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う、うーん……あれ?ここはどこだろう……お城の中じゃないし、なんだか眩しいな……ん?あそこにいるのは子供?うずくまってる、何かあったのかな……
俺はその子供にゆっくりと近づいて行った……
「う、うぅ…お父様、お母様どこに行っちゃったのっ……置いてかないで、お願いだからっ…」
え……
「泣いてるの?」
「えっ…だ、誰っ、子供?」
つい、声をかけてしまった……あれ、なんで……
「ねぇ、どうしてここで泣いてるの?」
「っ……お父様とお母様がどこかに行ってしまってっ、探してるけど見つからない……」
なんでこの子を見ると、
「そうなんだ……なら、一緒に探そう!きっと、きっと見つかるよっ」
「ほ、ほんとに?」
「うん!だから、ほら一緒に行こう!」
俺はその子に手を差し出した
「う、うん!」
こんなにも胸が苦しくなるんだろう……
俺らは手を繋ぎながら周りを長い時間、ぐるぐるし続けた…話しているうちに少しづつ仲良くなって行った
「君はここがどこだかわかる?」
「……わかんない、でもお母様とお父様が絶対にいるはずなんだ」
「そっか…、絶対に見つかるよ……」
絶対に……分からないけど、その確信が俺にはあった…
「うぅ…」
「わぁ、な、泣かないで…どうしたの、どこか痛いの?は、早くお母さん達を見つけるから泣かないで……」
「ち、ちがっ…ちがくてっ、こんなに優しくしてくれたのっお父様とお母様以外に初めてでっ……」
「っ…………」
さっきの胸の苦しみがさらに強くなった…、こんなに幼い子がこんな風に泣いてるのが辛くなった……
「大丈夫…きっと、気づいてないだけで今も優しくしてくれる人がいて、そして大きくなっても優しくしてくれる人がいっぱいできるよ、自分が優しくしたいって思える人が沢山できる……だからさ…」
そんな風に泣かないないで…と言おうとした時
「ーー、どこにいるの、」
そんな声が聞こえてきた……
「あ、お母様!ここ、ここにいます!」
その子が大声でその人に叫んでいた……
「良かった、見つかったんだね…俺のことは大丈夫だから行ってきていいよ……」
「……ありがとう!また、会おうね!」
「うん、また会おう……ってそういえば、君の名前って……」
「あっ、そっか…えっと、僕の名前は……」
『ーーーー』
「はっ、はぁはぁ……」
なんでだろう涙が止まらない…あの子は笑ってくれたのに!…見つけられたのに!……なのに、あの子の声も顔も名前も思い出せない……
「奥様!旦那様!イキシア様が目覚めました!そこのあなたすぐに医師をよんできなさい!」
「わかりました!」
数分後
「シアン!、良かった…大丈夫なの?どこか苦しくない?」
「お、ごぼっごほっ……」
あれ、上手く喋れない……お母様とお父様が目の前にいるのに…
「イキシア様、お水をどうぞ……」
メイド長マーサが水を渡して来た
「落ち着いたか」
「はい……」
「イキシア様、落ち着いて聞いてください……貴方様は1年もの間ずっと眠り続けていたんです……」
えっ……
「いちっ!…ごほっ」
「驚くのも無理ないな…とりあえず、食事を用意しよう」
と言ってお父様はメイド長に用意をさせにいった
「シアン、これからお前は今まで習うはずだったの勉強の全てを半年でしないといけなくなる…もし、辛かったり苦しかったりしたら遠慮なく行ってね……」
お母様はそう行って部屋を出ていった……
1年間寝ていたって……おかしい、そんなのゲームの設定ではなかったはず……まさか、魔力を使ったから…とか…んー、でも、それぐらいしかないよな…体力が回復するまで魔法はやめておこう…だけどまずいな、あの闇堕ちストーリーまであと5年もないのか、早く月光蓮華の場所を見つけないと…
俺はその子供にゆっくりと近づいて行った……
「う、うぅ…お父様、お母様どこに行っちゃったのっ……置いてかないで、お願いだからっ…」
え……
「泣いてるの?」
「えっ…だ、誰っ、子供?」
つい、声をかけてしまった……あれ、なんで……
「ねぇ、どうしてここで泣いてるの?」
「っ……お父様とお母様がどこかに行ってしまってっ、探してるけど見つからない……」
なんでこの子を見ると、
「そうなんだ……なら、一緒に探そう!きっと、きっと見つかるよっ」
「ほ、ほんとに?」
「うん!だから、ほら一緒に行こう!」
俺はその子に手を差し出した
「う、うん!」
こんなにも胸が苦しくなるんだろう……
俺らは手を繋ぎながら周りを長い時間、ぐるぐるし続けた…話しているうちに少しづつ仲良くなって行った
「君はここがどこだかわかる?」
「……わかんない、でもお母様とお父様が絶対にいるはずなんだ」
「そっか…、絶対に見つかるよ……」
絶対に……分からないけど、その確信が俺にはあった…
「うぅ…」
「わぁ、な、泣かないで…どうしたの、どこか痛いの?は、早くお母さん達を見つけるから泣かないで……」
「ち、ちがっ…ちがくてっ、こんなに優しくしてくれたのっお父様とお母様以外に初めてでっ……」
「っ…………」
さっきの胸の苦しみがさらに強くなった…、こんなに幼い子がこんな風に泣いてるのが辛くなった……
「大丈夫…きっと、気づいてないだけで今も優しくしてくれる人がいて、そして大きくなっても優しくしてくれる人がいっぱいできるよ、自分が優しくしたいって思える人が沢山できる……だからさ…」
そんな風に泣かないないで…と言おうとした時
「ーー、どこにいるの、」
そんな声が聞こえてきた……
「あ、お母様!ここ、ここにいます!」
その子が大声でその人に叫んでいた……
「良かった、見つかったんだね…俺のことは大丈夫だから行ってきていいよ……」
「……ありがとう!また、会おうね!」
「うん、また会おう……ってそういえば、君の名前って……」
「あっ、そっか…えっと、僕の名前は……」
『ーーーー』
「はっ、はぁはぁ……」
なんでだろう涙が止まらない…あの子は笑ってくれたのに!…見つけられたのに!……なのに、あの子の声も顔も名前も思い出せない……
「奥様!旦那様!イキシア様が目覚めました!そこのあなたすぐに医師をよんできなさい!」
「わかりました!」
数分後
「シアン!、良かった…大丈夫なの?どこか苦しくない?」
「お、ごぼっごほっ……」
あれ、上手く喋れない……お母様とお父様が目の前にいるのに…
「イキシア様、お水をどうぞ……」
メイド長マーサが水を渡して来た
「落ち着いたか」
「はい……」
「イキシア様、落ち着いて聞いてください……貴方様は1年もの間ずっと眠り続けていたんです……」
えっ……
「いちっ!…ごほっ」
「驚くのも無理ないな…とりあえず、食事を用意しよう」
と言ってお父様はメイド長に用意をさせにいった
「シアン、これからお前は今まで習うはずだったの勉強の全てを半年でしないといけなくなる…もし、辛かったり苦しかったりしたら遠慮なく行ってね……」
お母様はそう行って部屋を出ていった……
1年間寝ていたって……おかしい、そんなのゲームの設定ではなかったはず……まさか、魔力を使ったから…とか…んー、でも、それぐらいしかないよな…体力が回復するまで魔法はやめておこう…だけどまずいな、あの闇堕ちストーリーまであと5年もないのか、早く月光蓮華の場所を見つけないと…
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