離婚ですかありがとうございます〜これでやっと好きな人と再婚できます〜

翔王(とわ)

文字の大きさ
4 / 30

3

しおりを挟む
私が決めた条件を伝えに行きましょうかね。

お父様の執務室をノックして入りましたわ。

「エリーナ、どうした?」

「お父様、婚約時の条件考えてきましたわ。」

「そうか、ちょっと紙に書くから待ってくれ。」

紙に書いて渡せば良かったですわね……まぁお父様が用意してくれましたしいいかしらね。

「よし、待たせたな。」

「まずは不貞をしないこと。」
「持参金?結納金?は無いだろうから、お小遣いは金貨1枚。」
「婿入りだけど、領地経営の補佐の補佐をして欲しい。」
「不貞等が分かったら即離婚。」

「これぐらいになりましたわ、お父様はいかがですか?」と尋ねましたわ。

お父様は少し考えていましたね。

「不貞等の条件はそんな感じだろう、慰謝料請求はおいおい決めるか。だけどお小遣いなぁ……補佐の補佐だしな……。」
「しょうがないか。もし離婚となれば、支援やめたらいいしな。あとは住む場所か……。」

「お父様とお母様は領地の本邸に住みますよね、お兄様夫婦はこの王都の屋敷に住むから、私達夫婦は領地に別邸を建てますわ。」
「私の土魔法を使えばすぐできますしね。テーブルなどもできますし、見た目は土に見えませんしね。」
「壁紙やカーテン、ソファなどは買いましょうか。買う物はあまり無さそうだから2、3日で用意できますわね。」
「もし離婚となれば、カーテンやソファなどは本邸に運びますわ。家は土魔法だから破壊しても土になりますし、跡形もなく均しておきますから。」

そういうとお父様は納得しましたわ。

「エリーナの力を借りるけど、メイド達や料理人は用意するからな。食材はまぁ狩ればいいしな。結婚してもエリーナが不憫な思いしないようにするからな。」

「分かりましたわ、あとはランドール様にちょっと手紙書きますわ。婚約結ぶ前に会いたいですし、ちょっと行ってきますね。」

王都からだと時間かかるので、転移しましたわ。
ランドール様を探しましたわ、訓練中でいきなり現れた私に驚いてましたわ。

ランドール様と結ばれないけども、もしかしたら離婚があるかもしれないので告白しましたわ。

「ランドール様、私はランドール様のことが好きでしたわ。ちょっと事情があってほかの方と婚約し、結婚しますが、もし離婚したら次はランドール様と結婚したいんです。」

「エリーナ、俺も大好きだよ。最近自覚したんだけどな……。早めに言えれば良かったな……。いつまでも待ってるからな。」

寂しくて泣きそうになりながらランドール様に抱きつきましたわ、ランドール様も抱き締め返してくれましたし。
辺境伯の叔父夫婦にも挨拶に行くと驚いてましたわ。

「え~、エリーナが学園卒業したら、エリーナを引き取ってランドールと結婚して、この辺境伯を継いで欲しかったのに……俺たち夫婦には子供がいないから、姪のエリーナを引き取る算段だったのに残念だな。」

「そうなんですの?婚約者となる方はエドリアン侯爵家のハリオット様ですわ……ハリオット様は素行不良だし、もしかしたらすぐ離婚かもしれませんわ。」
「だからちょっと引き取る話は保留でお願いしますわ、お父様達にも言わないといけないでしょうし。」

そう言うと、叔父夫婦は考え込みましたわ。

「それなら待つとするか、弟は絆されやすいしな。」

「叔父様よくお分かりですね、婚約も泣き落としに負けましたのよ。これから婚約の手続きの時に条件を話し合いますからね。」

「そうか離婚した時のために、こっちも引き取る話をつけに行くか。エリーナは転移で来たんだろ?帰るなら一緒に行かないか?」

「分かりましたわ、ランドール様も一緒に行きますか?」

「そうだな気が早いけど、挨拶しとくか。」

「分かりましたわ、さっそく行きましょう。」

私の部屋に転移しましたわ、お父様は驚きますね。

執務室に行ったけどいなかったので、サロンに行きましたわ。
サロンでお母様とお茶を飲んでましたわ、入ってきた叔父夫婦を見て驚いてましたわ。

「え?兄上に義姉上?エリーナが連れてきたのか?」

「そうだ、エドワードがエリーナの婚約を決めたらしいってのを聞いたからな。いつものごとく泣き落としに負けたらしいな。」
「まぁそれはいいんだよ……エドワードの優しさだしな、話があってきたんだよ、婚約の条件は詳しくは知らんが、もしエリーナが離婚したら養女に迎えたいんだよ。俺たち夫婦には子供がいないからな、姪のエリーナを引き取って後を継いで欲しいんだよ。」
「それに、次期辺境伯領の騎士団長になる可能性が高い、こいつランドールと結婚して欲しいんだよ。」

お父様とお母様が顔を見合わせてから、ため息をつきましたわ。

「兄上が言ってくるってことは、ほぼ決まりなんだろ?エリーナも何も言わないのを見ると。」
「ランドール君、エリーナの父エドワード、隣にいるのが妻のオリビアだ。待たせてしまうかもしれないが、よろしく頼むよ。」

「母のオリビアよ、よろしくね。お義兄様もお義姉様もエリーナのことはよろしくお願いしますわ。」

「ありがとう助かったよ、また近況は知らせてくれ。」
「オリビア様ありがとうございます。エリーナは任せてくださいね、私が責任持って淑女にさせますわ。」
「それではまた会いましょうね、ごきげんよう。」

そのまま転移して帰りましたわ。

「はぁ……兄上に困ったもんだな、検討の余地もないしな。再婚となると子供が出来たらまずいからな、避妊魔法使うしかないか。」

「そうね、エリーナ避妊魔法使えばいいわ、閨をしないのもマズイから初夜も1回とかで、あとは3日に1回の割合でしなさい。ハリオット様には内緒だからね。それで不貞をして愛人を連れてきてくれたらいいわね。」

「分かりましたわ、ハリオット様も遊び回ってるようですから、すぐに離婚かもしれませんね。」

これで何もかも安心ですわね、ランドール様も認めてもらえましたしね。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】失いかけた君にもう一度

暮田呉子
恋愛
偶然、振り払った手が婚約者の頬に当たってしまった。 叩くつもりはなかった。 しかし、謝ろうとした矢先、彼女は全てを捨てていなくなってしまった──。

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

〖完結〗旦那様には出て行っていただきます。どうか平民の愛人とお幸せに·····

藍川みいな
恋愛
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」 ……これは一体、どういう事でしょう? いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。 ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した…… 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 全6話で完結になります。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

〖完結〗愛人が離婚しろと乗り込んで来たのですが、私達はもう離婚していますよ?

藍川みいな
恋愛
「ライナス様と離婚して、とっととこの邸から出て行ってよっ!」 愛人が乗り込んで来たのは、これで何人目でしょう? 私はもう離婚していますし、この邸はお父様のものですから、決してライナス様のものにはなりません。 離婚の理由は、ライナス様が私を一度も抱くことがなかったからなのですが、不能だと思っていたライナス様は愛人を何人も作っていました。 そして親友だと思っていたマリーまで、ライナス様の愛人でした。 愛人を何人も作っていたくせに、やり直したいとか……頭がおかしいのですか? 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 全8話で完結になります。

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

処理中です...