39 / 53
第38話 はと その1
しおりを挟む
ある日の晩ご飯の時間。
お姉ちゃんは、有る悩みを私に話し出した。
「最近、ベランダに鳩が来るのよね~~」
「鳩…?」
「そう、鳩。最近、良く来るのよ!」
洗濯物はお姉ちゃんが干して、私が取り込む。
でも、私が取り込む時に鳩は見かけない。
「鳩に“フン”を付けられると、洗濯物がダメになっちゃうね…」
「そうなのよ、恵那!」
「物干し竿に止まられたら、一巻の終わりよ!!」
お姉ちゃんは言葉を強めながら言う。
鳩に恨みを持っていそうな感じで有った。
「お姉ちゃん」
「何か、対策をしなくちゃね!」
私は、そう答える。
「えぇ、そうだね!」
「まぁ、色々考えてみるわ!!」
鳩の話は、その日はそれだけで終わった。
でも、話は其処で終わらなかった……
……
そして、ある日の休日朝。
「恵那! 恵那!!」
「ちょっと、こっち来て!!」
私が、部屋の掃除がけの準備をしていた所を、お姉ちゃんに大声で呼ばれる。
「大きな声出して、どうしたの?」
「お姉ちゃん…?」
「来たのよ! あれが!!」
すると、お姉ちゃんは私の手を引っ張って、そのままベランダに連れて行かれる。
「ほら、恵那。此処に鳩がいる!!」
お姉ちゃんは、そっとカーテンを開けて指を差す。
指さす方向には、鳩がいる。
「お姉ちゃん…」
「あの鳩が、最近良く来る鳩?」
「たぶん、そうよ!」
お姉ちゃんは決めつけた様に言う。
鳩は、ベランダの手すり部分に止まっていた。
「お姉ちゃん。そのまま、追い払えば良いんじゃないの?」
「それではダメなんだよ、恵那!」
「鳩は意外に頭良いから、私達が居なくなったら、又来るのよ!」
『ガシ、ガシ♪』
鳩は私達が監視しているのを横目に、手すりを“のんびり”歩き始めた。
「あっ、歩き出したよ。お姉ちゃん!」
「くっ、えらい……今日は居座るな~~。鳩め!!」
鳩で苛ついている所為か、お姉ちゃんの口調が変わっていた!
そして、有る部分で立ち止まった鳩は、今度は鳴き出す。
『クゥ~クゥ~。ポッ、ポッ、ポッ~―――』
「お姉ちゃん。鳩が鳴き出したね…」
「くそっ!!」
「何だか……段々、むかついてきた!!」
お姉ちゃんに我慢の限界が来たらしく『ガラッ』と窓を開ける。
しかし、窓を開けても、鳩は鳴くのを止めても飛び立たない!?
その仕種を見たお姉ちゃんは、更に頭に来たらしく、鳩を捕まえるような勢いで鳩に向かう。
さすがに危険と感じた鳩は、飛び立つ。
『バサ、バサ、バサ―――』
『ビチャッ!』
「あ~~~!!」
「あっ、フンを落としていったね。お姉ちゃん…」
鳩はお土産を残して飛び立って行ったと思ったら、近くの電線に止まり、こっちを見ていた。
私が鳩を見ると、鳩は『ふん! ざまーみろ!!』の顔をしている様だった。
「くっそ~、やられた~~」
お姉ちゃんは、えらく憤慨している。
「取りあえず、拭かなくちゃね……」
私は雑巾を取りに行こうと、下に向かい始めた時に……
「恵那……。洗濯物干し終わったら、お姉ちゃんは、買い物に行ってくるね…」
お姉ちゃんは、体を“プルプル”震わせながら喋っている!?
「おっ、お姉ちゃん……急にどうしたの?」
「それに、今日……特売何か、有ったっけ?」
「潰す!」
「鳩、潰す!!」
すごく、物騒な発言をするお姉ちゃん!!
おまけに会話が噛み合っていない。
お姉ちゃん。鳩の事で周りが見えなく成っていた。
初めて見る、お姉ちゃんの切れた姿で有った!!
お姉ちゃんは、有る悩みを私に話し出した。
「最近、ベランダに鳩が来るのよね~~」
「鳩…?」
「そう、鳩。最近、良く来るのよ!」
洗濯物はお姉ちゃんが干して、私が取り込む。
でも、私が取り込む時に鳩は見かけない。
「鳩に“フン”を付けられると、洗濯物がダメになっちゃうね…」
「そうなのよ、恵那!」
「物干し竿に止まられたら、一巻の終わりよ!!」
お姉ちゃんは言葉を強めながら言う。
鳩に恨みを持っていそうな感じで有った。
「お姉ちゃん」
「何か、対策をしなくちゃね!」
私は、そう答える。
「えぇ、そうだね!」
「まぁ、色々考えてみるわ!!」
鳩の話は、その日はそれだけで終わった。
でも、話は其処で終わらなかった……
……
そして、ある日の休日朝。
「恵那! 恵那!!」
「ちょっと、こっち来て!!」
私が、部屋の掃除がけの準備をしていた所を、お姉ちゃんに大声で呼ばれる。
「大きな声出して、どうしたの?」
「お姉ちゃん…?」
「来たのよ! あれが!!」
すると、お姉ちゃんは私の手を引っ張って、そのままベランダに連れて行かれる。
「ほら、恵那。此処に鳩がいる!!」
お姉ちゃんは、そっとカーテンを開けて指を差す。
指さす方向には、鳩がいる。
「お姉ちゃん…」
「あの鳩が、最近良く来る鳩?」
「たぶん、そうよ!」
お姉ちゃんは決めつけた様に言う。
鳩は、ベランダの手すり部分に止まっていた。
「お姉ちゃん。そのまま、追い払えば良いんじゃないの?」
「それではダメなんだよ、恵那!」
「鳩は意外に頭良いから、私達が居なくなったら、又来るのよ!」
『ガシ、ガシ♪』
鳩は私達が監視しているのを横目に、手すりを“のんびり”歩き始めた。
「あっ、歩き出したよ。お姉ちゃん!」
「くっ、えらい……今日は居座るな~~。鳩め!!」
鳩で苛ついている所為か、お姉ちゃんの口調が変わっていた!
そして、有る部分で立ち止まった鳩は、今度は鳴き出す。
『クゥ~クゥ~。ポッ、ポッ、ポッ~―――』
「お姉ちゃん。鳩が鳴き出したね…」
「くそっ!!」
「何だか……段々、むかついてきた!!」
お姉ちゃんに我慢の限界が来たらしく『ガラッ』と窓を開ける。
しかし、窓を開けても、鳩は鳴くのを止めても飛び立たない!?
その仕種を見たお姉ちゃんは、更に頭に来たらしく、鳩を捕まえるような勢いで鳩に向かう。
さすがに危険と感じた鳩は、飛び立つ。
『バサ、バサ、バサ―――』
『ビチャッ!』
「あ~~~!!」
「あっ、フンを落としていったね。お姉ちゃん…」
鳩はお土産を残して飛び立って行ったと思ったら、近くの電線に止まり、こっちを見ていた。
私が鳩を見ると、鳩は『ふん! ざまーみろ!!』の顔をしている様だった。
「くっそ~、やられた~~」
お姉ちゃんは、えらく憤慨している。
「取りあえず、拭かなくちゃね……」
私は雑巾を取りに行こうと、下に向かい始めた時に……
「恵那……。洗濯物干し終わったら、お姉ちゃんは、買い物に行ってくるね…」
お姉ちゃんは、体を“プルプル”震わせながら喋っている!?
「おっ、お姉ちゃん……急にどうしたの?」
「それに、今日……特売何か、有ったっけ?」
「潰す!」
「鳩、潰す!!」
すごく、物騒な発言をするお姉ちゃん!!
おまけに会話が噛み合っていない。
お姉ちゃん。鳩の事で周りが見えなく成っていた。
初めて見る、お姉ちゃんの切れた姿で有った!!
0
あなたにおすすめの小説
こわモテ男子と激あま婚!? 〜2人を繋ぐ1on1〜
おうぎまちこ(あきたこまち)
児童書・童話
お母さんを失くし、ひとりぼっちになってしまったワケアリ女子高生の百合(ゆり)。
とある事情で百合が一緒に住むことになったのは、学校で一番人気、百合の推しに似ているんだけど偉そうで怖いイケメン・瀬戸先輩だった。
最初は怖くて仕方がなかったけれど、「好きなものは好きでいて良い」って言って励ましてくれたり、困った時には優しいし、「俺から離れるなよ」って、いつも一緒にいてくれる先輩から段々目が離せなくなっていって……。
先輩、毎日バスケをするくせに「バスケが嫌い」だっていうのは、どうして――?
推しによく似た こわモテ不良イケメン御曹司×真面目なワケアリ貧乏女子高生との、大豪邸で繰り広げられる溺愛同居生活開幕!
※じれじれ?
※ヒーローは第2話から登場。
※5万字前後で完結予定。
※1日1話更新。
※noichigoさんに転載。
※ブザービートからはじまる恋
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
トウシューズにはキャラメルひとつぶ
白妙スイ@1/9新刊発売
児童書・童話
白鳥 莉瀬(しらとり りぜ)はバレエが大好きな中学一年生。
小学四年生からバレエを習いはじめたのでほかの子よりずいぶん遅いスタートであったが、持ち前の前向きさと努力で同い年の子たちより下のクラスであるものの、着実に実力をつけていっている。
あるとき、ひょんなことからバレエ教室の先生である、乙津(おつ)先生の息子で中学二年生の乙津 隼斗(おつ はやと)と知り合いになる。
隼斗は陸上部に所属しており、一位を取ることより自分の実力を磨くことのほうが好きな性格。
莉瀬は自分と似ている部分を見いだして、隼斗と仲良くなると共に、だんだん惹かれていく。
バレエと陸上、打ちこむことは違っても、頑張る姿が好きだから。
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
【完結】夫に穢された純愛が兄に止めを刺されるまで
猫都299
児童書・童話
タイムリープしたかもしれない。中学生に戻っている? 夫に愛されなかった惨めな人生をやり直せそうだ。彼を振り向かせたい。しかしタイムリープ前の夫には多くの愛人がいた。純愛信者で奥手で恋愛経験もほぼない喪女にはハードルが高過ぎる。まずは同じ土俵で向き合えるように修行しよう。この際、己の理想もかなぐり捨てる。逆ハーレムを作ってメンバーが集まったら告白する! 兄(血は繋がっていない)にも色々教えてもらおう。…………メンバーが夫しか集まらなかった。
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、Nolaノベル、Tales、ツギクルの6サイトに投稿しています。
※ノベルアップ+にて不定期に進捗状況を報告しています。
※文字数を調整した【応募版】は2026年1月3日より、Nolaノベル、ツギクル、ベリーズカフェ、野いちごに投稿中です。
※2026.1.5に完結しました! 修正中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる