変愛:改定前

絢麗夢華。

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露璃恨・古

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もう最高だ。
この娘はもう、俺の物だ。
一緒にお風呂に入った時、髪を洗ってあげたり、背中を擦ってあげたりしたのだったが、一切抵抗せずとても利口で、すごく純粋で、つまり良い娘なのだ。
この性癖を抜いてその上でも、庇護欲が沸く程に良い子だった。
お陰で約三ヶ月半の間、俺は彼女に手を出さずに、我慢する事が出来た。
その幼女は小学3年生で、自らの名前を魅羽-ミワ-と名乗った。
恐ろしい事に喧嘩したと言う母親は全く心配していないらしかった。
テレビでもラジオでもネットでも全く情報は無く、警察にも何も捜索願いも出てないようだった。2ヶ月半たっていたのにである。
学校には行くと言ったので車であまり人が居ないような場所迄送ってあげていた。
しかし、ある日を境に学校にさえ行かなくなった。学校は何も言わなかったらしい。
家に連れ帰った俺が言うのもなんだが、とても気持ちが悪くなった。
誰も心配しない。
学校にも、母親にも、誰にも心配されない。
後から考えればそれはそうなのだった。
心配してたのでは全く無い。完全に諦められていたのだ。



その少女は、母親と喧嘩をして、家を飛び出して来たのだと、俺に状況を説明した。大した理由ではないとの事だったが、どうしても家に帰りたくないらしい。




3ヶ月程前~

泪を抑えて蹲ってた所を、下心満載の俺に匿われたのだ。
おじちゃん、何でもするから私を助けて。そう懇願した幼女を俺は家に連れ帰った。取り敢えずお風呂に入ろうかと浴場に押し込み、オジさんも一緒に入ろうか?と聴いてみた。無垢な幼女である。うん。と幼女は服を脱ぎ始めた。


 












親によって、社会的に魅羽は殺されたのだ。
社会に生きる1人の人間として送るはずだった人生を、亡くしたのだった。





魅羽に俺は全てを打ち明けた。
魅羽既に知っていた。自分の弟と妹が命を落とした事を。
魅羽の父親は、今母親と共に住んでいる男とは別人だ。
弟と妹も、父親が違う。
その昔、魅羽の母親は魅羽の父親とは、また別の人の嫁だったらしいのだが、魅羽の父親と浮気をして、その結果として、魅羽が産まれた。魅羽が産まれた後数年は一緒に住んでいたらしいのだが、魅羽が物心付く前に別れて、母親はまた別の男と付き合い始めたという事らしい。そして魅羽と3つ程年の離れた兄弟が産まれた。母親はその子に付きっきりで、魅羽には目もくれなかったらしい。料理こそできなかったがパンを食べる事等は出来たようで、どうにか家族が居る家の中で魅羽は独りで生きてきたらしい。

聴けば聴くほど有り得ない様な、悲惨で、醜く、酷い話だった。
用も言わずに出ていき、何日も帰ってこなかった母親が帰ってきた時、魅羽がお世話してた赤ん坊を母親は殺した。
社会的では無く、直接手を下して、手を汚して、手にかけた。
その赤ん坊の遺体を、家の近くの雑木林に埋めたと言うことらしい。
そしてその日の夕方に、母親は別の男を連れてきたということだった。
それが魅羽の弟の父親となる人物である。



魅羽の事を俺なりに調べてみたのだが、最初は情報が全然見つからなかった。
結果、と言うより、事実を知ってから思うとそれもその筈だっただろう。
まず、魅羽は偽名だったのだから。魅羽は彼女自身が付けた名前、偽名なのである。彼女の本名は花子。これでもかと言う程に適当な名前だったのである。わざとなにか目的があったのかもしれないと思ったが、そんなことは多分無かった。
魅羽に聴いた話によると、彼女には弟と妹が居たらしい。しかしその2人は戸籍に無かった。3歳の弟、生まれたばかり妹は、戸籍を持っていなかった。
魅羽の家を調べて、夜中に行ってみた。
丁度、魅羽の両親と思われる2人が、家を出ていく所だったので中を見てみると、乳児と思われる躰がベットの床に転がっていた。息はしていなかった。そしてゴミ箱の横に小さい子供の入ったゴミ袋が置いてあった。
本当に気持ちが悪かった。階段を上がってくる音が聞こえたので急いでベランダへ出て2階から飛び降りた。怪我はなかったが少し痛かった。
魅羽が家を出た理由がわかった。わかってしまった。
母親との喧嘩等では、ない。そんな優しい、生温いものでは、なかった。
あのままだと確実に、魅羽は死んでいたのだ。






