復讐計画

長い1年

意識が朦朧とする。目の前が暗くなり、気づけば病院のベットに横たわっていた。
隣には心配そうに両親が見守っていた。
「起きたみたいね、大丈夫？翔太ロッカーの上によじ登って落ちたって聞いたけど今度からは気を付けてね」
「あ、うん。ごめんなさい心配かけて」
嘘だ。怪我をしたのは担任のせいだ。
担任は言い逃れしていた。
怪我も治り学校に行くとそこには浩次達がいた。
「おい、翔太、王様ゲームしよーぜ」
いじめが無くなったのか？そんな不信感を持ちながら王様ゲームに参加した。
「王様だーれだ！」掛け声と共に棒を引く
「俺達だな！」それは浩次、和樹、友也の3人だった。
「王様は一人なんじゃ…」
「馬鹿じゃねーの？誰が一人って言った？」
僕の事を笑う声が教室中に響き渡った。
これが毎日続いた。
まだマシな命令はトイレの水を飲むことだった
1番悪い時は2回から飛び降りるという命令だった幸い骨折ですんだ。
この長い長い1年をなんとかやり過ごした。
担任は別のところに逃げ、
クラスメイト達とは違う中学に進学した。