離婚ですかありがとうございます〜これでやっと好きな人と再婚できます〜

翔王(とわ)

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婚約締結後〜侯爵家視点

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婚約の締結日の前日夜には、ハリオットにも伝えたけどちゃんと聞いてるか分からんな。

朝からバタバタしたけど、ハリオットと妻を連れてハーヴィー伯爵家に行ってきたけども、伯爵家は凄いな……成金じゃないけど資産も公爵家並にあるらしいしな。
分からない程度に辺りを見回してたけども、置かれてる調度品も素晴らしいしな。

妻とハリオットは憮然としてたし、嫌悪感丸出しだったけど無視したわ。
挨拶も済ませ本題に入ったけど、婚約、結婚時の条件とか言い出した時はどうしようか悩んだけども、支援金には替えられんしな……。

条件聞いても、まぁこれなら大丈夫かなと思ったしな、不貞等しないとかハリオットにまで毎月金貨1枚用意してくれるとかだし、逆に有難い話だな。
支援金が毎月金貨30枚かぁって感じだけど仕方ないか…使用用途も教えなあかんのか……。

仕方ないと思って腹を括ったけど、妻とハリオットはどう言うか分からんしな……伯爵家では黙ってたからヨシとするか……。

帰りの馬車までエリーナ嬢と夫人が見送りしてくれて、出発してから、妻とハリオットが文句言い始めたな。

「あなた、ちょっと伯爵家に舐められてませんこと?毎月たった金貨30枚ですって……伯爵家は資産家なのにケチなんですの?100枚ぐらいポンと出せばよろしいのに。」
「それにハリオットちゃんには毎月金貨1枚とかふざけてるんじゃありませんの?せめて50枚用意しなさいよ……。」

「俺あんな女と結婚したくないんだけど、学園も魔法学科だったらしいんだよな……俺がやられたらどうしてくれるんだよ?」
「毎月金貨1枚とかエリーナの補佐とか嫌だし、働きたくないんだけど……。」

それを聞いた妻がハリオットを抱き締めてたけど、この依存もやばいな。

「あなた、何とかならないの?ハリオットちゃんが可哀想だわ、別邸に住むらしいから私も着いて行こうかしらね……。」
「ハリオットちゃんが心配だし、あの小娘も躾ないとね。」


困ったな……どうするかな、伯爵様にコソッと相談してみるか……執事を連れて行ってみるか。
このままだと、婚約解消なるし、支援金も手に入らないしな。

「うるさいわ、機会あれば伯爵に尋ねるからそれまでは黙ってろ。」

妻もハリオットも静かになったから良かったものの、社交の評判はかなり悪いし、妻とハリオットの散財で火の車だしな。
長男のラリオットには肩身狭い思いさせてるけど、ラリオットはもうすぐ結婚だしな…。
ラリオットの嫁は強いし口達者だから、妻やハリオットは黙ってるしな。
普段からそうしてればいいんだがな…。
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