211 / 230
間章 それぞれの1日
第8話 イレギュラー・プレイヤー
しおりを挟む
「……まずは、こちらをご覧ください」
資料を切り替える。トラブルについて話すなら、まずこれは外せないだろう。
「これは…………賢者の石か」
「はい。物語の根幹を左右するアルティメット・レガシー・アイテム、賢者の石…………そのレプリカ品と高率に一致する周波が、アルケミオスにて検知されたのです」
会議室が騒めきに揺れる。そりゃそうだ。あのアイテムは、本来プレイヤーの手に渡ることを想定していない。プレイヤーが入手可能なレプリカ版、即ち今回発見されたものですら、それが出てくるのはクリア後…………所謂、エンドコンテンツというものだ。
「早瀬課長、第1サーバーでは既に、そこまでストーリーが進行していると?」
「いいえ、まだ第1章が終わった程度です。普通であれば、まだその存在すら殆どのプレイヤーに認知されない程度です」
「普通なら、な。だが君のサーバーには普通でない因子がいくつも存在しているだろう?そしてそれを一手に掌握する、イレギュラー・プレイヤーが…………!」
「…………残念ですが、部長。そのプレイヤー、X01は、今回の件には一切関与してはおりませんでした」
実際、私が直接話を聞いた結果だ。間違いない。彼は賢者の石について、存在だけでなく、その背景ストーリーまで大体のことを知っていた。最も、レプリカ品が作られた経緯…………革命についての詳細は把握していなかったが。
だがいずれにしろ、あの王立図書館の全ての蔵書をひっくり返したとしても、そこまでの情報を持つには至らない。それ自体も間違いなくイレギュラーだ。
加えて、彼は宝石術師のジョブに就いている。つまり、空気中のマナ、更にはその配列を視認できる特殊スキルを有している。あの様子ではほぼ確実に、賢者の石の特有の配列を、その目で見たのだろう。
だが、彼は少なくとも直接には関与していない。だからこそ、事態は深刻なのだ。
「最初に…………今回、賢者の石が含まれる武器を使用したプレイヤー、そしてその武器を錬成したプレイヤーを、今後新たな特別指定プレイヤーとして、X14、X15と呼称します」
「それで、その2人の主張は?」
「まずX14は、今回の件について一切知らなかったそうです。単に、他の武器を圧倒するスペックが秘められている、という認識だったそうで」
無理もない。実際、オリジナルの賢者の石こそ無限のリソースを掌握できるチートアイテムだが、レプリカ品はマナ……というより、天命を消費して一時的に、賢者の石に匹敵するリソースを獲得するに過ぎない。瞬間的な能力こそ再現されているが、その本質は本物のそれとはまるで異なる。
だから、仮に多少賢者の石について知っていたとしても、あれがそのレプリカ品だと気付ける人はそういない。あのプレアデスですら、あの一瞬の情報だけではそこまでの結論に至らなかったのだ。
「そしてX15は、とあるクエストの報酬でNPCから受け取ったレプリカ品を、当時彼に武器製作の依頼をしていたX14に、その武器に内蔵する形で渡したそうです。自分の知る、最高のプレイヤーに使ってほしい、と」
「ちょっと待て。クエスト報酬で受け取っただと?そんなクエストは存在しないはずだ」
「おっしゃる通りです…………レプリカ品とはいえ、シナリオの進行度的に、そんなクエストが存在していいはずがない。調べたところ、元の報酬は普通の強化素材でした。それが何者かの手によって、すり替わっていました」
「何者か……?早瀬君、君はこのゲームのシステムに何者かが干渉していると、そう言いたいのか!?」
部長からの厳しい視線が刺さる。また胃に穴が空きそうになるが、奥歯をギリリと噛み締めて堪える。博士はああ言っていたが、それでもやはり見過ごせない!この事態を、正しく伝える義務がある。それがサーバー管理者としての、私の責任だ!
「間違いありません…………何者かが、管理者権限を行使してgiveコマンドを実行し、当該クエストNPCに、意図的に渡した可能性があります!」
「………………!!」
動揺混じりの気まずい沈黙が、会議室内を漂流する。
い、言ってしまった……!だが、悔いはない。私は、私の正義を貫いたのだ。
「ふむ…………もしそれが本当ならば、これは重大なコンプライアンス違反だ」
「あの!それは本当に私達の問題だったのでしょうか?そのクエストNPCのAIが自発的に賢者の石とすり替えた……或いは、そのプログラムにバグがあった可能性はないのでしょうか?」
「その可能性はほぼゼロと言って良いでしょう、山本さん。ご存知の通り、アルケミア・オンラインには私達管理課の他に、NPCのバグを防ぎ排除する、自浄作用が働いています。普通、そのようなバグが検出されれば、すぐに排除・書き換えられてしまうはずです」
自動でバグを検出し元の正常なプログラムに戻す、オートデバッガー…………所謂、免疫細胞のようなものだ。それが、各サーバーに配置され24時間監視をしている。私達管理課の仕事は、このプログラムが取りこぼした軽微なバグへの対処と、プレイヤーの動向を注視しバランスを保つことだ。
前作、ベルセリア・ナイツでの失敗を糧に、監視態勢の更なる強化を目指して導入された、新システムだ。これがあるからこそ、私達は安心してプレイヤーの監視に努めることができる。
「では君は……本部の人間にその実行犯がいると、そう言いたいのかね?」
「ええ、そうなりますね…………デバッグプログラムも、giveコマンドのような上位のマスターコマンドの実行権限も、本部にしか扱えませんから」
「成る程…………ひとまず、この件は私が責任を持って預かろう。次の定例会議までに、本部で今回の実行犯を探す」
「宜しくお願いします……」
部長に頭を下げる。この人もまた、強い正義感を持った運営の鑑のような人であり……そして、宙野博士と同じ、開発初期から携わっているメンバーでもある。私達管理課長が、絶対的な権限を持つ博士とある程度対等に話せるのは、全管理課を束ねる部長の影響が大きい。
「では今回のイベントでは、X01の動きは落ち着いていたのですか?」
ぐっ、痛いところを突いてくるな、山本め……!大問題の提示で上手いこと誤魔化せると思ったのに。
「ええ、はい。当然そのようなわけもなく…………また随分と、派手にやられてしまいました」
「話せ。今度は何をしでかしたのだ、あの男は!?」
部長に詰められる。またトイレに行きたくなってきた…………いつもの会議とは違う、テンションの乱高下で私の胃酸は高潮警報が鳴り止まない。
仕方ない、記録映像を見せながら説明するしかないか。
「…………まず、決勝トーナメントの1回戦。その終盤ですね……ここです。ここでX01は土壇場で編み出した新スキルを披露しました。スキル名は【暴食】」
映像では、プレアデスが対戦相手のレオンの最高火力攻撃を、謎の仕組みで全て吸収し跳ね返すという、惨い光景が流れていた。
「何だ?よくある防御スキルではないか?」
「問題はその効果の強さです。彼は宝石技師なので、専用のスキルによってMPの許す限り無限に宝石を生み出せたのですが…………その仕様と噛み合わせることで、理論上無限に錬金術を防御できてしまいます」
錬金術がウリのこのゲームで、その完全な対処法が存在するなんて、あってはならない。ましてや、それが1プレイヤーの、或いは1職業でのみ実現可能とあれば、全プレイヤーがそのスキルを必須で取らなければまともに戦えない、などという地獄の環境になりかねない。
「その対処は?」
「既にナーフしました。スキルそのものの弱体化ではなく、宝石技師の生成可能な宝石の量を制限するという、仕様変更によって」
今後の彼の、無限生成を悪用したコンボを生み出さないための、予防も兼ねた策だ。これなら大丈夫だろう。
「では、それでX01への対応は終わったのか?」
