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窮猫、犬に甘噛みされる 編
ストリッパー
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「……それじゃあ、一旦、恵ちゃんを可愛がって気持ちを確かめてもいい?」
甘い声で囁かれ、私は少し唇を尖らせる。
「……手首、縛ってるくせに。……こんな事されたの、初めてですよ」
ネクタイで縛められている両手を軽く振ると、涼さんは悪戯っぽく笑った。
「嫌かい?」
尋ねられ、私は真っ赤になってムッスゥ……と、ふてくされる。
「『嫌じゃないです』って言ったら、こういうの大好きな変態みたいじゃないですか。意地悪な質問しますね」
「ふふっ、『好きです』って言わせようとしたのに」
「そうはいきませんよ。こちとら生粋の処女……、じゃなかったですけど、……あの、……その、……うう……」
いつもの調子で言い返そうとしたけれど、この豪邸で涼さんにとろかされるように抱かれた夜を思い出し、カーッと赤面する。
「二回目、どう?」
涼さんは私の耳元で囁き、チュッとこめかみにキスをしてきた。
「~~~~っ、ひ、……ぅう……っ」
私は全身に力を入れ、プルプルと震える。
この男、私が恥ずかしがってるって分かっていて、こうやって色気オーラを全開にしてくるから、本当にタチが悪い。
彼はゆっくり起き上がると、私の上に馬乗りになってゆっくりとジャケットを脱ぎ、その辺に放る。
「……あ、……こ、高級スーツに皺が……」
「そういう野暮な事を言わないの」
涼さんは私の唇に指先を当て、言い含めるように囁く。
そして私の腰の上に跨がって動けなくした状態で、ゆっくりとベストのボタンを外し、ワイシャツのボタンも外していくものだから、ストリップショーを見ている気持ちになる。
「……ス、ストリッパーみたい……」
ボソッと呟くと、彼は「おや」と眉を上げ、「見た事あるの?」と尋ねてくる。
「な、ないですけど……。興味はあります。朱里と『いつか行ってみたいね』とは言っていて……」
「ふぅん」
あっ、これはいけない「ふぅん」だ。
ピーンと察した私は、決まり悪く視線を逸らしてボソボソと言い訳する。
「『興味がある』っていうだけで……、別に、男の人の裸を見たいわけじゃないですよ?」
「男の裸なら、嫌ってほど見せてあげるよ。その辺の男より鍛えてるから、見甲斐があると思うよ? それに、お触りもし放題だしね? ……あと、店では局部は出さないと思うけど、俺ならどれだけガン見してもOKだよ?」
「誘惑するのやめてくださいよ!」
私はほとほと困って両手で顔を隠す。
けれど涼さんはその手をゆっくり下ろし、「恋人なんだからちゃんと俺を見ててよ」と妖艶に笑う。
「自分でこんな事を言うのも恥ずかしいけど、三日月涼の全裸が見られるって言ったら、金持ちのお嬢さんやらマダムやら、大金払うと思うよ。彼女たち、澄まして上品なフリをしてるけど、陰では『三日月さんに押し倒されてみたい』って言ってるみたいだし」
「……どんなにお金持ちでも、やっぱりそうなるんですねぇ……」
妙に納得してしまった私は、照れを忘れて素朴な感想を口にする。
「恵ちゃんは有名人とか、そんなに興味ないんだっけ? 女性誌でアイドルとかが脱いでるの、あるでしょ」
「あー、全然ですね。ホントに有名人は興味がないです」
「じゃあ、俺は?」
そう言って涼さんはワイシャツを脱ぎ、鍛えた体を露わにする。
「ん、んー……」
私はチラッと彼の体を見て、じわりと赤面しつつ視線を逸らす。
涼さんの体は格好いい。
肩幅が広くて背中の筋肉も鍛えているから、逆三角形の格好いいシルエットになっていて、スーツを着た時もそれが生きている。
胸板も厚いし、腹筋は勿論割れてるし、調べたら前鋸筋というらしいけど、腹筋だけじゃない変な所まで分かる。
二の腕は結構太いし、身長も高いものだから、服を着ていてもこの体型で前に立たれると圧がある。
(……でも、こういうの好きなんだよな……)
ポーッと見とれていると、涼さんは嬉しそうに笑い、私のワンピースのスカートを捲り上げてくる。
「恵ちゃんも体、見せて」
「やっ、わ、私は……、そんな大したものじゃございません。粗茶じゃないですけど、素体です」
