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第45話、ごつめの男2
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今回の所は真珠に全て任せよう。うん、それがいい。
俺と真珠、そしてルビサファ姉妹はそのまま町の外を目指した。町の外が近付くに連れ、言いようのない不気味な雰囲気が漂ってくる。これは俺が少し強くなった事で、何か敵の実力が分かるようになったとかそういう奴だろうか。とりあえず俺にはどうしようもなさそうだな。
町の外に到着すると、そこは辺り一面が血真っ赤に染まっていた。そこら中に冒険者と思われる亡骸が散らばっている。俺はこの光景と臭いに顔を歪ませ、そのままその場に嘔吐オロロロr。そう、いつものように。
真珠やルビサファ姉妹に目線を向けると、三人はしっかりと前の敵を見据えていた。何でこいつらこんなに凄惨な現場に強いんだ。いや、俺が弱いのか。何かもう毎回のように吐いている気がする。
「……会いたかったぜぇ……宝石ぃ……!」
体中が包帯でグルグル巻になっているので判別が付かないが、おそらくあいつはごつめの男で間違いないだろう。何か身長もかなり大きくなっている上に、全体的に筋肉量が増している気もするが、多分あいつはごつめの男だ。
「僕は会いたくなかったかな。」
「そんな釣れないこと言うなよぉ……一緒に旅した仲間だろぉ……!!」
「そうだね。旅をしたのはたったの二週間程度だけど。それよりも何だい、その不細工な格好は。前も大概だったけど、今はもっと酷いよ。そんなのでよく僕に会おうと思ったね。」
真珠!? 何でそんな敵を挑発するような事を言うんだ! あいつが逆上してこっちに来たらどうするんだ! 今なら分かる、俺なんか瞬殺だぞ!?
「相変わらずキツいなぁ、宝石ぃ……でもそんな所も俺は好きだぜぇ……!」
「僕は君の事が嫌いだったよ。前も言ったと思うけど。ねぇ、そんな事よりも早く済ませようよ。今日の夜は予定が入ってるんだ。だからあまり君の対応に時間をかけたくないんだよね。」
「予定ぃ……?」
「そう、実は僕、ここにいる彼、正義と結ばれたんだ。だから早く帰って昨日の続きをしたいんだよね。君みたいな不細工、しかもアンデットに身を堕とした最低な男の相手をしてる暇はないんだ。」
真珠!? 何でそんな事を言うんだ! 完全に今俺を睨みつけたぞあいつ! 絶対俺に今殺意を覚えているぞ!
「テメェ……よく見たら俺らと城に召喚されたまさ、無能やろうかぁ……? 何でテメェなんかが宝石と結ばれんだよぉ……!! 答えろぉ……!!」
ほら! 今真珠から完全に俺へと狙いが変わったぞ! 何言っても襲ってきそうな感じだぞ、アレは!! どうするんだ!!
俺が狼狽えてどう答えたものか悩んでいると、真珠が俺の事を見て大丈夫だよ、と小声で囁いた。……そうだよな、こっちには真珠がいるんだもんな! それにさっきから黙っているが、ルビサファ姉妹もいるしな! 何もこわがる事なんてないよな!
「……お前には一生分からないだろうな。お前のような無能には……」
俺は奴にこう言い放ち、そのまま真珠を抱き寄せ、キスをかました。これは決まったな。
いやー、一度やってみたかったんだよ。こういうキザキザなムーブ。向こうの世界では、恥ずかしさ等もあってまずできないからな。でも今ならできる。周りに強い連中がいるという、安心感がある今なら。
ごつめの男の方をチラリと見る。包帯で表情は分からないが、確実に怒り狂っている事だろう。何せ自分の好きな女が、目の前で他の男とキスをしているという状況だ。言ってしまえばNTR、いやBSSか。
だが大丈夫。何せ俺には真珠やルビサファ姉妹がついているからな! せいぜい怒り狂うがいいさ! HAHAHAHAHA!!
「宝石ぃ……! よくも、よくも俺の正義を……!! テメェだけは、テメェだけは絶対に許さねぇ……!」
俺と真珠、そしてルビサファ姉妹はそのまま町の外を目指した。町の外が近付くに連れ、言いようのない不気味な雰囲気が漂ってくる。これは俺が少し強くなった事で、何か敵の実力が分かるようになったとかそういう奴だろうか。とりあえず俺にはどうしようもなさそうだな。
町の外に到着すると、そこは辺り一面が血真っ赤に染まっていた。そこら中に冒険者と思われる亡骸が散らばっている。俺はこの光景と臭いに顔を歪ませ、そのままその場に嘔吐オロロロr。そう、いつものように。
真珠やルビサファ姉妹に目線を向けると、三人はしっかりと前の敵を見据えていた。何でこいつらこんなに凄惨な現場に強いんだ。いや、俺が弱いのか。何かもう毎回のように吐いている気がする。
「……会いたかったぜぇ……宝石ぃ……!」
体中が包帯でグルグル巻になっているので判別が付かないが、おそらくあいつはごつめの男で間違いないだろう。何か身長もかなり大きくなっている上に、全体的に筋肉量が増している気もするが、多分あいつはごつめの男だ。
「僕は会いたくなかったかな。」
「そんな釣れないこと言うなよぉ……一緒に旅した仲間だろぉ……!!」
「そうだね。旅をしたのはたったの二週間程度だけど。それよりも何だい、その不細工な格好は。前も大概だったけど、今はもっと酷いよ。そんなのでよく僕に会おうと思ったね。」
真珠!? 何でそんな敵を挑発するような事を言うんだ! あいつが逆上してこっちに来たらどうするんだ! 今なら分かる、俺なんか瞬殺だぞ!?
「相変わらずキツいなぁ、宝石ぃ……でもそんな所も俺は好きだぜぇ……!」
「僕は君の事が嫌いだったよ。前も言ったと思うけど。ねぇ、そんな事よりも早く済ませようよ。今日の夜は予定が入ってるんだ。だからあまり君の対応に時間をかけたくないんだよね。」
「予定ぃ……?」
「そう、実は僕、ここにいる彼、正義と結ばれたんだ。だから早く帰って昨日の続きをしたいんだよね。君みたいな不細工、しかもアンデットに身を堕とした最低な男の相手をしてる暇はないんだ。」
真珠!? 何でそんな事を言うんだ! 完全に今俺を睨みつけたぞあいつ! 絶対俺に今殺意を覚えているぞ!
「テメェ……よく見たら俺らと城に召喚されたまさ、無能やろうかぁ……? 何でテメェなんかが宝石と結ばれんだよぉ……!! 答えろぉ……!!」
ほら! 今真珠から完全に俺へと狙いが変わったぞ! 何言っても襲ってきそうな感じだぞ、アレは!! どうするんだ!!
俺が狼狽えてどう答えたものか悩んでいると、真珠が俺の事を見て大丈夫だよ、と小声で囁いた。……そうだよな、こっちには真珠がいるんだもんな! それにさっきから黙っているが、ルビサファ姉妹もいるしな! 何もこわがる事なんてないよな!
「……お前には一生分からないだろうな。お前のような無能には……」
俺は奴にこう言い放ち、そのまま真珠を抱き寄せ、キスをかました。これは決まったな。
いやー、一度やってみたかったんだよ。こういうキザキザなムーブ。向こうの世界では、恥ずかしさ等もあってまずできないからな。でも今ならできる。周りに強い連中がいるという、安心感がある今なら。
ごつめの男の方をチラリと見る。包帯で表情は分からないが、確実に怒り狂っている事だろう。何せ自分の好きな女が、目の前で他の男とキスをしているという状況だ。言ってしまえばNTR、いやBSSか。
だが大丈夫。何せ俺には真珠やルビサファ姉妹がついているからな! せいぜい怒り狂うがいいさ! HAHAHAHAHA!!
「宝石ぃ……! よくも、よくも俺の正義を……!! テメェだけは、テメェだけは絶対に許さねぇ……!」
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