間はお昼の時間に近付いていった。
「さて…。丁度中間地点だし、ここら辺でお昼にしようか?」
「わ~い。おっ昼ご飯~~♪」
お姉ちゃんが、そう私達に声を掛けると素直に喜ぶ木華ちゃん。
売店とパラソル付きのテーブルが有る広場で、更にその中に有る、木をぐるりと回り込んだベンチでお昼ご飯にする。
私はさっきの事で、お姉ちゃんと話がしたかったから“ささっ”とお姉ちゃんの横に座った。
音羽ちゃんは『しまった!』の顔をしたけど、何事も無かった様に私の横に座り、木華ちゃんは音羽ちゃんの横に座る。
みんなで『いただきます!』をして、昼食を食べ始める。
私はお弁当を3分の1位食べた所で、少し小さめの声でお姉ちゃんに話し掛ける。
「……お姉ちゃん。何でさっき止めたの?」
「ふぇっ!?」
「ちょっと待っていて…!」
卵焼きを頬張っている所だったお姉ちゃんは、それを飲み込んでから答えた。
「定番よ。定番!!」
「定番…?」
当然私は、少し不機嫌な顔で言う。
でも、お姉ちゃんは私の顔を気にせずに、私の問いに答える。
「そう!」
「あぁ言った時は、下手な仲裁はしない方が良いの!」
「大抵は、悪い方に流れるんだから!!」
「で、でも…。お姉ちゃん、そうでない時も……」
私は少し声を荒げる。
お姉ちゃんの推測で、止めたなんて納得出来ないからだ!!
「デモでも無い。けど、解決したでしょ!」
「あれはあれで、良いのよ!!」
「それと……音羽ちゃんが横にいる事、忘れているでしょ!」
私はお姉ちゃんに言われて直ぐに横を見ると、サンドイッチを持ったまま、私を窺っている音羽ちゃんがいた。
「どうしたの、恵那ちゃん? 何か有ったの?」
音羽ちゃんは当然、理由を聞いてくる。
「あっ、いや、何でも無いよ。音羽ちゃん!///」
「ちょっと料理の味付けを何時もと変えてみたら、お姉ちゃんが『定番じゃなきゃ!』と言っただけ///」
私は咄嗟に言い訳をして、その場をしのぐ。
『おっ、恵那も機転が利くように成ったわね~~』
それを小声でささやくお姉ちゃん。
お姉ちゃんが要因なのに……
「ふ~ん、そうだよね。お姉さんの言っている事も一理有るね!」
「新しい味付けよりも、何時もの味付けの方がしっくり来るから良いよね~~」
と言い、サンドイッチをかじる音羽ちゃん。
音羽ちゃんが納得してくれたのは良いが、今日の私の運勢は悪いのか!?
(あぁ!)
(もう、どうでも良いや……)
私はそう思い、食べかけの弁当に目を戻した。
「あっ!」
「そのサンドイッチおいしそう!」
有る程度、お弁当を食べ終わった木華ちゃんが、隣で食べている音羽ちゃんのサンドイッチを見ていた。
音羽ちゃんは初めからサンドイッチを食べていたが、木華ちゃんは自分のお弁当に夢中になっていた感じだ。
「ねえ、音羽ちゃん。私のおにぎりと交換しない?」
(げっ、またトラブル発生の暗示か。木華ちゃん)
(もう、これ以上問題増やさないで!)
(私もう限界だよ~~)
そう、感じてしまった私だった。
音羽ちゃんは素直に応じるだろうか??
私が歩き出した直後に、お姉ちゃんに肩を掴まれた!!
お姉ちゃんは私の行動を先読みした。
「でっ、でも、お姉ちゃん…。あれは非道いよ!!」
「気持ちは分かるけど、恵那が出てどうするのよ!」
「解決出来る…? 恐らく出来ないでしょ!!」
素早くきつい声で、お姉ちゃんに耳打ちされた!
