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終章
その50 好きだ ★
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「構わないんじゃない?僕はそれでもいいと思うよ」
頭上から降り注ぐ、アメの柔らかな声。
自分自身の駄目な所をさらけ出した俺を、過去にアメを傷つけてしまった俺を、それでも優しく包み込んでくれるような、アメの声。
俺は勢いよく顔を上げる。
「でも俺は以前お前にあんな酷いことを……」
「それはもう終わった話。終わらせた話、だろ?それにしてもシュウらしくない。君だったらここで『喧嘩一つしないで何が親友か』くらい言うべきだろ」
「………あ」
無意識に言葉がこぼれた。
向き合ったアメは、いつもみたいに爽やかな笑顔で。
そんなアメが躊躇いもなく口にした親友という言葉に、俺は何かを気付かされたように感じた。
微笑みを浮かべたまま、アメは続けた。
「だから親友として僕は、助言を送らせてもらうよ」
俺の頭が下がらないように、目と目を合わせて話すことができるように、アメは俺の両肩を両手で掴んでくる。
向き合ったアメは笑みを消して真剣な表情になり、一度深呼吸をして口を開いた。
「何を怖がる必要があるんだ」
自分の目が見開かれていくのがわかる。
「自分の気持ちを本当の言葉で伝えることが、一番大切なことなんだよ。それはとても誇れることなんだ。意味のあることなんだ。それに恥も恐れも感じる必要なんてどこにもない」
ドクン、ドクンと心臓が鼓動する。
「君がやろうとしていることは、とても勇気がいることだ。他の誰かに簡単には真似することなんてできない。僕だってできない。だから、その勇気を隠すようなことはしなくてもいいんだよ」
アメの言葉が響く。俺の身体に響いてくる。
「それに、僕達は今更飾りつけする仲でもないだろう?君の本気の告白をおざなりに扱うような人は文芸部にはいないってことくらい、君が一番わかってるはずだろ。わかっているからこそ、あの子を好きになったんだろ」
身体が芯から熱くなる。
心の奥底から、勇気が湧き上がってくる。
「なら、君の言葉で伝えてこいよ。素直な気持ちを伝えてこいよ」
そこまで一気に言い切って、アメはまた笑った。
「好きですって、言ってこいよ」
凄い。ただただ凄い。
まさか、こんなに勇気をもらえるだなんて思っていなかった。
こんな凄い奴が親友だなんて、俺は相当な幸せ者だな。
俺も思わず笑みをこぼした。
「………………カッコ良すぎるだろ、アメ」
俺のその言葉に軽くアメは頷いた。
そしていつかと同じように、俺の胸に拳を打ち付けてくる。
あの時よりも力強く、頼もしく。
「待たせてるんだろ、彼女。いつまでもこうしている暇はないんじゃないの?だからさ……行ってこい親友!」
「……!ああ…行ってくるさ親友!」
俺もアメの胸に拳を打ちつける。一瞬二人で笑みを交換して、俺はアメに背を向けて走りだす。
その足取りに迷いはない。恐れはない。あるのは親友からもらった勇気。それと彼女に対するこの熱い感情だ。
約束の時間までもうすぐだ。俺は走る足にさらなる力を込める。
すると、今までの思い出がふと蘇ってきた。
七不思議の解明の為に文芸部に入部して。
高校で初めて知り合った五人で、始めはギクシャクしながらも活動して。
そのうちお互いに遠慮がなくなってきて。冗談なんかも言い合うようになってきて。
でも文芸部の七不思議が全然解明できなくて、それで一つ目の不思議から解明することになって。
もっともっと皆仲良くなってきて。夏休みに皆で遊びにでかけたりもして。
あの美しい満点の星空を全員で眺めて。
些細なことで喧嘩して、それから仲直りもして。
そうして辿り着いた。
俺達は『永遠の愛』と出会った。
はっきり言ってしまえば、望んでいた結末ではなかった。だけど同時にわかってもいたんだ。
七不思議だなんて、結局は高校生の戯言だ。非現実的な妄想だ。本当の『永遠の愛』となんて出会えるはずなんてなかったんだ。
それはそうだろう。
だって、『永遠の愛』を待ってばかりじゃいつまでも出会えるはずがないだろう!出会いにいかなきゃ!見つけにいかなきゃ!俺が、自分自身の手で、創らなきゃ駄目なんだ!!
なんの行動も起こさずに、楽して『永遠の愛』が手に入るわけなんてないんだ。向こうから来てくれるだなんて、都合のいい未来は訪れないから。動かなかったら、永遠に機会は失われてしまうから。
それでも、所詮は高校生の恋愛だと言う人もいるかもしれない。人生が懸かっている恋愛ではないから、お遊び感覚のような恋愛であると思っている人もいるかもしれない。卒業したら壊れてしまうような、小さなことですぐに崩れてしまうような、そんな脆い恋愛だと言う人もいるかもしれない。
高校生が『永遠の愛』だなんてほざくことを馬鹿馬鹿しく思って、それこそ七不思議のように戯言だとか非現実的だと切り捨てる人もいるかもしれない。
けれど、俺はそれに笑って言い返してやろう。
そんな高校生の戯言みたいな。
非現実的な妄想を。
必死に、いつだって必死に。
追い求めてきたのが、文芸部なんだから!━━━━ってな
◆◆◆
夕焼けの明かりが射し込む文芸部室。
そこには一人の少女が窓から空を見上げて佇んでいた。
「………………………」
少女は、部室に設置されている時計にちらりと視線を動かした。アナログ時計の針は五時数分前を示しており、待ち合わせの時間に差し掛かろうとしていた。
いつもならこの部室で皆と騒いでいる時間帯ではあるのだが、今日は部活動は休みとなっていた。
しかし、同じ文芸部の少年から五時に部室まで来てくれと言われたので、少女は今ここにいる。
少年からは特に用件が告げられることはなかったので、少女にもこれから何が起こるのかは全くわかってはいない。わかってはいないのだが………それでも少女はついつい想像してしまっていた。
夕焼けに照らされる二人きりの部室。そこで少年からの告は━━━━
そこまで想像して、少女は思いっきり首を振るって考えを打ち消した。自分は一体どんな想像をしてしまっていたのだろうか。夢見がちにも程がある。きっと何かを頼まれたりするだけだ。そうだ、そうに違いない。それに、そんなシチュエーションを少年に期待するだけ無駄である。
だって彼は、ひどく鈍感だから。
自分でも気づかぬうちに、少女は頬を膨らませていた。それに気づいて息を吐き出した後、それから赤くなった頬を落ち着かせようと、少女は胸に手を当てて深呼吸を行う。
少女の心臓の鼓動も元の速度を取り戻した時、サイレンが聴こえてきた。
この街では、五時を知らせるサイレンが鳴るのだ。いつか屋上で聴いたものと同じサイレン。ただ、あの時のように『人狼』の吠える声は聴こえてこなかった。
五時になったということは、待ち合わせの時刻になったということでもある。その証拠に、サイレンが鳴り終わった直後に文芸部室の扉が音を立てて開かれる。
「悪い、待った……よな?」
そこ立っていたのは、少女が待っていた人物だった。
ここまで走ってきたのだろうか。少年は額に軽く汗を浮かせて、息も切れ切れだった。スライド型の扉に寄りかかって、息を整えたりなんかしている。
少女は苦笑して、首をふるふると振った。
ほら。やはりいつも通りの彼だった。
だが、そのことにを少しばかりショックを受けている自分がいるのも少女は感じていた。やっぱりどこかで期待していたのだろう。もしかしたらの、そんな光景を。
呼気を落ち着かせた少年は文芸部室へと足を踏み入れる。
そして迷うことなく、少女の目の前で立ち止まった。
「今日ここに呼んだのはさ、言いたいことがあったからなんだ」
少年の瞳を見つめて、少女は頷いて先を促す。
少年は一体自分に何を言いたいのだろうか。まぁきっと、どうでもいいことなのだろう。いつもの少年が口にする軽口のような。
それにしてもこんなシチュエーションを用意したのは本当に趣味が良い。少年の人となりを知らなかったら、きっと勘違いしてしまうはずだろう。
けれど少女は気がついていなかった。
少年のその、いつにもました真剣味に。
「俺はさ」
少女は相槌を打とうとして口を開いた。
けれど、相槌を打つことは叶わなかった。なぜならそれは、
「お前が、好きだ」
少年の突然の告白を受けたからである。
意外すぎる状況に、少女は開いた口が塞がらない。
いや、まさか。だって、彼なのに。あんなにも、鈍感な彼なのに。私の気持ちにすら気づいていないような人なのに。
まさか、まさか。
そんな少女の驚きをどう捉えているのか。それは少年以外誰も定かではない。
少年は軽く笑ってもう一度、愛を少女に伝える。
「俺はお前が━━━━」
黒色でボブカットの髪型。
少年より頭一つ小さな体格。
茶色がかった大きな瞳を目一杯開いている少女に、少年は愛を伝えた。
「フユカが、好きなんだ」
頭上から降り注ぐ、アメの柔らかな声。
自分自身の駄目な所をさらけ出した俺を、過去にアメを傷つけてしまった俺を、それでも優しく包み込んでくれるような、アメの声。
俺は勢いよく顔を上げる。
「でも俺は以前お前にあんな酷いことを……」
「それはもう終わった話。終わらせた話、だろ?それにしてもシュウらしくない。君だったらここで『喧嘩一つしないで何が親友か』くらい言うべきだろ」
「………あ」
無意識に言葉がこぼれた。
向き合ったアメは、いつもみたいに爽やかな笑顔で。
そんなアメが躊躇いもなく口にした親友という言葉に、俺は何かを気付かされたように感じた。
微笑みを浮かべたまま、アメは続けた。
「だから親友として僕は、助言を送らせてもらうよ」
俺の頭が下がらないように、目と目を合わせて話すことができるように、アメは俺の両肩を両手で掴んでくる。
向き合ったアメは笑みを消して真剣な表情になり、一度深呼吸をして口を開いた。
「何を怖がる必要があるんだ」
自分の目が見開かれていくのがわかる。
「自分の気持ちを本当の言葉で伝えることが、一番大切なことなんだよ。それはとても誇れることなんだ。意味のあることなんだ。それに恥も恐れも感じる必要なんてどこにもない」
ドクン、ドクンと心臓が鼓動する。
「君がやろうとしていることは、とても勇気がいることだ。他の誰かに簡単には真似することなんてできない。僕だってできない。だから、その勇気を隠すようなことはしなくてもいいんだよ」
アメの言葉が響く。俺の身体に響いてくる。
「それに、僕達は今更飾りつけする仲でもないだろう?君の本気の告白をおざなりに扱うような人は文芸部にはいないってことくらい、君が一番わかってるはずだろ。わかっているからこそ、あの子を好きになったんだろ」
身体が芯から熱くなる。
心の奥底から、勇気が湧き上がってくる。
「なら、君の言葉で伝えてこいよ。素直な気持ちを伝えてこいよ」
そこまで一気に言い切って、アメはまた笑った。
「好きですって、言ってこいよ」
凄い。ただただ凄い。
まさか、こんなに勇気をもらえるだなんて思っていなかった。
こんな凄い奴が親友だなんて、俺は相当な幸せ者だな。
俺も思わず笑みをこぼした。
「………………カッコ良すぎるだろ、アメ」
俺のその言葉に軽くアメは頷いた。
そしていつかと同じように、俺の胸に拳を打ち付けてくる。
あの時よりも力強く、頼もしく。
「待たせてるんだろ、彼女。いつまでもこうしている暇はないんじゃないの?だからさ……行ってこい親友!」
「……!ああ…行ってくるさ親友!」
俺もアメの胸に拳を打ちつける。一瞬二人で笑みを交換して、俺はアメに背を向けて走りだす。
その足取りに迷いはない。恐れはない。あるのは親友からもらった勇気。それと彼女に対するこの熱い感情だ。
約束の時間までもうすぐだ。俺は走る足にさらなる力を込める。
すると、今までの思い出がふと蘇ってきた。
七不思議の解明の為に文芸部に入部して。
高校で初めて知り合った五人で、始めはギクシャクしながらも活動して。
そのうちお互いに遠慮がなくなってきて。冗談なんかも言い合うようになってきて。
でも文芸部の七不思議が全然解明できなくて、それで一つ目の不思議から解明することになって。
もっともっと皆仲良くなってきて。夏休みに皆で遊びにでかけたりもして。
あの美しい満点の星空を全員で眺めて。
些細なことで喧嘩して、それから仲直りもして。
そうして辿り着いた。
俺達は『永遠の愛』と出会った。
はっきり言ってしまえば、望んでいた結末ではなかった。だけど同時にわかってもいたんだ。
七不思議だなんて、結局は高校生の戯言だ。非現実的な妄想だ。本当の『永遠の愛』となんて出会えるはずなんてなかったんだ。
それはそうだろう。
だって、『永遠の愛』を待ってばかりじゃいつまでも出会えるはずがないだろう!出会いにいかなきゃ!見つけにいかなきゃ!俺が、自分自身の手で、創らなきゃ駄目なんだ!!
なんの行動も起こさずに、楽して『永遠の愛』が手に入るわけなんてないんだ。向こうから来てくれるだなんて、都合のいい未来は訪れないから。動かなかったら、永遠に機会は失われてしまうから。
それでも、所詮は高校生の恋愛だと言う人もいるかもしれない。人生が懸かっている恋愛ではないから、お遊び感覚のような恋愛であると思っている人もいるかもしれない。卒業したら壊れてしまうような、小さなことですぐに崩れてしまうような、そんな脆い恋愛だと言う人もいるかもしれない。
高校生が『永遠の愛』だなんてほざくことを馬鹿馬鹿しく思って、それこそ七不思議のように戯言だとか非現実的だと切り捨てる人もいるかもしれない。
けれど、俺はそれに笑って言い返してやろう。
そんな高校生の戯言みたいな。
非現実的な妄想を。
必死に、いつだって必死に。
追い求めてきたのが、文芸部なんだから!━━━━ってな
◆◆◆
夕焼けの明かりが射し込む文芸部室。
そこには一人の少女が窓から空を見上げて佇んでいた。
「………………………」
少女は、部室に設置されている時計にちらりと視線を動かした。アナログ時計の針は五時数分前を示しており、待ち合わせの時間に差し掛かろうとしていた。
いつもならこの部室で皆と騒いでいる時間帯ではあるのだが、今日は部活動は休みとなっていた。
しかし、同じ文芸部の少年から五時に部室まで来てくれと言われたので、少女は今ここにいる。
少年からは特に用件が告げられることはなかったので、少女にもこれから何が起こるのかは全くわかってはいない。わかってはいないのだが………それでも少女はついつい想像してしまっていた。
夕焼けに照らされる二人きりの部室。そこで少年からの告は━━━━
そこまで想像して、少女は思いっきり首を振るって考えを打ち消した。自分は一体どんな想像をしてしまっていたのだろうか。夢見がちにも程がある。きっと何かを頼まれたりするだけだ。そうだ、そうに違いない。それに、そんなシチュエーションを少年に期待するだけ無駄である。
だって彼は、ひどく鈍感だから。
自分でも気づかぬうちに、少女は頬を膨らませていた。それに気づいて息を吐き出した後、それから赤くなった頬を落ち着かせようと、少女は胸に手を当てて深呼吸を行う。
少女の心臓の鼓動も元の速度を取り戻した時、サイレンが聴こえてきた。
この街では、五時を知らせるサイレンが鳴るのだ。いつか屋上で聴いたものと同じサイレン。ただ、あの時のように『人狼』の吠える声は聴こえてこなかった。
五時になったということは、待ち合わせの時刻になったということでもある。その証拠に、サイレンが鳴り終わった直後に文芸部室の扉が音を立てて開かれる。
「悪い、待った……よな?」
そこ立っていたのは、少女が待っていた人物だった。
ここまで走ってきたのだろうか。少年は額に軽く汗を浮かせて、息も切れ切れだった。スライド型の扉に寄りかかって、息を整えたりなんかしている。
少女は苦笑して、首をふるふると振った。
ほら。やはりいつも通りの彼だった。
だが、そのことにを少しばかりショックを受けている自分がいるのも少女は感じていた。やっぱりどこかで期待していたのだろう。もしかしたらの、そんな光景を。
呼気を落ち着かせた少年は文芸部室へと足を踏み入れる。
そして迷うことなく、少女の目の前で立ち止まった。
「今日ここに呼んだのはさ、言いたいことがあったからなんだ」
少年の瞳を見つめて、少女は頷いて先を促す。
少年は一体自分に何を言いたいのだろうか。まぁきっと、どうでもいいことなのだろう。いつもの少年が口にする軽口のような。
それにしてもこんなシチュエーションを用意したのは本当に趣味が良い。少年の人となりを知らなかったら、きっと勘違いしてしまうはずだろう。
けれど少女は気がついていなかった。
少年のその、いつにもました真剣味に。
「俺はさ」
少女は相槌を打とうとして口を開いた。
けれど、相槌を打つことは叶わなかった。なぜならそれは、
「お前が、好きだ」
少年の突然の告白を受けたからである。
意外すぎる状況に、少女は開いた口が塞がらない。
いや、まさか。だって、彼なのに。あんなにも、鈍感な彼なのに。私の気持ちにすら気づいていないような人なのに。
まさか、まさか。
そんな少女の驚きをどう捉えているのか。それは少年以外誰も定かではない。
少年は軽く笑ってもう一度、愛を少女に伝える。
「俺はお前が━━━━」
黒色でボブカットの髪型。
少年より頭一つ小さな体格。
茶色がかった大きな瞳を目一杯開いている少女に、少年は愛を伝えた。
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