「変な遠慮しなくていいよ」
涼さんはクスクス笑い、私の背中に手を回すとファスナーを下ろした。
甘い声で囁かれ、私は少し唇を尖らせる。
「……手首、縛ってるくせに。……こんな事されたの、初めてですよ」
ネクタイで縛められている両手を軽く振ると、涼さんは悪戯っぽく笑った。
「嫌かい?」
尋ねられ、私は真っ赤になってムッスゥ……と、ふてくされる。
「『嫌じゃないです』って言ったら、こういうの大好きな変態みたいじゃないですか。意地悪な質問しますね」
「ふふっ、『好きです』って言わせようとしたのに」
「そうはいきませんよ。こちとら生粋の処女……、じゃなかったですけど、……あの、……その、……うう……」
いつもの調子で言い返そうとしたけれど、この豪邸で涼さんにとろかされるように抱かれた夜を思い出し、カーッと赤面する。
「二回目、どう?」
涼さんは私の耳元で囁き、チュッとこめかみにキスをしてきた。
「~~~~っ、ひ、……ぅう……っ」
私は全身に力を入れ、プルプルと震える。
この男、私が恥ずかしがってるって分かっていて、こうやって色気オーラを全開にしてくるから、本当にタチが悪い。
彼はゆっくり起き上がると、私の上に馬乗りになってゆっくりとジャケットを脱ぎ、その辺に放る。
「……あ、……こ、高級スーツに皺が……」
「そういう野暮な事を言わないの」
涼さんは私の唇に指先を当て、言い含めるように囁く。
そして私の腰の上に跨がって動けなくした状態で、ゆっくりとベストのボタンを外し、ワイシャツのボタンも外していくものだから、ストリップショーを見ている気持ちになる。
「……ス、ストリッパーみたい……」
ボソッと呟くと、彼は「おや」と眉を上げ、「見た事あるの?」と尋ねてくる。
「な、ないですけど……。興味はあります。朱里と『いつか行ってみたいね』とは言っていて……」
「ふぅん」
あっ、これはいけない「ふぅん」だ。
ピーンと察した私は、決まり悪く視線を逸らしてボソボソと言い訳する。
「『興味がある』っていうだけで……、別に、男の人の裸を見たいわけじゃないですよ?」
「男の裸なら、嫌ってほど見せてあげるよ。その辺の男より鍛えてるから、見甲斐があると思うよ? それに、お触りもし放題だしね? ……あと、店では局部は出さないと思うけど、俺ならどれだけガン見してもOKだよ?」
「誘惑するのやめてくださいよ!」
私はほとほと困って両手で顔を隠す。
けれど涼さんはその手をゆっくり下ろし、「恋人なんだからちゃんと俺を見ててよ」と妖艶に笑う。
「自分でこんな事を言うのも恥ずかしいけど、三日月涼の全裸が見られるって言ったら、金持ちのお嬢さんやらマダムやら、大金払うと思うよ。彼女たち、澄まして上品なフリをしてるけど、陰では『三日月さんに押し倒されてみたい』って言ってるみたいだし」
「……どんなにお金持ちでも、やっぱりそうなるんですねぇ……」
妙に納得してしまった私は、照れを忘れて素朴な感想を口にする。
「恵ちゃんは有名人とか、そんなに興味ないんだっけ? 女性誌でアイドルとかが脱いでるの、あるでしょ」
「あー、全然ですね。ホントに有名人は興味がないです」
「じゃあ、俺は?」
そう言って涼さんはワイシャツを脱ぎ、鍛えた体を露わにする。
「ん、んー……」
私はチラッと彼の体を見て、じわりと赤面しつつ視線を逸らす。
涼さんの体は格好いい。
肩幅が広くて背中の筋肉も鍛えているから、逆三角形の格好いいシルエットになっていて、スーツを着た時もそれが生きている。
胸板も厚いし、腹筋は勿論割れてるし、調べたら前鋸筋というらしいけど、腹筋だけじゃない変な所まで分かる。
二の腕は結構太いし、身長も高いものだから、服を着ていてもこの体型で前に立たれると圧がある。
(……でも、こういうの好きなんだよな……)
ポーッと見とれていると、涼さんは嬉しそうに笑い、私のワンピースのスカートを捲り上げてくる。
「恵ちゃんも体、見せて」
「やっ、わ、私は……、そんな大したものじゃございません。粗茶じゃないですけど、素体です」
「変な遠慮しなくていいよ」
涼さんはクスクス笑い、私の背中に手を回すとファスナーを下ろした。
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