姉の殻。

るかこ

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__心のオク。

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梨絵が亡くなってから家庭は暗くなってしまった。
俺は2人娘の父親であるのに、仕事漬けで家事もろくに出来ていない。
最近は梨香も家事を手伝ってくれている。
2人とも強い子に育ってくれるような気がした。

ふと、梨絵が言っていたことを思い出す。
「梨香は気分の波が激しいからそっと触れてあげるんだよ。」
そうか、そっとか…。
梨絵は梨香に甘くしていたが、そういうことだったのか。父親ながら娘への理解が浅はかだったことに情けなく思う。
梨奈は梨絵との時間が梨香に比べ少なかったが文句も言わず、いつもニコニコしていた。

「先輩、先輩!」
ハッとした。自分の世界に浸ってしまっていた。

この日は部下の書類制作を手助けし、早めに帰宅することにした。

梨絵は亡くなった今でも何か大切なことを教えてくれる。

今日は梨奈と梨香と3人でカレーを作った。
3人で御飯を作るなんて久しぶりだ。
家庭に再び薔薇色の花が咲いたように感じた。
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