171 / 459
171 教会
しおりを挟む
三人がまず買ったものは靴だった。なんで?
「タカトさんが履いている靴、格好いいと思ってて欲しかったんです」
三人が履いている靴──と言うかサンダル(?)は革のものなので、防御力も衝撃吸収力もないもの。よくそんなもので歩けてたと思うよ。
「その靴につけてるナイフも格好いいです」
ブーツナイフは咄嗟のときのためにしてることもあるが、一番は足首を噛まれたとき食い千切られないようにする防壁でもあるのだ。
「そう言えば、お前たちって剣は持たないのか?」
ナイフは腰に差しているが、刃渡り二十センチもないものだ。咄嗟のとき、そのナイフで戦うのか?
「はい。おれたちはこれで戦います」
と、馬につけていた鞭を外して見せてくれた。
「へー。鞭で戦うんだ」
騎馬民族かと思ったらカウボーイだったよ。いや、インディアンか?
「はい。この辺は狼が主なので弓で倒せないときは鞭で戦うんです。ナイフは解体用ですね」
所変われば品変わるだな。マルグに鞭でも買ってってやるか。ライダンド土産としてな。
「あと、下着と靴下を買っておけ。不潔にしてたら女にモテんからな」
こいつらも臭くて、何日も着てる感じだ。ゴブリン請負員なら身嗜みにも力を注げ、だ。
請負員カードで下着や靴下、石鹸、タオルなどの検索方法を教えた。
「そろそろ帰るか。すまないが、冒険者ギルドまで案内してくれ」
大体の場所は聞いてたが、案内してくれるならそれに越したことはない。迷うのも面倒だしな。
「わかりました」
と、バイスたちに先頭を走ってもらい冒険者ギルドへ向かった。
三十分くらいで領都に到着し、城壁内にある冒険者ギルドにやってきた。
石造りの二階建てで、コラウスの冒険者ギルドより小さい。町の支部って規模だ。
「ライダンドは冒険者が少ないのか?」
「どうでしょう? 他を知らないんでわかりません」
そりゃそうだ。まだ冒険者になって一年くらいって言ってたしな。外を知ってるほうがおかしいか。
時刻はもう少しで十六時。コーヒーでも飲んで待とうかな? と思ったらカインゼルさんがやってきた。
「お疲れ様です。なにかありましたか?」
「いやない。そちらはゴブリン駆除にいってたんだって?」
「はい。この三人を請負員にしてくれと頼まれましてね、教えるために出てました」
軽く説明する。
「そうか。まあ、タカトの売る酒は魅力的だからな。ダインらが必死で考えたんだろう」
さすがカインゼルさん。ダインさんたちの考えを見抜いてるよ。まあ、そのくらい見抜けないようでは間抜けってもんだ。
「じゃあ、いきますか」
ロースランの魔石とギルドマスターが書いてくれた羊皮紙を持って建物へ入った。
中も町の支部くらい。職員が十人もおらず、カウンターにいるのは三人。まだ混む時間ではないようで、冒険者の姿はなかった。
カウンターにいき、コラウスからきた冒険者であることを告げ、登録希望を伝えて完了してからギルドマスターが書いてくれた羊皮紙を出した。
「少々お待ちください」
職員の女性が羊皮紙を持って奥にいき、初老の男性を連れて戻ってきた。ライダンドのギルドマスターだそうだ。
「あんたがタカトかい。ウワサは耳にしとるよ」
「ウワサの半分は誇張ですから信じないでください」
「なるほど。呆れるほど謙虚は本当のようだな」
羊皮紙にそんなことまで書いてあんのかい! 文字を読めるようにしないと怪しい壺とか買わされそうだな!
「謙虚ではなく実力が伴ってないだけですよ。できもしないことをできると豪語できるほど恥知らずではないので」
もちろん、やらなければならないことは努力するが、能力以上のこと求められても困るんだよ。がんばればなんでもできるなんて幻想だ。できないことはいくらやってもできないんだよ! 人を替えるなり方法を変えるなりしろってんだ!
「なるほど。手強いな。サイルス様が気にかけるわけだ」
だからそんなに持ち上げないで! ダメ女神が選んだようにオレは普通オブ普通の男なんだからさ!