「そうなれば良かったのですが…………ここからが本番です」
そう、宝石を使用したコンボは、まだ他プレイヤーでもできそうな範疇に過ぎない。ここからが…………本当に、彼自身の恐るべきプレイヤースキルが影響する事件なのだ。
資料を切り替える。トラブルについて話すなら、まずこれは外せないだろう。
「これは…………賢者の石か」
「はい。物語の根幹を左右するアルティメット・レガシー・アイテム、賢者の石…………そのレプリカ品と高率に一致する周波が、アルケミオスにて検知されたのです」
会議室が騒めきに揺れる。そりゃそうだ。あのアイテムは、本来プレイヤーの手に渡ることを想定していない。プレイヤーが入手可能なレプリカ版、即ち今回発見されたものですら、それが出てくるのはクリア後…………所謂、エンドコンテンツというものだ。
「早瀬課長、第1サーバーでは既に、そこまでストーリーが進行していると?」
「いいえ、まだ第1章が終わった程度です。普通であれば、まだその存在すら殆どのプレイヤーに認知されない程度です」
「普通なら、な。だが君のサーバーには普通でない因子がいくつも存在しているだろう?そしてそれを一手に掌握する、イレギュラー・プレイヤーが…………!」
「…………残念ですが、部長。そのプレイヤー、X01は、今回の件には一切関与してはおりませんでした」
実際、私が直接話を聞いた結果だ。間違いない。彼は賢者の石について、存在だけでなく、その背景ストーリーまで大体のことを知っていた。最も、レプリカ品が作られた経緯…………革命についての詳細は把握していなかったが。
だがいずれにしろ、あの王立図書館の全ての蔵書をひっくり返したとしても、そこまでの情報を持つには至らない。それ自体も間違いなくイレギュラーだ。
加えて、彼は宝石術師のジョブに就いている。つまり、空気中のマナ、更にはその配列を視認できる特殊スキルを有している。あの様子ではほぼ確実に、賢者の石の特有の配列を、その目で見たのだろう。
だが、彼は少なくとも直接には関与していない。だからこそ、事態は深刻なのだ。
「最初に…………今回、賢者の石が含まれる武器を使用したプレイヤー、そしてその武器を錬成したプレイヤーを、今後新たな特別指定プレイヤーとして、X14、X15と呼称します」
「それで、その2人の主張は?」
「まずX14は、今回の件について一切知らなかったそうです。単に、他の武器を圧倒するスペックが秘められている、という認識だったそうで」
無理もない。実際、オリジナルの賢者の石こそ無限のリソースを掌握できるチートアイテムだが、レプリカ品はマナ……というより、天命を消費して一時的に、賢者の石に匹敵するリソースを獲得するに過ぎない。瞬間的な能力こそ再現されているが、その本質は本物のそれとはまるで異なる。
だから、仮に多少賢者の石について知っていたとしても、あれがそのレプリカ品だと気付ける人はそういない。あのプレアデスですら、あの一瞬の情報だけではそこまでの結論に至らなかったのだ。
「そしてX15は、とあるクエストの報酬でNPCから受け取ったレプリカ品を、当時彼に武器製作の依頼をしていたX14に、その武器に内蔵する形で渡したそうです。自分の知る、最高のプレイヤーに使ってほしい、と」
「ちょっと待て。クエスト報酬で受け取っただと?そんなクエストは存在しないはずだ」
「おっしゃる通りです…………レプリカ品とはいえ、シナリオの進行度的に、そんなクエストが存在していいはずがない。調べたところ、元の報酬は普通の強化素材でした。それが何者かの手によって、すり替わっていました」
「何者か……?早瀬君、君はこのゲームのシステムに何者かが干渉していると、そう言いたいのか!?」
部長からの厳しい視線が刺さる。また胃に穴が空きそうになるが、奥歯をギリリと噛み締めて堪える。博士はああ言っていたが、それでもやはり見過ごせない!この事態を、正しく伝える義務がある。それがサーバー管理者としての、私の責任だ!
「間違いありません…………何者かが、管理者権限を行使してgiveコマンドを実行し、当該クエストNPCに、意図的に渡した可能性があります!」
「………………!!」
動揺混じりの気まずい沈黙が、会議室内を漂流する。
い、言ってしまった……!だが、悔いはない。私は、私の正義を貫いたのだ。
「ふむ…………もしそれが本当ならば、これは重大なコンプライアンス違反だ」
「あの!それは本当に私達の問題だったのでしょうか?そのクエストNPCのAIが自発的に賢者の石とすり替えた……或いは、そのプログラムにバグがあった可能性はないのでしょうか?」
「その可能性はほぼゼロと言って良いでしょう、山本さん。ご存知の通り、アルケミア・オンラインには私達管理課の他に、NPCのバグを防ぎ排除する、自浄作用が働いています。普通、そのようなバグが検出されれば、すぐに排除・書き換えられてしまうはずです」
自動でバグを検出し元の正常なプログラムに戻す、オートデバッガー…………所謂、免疫細胞のようなものだ。それが、各サーバーに配置され24時間監視をしている。私達管理課の仕事は、このプログラムが取りこぼした軽微なバグへの対処と、プレイヤーの動向を注視しバランスを保つことだ。
前作、ベルセリア・ナイツでの失敗を糧に、監視態勢の更なる強化を目指して導入された、新システムだ。これがあるからこそ、私達は安心してプレイヤーの監視に努めることができる。
「では君は……本部の人間にその実行犯がいると、そう言いたいのかね?」
「ええ、そうなりますね…………デバッグプログラムも、giveコマンドのような上位のマスターコマンドの実行権限も、本部にしか扱えませんから」
「成る程…………ひとまず、この件は私が責任を持って預かろう。次の定例会議までに、本部で今回の実行犯を探す」
「宜しくお願いします……」
部長に頭を下げる。この人もまた、強い正義感を持った運営の鑑のような人であり……そして、宙野博士と同じ、開発初期から携わっているメンバーでもある。私達管理課長が、絶対的な権限を持つ博士とある程度対等に話せるのは、全管理課を束ねる部長の影響が大きい。
「では今回のイベントでは、X01の動きは落ち着いていたのですか?」
ぐっ、痛いところを突いてくるな、山本め……!大問題の提示で上手いこと誤魔化せると思ったのに。
「ええ、はい。当然そのようなわけもなく…………また随分と、派手にやられてしまいました」
「話せ。今度は何をしでかしたのだ、あの男は!?」
部長に詰められる。またトイレに行きたくなってきた…………いつもの会議とは違う、テンションの乱高下で私の胃酸は高潮警報が鳴り止まない。
仕方ない、記録映像を見せながら説明するしかないか。
「…………まず、決勝トーナメントの1回戦。その終盤ですね……ここです。ここでX01は土壇場で編み出した新スキルを披露しました。スキル名は【暴食】」
映像では、プレアデスが対戦相手のレオンの最高火力攻撃を、謎の仕組みで全て吸収し跳ね返すという、惨い光景が流れていた。
「何だ?よくある防御スキルではないか?」
「問題はその効果の強さです。彼は宝石技師なので、専用のスキルによってMPの許す限り無限に宝石を生み出せたのですが…………その仕様と噛み合わせることで、理論上無限に錬金術を防御できてしまいます」
錬金術がウリのこのゲームで、その完全な対処法が存在するなんて、あってはならない。ましてや、それが1プレイヤーの、或いは1職業でのみ実現可能とあれば、全プレイヤーがそのスキルを必須で取らなければまともに戦えない、などという地獄の環境になりかねない。
「その対処は?」
「既にナーフしました。スキルそのものの弱体化ではなく、宝石技師の生成可能な宝石の量を制限するという、仕様変更によって」
今後の彼の、無限生成を悪用したコンボを生み出さないための、予防も兼ねた策だ。これなら大丈夫だろう。
「では、それでX01への対応は終わったのか?」
「そうなれば良かったのですが…………ここからが本番です」
そう、宝石を使用したコンボは、まだ他プレイヤーでもできそうな範疇に過ぎない。ここからが…………本当に、彼自身の恐るべきプレイヤースキルが影響する事件なのだ。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
【VTuber】猫乃わん太 through Unmemory World Online【ぬいぐるみ系】
mituha
SF
「Unmemory World Online」通称「アンメモ」は実用、市販レベルでは世界初のフルダイブ方式VRMMOである。
ぬいぐるみ系VTuberとして活動している猫乃わん太は、突然送られてきたベータテスト当選通知に戸惑いつつもフルダイブVRMMO配信を始めるのだったが……
その他の配信はこちら
https://kakuyomu.jp/users/mituha/collections/16817330654179865121
777文字で書いた短編版の再編集+続きとなります。
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
蔑ろにされましたが実は聖女でした ー できない、やめておけ、あなたには無理という言葉は全て覆させていただきます! ー
みーしゃ
ファンタジー
生まれつきMPが1しかないカテリーナは、義母や義妹たちからイジメられ、ないがしろにされた生活を送っていた。しかし、本をきっかけに女神への信仰と勉強を始め、イケメンで優秀な兄の力も借りて、宮廷大学への入学を目指す。
魔法が使えなくても、何かできる事はあるはず。
人生を変え、自分にできることを探すため、カテリーナの挑戦が始まる。
そして、カテリーナの行動により、周囲の認識は彼女を聖女へと変えていくのだった。
物語は、後期ビザンツ帝国時代に似た、魔物や魔法が存在する異世界です。だんだんと逆ハーレムな展開になっていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる