105 / 302
104話 ディープスリープ
しおりを挟む
秋口ともなると、夜は気温が下がり肌寒くなる。それでいて日中は汗ばむ日が続いたりして寒暖差が激しい。季節の変わり目は体調を崩しやすくなるし、着る服にも迷ってしまうよな。俺は昼間着ていた隊服のまま、この場所に訪れたことを後悔していた。
王宮とリオラド神殿を結ぶ橋の袂……かれこれ1時間以上、ここでレオン様の帰りを待っている。今宵は風が強い。橋の袂は遮るようなものが無いため、冷たい風が弱まることなく自分に直撃してしまう。ぶるりと寒さに震える体を両手で抱きしめた。上着でも持ってくれば良かったな。
ルーイ先生には来るなと忠告を受けたが、じっとしてなどいられなかった。神殿へは行けずとも、手前くらいまでなら良いだろうと……クレハ様の部屋を後にしたその足で、真っ直ぐこちらに向かったのだ。
レオン様と分かれてから3時間は経過している。レオン様は日常的に神殿を訪問なさっているし、メーアレクト様にお会いするだけなのだから、危険なことなど有りはしないはずだ……それに、先生もいらっしゃる。心配はいらないと何度も自分に言い聞かせているが、帰りが遅過ぎるのではないだろうか。神殿から俺を遠ざけた事、そして手紙に記されていた『ごたつきそう』という言葉がずっと胸の奥に引っかかっていた。
「23時まで待つか……」
時間になったら橋を渡ってみようと思う。この距離まで神殿に近付けているのだから、メーアレクト様に完全に拒絶されているわけではなさそうだ。内部には入れないかもしれないが、行けるところまではいこう……そう考えていると、瞳がある物を捉えた。神殿からこちらへ向かって歩いて来る人影だ。遠くからでも分かる長身と赤茶色の髪……その人物が誰であるかなんて一目瞭然だった。
「ルーイ先生……」
先生の姿を認識すると、すぐに一緒にいるであろう主を探す。しかし、先生の隣や後方にもレオン様らしき影は見当たらなかった。焦りから心臓の鼓動が早まる。先生も俺の存在に気付いたようで、歩みを止めてこちらを見つめた。その時だ。先生の顔の横に見慣れた金色を発見してしまい、俺の体は反射的に動きだす。何かを考えるよりも先に、全速力で先生の元へ駆け寄った。
「レオン様!!!!」
我が主は先生の背中に背負われていた。意識がないのか、両腕はだらりと力無く垂れ下がっており、俺の声に何の反応も示してくれない。
「しーっ、そんな大きな声出すなって。寝てるだけだよ」
「寝てる……だけ?」
先生の肩口に顔を埋めているレオン様にそっと近寄る。スースーと規則的な寝息が聞こえてきた。若干顔色が悪い気がするが、体を見回すと衣服は綺麗なままだし、怪我のようなものも見つからない。安堵感から腰が抜け、俺は地面に座り込んでしまう。
「ちょっ、セディ!?」
「……良かった」
座ったままの俺を見下ろしながら、先生は指で頬を掻いた。そして、ばつが悪そうに呟く。
「俺がついてたってのに、ごめんな」
「レオン様に……何があったのですか」
先生の背中の上でぐったりとしているレオン様を見て、息が止まるかと思った。無事だと分かって心の底からほっとした。しかし、寝ているだけとはいってもレオン様が人前でこんな姿を晒すなんて異常事態である。
「コンティレクトに魔力を吸収されたんだよ」
「……なんですって?」
コンティレクト……聞き間違いでなければ、ローシュの神の名だ。どうしてその神が……
「コンティレクトだけじゃない。さっきまでリオラド神殿にはメーアレクト、シエルレクト、コンティレクト……お前たちが三神と呼ぶ3匹が勢揃いしてたんだよ」
先生の口から告げられた、とてつもない状況に目眩がした。メーアレクト様に比肩するであろう神達がここに? 確かに先生は神を巻き込むとは言っていたが、まさか神殿に……コスタビューテで一堂に会していたなんて。先生がいて下さったとはいえ、そんな場所にレオン様はおひとりで臨まれたのか。想像するだけで胃がキリキリと痛みだす。
