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この間、大和さんのオナニーを手伝った。最後にはおれのもしてもらっていたけれど、大和さんはおれの手でしっかりイけていた。この調子で、セックスでちゃんとイかせられるようにならないだろうか。
大和さんと初めてアナルセックスした時、大和さんのお尻は大和さん自身が前々から拡張していたのか、思ったよりあっさり入った。でも、気持ちいいところはわからないみたいだった。お尻の穴でイくのって難しそうだよな。
大和さんがうちに来ている。お互い風呂上がりで後は寝るだけという状態だった。二人でベッドの上に座っている。おれの頭を撫でながら大和さんが言った。
「信頼関係があると、こういうふれあいでオキシトシンが出るらしい」
オキシトシンは幸福物質。信頼関係がある人と見つめあったり触れ合ったりすると出る。犬と人間でも見つめあって出ると聞いたことがある。大和さんが優しく笑って言う。
「撫でられている側より、撫でている側の方がより多くオキシトシンが出るらしいよ。こうやって俺は幸せにしてもらっているんだなぁ」
大和さんがワシャワシャおれを撫で続ける。いつもより視線が柔らかい。
こう言うと身も蓋もないけれど「はぁー? セックスしてぇ!」と思った。いつだって大和さんとしたいけれどこんな甘い雰囲気でおれの情緒や股間がどうにかならないわけがない。
「大和さん」
「どうした?」
「セックスしたくなった……」
「あっはっは、しよう。準備しておいてよかった」
大和さんが笑って言った。どうやら尻の準備をしていたらしい。
大和さんをベッドに優しく押し倒す。倒れ込んだ大和さんに覆い被さってキスした。前にセックスした時にキスして、その後も何回かキスしていたから、大和さんとのキス自体はそこそこ慣れてきた。大和さんの口の中の気持ちいいところは多少わかるし、大和さんもおれがどこをどうされたいかわかっていると思う。
大和さんの上顎を口の中から舌で撫でる。
「ぅ……」
口と口の隙間から小さく声が漏れた。大和さんの声。キスしながら部屋着を捲り上げる。どうせ大和さんは乳首で感じないのは知っているけれど触らないのも味気なくて乳首を撫でた。キスしていた口を離すと大和さんが言う。
「乳首、触るの好きか?」
「うん」
「へぇ、じゃあ感じるようになるといいな」
他人事みたいに大和さんが言う。でもこの人、いつの間にか尻穴の拡張をしてたくらいだししれっと乳首開発くらいしそうだなぁ。
乳首を撫で回してある程度満足したのでそこから手を離して大和さんのちんちんを触った。ちゃんと触ると芯を持ち始める。ゆるゆると扱くと大和さんが自分の口を片手で覆った。声を出すのが恥ずかしいのか。いや、ここ、賃貸の壁がわりと薄いことについて、この間のオナニーの後に気付いたのかも。おれに聞かれるのが恥ずかしいというより、ご近所さんへの配慮なんだろう。おれとしては扱きながら先っちょをグリグリすると我慢できない様子で大和さんの吐息が漏れるので、これはこれでアリだなあと思う。
「……っ、ん……ぅ……待、て……あっ」
制止の声に手を止める。大和さんが荒く息をしながら言った。
「あんまりそこばっかりいじると、すぐイくからやめてほしい。ちゃんと洗浄したんだからケツ穴触ってくれ」
確かに、ちゃんと洗浄したのならお尻の穴を触らないともったいない。おれが起き上がると大和さんが四つん這いに体勢を変える。おれはこの間のセックスの後に買ったアナル用ジェルを手に出して大和さんのお尻を触った。穴を指で拓く。前より指がすんなり入った。腹側にある前立腺を刺激すると気持ちいいらしいけれど、どのあたりだろう。やんわりと指を動かす。
「んんっ」
「痛い?」
「……違、っ、あ……っ……!」
大和さんが声が漏れないように口を押さえる。ちんちんは萎えていないようだ。気持ちいいのか。さっき触ったのどこだ? そう思いながらもう一度指で内壁を撫でる。それらしいところを見つけて触り続けると、大和さんが悶えるように身体をくねらせた。
