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1.0/露璃恨・過去
露璃恨・過去:2
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その悔しさが俺を余計1人にさせた。
誰も止めない空気が嫌いになり、誰かといるとこうなるのかと言う思いが、心を閉ざし、拗らせさせた。
直接的な暴力では無い為、訴えも出来ない。
他人を信じる事を諦めかけてた俺は、教師に話を流すことも出来なかった。
教師と話す機会もない為、話しかけられかったと言う背景はあるけれど。
「きもい。」
これは本当に言われた言葉だ。
うざいとかだるいとかはまだいい方だと思う。
だるいに関しては、しんどいと言う意味で、たまに鬱陶しいと言う意味でも使うみたいだが、凡そ自身について、広くても仲間内の言葉だ。
それを周りに聞こえるように宣言するのが俺は好きではなかったのだが。
うざいも、鬱陶しいと言う意味でも使われる。
これはニュアンスと言い方で強度が変わると言うイメージだ。
多分SNSで使用すると揉めるだろうなと感じる。
きもい。に関してはなんというべきだろうか。
気持ち悪いの略で、気色悪いと同義。
良い印象を与える言葉では決してない。
俺は別に身嗜みに特別気を遣うタイプでもないが、常識程度にはしていたはずだ。
定期的な生徒指導チェックで引っ掛かったことは1度も無い。
その他で指導を受けた事も無い。
それなのに。
それなのに俺は、きもいと言われた。
今思うと、自意識過剰とか被害者意識が強過ぎただけかもしれないけど、
無実を訴えたい俺にしてみれば完全に理不尽な言い掛かりだった。
俺は嫌われていた。
そこには理由は無く、悪意だけしかなかった。
いや、悪意も、悪意と言えるべきものだったのだろうか。
独りぼっちの友達が居ない同級生を叩いて、自分達はまだマシだとそう思いたかっただけかも知れない。
その誰か1人の犠牲者、生贄として俺が選ばれただけだった。
どこでもあることだろう。
誰か1人を嫌う事で、クラスの雰囲気を保つ。一体感を産ませる。
そういう生贄が必要な場所は、学校だけではない。
そして、その1人に選ばれた奴の中で、心の弱い奴が自ら命を断つ。
それとも心が強い人間が命を断つのだろうか?
心が弱い人間は、命を断つレベルまで思い詰めるより前に、学校に行かなくなるのかもしれないと考えると分からなくなってくる。
俺は、自殺なんてしなかったからここにいるわけだけれど、そのやり方は褒められたものでは無い。
もちろん問題を起こした訳では無いからそういう意味では褒められるやり方かもしれないけれど、生贄に選ばれる様な心の弱い人間が耐えられないかもしれないから。
誰も止めない空気が嫌いになり、誰かといるとこうなるのかと言う思いが、心を閉ざし、拗らせさせた。
直接的な暴力では無い為、訴えも出来ない。
他人を信じる事を諦めかけてた俺は、教師に話を流すことも出来なかった。
教師と話す機会もない為、話しかけられかったと言う背景はあるけれど。
「きもい。」
これは本当に言われた言葉だ。
うざいとかだるいとかはまだいい方だと思う。
だるいに関しては、しんどいと言う意味で、たまに鬱陶しいと言う意味でも使うみたいだが、凡そ自身について、広くても仲間内の言葉だ。
それを周りに聞こえるように宣言するのが俺は好きではなかったのだが。
うざいも、鬱陶しいと言う意味でも使われる。
これはニュアンスと言い方で強度が変わると言うイメージだ。
多分SNSで使用すると揉めるだろうなと感じる。
きもい。に関してはなんというべきだろうか。
気持ち悪いの略で、気色悪いと同義。
良い印象を与える言葉では決してない。
俺は別に身嗜みに特別気を遣うタイプでもないが、常識程度にはしていたはずだ。
定期的な生徒指導チェックで引っ掛かったことは1度も無い。
その他で指導を受けた事も無い。
それなのに。
それなのに俺は、きもいと言われた。
今思うと、自意識過剰とか被害者意識が強過ぎただけかもしれないけど、
無実を訴えたい俺にしてみれば完全に理不尽な言い掛かりだった。
俺は嫌われていた。
そこには理由は無く、悪意だけしかなかった。
いや、悪意も、悪意と言えるべきものだったのだろうか。
独りぼっちの友達が居ない同級生を叩いて、自分達はまだマシだとそう思いたかっただけかも知れない。
その誰か1人の犠牲者、生贄として俺が選ばれただけだった。
どこでもあることだろう。
誰か1人を嫌う事で、クラスの雰囲気を保つ。一体感を産ませる。
そういう生贄が必要な場所は、学校だけではない。
そして、その1人に選ばれた奴の中で、心の弱い奴が自ら命を断つ。
それとも心が強い人間が命を断つのだろうか?
心が弱い人間は、命を断つレベルまで思い詰めるより前に、学校に行かなくなるのかもしれないと考えると分からなくなってくる。
俺は、自殺なんてしなかったからここにいるわけだけれど、そのやり方は褒められたものでは無い。
もちろん問題を起こした訳では無いからそういう意味では褒められるやり方かもしれないけれど、生贄に選ばれる様な心の弱い人間が耐えられないかもしれないから。
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