「コンティはちゃんと叱っておいたから。でも、普段のレオンだったらこうはならなかっただろうね。今回は緊張もあってか、こいつ相当疲れてたみたいだ。そんな所にコンティが魔力を一気に持ってっちゃったから、体が限界を迎えてダウンしたんだね」
数日で目を覚ますだろうから、安心しろと先生は仰る。話し合いの結果を含め、聞かねばならないことはたくさんあるが、レオン様を王宮へお連れして安静にして頂くのが先だな。
「先生、ありがとうございます。ここからは私が代わります」
「頼む。こいつ見かけより重いんだもん」
声を潜めず、至近距離でこんなに喋っているのに、レオン様には起きる気配が全く無い。先生の背中から自分の腕に抱え直しても同様で、主の眠りの深さが分かる。
先生はレオン様を俺へ託し、身軽になった肩を数回まわしながら『もうちょい体力付けるかぁ』とぼやいていた。
「色々と聞きたいことがあるだろうけど、まだ完全に決着したとは言えない状態でね。詳しくは明日話す。今日はもう遅いから、レオンを連れて帰ってセディも休みな」
「はい……」
「セディはしばらく王宮にいるだろ? 俺もその間はメーアのとこにいさせて貰うから、用があったらこっちに来てくれ」
「メーアレクト様と……ご一緒にですか!?」
「なんかマズい? あんまり王宮の中をうろつくと目立つし、神殿にいた方が良いと思ったんだけど」
「それは、そうなのですが……」
先生の仰る事は正しい。でも、神とは言えメーアレクト様は女性である。いいのか? 男女がひとつ屋根の下でふたりきりなんて。これは人間の……いや、俺個人の感覚だ。それを神々に押し付けるのもおかしいのかもしれないが……
「メーアの所が駄目ならさぁ……」
はっきりしない俺に先生は何を思ったのか、口元に笑みを浮かべながら顔を近付けてきた。俺の顎を指で軽くすくい上げ、目線を合わせる。
「セディの部屋でもいいんだよ……どっちがいい?」
「メーアレクト様の所でお世話になって下さい」
「あら、即答。つれないなぁ……」
「たちの悪いおふざけはやめて下さい。先生のそういう態度が皆に誤解を与えるんです。貴方は周りの反応を見て楽しんでいらっしゃるのでしょうけども……外野がいないこの場でやってどうするんですか」
「つまり、ギャラリーがいたらしても良いと?」
「何でそうなる。先生のせいで部下にからかわれて、散々な目にあったんですからね。クレハ様にまで先生との関係を勘違いされるし……」
「ははっ! そうか、そうか。それは災難だったな。でも俺がお前のことを気に入っているというのは本当だよ。それに、感謝もしている」
『いつも、ありがとな』そう言って先生は俺の頭を撫でた。まるで小さな子供にでもするように。レオン様を抱きかかえているので、俺は両手が塞がっている……だから、その行為をされるがまま受け入れるしかなかった。
「じゃ、また明日ね。おやすみ、セディ」
「あっ……はい。おやすみなさい……」
先生はひらひらと手を振りながら、さっき歩いて来た道を再び歩きだした。今度は神殿の方へ向かって。本当にマイペースな方だな。しかし、おかげでこちらも取り乱すこともなく、普段通りに接することが出来ている。俺は腕の中で眠っている主をしっかりと抱え直すと、王宮に戻る為に先生とは反対方向へ進んで行った。
王宮とリオラド神殿を結ぶ橋の袂……かれこれ1時間以上、ここでレオン様の帰りを待っている。今宵は風が強い。橋の袂は遮るようなものが無いため、冷たい風が弱まることなく自分に直撃してしまう。ぶるりと寒さに震える体を両手で抱きしめた。上着でも持ってくれば良かったな。
ルーイ先生には来るなと忠告を受けたが、じっとしてなどいられなかった。神殿へは行けずとも、手前くらいまでなら良いだろうと……クレハ様の部屋を後にしたその足で、真っ直ぐこちらに向かったのだ。