「しばらくライダンドに留まります。ゴブリンの情報があれば教えていただけますか?」
「ゴブリン殺しの名に偽りなしか」
隣でゴブリンの耳を出しているバイスたちに目を向けるギルドマスター。
「ゴブリン駆除しか能がないもんで」
その能も大して与えてもらえなかったけどな。せめてこの世界のマップにゴブリンがマークされる能力をくれよ。いや、その他の魔物も表示してください。
「ゴブリンを狩ってくれるのはありがたいが、資金不足に陥りそうだな」
ここでもゴブリンに割ける予算はないのかよ。人類、またダメ女神にやり直しされるぞ!
「払うものは払わないと手遅れになりますよ。この世界には魔王がいるんですからね」
「そのようだ。伯爵様に報告せんといかんな」
オレのことは過大評価しないで報告してくださいよ。厄介な依頼されたら逃げるからな。
「あと、ロースランの魔石を買い取ってください」
「そう言えば、ミランド峠のことがあったな。倒したのか?」
「全滅させたかまではわかりませんが、六匹は倒しました。うち五つの魔石の買い取りをお願いします」
段ボールに入れたロースランの魔石をカウンターに出した。
「あ、資金がないなら数を減らしますよ」
「いや、青の魔石ならすぐに売れるから構わない」
「教会ですか?」
「ああ。教会にとって青の魔石は権威を高めるために必要なもの。あればあるだけ買ってくれる。もちろん、ギルドとしての儲けともなる。いつでも買い取るよ」
そう言って魔石を調べ、金貨三枚を出してくれた。それでも教会には高く売れると言うことか。その金を孤児に回せよ。たかりをさせんじゃねーよ。ほんと、教会はクソだな。
「奥でゴブリンの情報を話そう」
「わかりました。お前たち、あとは創意工夫してゴブリンを狩れな。ライダンドにいる間なら相談にも乗るから」
バイスたちとはそこで別れ、カインゼルさんと奥へと向かった。
「タカトさんが履いている靴、格好いいと思ってて欲しかったんです」
三人が履いている靴──と言うかサンダル(?)は革のものなので、防御力も衝撃吸収力もないもの。よくそんなもので歩けてたと思うよ。
「その靴につけてるナイフも格好いいです」
ブーツナイフは咄嗟のときのためにしてることもあるが、一番は足首を噛まれたとき食い千切られないようにする防壁でもあるのだ。
「そう言えば、お前たちって剣は持たないのか?」
ナイフは腰に差しているが、刃渡り二十センチもないものだ。咄嗟のとき、そのナイフで戦うのか?
「はい。おれたちはこれで戦います」
と、馬につけていた鞭を外して見せてくれた。
「へー。鞭で戦うんだ」
騎馬民族かと思ったらカウボーイだったよ。いや、インディアンか?
「はい。この辺は狼が主なので弓で倒せないときは鞭で戦うんです。ナイフは解体用ですね」
所変われば品変わるだな。マルグに鞭でも買ってってやるか。ライダンド土産としてな。
「あと、下着と靴下を買っておけ。不潔にしてたら女にモテんからな」
こいつらも臭くて、何日も着てる感じだ。ゴブリン請負員なら身嗜みにも力を注げ、だ。
請負員カードで下着や靴下、石鹸、タオルなどの検索方法を教えた。
「そろそろ帰るか。すまないが、冒険者ギルドまで案内してくれ」
大体の場所は聞いてたが、案内してくれるならそれに越したことはない。迷うのも面倒だしな。
「わかりました」
と、バイスたちに先頭を走ってもらい冒険者ギルドへ向かった。
三十分くらいで領都に到着し、城壁内にある冒険者ギルドにやってきた。
石造りの二階建てで、コラウスの冒険者ギルドより小さい。町の支部って規模だ。
「ライダンドは冒険者が少ないのか?」
「どうでしょう? 他を知らないんでわかりません」
そりゃそうだ。まだ冒険者になって一年くらいって言ってたしな。外を知ってるほうがおかしいか。
時刻はもう少しで十六時。コーヒーでも飲んで待とうかな? と思ったらカインゼルさんがやってきた。
「お疲れ様です。なにかありましたか?」
「いやない。そちらはゴブリン駆除にいってたんだって?」
「はい。この三人を請負員にしてくれと頼まれましてね、教えるために出てました」
軽く説明する。
「そうか。まあ、タカトの売る酒は魅力的だからな。ダインらが必死で考えたんだろう」
さすがカインゼルさん。ダインさんたちの考えを見抜いてるよ。まあ、そのくらい見抜けないようでは間抜けってもんだ。
「じゃあ、いきますか」
ロースランの魔石とギルドマスターが書いてくれた羊皮紙を持って建物へ入った。
中も町の支部くらい。職員が十人もおらず、カウンターにいるのは三人。まだ混む時間ではないようで、冒険者の姿はなかった。
カウンターにいき、コラウスからきた冒険者であることを告げ、登録希望を伝えて完了してからギルドマスターが書いてくれた羊皮紙を出した。
「少々お待ちください」
職員の女性が羊皮紙を持って奥にいき、初老の男性を連れて戻ってきた。ライダンドのギルドマスターだそうだ。
「あんたがタカトかい。ウワサは耳にしとるよ」
「ウワサの半分は誇張ですから信じないでください」
「なるほど。呆れるほど謙虚は本当のようだな」
羊皮紙にそんなことまで書いてあんのかい! 文字を読めるようにしないと怪しい壺とか買わされそうだな!
「謙虚ではなく実力が伴ってないだけですよ。できもしないことをできると豪語できるほど恥知らずではないので」
もちろん、やらなければならないことは努力するが、能力以上のこと求められても困るんだよ。がんばればなんでもできるなんて幻想だ。できないことはいくらやってもできないんだよ! 人を替えるなり方法を変えるなりしろってんだ!
「なるほど。手強いな。サイルス様が気にかけるわけだ」
だからそんなに持ち上げないで! ダメ女神が選んだようにオレは普通オブ普通の男なんだからさ!
「しばらくライダンドに留まります。ゴブリンの情報があれば教えていただけますか?」
「ゴブリン殺しの名に偽りなしか」
隣でゴブリンの耳を出しているバイスたちに目を向けるギルドマスター。
「ゴブリン駆除しか能がないもんで」
その能も大して与えてもらえなかったけどな。せめてこの世界のマップにゴブリンがマークされる能力をくれよ。いや、その他の魔物も表示してください。
「ゴブリンを狩ってくれるのはありがたいが、資金不足に陥りそうだな」
ここでもゴブリンに割ける予算はないのかよ。人類、またダメ女神にやり直しされるぞ!
「払うものは払わないと手遅れになりますよ。この世界には魔王がいるんですからね」
「そのようだ。伯爵様に報告せんといかんな」
オレのことは過大評価しないで報告してくださいよ。厄介な依頼されたら逃げるからな。
「あと、ロースランの魔石を買い取ってください」
「そう言えば、ミランド峠のことがあったな。倒したのか?」
「全滅させたかまではわかりませんが、六匹は倒しました。うち五つの魔石の買い取りをお願いします」
段ボールに入れたロースランの魔石をカウンターに出した。
「あ、資金がないなら数を減らしますよ」
「いや、青の魔石ならすぐに売れるから構わない」
「教会ですか?」
「ああ。教会にとって青の魔石は権威を高めるために必要なもの。あればあるだけ買ってくれる。もちろん、ギルドとしての儲けともなる。いつでも買い取るよ」
そう言って魔石を調べ、金貨三枚を出してくれた。それでも教会には高く売れると言うことか。その金を孤児に回せよ。たかりをさせんじゃねーよ。ほんと、教会はクソだな。
「奥でゴブリンの情報を話そう」
「わかりました。お前たち、あとは創意工夫してゴブリンを狩れな。ライダンドにいる間なら相談にも乗るから」
バイスたちとはそこで別れ、カインゼルさんと奥へと向かった。
0
あなたにおすすめの小説
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~
RIU
ファンタジー
「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。
試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。
「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」
枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる