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5 父・藤原房麿
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でっぷりと太った身体を艶のある絹の衣で覆った中年男が、機嫌良さそうにフォッフォと笑う。雅姫の父親である藤原房麿だ。
そのどこか間の抜けた外見からは、彼がかの有名な藤原家の当主だなんて、想像もつかない。雅姫は溺愛されていたらしく、房麿の態度は孫娘に対する祖父のようなものだ。
とはいえ、言動に気をつけなければいけないことは十分にわかっていたが、正直、私はそれどころじゃなかった。
……推しカプのせいで。
私を房麿の居室まで案内したシンは、凛とした声で私の到着を告げ、部屋に入る許可を乞うた。日頃のわんことは違う顔に感心しつつ、ふと後ろを振り返った私は見てしまったのだ。ケイがぽーっと頬をわずかに赤く染め、切れ長の瞳を潤ませてそんなシンを見つめていることに。それは、完全に『恋する乙女』の顔だった。ケイは真面目なせいか、無表情でいることが多い…というか、私はそれしか見たことがなかったんだけど、その時は嬉しそうな可愛い笑顔だった。無意識に言葉が零れ出る。
「本当に、シンが好きなのね。」
「は!?」
ケイが目を見開いて少し固まった後、ぼっと赤くなった。
あら、可愛らしい。
「何で……」
「何となく、見てたらわかったのよ。あなた、すごくわかりやすいから。」
面白くてからかうと、ケイが感情を抑えようとしたのかぐっと俯いて唇をかみしめたところで、丁度シンが振り返った。
ニヤニヤしてしまっている私と真っ赤になって俯いているケイを捉えた彼の瞳は、一瞬にして鋭く尖った。視線だけで人を刺し殺せそうな、敵意に満ちた瞳……
背筋に冷たいものが走り、本気で殺される予感がした。そうならなかったのは、ケイのおかげだ。
真っ赤になっていたはずのケイがいつの間にか復活して凛とした声を上げた。
「シン!姫様に向かって不敬だ。」
「だって、ケイくんが……」
「僕は何もされてない。姫様に謝れ。」
ケイの落ち着き払った態度から察するに、シンがケイに対して危害及ばしたと認識した人に規格外の敵意を向けるのはいつものことらしい。
シンは未だ不満そうながらも、きれいな礼をした。ケイもそれに合わせて頭を下げると、シンは焦りを声に滲ませた。
「何でケイくんまで……!」
「同期の失態だ。当然だろ。」
「ケイくん…」
何だかいい感じの雰囲気になった二人が見つめ合う。
私はすっかり置いてけぼりだったけれど、二人の親密な様子が間近で見れて満足だった。
……心配ではあるけれど。
私は身分なんて気にしてないからいいけど、ほとんどの人は重視しているはず。そんなところにおいて、ケイが絡むと理性を失うシンは危うすぎる。
いや、萌えるよ!?
正直、溺愛攻めってすごく好きだし。
でもうっかり処刑とかになっちゃったらそんなこと言ってらんないし……
そんな訳で、全然話に集中できなかった私は、房麿がのんびりする世間話に機械的に相槌を打ち続けていた。幸い、愛想良くする癖はついていたらしく、心ここにあらずな状態でもここまでは大きな失敗は侵さなかった。詩歌に教えてもらった呼び方も特に何も言われなかったし。
しかし、やっぱり人の話は真面目に聞かなければならないらしい。
房麿がサラリと言った一言に賛成してしまってから、私はようやくそれに気づいて絶望した。
うわぁーーん、神様!
これからは心入れ替えますから3分でいいので時間戻してくださいーっ!
さて、件の一言に至るまでの一連の流れは、こうだ。
「雅は、源氏の君を知っているかい?」
「えぇ、存じ上げております。何でも、光り輝くような美しさなんだとか…是非一度お会いしてみたいものですわ。」
心にもないことを言ったのも悪かった。
源氏の君とは、かの有名な紫式部の超大作『源氏物語』の主人公、光源氏のことだ。
私は、奴が大嫌いだった。
女たらしで、ロリコンで、マザコンで……
政略結婚とはいえ本妻(葵の上)がいる身の上で年上の未亡人(六条の御息所)を落としたら興味なくして他の女の子(夕顔)のところにしけこんだり、亡き母(桐壺の宮)の面影を残す義理の母(藤壺の宮)に懸想して子供を産ませたり、その親戚の6歳ほどの幼子(紫の上)を引き取って結局正妻にしたり、その途端兄の婚約者的な人(朧月夜)を寝取って島流しにされたり、そこの有力者の娘(明石の君)と子供作ったりと悪行は一晩じゃ到底語りきれない。
勿論、会いたくもない。
何人の女の子が奴の魔の手にかかったおかげで悲惨な最期になったことか。
澄ました面なんぞ見ただけで吐き気がしそうだし……
「そうかいそうかい。それならよかったよ。雅、お前と源氏の君の婚約が決まったよ、おめでとう。」
「ありがとうございます、父上。」
光源氏への憎悪が脳内で荒れ狂っていた私は、先程までと同じように適当に返答してしまった。自らの手で、憎き光源氏との婚約に舵を切ってしまったのである。
しかし、いやぁめでたいめでたいと福々しい笑顔の房麿に対して今更否定できない。
どうしよう。
え、どうすればいい?
誰か助けて……
当然のことながら、誰も助けてはくれない。
私は必死に脳を回転させて、いくつか条件を出すことにした。
「あの、父上。結婚は私が18になるまで待ってはいただけないでしょうか?先日倒れたばかりですし、体調が不安なのです。」
「18……というと、三年後か。ちと長いのう。」
うーん、と房麿は短い腕を組んで唸った。
どこかコミカルなその姿を見ていると笑い出しそうだったから、私は少しうつむいて次の言葉を探す。
雅姫はどんなに幼かったとしても16は過ぎていると踏んでいたが、驚いたことにまだ15歳だったらしい。条件は下げられることを想定して少し高めに設定したが、1歳ずれるとなると話が違ってくる。高すぎる条件は破談の元だ。
房麿の返答をシミュレートしつつ、祈るような想いで待った。
「よし、わかった。他でもない、可愛い雅の頼みだ。どうにかしよう。」
やった!
私は前世と同じようにガッツポーズしそうになるのを慌てて堪えて、上げかけた手を方向転換して床に叩きつけ頭を下げた。いわゆる、土下座の体勢。
「父上、ありがとうございます……!私、花嫁修業頑張ります。」
まだ気は抜けない。
もう一つ、大事なお願いがあるからだ。
「他に何かワシにできることはあるかな?この際だ、何でも聞いてやろう。」
きたっ!
2つも3つも自分から頼みを切り出すなんて、大和撫子に相応しくない。どうしようかと頭を悩ませていた私は、渡りに船とばかりに飛びつこうとして、直前であることに気づいてやめた。
ここでノリノリで言ったらもう次用意してたの丸見えじゃない。
自分から言うのと変わらんて……
それで、そうですね、と悩んでいる素振りをしたあと、ゆっくりとした口調で切り出した。
「それなら、約束していただけないでしょうか?今、私の侍女を務めている詩歌、警備担当のケイ……この両名をずっと私の専属のままにしていてほしいのです。」
それは二人にとって出世の機会を奪ってしまうことかもしれなかった。けれど、私もそこは譲れなかった。
大嫌いな奴と一生を共にするのだ。
気のおけない友達と癒やしは欠かせない。
房麿は驚いたように細い目をまんまるに見開いたが、すぐにいつものふくよかな笑みを取り戻した。
「まぁ、いいだろう。ただし、一つ条件がある。」
「はい、何でしょう?」
「シンはわかるだろう?ここへお前を案内してきた者だ。」
「えぇ、存じ上げておりますが…彼が、何か?」
「そやつも共に引き取ってはくれぬか?お前のお気に入りのケイにやたらと懐いておってな…その話しかせず迷惑だ、と少し孤立してしまっているらしい。近々ケイをわしの警備に招集する予定だったが、雅が望むのではしかたない。シンをもそちらにやろう。」
「かしこまりました。」
え、ラッキー!
危険因子のシンを私が抱え込んでしまえば余程のことをやらかさないかぎり、彼の処遇は私が決められる。つまり、推しカプを、守れるのだ。
バンザイ、ハレルヤっ!
私はだらしなく緩みそうになる頬を抑えるのに神経を使い、その後の房麿の話はほとんど聞き流してしまった。
……だめじゃん、私。全然成長してない。
そのどこか間の抜けた外見からは、彼がかの有名な藤原家の当主だなんて、想像もつかない。雅姫は溺愛されていたらしく、房麿の態度は孫娘に対する祖父のようなものだ。
とはいえ、言動に気をつけなければいけないことは十分にわかっていたが、正直、私はそれどころじゃなかった。
……推しカプのせいで。
私を房麿の居室まで案内したシンは、凛とした声で私の到着を告げ、部屋に入る許可を乞うた。日頃のわんことは違う顔に感心しつつ、ふと後ろを振り返った私は見てしまったのだ。ケイがぽーっと頬をわずかに赤く染め、切れ長の瞳を潤ませてそんなシンを見つめていることに。それは、完全に『恋する乙女』の顔だった。ケイは真面目なせいか、無表情でいることが多い…というか、私はそれしか見たことがなかったんだけど、その時は嬉しそうな可愛い笑顔だった。無意識に言葉が零れ出る。
「本当に、シンが好きなのね。」
「は!?」
ケイが目を見開いて少し固まった後、ぼっと赤くなった。
あら、可愛らしい。
「何で……」
「何となく、見てたらわかったのよ。あなた、すごくわかりやすいから。」
面白くてからかうと、ケイが感情を抑えようとしたのかぐっと俯いて唇をかみしめたところで、丁度シンが振り返った。
ニヤニヤしてしまっている私と真っ赤になって俯いているケイを捉えた彼の瞳は、一瞬にして鋭く尖った。視線だけで人を刺し殺せそうな、敵意に満ちた瞳……
背筋に冷たいものが走り、本気で殺される予感がした。そうならなかったのは、ケイのおかげだ。
真っ赤になっていたはずのケイがいつの間にか復活して凛とした声を上げた。
「シン!姫様に向かって不敬だ。」
「だって、ケイくんが……」
「僕は何もされてない。姫様に謝れ。」
ケイの落ち着き払った態度から察するに、シンがケイに対して危害及ばしたと認識した人に規格外の敵意を向けるのはいつものことらしい。
シンは未だ不満そうながらも、きれいな礼をした。ケイもそれに合わせて頭を下げると、シンは焦りを声に滲ませた。
「何でケイくんまで……!」
「同期の失態だ。当然だろ。」
「ケイくん…」
何だかいい感じの雰囲気になった二人が見つめ合う。
私はすっかり置いてけぼりだったけれど、二人の親密な様子が間近で見れて満足だった。
……心配ではあるけれど。
私は身分なんて気にしてないからいいけど、ほとんどの人は重視しているはず。そんなところにおいて、ケイが絡むと理性を失うシンは危うすぎる。
いや、萌えるよ!?
正直、溺愛攻めってすごく好きだし。
でもうっかり処刑とかになっちゃったらそんなこと言ってらんないし……
そんな訳で、全然話に集中できなかった私は、房麿がのんびりする世間話に機械的に相槌を打ち続けていた。幸い、愛想良くする癖はついていたらしく、心ここにあらずな状態でもここまでは大きな失敗は侵さなかった。詩歌に教えてもらった呼び方も特に何も言われなかったし。
しかし、やっぱり人の話は真面目に聞かなければならないらしい。
房麿がサラリと言った一言に賛成してしまってから、私はようやくそれに気づいて絶望した。
うわぁーーん、神様!
これからは心入れ替えますから3分でいいので時間戻してくださいーっ!
さて、件の一言に至るまでの一連の流れは、こうだ。
「雅は、源氏の君を知っているかい?」
「えぇ、存じ上げております。何でも、光り輝くような美しさなんだとか…是非一度お会いしてみたいものですわ。」
心にもないことを言ったのも悪かった。
源氏の君とは、かの有名な紫式部の超大作『源氏物語』の主人公、光源氏のことだ。
私は、奴が大嫌いだった。
女たらしで、ロリコンで、マザコンで……
政略結婚とはいえ本妻(葵の上)がいる身の上で年上の未亡人(六条の御息所)を落としたら興味なくして他の女の子(夕顔)のところにしけこんだり、亡き母(桐壺の宮)の面影を残す義理の母(藤壺の宮)に懸想して子供を産ませたり、その親戚の6歳ほどの幼子(紫の上)を引き取って結局正妻にしたり、その途端兄の婚約者的な人(朧月夜)を寝取って島流しにされたり、そこの有力者の娘(明石の君)と子供作ったりと悪行は一晩じゃ到底語りきれない。
勿論、会いたくもない。
何人の女の子が奴の魔の手にかかったおかげで悲惨な最期になったことか。
澄ました面なんぞ見ただけで吐き気がしそうだし……
「そうかいそうかい。それならよかったよ。雅、お前と源氏の君の婚約が決まったよ、おめでとう。」
「ありがとうございます、父上。」
光源氏への憎悪が脳内で荒れ狂っていた私は、先程までと同じように適当に返答してしまった。自らの手で、憎き光源氏との婚約に舵を切ってしまったのである。
しかし、いやぁめでたいめでたいと福々しい笑顔の房麿に対して今更否定できない。
どうしよう。
え、どうすればいい?
誰か助けて……
当然のことながら、誰も助けてはくれない。
私は必死に脳を回転させて、いくつか条件を出すことにした。
「あの、父上。結婚は私が18になるまで待ってはいただけないでしょうか?先日倒れたばかりですし、体調が不安なのです。」
「18……というと、三年後か。ちと長いのう。」
うーん、と房麿は短い腕を組んで唸った。
どこかコミカルなその姿を見ていると笑い出しそうだったから、私は少しうつむいて次の言葉を探す。
雅姫はどんなに幼かったとしても16は過ぎていると踏んでいたが、驚いたことにまだ15歳だったらしい。条件は下げられることを想定して少し高めに設定したが、1歳ずれるとなると話が違ってくる。高すぎる条件は破談の元だ。
房麿の返答をシミュレートしつつ、祈るような想いで待った。
「よし、わかった。他でもない、可愛い雅の頼みだ。どうにかしよう。」
やった!
私は前世と同じようにガッツポーズしそうになるのを慌てて堪えて、上げかけた手を方向転換して床に叩きつけ頭を下げた。いわゆる、土下座の体勢。
「父上、ありがとうございます……!私、花嫁修業頑張ります。」
まだ気は抜けない。
もう一つ、大事なお願いがあるからだ。
「他に何かワシにできることはあるかな?この際だ、何でも聞いてやろう。」
きたっ!
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ここでノリノリで言ったらもう次用意してたの丸見えじゃない。
自分から言うのと変わらんて……
それで、そうですね、と悩んでいる素振りをしたあと、ゆっくりとした口調で切り出した。
「それなら、約束していただけないでしょうか?今、私の侍女を務めている詩歌、警備担当のケイ……この両名をずっと私の専属のままにしていてほしいのです。」
それは二人にとって出世の機会を奪ってしまうことかもしれなかった。けれど、私もそこは譲れなかった。
大嫌いな奴と一生を共にするのだ。
気のおけない友達と癒やしは欠かせない。
房麿は驚いたように細い目をまんまるに見開いたが、すぐにいつものふくよかな笑みを取り戻した。
「まぁ、いいだろう。ただし、一つ条件がある。」
「はい、何でしょう?」
「シンはわかるだろう?ここへお前を案内してきた者だ。」
「えぇ、存じ上げておりますが…彼が、何か?」
「そやつも共に引き取ってはくれぬか?お前のお気に入りのケイにやたらと懐いておってな…その話しかせず迷惑だ、と少し孤立してしまっているらしい。近々ケイをわしの警備に招集する予定だったが、雅が望むのではしかたない。シンをもそちらにやろう。」
「かしこまりました。」
え、ラッキー!
危険因子のシンを私が抱え込んでしまえば余程のことをやらかさないかぎり、彼の処遇は私が決められる。つまり、推しカプを、守れるのだ。
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