レオン様と分かれてから3時間は経過している。レオン様は日常的に神殿を訪問なさっているし、メーアレクト様にお会いするだけなのだから、危険なことなど有りはしないはずだ……それに、先生もいらっしゃる。心配はいらないと何度も自分に言い聞かせているが、帰りが遅過ぎるのではないだろうか。神殿から俺を遠ざけた事、そして手紙に記されていた『ごたつきそう』という言葉がずっと胸の奥に引っかかっていた。
「23時まで待つか……」
時間になったら橋を渡ってみようと思う。この距離まで神殿に近付けているのだから、メーアレクト様に完全に拒絶されているわけではなさそうだ。内部には入れないかもしれないが、行けるところまではいこう……そう考えていると、瞳がある物を捉えた。神殿からこちらへ向かって歩いて来る人影だ。遠くからでも分かる長身と赤茶色の髪……その人物が誰であるかなんて一目瞭然だった。
「ルーイ先生……」
先生の姿を認識すると、すぐに一緒にいるであろう主を探す。しかし、先生の隣や後方にもレオン様らしき影は見当たらなかった。焦りから心臓の鼓動が早まる。先生も俺の存在に気付いたようで、歩みを止めてこちらを見つめた。その時だ。先生の顔の横に見慣れた金色を発見してしまい、俺の体は反射的に動きだす。何かを考えるよりも先に、全速力で先生の元へ駆け寄った。
「レオン様!!!!」
我が主は先生の背中に背負われていた。意識がないのか、両腕はだらりと力無く垂れ下がっており、俺の声に何の反応も示してくれない。
「しーっ、そんな大きな声出すなって。寝てるだけだよ」
「寝てる……だけ?」
先生の肩口に顔を埋めているレオン様にそっと近寄る。スースーと規則的な寝息が聞こえてきた。若干顔色が悪い気がするが、体を見回すと衣服は綺麗なままだし、怪我のようなものも見つからない。安堵感から腰が抜け、俺は地面に座り込んでしまう。
「ちょっ、セディ!?」
「……良かった」
座ったままの俺を見下ろしながら、先生は指で頬を掻いた。そして、ばつが悪そうに呟く。
「俺がついてたってのに、ごめんな」
「レオン様に……何があったのですか」
先生の背中の上でぐったりとしているレオン様を見て、息が止まるかと思った。無事だと分かって心の底からほっとした。しかし、寝ているだけとはいってもレオン様が人前でこんな姿を晒すなんて異常事態である。
「コンティレクトに魔力を吸収されたんだよ」
「……なんですって?」
コンティレクト……聞き間違いでなければ、ローシュの神の名だ。どうしてその神が……
「コンティレクトだけじゃない。さっきまでリオラド神殿にはメーアレクト、シエルレクト、コンティレクト……お前たちが三神と呼ぶ3匹が勢揃いしてたんだよ」
先生の口から告げられた、とてつもない状況に目眩がした。メーアレクト様に比肩するであろう神達がここに? 確かに先生は神を巻き込むとは言っていたが、まさか神殿に……コスタビューテで一堂に会していたなんて。先生がいて下さったとはいえ、そんな場所にレオン様はおひとりで臨まれたのか。想像するだけで胃がキリキリと痛みだす。
「コンティはちゃんと叱っておいたから。でも、普段のレオンだったらこうはならなかっただろうね。今回は緊張もあってか、こいつ相当疲れてたみたいだ。そんな所にコンティが魔力を一気に持ってっちゃったから、体が限界を迎えてダウンしたんだね」
数日で目を覚ますだろうから、安心しろと先生は仰る。話し合いの結果を含め、聞かねばならないことはたくさんあるが、レオン様を王宮へお連れして安静にして頂くのが先だな。
「先生、ありがとうございます。ここからは私が代わります」
「頼む。こいつ見かけより重いんだもん」
声を潜めず、至近距離でこんなに喋っているのに、レオン様には起きる気配が全く無い。先生の背中から自分の腕に抱え直しても同様で、主の眠りの深さが分かる。
先生はレオン様を俺へ託し、身軽になった肩を数回まわしながら『もうちょい体力付けるかぁ』とぼやいていた。
「色々と聞きたいことがあるだろうけど、まだ完全に決着したとは言えない状態でね。詳しくは明日話す。今日はもう遅いから、レオンを連れて帰ってセディも休みな」
「はい……」
「セディはしばらく王宮にいるだろ? 俺もその間はメーアのとこにいさせて貰うから、用があったらこっちに来てくれ」
「メーアレクト様と……ご一緒にですか!?」
「なんかマズい? あんまり王宮の中をうろつくと目立つし、神殿にいた方が良いと思ったんだけど」
「それは、そうなのですが……」
先生の仰る事は正しい。でも、神とは言えメーアレクト様は女性である。いいのか? 男女がひとつ屋根の下でふたりきりなんて。これは人間の……いや、俺個人の感覚だ。それを神々に押し付けるのもおかしいのかもしれないが……
「メーアの所が駄目ならさぁ……」
はっきりしない俺に先生は何を思ったのか、口元に笑みを浮かべながら顔を近付けてきた。俺の顎を指で軽くすくい上げ、目線を合わせる。
「セディの部屋でもいいんだよ……どっちがいい?」
「メーアレクト様の所でお世話になって下さい」
「あら、即答。つれないなぁ……」
「たちの悪いおふざけはやめて下さい。先生のそういう態度が皆に誤解を与えるんです。貴方は周りの反応を見て楽しんでいらっしゃるのでしょうけども……外野がいないこの場でやってどうするんですか」
「つまり、ギャラリーがいたらしても良いと?」
「何でそうなる。先生のせいで部下にからかわれて、散々な目にあったんですからね。クレハ様にまで先生との関係を勘違いされるし……」
「ははっ! そうか、そうか。それは災難だったな。でも俺がお前のことを気に入っているというのは本当だよ。それに、感謝もしている」
『いつも、ありがとな』そう言って先生は俺の頭を撫でた。まるで小さな子供にでもするように。レオン様を抱きかかえているので、俺は両手が塞がっている……だから、その行為をされるがまま受け入れるしかなかった。
「じゃ、また明日ね。おやすみ、セディ」
「あっ……はい。おやすみなさい……」
先生はひらひらと手を振りながら、さっき歩いて来た道を再び歩きだした。今度は神殿の方へ向かって。本当にマイペースな方だな。しかし、おかげでこちらも取り乱すこともなく、普段通りに接することが出来ている。俺は腕の中で眠っている主をしっかりと抱え直すと、王宮に戻る為に先生とは反対方向へ進んで行った。
0
あなたにおすすめの小説
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
何も言わずメイドとして働いてこい!とポイされたら、成り上がり令嬢になりました
さち姫
恋愛
シャーリー・サヴォワは伯爵家の双子の妹として産まれた 。実の父と双子の姉、継母に毎日いじめられ、辛い日々を送っていた。特に綺麗で要領のいい双子の姉のいつも比べられ、卑屈になる日々だった。
そんな事ある日、父が、
何も言わず、メイドして働いてこい、
と会ったこともないのにウインザー子爵家に、ポイされる。
そこで、やっと人として愛される事を知る。
ウインザー子爵家で、父のお酒のおつまみとして作っていた料理が素朴ながらも大人気となり、前向きな自分を取り戻していく。
そこで知り合った、ふたりの男性に戸惑いながらも、楽しい三角関係が出来上がっていく。
やっと人間らしく過ごし始めたのに、邪魔をする家族。
その中で、ウインザー子爵の本当の姿を知る。
前に書いていたいた小説に加筆を加えました。ほぼ同じですのでご了承ください。
また、料理については個人的に普段作っているのをある程度載せていますので、深く突っ込むのはやめてくださいm(*_ _)m
第1部の加筆が終わったので、ここから毎日投稿致しますm(_ _)m
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる