魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク

白崎詩葉

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完結篇

第3話 聖女の地②

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 一瞬頭が白くなった。宝石心臓(セラフィム)が半分も失うなんて。
「驚くのも無理がない。あなたの『光』が安定もしない。吸収も半分になっている。おそらくこの地から出でも1日持つかどうかも難しいわね」
 今は混乱している場合ではない。このままでは戦えない。今は状況を把握しなければ。
「私が1か月寝ている間に何がありましたか・・・」
「あなたを回収した後、すぐにあの屋敷を調査したけど、もう何もなくなっていた」
 証拠隠滅したのか。
「それにあなたに似た魔女は、こくえんの魔女ジャンヌ・ダルクとして魔女を食べているってところね」
 名前までかぶりやがって。
 だか、魔女を食べているということは。
「それって・・・」
「ナリカケになっているの。だから、探しているけど見つからない。その関係者も」
「イヴ様でも見つからないのですか」
「ちょっとね」
 イヴでも見つからない。行方が分からない。やっぱりアキセを頼るしかないのか。
 イヤだけど。
「こくえんの魔女があなたに似ているから、皆が必死になって探しているわ」
「・・・それはどういう意味で」
 つまり、ジャンヌを嫌っている聖女がぶつけるチャンスが見つかったから探しているということか。予想は外れてほしい。
「でも、性格まで似ちゃって逃げるのも早いわ」
「・・・」
「後は、あなたと一緒にいた男を今アタランテが追っているところね」
 今の状況を見て、アキセもあの場にいたから情報収集に捕まえるはず。だったら。
「私ならその男を連れてこれます。それからでも・・・」
「その手には乗らない」
 イヴは言う。
 地上に降りたら、そのまま逃げようと考えていたが、さすがに読まれてしまった。
「今のあなたが地上に降りても、まともに戦えるとは思えない。情報収集のためにアタランテには探してはいるけど、彼らの行動は読める」
「なぜ、分かるのですか」
 イヴは、真剣な眼差しで見つめる。
「ここからはここだけの話にして。アガタも」
「分かりました」
 重要なことを話すということか。
「おそらく彼らの目的は黒女神(シュヴァルツ)の復活」
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