気持ちいいのなら大和さんがイけるまでずっとここを撫で続けてやりたいくらいだけれど、おれの方が限界だった。さっきから普段見られないエッチな大和さんがたくさん見られて、我慢しきれない。
「大和さん、入れていい?」
「ん、……おいで」
大和さんの吐息混じりの声がたまらない。急いでゴムを着けると大和さんのお尻の穴におれのちんちんを入れていった。ぬかるんだそこにズブズブとちんちんがはまっていく。前よりも中が柔らかい。
あんまり乱暴にならないように動いたつもりだった。
「……ん……ふ、ぅ……ぐっ、……ん」
大和さんのふさいだ口からわずかに漏れる気持ちよさと苦しさをないまぜにしたような吐息がたまらなかった。大和さんの顔を見たくておれは後ろから大和さんを覗き込む。片手で口を押さえて、苦しそうに眉間にしわを寄せるくせに時折どうしようもなく淡く暗く、嬉しそうに笑うのが印象的だ。押さえ損ねた口の端が上がって、耐えきれないように笑みを作る。その顔をしばらく見ていたが、おれは限界が近くて覗き込むのをやめた。我慢しきれず腰を大きく動かす。ガツガツ動いて、奥に入れ込むようにしておれが達する。イった時にブルッと震えた。大和さんの中から自分のちんちんが出ていく。
余韻で自分の息が荒いのがわかる。大和さんはイき損ねたのかちんちんが元気だ。大和さんが自分で扱いたらすぐに射精した。おれは言う。
「おれがイかせたかった」
「また今度な。……俺は静くんがおれの上で一生懸命腰を動かしてるのが見られるだけで満足だけれど、そのうちイけたらそれも楽しいだろうな」
笑い方が仄かに暗い。この人は時々そういう笑い方をする。この人はおれが付き合いたかったから付き合って、おれがセックスしたかったからおれのためにお尻の穴を開発した。そうやっておれに捧げるだけ捧げ続けてしまうのだろうか。そして、おれがそんな大和さんからもう離れられないと思っていることを知ったらまたその仄暗い笑みを浮かべるんだろうか。
もうおれは逃げられないし離れられないんだろうな、この人から。
大和さんと初めてアナルセックスした時、大和さんのお尻は大和さん自身が前々から拡張していたのか、思ったよりあっさり入った。でも、気持ちいいところはわからないみたいだった。お尻の穴でイくのって難しそうだよな。
大和さんがうちに来ている。お互い風呂上がりで後は寝るだけという状態だった。二人でベッドの上に座っている。おれの頭を撫でながら大和さんが言った。
「信頼関係があると、こういうふれあいでオキシトシンが出るらしい」
オキシトシンは幸福物質。信頼関係がある人と見つめあったり触れ合ったりすると出る。犬と人間でも見つめあって出ると聞いたことがある。大和さんが優しく笑って言う。
「撫でられている側より、撫でている側の方がより多くオキシトシンが出るらしいよ。こうやって俺は幸せにしてもらっているんだなぁ」
大和さんがワシャワシャおれを撫で続ける。いつもより視線が柔らかい。
こう言うと身も蓋もないけれど「はぁー? セックスしてぇ!」と思った。いつだって大和さんとしたいけれどこんな甘い雰囲気でおれの情緒や股間がどうにかならないわけがない。
「大和さん」
「どうした?」
「セックスしたくなった……」
「あっはっは、しよう。準備しておいてよかった」
大和さんが笑って言った。どうやら尻の準備をしていたらしい。
大和さんをベッドに優しく押し倒す。倒れ込んだ大和さんに覆い被さってキスした。前にセックスした時にキスして、その後も何回かキスしていたから、大和さんとのキス自体はそこそこ慣れてきた。大和さんの口の中の気持ちいいところは多少わかるし、大和さんもおれがどこをどうされたいかわかっていると思う。
大和さんの上顎を口の中から舌で撫でる。
「ぅ……」
口と口の隙間から小さく声が漏れた。大和さんの声。キスしながら部屋着を捲り上げる。どうせ大和さんは乳首で感じないのは知っているけれど触らないのも味気なくて乳首を撫でた。キスしていた口を離すと大和さんが言う。
