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第十四話魔界の門を叩け
しおりを挟む武流は十鬼衆との戦いを前に、さらなる強さを求めていた。
ギルドで噂を耳にした。
「──魔界《ルシフェリア》に、“不死の王”と呼ばれる強大なヴァンパイアがいる。」
ギルド員は震えながら続けた。
「彼は、十鬼衆さえ恐れる存在だって……」
セリアもリディアもすでに知っていた。
リディア「だけど、ルシフェリアは魔族連邦軍……普通に訪ねていける場所じゃないのよ?」
武流「なら、叩きに行くだけだ‼️」
ギスケ「うわー……絶対ヤバい所っすよ……」
リディア「まあ、強くなりたいんでしょ?案内してあげる。」
アヤメ「ふふ、面白そうだわ。」
レイカ「……もし危険なら、私が斬る。」
ユリナ「ルシフェリア……か。ヴァンパイアを斃した実績があるなら、行けるかもしれないわね。」
武流は、強さを求める旅路の先に、必ず通らなければならない戦いがあると感じていた。
そして彼は、魔界《ルシフェリア》へ続く、禁断の魔界門を目指す。
ギスケ「ちょっと待て、オレたち、魔界とか大丈夫っすか⁉️」
武流「知らねぇ‼️ 面白そうだろ‼️」
セリア(……ほんと、こういうとこ好きだな)
ユリナ「私は魔界門に案内できる。ルシフェリアには……会いたい奴もいるしね。」
ギスケ「え、だ、誰っすか……?(やべぇ匂いしかしねぇ……)」
リディア「さ、行くわよ!新しい強者に会うんでしょ?」
こうして武流たちは、
──禁断の魔界《ルシフェリア》へと足を踏み入れるのだった‼️‼️
魔界ルシフェリア――
その門の前に、武流たちは立っていた。
漆黒の石で築かれた巨大な扉。
そこからただならぬ魔気が吹き出してくる。
「これが……ルシフェリアか。」
武流が唾を飲み込む。
背後ではギスケが既にビビり始めていた。
「うわ……すっげぇ嫌な感じがするっす……」
「怖気づくなよ。ここに、十鬼衆に匹敵するヴァンパイアがいるんだろ?」
リディアがしれっとした表情で武流に肩をすくめる。
「ええ、確かに……でも交渉できる保証はないわよ。」
「だったら……力づくで通してもらうまでだ。」
武流が気合いを入れた瞬間、ギギギギ……と扉がゆっくり開いていく。
暗闇の向こうから、
骨の軋む音と、コウモリの羽音が一斉に響き渡った。
「歓迎の用意ができてるらしいぜ。」
現れたのは、無数のスケルトンソルジャーと、空を覆うほどのコウモリの大群だった。
「いきなり全力じゃねぇか!」
武流が剣を構えると、ギスケも必死に翼を広げた。
「おいおい、どう考えてもヤバい数っすよコレ‼️」
「ギスケ‼️空の敵は任せた‼️落とし穴とか確認する暇はねぇぞ‼️」
「ま、任されたっす‼️」
ギスケが青ざめながらも上空へ飛び立ち、羽ばたきでコウモリの群れを引き裂く。
一方、武流とリディアは地上のスケルトン軍団を迎え撃った。
「……火葬準備、よし。」
リディアが杖を一振りすると、炎の精霊・カグツチが赤い閃光をまとい、
スケルトンたちを次々と焼き払っていく。
「武流‼️後ろ‼️」
「わかってる‼️」
スケルトンの剣を紙一重で弾き、武流は斬り返しで三体を一閃する。
「女を泣かせる奴は……容赦しねぇ‼️」
炎と剣が交差する激戦。
上空ではギスケがコウモリに追われながらも、羽ばたきで群れを散らし、
「ぜ、ぜってぇに武流の役に立つっす‼️‼️」
と必死に奮闘していた。
やがて、スケルトンもコウモリも、ひとり残らず地に倒れた。
武流が肩で息をしながら、扉の奥を睨む。
「さて……次は本命ってわけだな。」
ギスケがふらふらと降りてきて、
「ひぃ……もうコウモリ嫌っす……」
と泣きそうになりながら、ぴったり武流にしがみつく。
リディアは苦笑しながら、
「これでやっと……彼らに会えるのね。」
と、扉の向こうを見つめた。
待っているのは、
ルシフェリア最強ヴァンパイア――カインベルクとセルシア。
彼らとの出会いが、武流たちの運命を大きく変えることになる……‼️
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