49 / 459
49 街の手前で
しおりを挟む
しばらくして少年たちが我を取り戻した。
「水は持っているか?」
そう訊くと、持ってないと首を振ったのでリュックサックから二リットルのペットボトルを出し、封を切って少年らに渡した。
回し飲みしながら二リットルを飲み干す少年たち。いきなり飲んで大丈夫なのか?
「……た、助かったよ……」
オレの声に素早く従った戦士風の少年が口を開いた。
「そう言うときはありがとうございますって言ったほうが相手にいい印象を与えるぞ。次から助けてもらったらそう言うといい」
説教なんて、歳を取ったからかね? 自分ではまだ若いつもりでいるのにな。まあ、肉体は老いを感じてるけど。
「あ、ありがとうございます」
「「「ありがとうございます」」」
戦士風の少年に続き、残りの少年たちも感謝の言葉を述べた。素直な子らだ。
「どういたしまして。助けた甲斐があるってもんだ。怪我をしたヤツはいるか?」
「ダズ。殴られたところは大丈夫か?」
「スゲー痛いが、折れてはいないと思う」
斧を持った体格のいい少年がダズらしい。
「どこを殴られたんだ?」
「腕だよ。咄嗟に腕でガードした」
見せてもらうと赤く膨れ上がっていたので、冷却スプレーをかけてやった。
「あんた、魔法使いか?」
「魔法使いじゃなく、ゴブリン駆除員だよ。これは冷気を溜めた道具だ。やるから腕が熱を帯びたらここを押して腕にかけるといい。他のヤツは怪我はしてないな?」
「ああ。ダズが庇ってくれたから怪我はないよ」
「それはなにより。歩けるなら道に戻るぞ。そこらかしこにゴブリンがいる。襲ってくる気配はないが、弱ってるとみたら襲ってくるからな、あいつらは」
そう言うところはゲスな生き物なんだよな、あの害獣どもは。
「あ、そこの猪はどうする?」
赤いゴブリンにでも伸されたろう猪を指差した。
「そうだ! 猪!」
気づいた少年らが伸びている猪の足を縛った。生け捕りにするんだ。
よく漫画で観るように太めの枝に猪の足を括りつけ、二人で肩に担いだ。
「アルド。先を。ダズは殿な」
オレは担ぐ二人の右側に立って道に向かった。
「そのまま担いで戻るのか? 持てる肉を担いだほうがよくないか?」
「そうしたいが、依頼は猪一匹なんだよ。面倒でもこうして運ぶしかないんだ」
大変なんだな、冒険者業ってのも。
しばらくして森が途切れ、草原が現れた。
特になにかを放牧しているわけでもなく、なにかを植えているわけでもない。緩衝地帯、って感じかな?
体重七、八十キロくらいある猪を運ぶのは大変なようで、一キロくらい歩いたら休み、また一キロくらい歩いたら休んでいる。
なんでオレ付き合ってんだ? って思いながらも少年たちと一緒に行動し、休んでいる間は周囲の警戒をしていた。
「な、なあ、なにか食べるもん持ってないか? あれば分けてもらいたいんだが?」
「ああ、構わんよ」
買ったはいいもののずっと食べないでいたカロリーバーを四人にくれてやった。
「うめー!」
と、喜ぶ少年たち。まあ、不味くはないと思うが、そこまで歓喜するほどでもない味だろう。ラダリオンも一本食べていらないって言ったものだ。
「それなら残りもやるよ」
ここで出さないと賞味期限が切れるまで入れてそうだからな。
「いいのか? 金ないぜ」
「金なんていらんから遠慮なく食え。ただ、水はないから喉に詰まらせるなよ」
もう手持ちの分しかない。さすがにこれまでくれてはやれんからな。
「もう少しいけば川があるから大丈夫だ」
と、カロリーバーを食い尽くし、五分も歩いたら小川が現れた。
少年たちは猪や荷物を置いて小川に顔を突っ込んだ。飲むのか? 煮出したりしないのか? 異世界人の腹はそんなに丈夫なのか?
オレの心配など構わず小川の水を飲む少年たち。オレなら確実に腹を下すな。
「オレは他所からきたんでここら辺のことは知らないだが、街まではまだあるのか?」
「猪担いでるから昼くらいには着くと思う」
ってことは十キロあるかないかくらいか。なら、買い物しても夕方までにはラザニア村に帰れるかもしれんな。
また歩き始めると、麦畑が現れた。
辺境な割りに豊かな土地だな。麦畑の他にも畑があり、柵に囲われたところには水牛みたいな家畜まで飼われていた。
「ゴブリンがいるな」
畑と畑の間にいる草むらにゴブリンが隠れていた。こんなところまで現れるとは。どこまで害になる存在なんだか。
「少年たち。ここでお別れだ。気をつけて戻れよ」
ちょうど十字路に出たので少年たちと別れることにした。
「あ、ありがとうございました」
「ああ。挨拶と感謝はちゃんとするよにしとけ。それは大人からの信頼となるからな」
おじさんからのお節介だ。
少年たちから充分離れたらセフティーホームに戻り、ベネリM4からSCAR-H(狙撃タイプ)に持ち換えた。
マガジンは二本でいいだろうと、カーゴパンツの左右ポケットに入れた。
外の様子を確かめてから出て、隠れているゴブリンの気配を探る。
「結構いるな。大丈夫なのか?」
目では見つけられないが、草むらの中に結構な数のゴブリンが隠れている。子供を外で遊ばせてたら連れ去られるぞ。
「百メートルはあるが、まあ、二、三発も撃てば当たるだろう」
周囲に人はなし。リュックサックを台にしてSCAR-H──Hスナイパーを乗せた。
スコープを覗き、なんとなくピントを合わせるが、オレは見るのじゃなく、スコープ越しにゴブリンの気配を探る。
ゴブリンの気配が形となったら引き金を引く。
「ヒット。次」
そこには二匹いて、横で茫然とするゴブリンを撃ち抜いた。
昼まであと三十分弱。マガジンが尽きたら終了とするか。
場所を移動し、また草むらに隠れているゴブリンを駆除していった。
「水は持っているか?」
そう訊くと、持ってないと首を振ったのでリュックサックから二リットルのペットボトルを出し、封を切って少年らに渡した。
回し飲みしながら二リットルを飲み干す少年たち。いきなり飲んで大丈夫なのか?
「……た、助かったよ……」
オレの声に素早く従った戦士風の少年が口を開いた。
「そう言うときはありがとうございますって言ったほうが相手にいい印象を与えるぞ。次から助けてもらったらそう言うといい」
説教なんて、歳を取ったからかね? 自分ではまだ若いつもりでいるのにな。まあ、肉体は老いを感じてるけど。
「あ、ありがとうございます」
「「「ありがとうございます」」」
戦士風の少年に続き、残りの少年たちも感謝の言葉を述べた。素直な子らだ。
「どういたしまして。助けた甲斐があるってもんだ。怪我をしたヤツはいるか?」
「ダズ。殴られたところは大丈夫か?」
「スゲー痛いが、折れてはいないと思う」
斧を持った体格のいい少年がダズらしい。
「どこを殴られたんだ?」
「腕だよ。咄嗟に腕でガードした」
見せてもらうと赤く膨れ上がっていたので、冷却スプレーをかけてやった。
「あんた、魔法使いか?」
「魔法使いじゃなく、ゴブリン駆除員だよ。これは冷気を溜めた道具だ。やるから腕が熱を帯びたらここを押して腕にかけるといい。他のヤツは怪我はしてないな?」
「ああ。ダズが庇ってくれたから怪我はないよ」
「それはなにより。歩けるなら道に戻るぞ。そこらかしこにゴブリンがいる。襲ってくる気配はないが、弱ってるとみたら襲ってくるからな、あいつらは」
そう言うところはゲスな生き物なんだよな、あの害獣どもは。
「あ、そこの猪はどうする?」
赤いゴブリンにでも伸されたろう猪を指差した。
「そうだ! 猪!」
気づいた少年らが伸びている猪の足を縛った。生け捕りにするんだ。
よく漫画で観るように太めの枝に猪の足を括りつけ、二人で肩に担いだ。
「アルド。先を。ダズは殿な」
オレは担ぐ二人の右側に立って道に向かった。
「そのまま担いで戻るのか? 持てる肉を担いだほうがよくないか?」
「そうしたいが、依頼は猪一匹なんだよ。面倒でもこうして運ぶしかないんだ」
大変なんだな、冒険者業ってのも。
しばらくして森が途切れ、草原が現れた。
特になにかを放牧しているわけでもなく、なにかを植えているわけでもない。緩衝地帯、って感じかな?
体重七、八十キロくらいある猪を運ぶのは大変なようで、一キロくらい歩いたら休み、また一キロくらい歩いたら休んでいる。
なんでオレ付き合ってんだ? って思いながらも少年たちと一緒に行動し、休んでいる間は周囲の警戒をしていた。
「な、なあ、なにか食べるもん持ってないか? あれば分けてもらいたいんだが?」
「ああ、構わんよ」
買ったはいいもののずっと食べないでいたカロリーバーを四人にくれてやった。
「うめー!」
と、喜ぶ少年たち。まあ、不味くはないと思うが、そこまで歓喜するほどでもない味だろう。ラダリオンも一本食べていらないって言ったものだ。
「それなら残りもやるよ」
ここで出さないと賞味期限が切れるまで入れてそうだからな。
「いいのか? 金ないぜ」
「金なんていらんから遠慮なく食え。ただ、水はないから喉に詰まらせるなよ」
もう手持ちの分しかない。さすがにこれまでくれてはやれんからな。
「もう少しいけば川があるから大丈夫だ」
と、カロリーバーを食い尽くし、五分も歩いたら小川が現れた。
少年たちは猪や荷物を置いて小川に顔を突っ込んだ。飲むのか? 煮出したりしないのか? 異世界人の腹はそんなに丈夫なのか?
オレの心配など構わず小川の水を飲む少年たち。オレなら確実に腹を下すな。
「オレは他所からきたんでここら辺のことは知らないだが、街まではまだあるのか?」
「猪担いでるから昼くらいには着くと思う」
ってことは十キロあるかないかくらいか。なら、買い物しても夕方までにはラザニア村に帰れるかもしれんな。
また歩き始めると、麦畑が現れた。
辺境な割りに豊かな土地だな。麦畑の他にも畑があり、柵に囲われたところには水牛みたいな家畜まで飼われていた。
「ゴブリンがいるな」
畑と畑の間にいる草むらにゴブリンが隠れていた。こんなところまで現れるとは。どこまで害になる存在なんだか。
「少年たち。ここでお別れだ。気をつけて戻れよ」
ちょうど十字路に出たので少年たちと別れることにした。
「あ、ありがとうございました」
「ああ。挨拶と感謝はちゃんとするよにしとけ。それは大人からの信頼となるからな」
おじさんからのお節介だ。
少年たちから充分離れたらセフティーホームに戻り、ベネリM4からSCAR-H(狙撃タイプ)に持ち換えた。
マガジンは二本でいいだろうと、カーゴパンツの左右ポケットに入れた。
外の様子を確かめてから出て、隠れているゴブリンの気配を探る。
「結構いるな。大丈夫なのか?」
目では見つけられないが、草むらの中に結構な数のゴブリンが隠れている。子供を外で遊ばせてたら連れ去られるぞ。
「百メートルはあるが、まあ、二、三発も撃てば当たるだろう」
周囲に人はなし。リュックサックを台にしてSCAR-H──Hスナイパーを乗せた。
スコープを覗き、なんとなくピントを合わせるが、オレは見るのじゃなく、スコープ越しにゴブリンの気配を探る。
ゴブリンの気配が形となったら引き金を引く。
「ヒット。次」
そこには二匹いて、横で茫然とするゴブリンを撃ち抜いた。
昼まであと三十分弱。マガジンが尽きたら終了とするか。
場所を移動し、また草むらに隠れているゴブリンを駆除していった。
0
あなたにおすすめの小説
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~
RIU
ファンタジー
「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。
試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。
「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」
枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる