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二章
16.出会い
しおりを挟む女性の意思を継ぐために向かった先にあったのは資材置き場という感じの小屋だった。大人が2、3人入れるか入れないかぐらいの大きさで中には手製の農具や肥料の様なものが積まれている。一見、特に変わったことはない。埃っぽいことを除けばどこにでもある様な納屋だ。
(……あの目が伝えたかったことはなんだったんだろう、)
―――ゴトッ
考え事をしていると何かが勢いよくぶつかる音がした。
「なんだ!!?」
急にびっくりした。自然に出た音というよりかは意図的に何かがぶつかった様な衝撃音だ。もしかしてまださっきの『化け物』がいるのか。咄嗟にそこに落ちている鎌のような物を手に持ち身構える。
「お、おい、出てこいよ!!」
さっきは何とかなったがまた同じように襲われたら対処できる自信がない。果たしてこんな小さな鎌なんかで一体何ができると言うのか、傷をつけられるかも怪しい。だが無いよりはマシと言う物。
―――ゴトゴトッ
また音がする、先ほどと同じ様だが少し小さい。
まるで俺の声に呼応するかの様に足元の方から音は聞こえてくる。足元の方をよく見ると小さな取っ手の様なものがついていることに気付いた。足元に潜んでいたのか。
(……よし、、やるぞ、)
恐怖にバクバクと鳴る心臓、震える手を抑えつけ足元に転がっている農具を避ける。すると小さな木製の四角い扉の様なものがあった。何だろうか地下にでも続いているのだろうか。
覚悟を決め鎌を強く握り締めながら取っ手を思いっきり開ける。
「……まじか、、」
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