そして、問題発生中のあの2人は……
「そっ、そっか~~~」
「……じゃあ仕方ないね。あはは、ゴメンね…///」
「うん。ごめん…」
話は終わって仕舞った。
私が出しゃばっても、解決は出来なかったかも知れないが、こんな終わらせ方も良くないと私は感じた。
その後、お姉ちゃんのデジカメで写真を撮らせて貰った木華ちゃんは、それはそれで、満足していた様だった。
私は音羽ちゃんの事でも頭に来ているけど、お姉ちゃんのあの態度は気に入らなくて文句を言いたかった。
けど、言う機会も無く、時間はお昼の時間に近付いていった。
「さて…。丁度中間地点だし、ここら辺でお昼にしようか?」
「わ~い。おっ昼ご飯~~♪」
お姉ちゃんが、そう私達に声を掛けると素直に喜ぶ木華ちゃん。
売店とパラソル付きのテーブルが有る広場で、更にその中に有る、木をぐるりと回り込んだベンチでお昼ご飯にする。
私はさっきの事で、お姉ちゃんと話がしたかったから“ささっ”とお姉ちゃんの横に座った。
音羽ちゃんは『しまった!』の顔をしたけど、何事も無かった様に私の横に座り、木華ちゃんは音羽ちゃんの横に座る。
みんなで『いただきます!』をして、昼食を食べ始める。
私はお弁当を3分の1位食べた所で、少し小さめの声でお姉ちゃんに話し掛ける。
「……お姉ちゃん。何でさっき止めたの?」
「ふぇっ!?」
「ちょっと待っていて…!」
卵焼きを頬張っている所だったお姉ちゃんは、それを飲み込んでから答えた。
「定番よ。定番!!」
「定番…?」
当然私は、少し不機嫌な顔で言う。
でも、お姉ちゃんは私の顔を気にせずに、私の問いに答える。
「そう!」
「あぁ言った時は、下手な仲裁はしない方が良いの!」
「大抵は、悪い方に流れるんだから!!」
「で、でも…。お姉ちゃん、そうでない時も……」
私は少し声を荒げる。
お姉ちゃんの推測で、止めたなんて納得出来ないからだ!!
「デモでも無い。けど、解決したでしょ!」
「あれはあれで、良いのよ!!」
「それと……音羽ちゃんが横にいる事、忘れているでしょ!」
私はお姉ちゃんに言われて直ぐに横を見ると、サンドイッチを持ったまま、私を窺っている音羽ちゃんがいた。
「どうしたの、恵那ちゃん? 何か有ったの?」
音羽ちゃんは当然、理由を聞いてくる。
「あっ、いや、何でも無いよ。音羽ちゃん!///」
「ちょっと料理の味付けを何時もと変えてみたら、お姉ちゃんが『定番じゃなきゃ!』と言っただけ///」
私は咄嗟に言い訳をして、その場をしのぐ。
『おっ、恵那も機転が利くように成ったわね~~』
それを小声でささやくお姉ちゃん。
お姉ちゃんが要因なのに……
「ふ~ん、そうだよね。お姉さんの言っている事も一理有るね!」
「新しい味付けよりも、何時もの味付けの方がしっくり来るから良いよね~~」
と言い、サンドイッチをかじる音羽ちゃん。
音羽ちゃんが納得してくれたのは良いが、今日の私の運勢は悪いのか!?
(あぁ!)
(もう、どうでも良いや……)
私はそう思い、食べかけの弁当に目を戻した。
「あっ!」
「そのサンドイッチおいしそう!」
有る程度、お弁当を食べ終わった木華ちゃんが、隣で食べている音羽ちゃんのサンドイッチを見ていた。
音羽ちゃんは初めからサンドイッチを食べていたが、木華ちゃんは自分のお弁当に夢中になっていた感じだ。
「ねえ、音羽ちゃん。私のおにぎりと交換しない?」
(げっ、またトラブル発生の暗示か。木華ちゃん)
(もう、これ以上問題増やさないで!)
(私もう限界だよ~~)
そう、感じてしまった私だった。
音羽ちゃんは素直に応じるだろうか??
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