「乳首、触るの好きか?」
「うん」
「へぇ、じゃあ感じるようになるといいな」
他人事みたいに大和さんが言う。でもこの人、いつの間にか尻穴の拡張をしてたくらいだししれっと乳首開発くらいしそうだなぁ。
乳首を撫で回してある程度満足したのでそこから手を離して大和さんのちんちんを触った。ちゃんと触ると芯を持ち始める。ゆるゆると扱くと大和さんが自分の口を片手で覆った。声を出すのが恥ずかしいのか。いや、ここ、賃貸の壁がわりと薄いことについて、この間のオナニーの後に気付いたのかも。おれに聞かれるのが恥ずかしいというより、ご近所さんへの配慮なんだろう。おれとしては扱きながら先っちょをグリグリすると我慢できない様子で大和さんの吐息が漏れるので、これはこれでアリだなあと思う。
「……っ、ん……ぅ……待、て……あっ」
制止の声に手を止める。大和さんが荒く息をしながら言った。
「あんまりそこばっかりいじると、すぐイくからやめてほしい。ちゃんと洗浄したんだからケツ穴触ってくれ」
確かに、ちゃんと洗浄したのならお尻の穴を触らないともったいない。おれが起き上がると大和さんが四つん這いに体勢を変える。おれはこの間のセックスの後に買ったアナル用ジェルを手に出して大和さんのお尻を触った。穴を指で拓く。前より指がすんなり入った。腹側にある前立腺を刺激すると気持ちいいらしいけれど、どのあたりだろう。やんわりと指を動かす。
「んんっ」
「痛い?」
「……違、っ、あ……っ……!」
大和さんが声が漏れないように口を押さえる。ちんちんは萎えていないようだ。気持ちいいのか。さっき触ったのどこだ? そう思いながらもう一度指で内壁を撫でる。それらしいところを見つけて触り続けると、大和さんが悶えるように身体をくねらせた。
気持ちいいのなら大和さんがイけるまでずっとここを撫で続けてやりたいくらいだけれど、おれの方が限界だった。さっきから普段見られないエッチな大和さんがたくさん見られて、我慢しきれない。
「大和さん、入れていい?」
「ん、……おいで」
大和さんの吐息混じりの声がたまらない。急いでゴムを着けると大和さんのお尻の穴におれのちんちんを入れていった。ぬかるんだそこにズブズブとちんちんがはまっていく。前よりも中が柔らかい。
あんまり乱暴にならないように動いたつもりだった。
「……ん……ふ、ぅ……ぐっ、……ん」
大和さんのふさいだ口からわずかに漏れる気持ちよさと苦しさをないまぜにしたような吐息がたまらなかった。大和さんの顔を見たくておれは後ろから大和さんを覗き込む。片手で口を押さえて、苦しそうに眉間にしわを寄せるくせに時折どうしようもなく淡く暗く、嬉しそうに笑うのが印象的だ。押さえ損ねた口の端が上がって、耐えきれないように笑みを作る。その顔をしばらく見ていたが、おれは限界が近くて覗き込むのをやめた。我慢しきれず腰を大きく動かす。ガツガツ動いて、奥に入れ込むようにしておれが達する。イった時にブルッと震えた。大和さんの中から自分のちんちんが出ていく。
余韻で自分の息が荒いのがわかる。大和さんはイき損ねたのかちんちんが元気だ。大和さんが自分で扱いたらすぐに射精した。おれは言う。
「おれがイかせたかった」
「また今度な。……俺は静くんがおれの上で一生懸命腰を動かしてるのが見られるだけで満足だけれど、そのうちイけたらそれも楽しいだろうな」
笑い方が仄かに暗い。この人は時々そういう笑い方をする。この人はおれが付き合いたかったから付き合って、おれがセックスしたかったからおれのためにお尻の穴を開発した。そうやっておれに捧げるだけ捧げ続けてしまうのだろうか。そして、おれがそんな大和さんからもう離れられないと思っていることを知ったらまたその仄暗い笑みを浮かべるんだろうか。
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