夢想の勇者(むそうのゆうしゃ)〜目覚めた先は異世界だった〜

攻め攻め

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二章

29.幼馴染

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 ランチルームに入った時、あいつはいなかった。いつもなら俺といっしょに配膳テーブルの一番近くに腰掛ける。なぜならおかわりがすぐできるからだ。そこに姿がなかったってことはまだ食べにきてないだろう。

 まだ教室にいるのだろう。早足になりながら2、3教室ほど離れた教室のドアを開けると窓に手をつき外を眺めながら何か考え事をしている光がいた。心ここに在らずって感じで遠くを眺め、時折りため息をついている。

「おい、飯食べないのか?」
 

「うおっ、!なんだよ、飯食べに行ったんじゃなかったのか?」

 唐突な背後からの俺の声に驚いたのかビクッと飛び跳ねる光。何だか反応が面白いな。こんなことでびっくりするなんて光は昔からビビリの部分は何も変わってないな。

「いや、まぁな、それなんだが、、、」

 こういう場合にどうやって話を切り出せばいいのか分かない。素直に謝りたいがいざ本人を目の前にすると変に取り繕おうとしてしまい言葉が詰まる。

「……」

 黙っている俺をみて光は最初戸惑っていたが一息ついて頭をかき少し照れくさそうにしながら口火を切って話し始める。

「そういや、お前と初めて会ったのもこんないい天気の日だったよな、、」

「え?ああ、そうだな、急にどうしたんだよ?」

 何の話だ。てっきりこんな俺の態度に痺れを切らして絶交とでも言われるのかと身構えたのに。想定外の言葉に困惑してしまう。

「いや、なんとなく思い出してな、」

(……なんとなく?今?どうゆうことだ、)

 
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