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日常へ 編
情事のあと ☆
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「俺も好きだよ……っ、――――愛してる……っ」
尊さんは熱い息を吐きながら腰を振り、かすれた声で気持ちを返してくれる。
彼が動くたびに、私の火照った体の上に汗の雫が滴ってくる。
私は愛おしい水滴が身の上に降りかかるのを感じながら、頭の中を真っ白に染め上げて今までで一番強い波を迎えた。
「……っ、あぁああぁっ、――――うぅっ、あぁああああぁ……っ!」
あまりに強い悦楽に、私は目の前で光が明滅しているような感覚を得ながら、本能的に彼から逃れようとする。
手足を使ってシーツの上を這おうとすると、尊さんが私の腰を掴んでズンッと深い場所まで屹立を突き刺した。
「行かせねぇよ」
その低い声を聞いた瞬間、まるで自分が肉食獣の獲物になったような幻想を抱き、私は被虐的な悦びを得てビクビクッと痙攣しながら深い法悦を得た。
「…………ぁー…………」
私はうつろな目で天井を見て、口端から細い涎の糸を垂らして快楽の波濤に呑まれる。
膣肉は勝手に収斂し、ギュウギュウと尊さんの肉棒を食い締めて精を吐けといざなう。
「く……っ、――――持ってかれる……っ」
尊さんは苦しげに言ったあと、「もう少し……っ」と言ってから猛然と腰を叩きつけてきた。
尊さんが射精するまでの僅かな時間、私は彼が自分の体で気持ち良くなってくれていると思い、この上ない歓喜に包まれる。
「――――きつすぎる……っ」
ハァッハァッと呼吸を乱した尊さんは、汗を飛ばして腰を振りたくったあと、くぐもった声を漏らし、私を思いきり抱き締めてから胴震いした。
「あぁ……っ」
体内で屹立が一際大きくなったかと思うと、ビクッビクッと脈動しながら吐精している。
それを感じた私は陶酔しきった声を漏らし、力の入らない腕で彼を抱き締めた。
尊さんは私を抱き締めたまま射精し続け、顔を上げてトロンとした目で私を見ると、キスをしてきた。
「……ン……」
私は呼吸を乱しながらもそのキスに応え、トロトロと舌を擦り合わせて幸せに耽溺する。
「は…………」
やがて射精を終えた尊さんは唇を離し、ゴロリと横に寝そべると屹立を引き抜く。
「ぅ……っ」
たっぷりと馴染んだモノが体内から出ていく感触を得ただけで、私はゾクッとして声を漏らしてしまった。
少しの間、二人とも荒くなった呼吸を整えて寝転んでいたけれど、尊さんは緩慢な動作で起き上がると、ゴムを処理してティッシュで私の秘部を拭く。
「や……、恥ずかしい……」
「いいから拭かれてろ」
うめくように抗議したけれど、彼はそう言ったあとにベッドルームに隣接している洗面所に向かった。
彼はすぐにホットタオルを持って戻ってくると、汗みずくになった私の体を丁寧に拭いていく。
「んぅ、うぅ、うー……」
「うなるな」
口調は少し乱暴だけれど、体を拭く手はとても優しい。
清拭を終えると、尊さんは私の体を抱き起こして水のペットボトルを口元に近づける。
「飲めるか?」
「ん……」
私は力の入らない手でペットボトルを受け取り、両手を震わせながら、んくんくと水を飲んでいく。
尊さんは私がペットボトルを落とさないよう、底を支えてくれていた。
「動けないだろ。寝てな。俺はシャワー浴びてくる」
水を飲み終えたあと、彼はそう言って私に羽毛布団を掛け、全裸のままシャワーボックスへ向かう。
色んな感情を抱いて、ムラムラ……していたのか分からないけれど、身も心も不完全燃焼のはずだった。
けれど尊さんに抱かれて頭の中が真っ白になるほど気持ち良くなり、満足して疲れたあとは、なんだか全部どうでも良くなっていた。
(気持ちいい……、疲れた……、寝ちゃいそう……)
私はシャワーの水音を聞きながら、トロトロと目蓋を落としていく。
(明日、会社だ。……面倒臭い……)
思わずそう思ってしまったけれど、副社長秘書としてしっかりしなければ。
(エミリさんと風磨さんに、お土産渡そう……。恵は……、社外で会った時……)
そんな事を考えながら、私はいつの間にか眠りの淵に意識を落としていた。
**
尊さんは熱い息を吐きながら腰を振り、かすれた声で気持ちを返してくれる。
彼が動くたびに、私の火照った体の上に汗の雫が滴ってくる。
私は愛おしい水滴が身の上に降りかかるのを感じながら、頭の中を真っ白に染め上げて今までで一番強い波を迎えた。
「……っ、あぁああぁっ、――――うぅっ、あぁああああぁ……っ!」
あまりに強い悦楽に、私は目の前で光が明滅しているような感覚を得ながら、本能的に彼から逃れようとする。
手足を使ってシーツの上を這おうとすると、尊さんが私の腰を掴んでズンッと深い場所まで屹立を突き刺した。
「行かせねぇよ」
その低い声を聞いた瞬間、まるで自分が肉食獣の獲物になったような幻想を抱き、私は被虐的な悦びを得てビクビクッと痙攣しながら深い法悦を得た。
「…………ぁー…………」
私はうつろな目で天井を見て、口端から細い涎の糸を垂らして快楽の波濤に呑まれる。
膣肉は勝手に収斂し、ギュウギュウと尊さんの肉棒を食い締めて精を吐けといざなう。
「く……っ、――――持ってかれる……っ」
尊さんは苦しげに言ったあと、「もう少し……っ」と言ってから猛然と腰を叩きつけてきた。
尊さんが射精するまでの僅かな時間、私は彼が自分の体で気持ち良くなってくれていると思い、この上ない歓喜に包まれる。
「――――きつすぎる……っ」
ハァッハァッと呼吸を乱した尊さんは、汗を飛ばして腰を振りたくったあと、くぐもった声を漏らし、私を思いきり抱き締めてから胴震いした。
「あぁ……っ」
体内で屹立が一際大きくなったかと思うと、ビクッビクッと脈動しながら吐精している。
それを感じた私は陶酔しきった声を漏らし、力の入らない腕で彼を抱き締めた。
尊さんは私を抱き締めたまま射精し続け、顔を上げてトロンとした目で私を見ると、キスをしてきた。
「……ン……」
私は呼吸を乱しながらもそのキスに応え、トロトロと舌を擦り合わせて幸せに耽溺する。
「は…………」
やがて射精を終えた尊さんは唇を離し、ゴロリと横に寝そべると屹立を引き抜く。
「ぅ……っ」
たっぷりと馴染んだモノが体内から出ていく感触を得ただけで、私はゾクッとして声を漏らしてしまった。
少しの間、二人とも荒くなった呼吸を整えて寝転んでいたけれど、尊さんは緩慢な動作で起き上がると、ゴムを処理してティッシュで私の秘部を拭く。
「や……、恥ずかしい……」
「いいから拭かれてろ」
うめくように抗議したけれど、彼はそう言ったあとにベッドルームに隣接している洗面所に向かった。
彼はすぐにホットタオルを持って戻ってくると、汗みずくになった私の体を丁寧に拭いていく。
「んぅ、うぅ、うー……」
「うなるな」
口調は少し乱暴だけれど、体を拭く手はとても優しい。
清拭を終えると、尊さんは私の体を抱き起こして水のペットボトルを口元に近づける。
「飲めるか?」
「ん……」
私は力の入らない手でペットボトルを受け取り、両手を震わせながら、んくんくと水を飲んでいく。
尊さんは私がペットボトルを落とさないよう、底を支えてくれていた。
「動けないだろ。寝てな。俺はシャワー浴びてくる」
水を飲み終えたあと、彼はそう言って私に羽毛布団を掛け、全裸のままシャワーボックスへ向かう。
色んな感情を抱いて、ムラムラ……していたのか分からないけれど、身も心も不完全燃焼のはずだった。
けれど尊さんに抱かれて頭の中が真っ白になるほど気持ち良くなり、満足して疲れたあとは、なんだか全部どうでも良くなっていた。
(気持ちいい……、疲れた……、寝ちゃいそう……)
私はシャワーの水音を聞きながら、トロトロと目蓋を落としていく。
(明日、会社だ。……面倒臭い……)
思わずそう思ってしまったけれど、副社長秘書としてしっかりしなければ。
(エミリさんと風磨さんに、お土産渡そう……。恵は……、社外で会った時……)
そんな事を考えながら、私はいつの間にか眠りの淵に意識を落としていた。
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