そして魅羽の弟が産まれたのだった。一時は弟の父親と暮らして居たが、また別れて今度は魅羽の妹の父親と住み出した。それから約1年前の事である。
魅羽は弟を自分の手で3歳まで育て上げた。彼女が学校であまり心配され無かった理由は、そもそも学校にあまり行っていなかったからという理由があったからだそうだ。不思議に思っていた、学校に行くと言いながら何も持っていなかった理由と言うのが、そういう事らしい。つまり学校には行っていなかった。何をしていたかと言えばそう遠くない昔の家まで行き、性別が分からない程昔に死んだ兄弟の墓参りに言ってたらしい。墓と行っても母親が手にかけた子供をそのまま埋めただけのただの草むらの端っこに心の中で声を掛けるだけらしいのだが。
そして魅羽の妹が産まれた時、弟は殺された。だが妹の父親は全く気に留めない。彼と魅羽の母親は基本的にベットの上から出て来なかったかららしい。妹の妊娠中も毎日ベッドが軋む音がなっていたと言う。そして産まれた妹も産まれ落ちた瞬間にベットから叩き落とされ、臍の緒が繋がったまま、再びベッドが軋み始めた。このままじゃ近いうちに自分の命も無い。それが家出の本当の理由なのだった。

全てを打ち明けたあの夜離れて寝てた魅羽がくっ付いて来た。ベットの真ん中に移動し、俺に抱きついて来た。キスをされ、舌まで入れてきた。俺はロリコンだ。変態なんだぞ。と諭したが魅羽はもっと抱き着いてきた。抱き締めていると脚で俺の下半身を露わにさせた。
脚で俺のムスコを弄り、キスをして来た。もう既にビンビンだった。
理性を保つべきだったのだろうが、箍が外れてしまった。

彼女の小さい躰をあちこち撫で回し、少し濡れていた躯の内側の入口へムスコを侵入させてしまった。メキメキと耐えられなかった部位が壊れる様な音がした。痛くない訳が無いのに痛くないか?と聞いてしまった。痛いけど大丈夫という彼女の声を鵜呑みにしてしまった。せめてここでやめておくべきだった。なのに俺はもっと奥へもっと奥へと挿入てしまった。小さく狭い未熟な子宮に辿り着いたのがわかった。俺は前後に動き始めった。中身は未成熟でも魅羽の膣内はどんどん濡れていた。魅羽の潤滑油のお陰で、或いはそのせいで俺はより激しく動いてしまった。魅羽はもうその時、限界だったのだろう。俺も限界を迎えようとしていた。急いで抜こうとするが、まさか魅羽がだいしゅきホールドをかましてきた。今解いてしまうと魅羽が潰れる。身動きが取れないまま魅羽に射精してしまった。その後魅羽は失神。一瞬良い気分になったがその後の罪悪感で潰れそうな気持ちになってしまった。


それから7年、俺は魅羽と暮らして来た。あれから魅羽に手を出した事は無い。母親の性活で死の恐怖まで味わった魅羽に同じことをしてしまった自分がずっと一緒に居ても良いのかと困ったが彼女にもう居場所は無い。一緒に居続けるのが償いかとこれまで世話をしてきた。出来るだけご飯は作ったが、元々独りで生き抜いた子なだけあって、料理は得意だった。家に帰ると大体魅羽が作ってくれていた。弁当まで作ってくれて妻のような存在だった。でも俺はそんな事思っちゃいけない。彼女をより不幸にしてしまったのは俺なのだから。
思えば色々あった。やはり慌てたのは初の生理の時だったか。
俺が魅羽の処女奪った時、シーツは血塗れだった。処女膜からの出血の他にも俺の大きさに、というより彼女の小ささが耐えきれず裂けていたと思う。
生理の時はそれ以上でとても焦った。
まず罪悪感が湧き出て、魅羽が慌ててティッシュペーパーで股を抑え始めたのに対し、俺は慌てて家を飛び出し、ドラックストアへ駆け込んだ。入った途端自分が来て良い場所か悩み、店の中で固まっていたところに店員が声をかけてくれた。ム、ムスメが初潮で、と言葉を上手く組み立てられずに居ると握っていた1000円札を奪われ30秒後、お釣りと共に黒い袋を渡された。あの時は本当に助かった。
俺はもうロリコンでは無い。小さい子を見てもなにも感じ無くなっている。最近魅羽が昔以上に可愛く見えてしょうがない。父性でも芽生えたかと思ったが、ムラムラしてしまう。これは行かんなと思うが、頑張って耐え抜こう。俺の償いだ。
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