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201 やることいっぱい
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食事も終わり、別室に場所を移した。
こんな部屋まで造ったんだ、と思いながらギルドマスターには紅茶とケーキ。領主代理にはコーヒーを出した。
「さっそく領主代理を請負員とします」
散々飲み食いして長々と話すのも億劫だろうからさっさと領主代理を請負員とした。
「あっさりしたものなのだな」
「請負員ですからね」
「駆除員とは違うのか?」
「そうですね。駆除員になったら一生ゴブリンを殺すだけの人生となるくらいですかね?」
もちろん、ダメ女神はそんなこと言ってないが、今後のことを考えたらそう言う設定にしておこう。
「それと、ここだけの話、請負員が買ったものも十五日で消えます」
「十日、じゃなかったのか?」
「それは請負員が利用されないための方便です。十日なら選べるものも限られてきますからね」
あちらの世界の物をレンタルと考えたとき、十日と十五日じゃかなりの差があるとオレは思う。
高価なものを十日しか使えないとなれば請負員に無茶なものは望まないだろうし、請負員を利用する者もそうは出てこないはずだ。
まあ、出たら出たで構わない。請負員が増えれば上前が増えるだけだし、ゴブリンが減るからな。
これは請負員が少数のときだけの処置。変に利用されないためにウソを言ってるまでだ。
もちろん、他にも思惑はあるが、主な理由はそれだ。請負員を使い潰されたら困るんでな。
「今日はもう遅いので、ゴブリンを殺すのは明日にしましょう」
酔った頭ではまともに思考もできんだろうしな。
「ここは湯に浸かる習慣がないようですが、一応、用意しておきました。体を洗ってさっぱりさせてください」
入る入らないは別として、一応、ミリエルに風呂の使い方を侍女だかメイドだかに教えるようにお願いしておいた。
「風呂か。それはいいな。わたしはサウナより風呂のほうが好きなんだよ」
「ここ、風呂もあるんですか?」
サウナしかないかと思ってたよ。
「そう一般的ではないが、わたしは風呂が好きだな。マルジオルに遠征にいったときはよく温泉に浸かったものだ」
温泉、あるんだ。それはちょっといってみたいな。
シャワー派なオレだが、温泉上がりにキンキンに冷えたビールを飲むのは好きだ。いや、大好きだ。いつか骨休みにいってみたいものだ。
ミリエルを呼んで領主代理を任せた。
「山へ入ってのゴブリン狩りはどうなってる?」
オレたちだけになると、ギルドマスターがそう切り出してきた。
「館が完成したら用意を始めます」
簡単な説明をする。
「秋と言うより冬に入りそうだな」
確かに秋も半ばに近い。気候的に十月中旬、って感じかな? 道を築いて簡易砦を造ってと考えたら確かに冬に入ってしまいそうだな。
「冬は忙しいんですか?」
「そうだな。冬の半ば頃までは忙しいが、それが過ぎたら春までは時間がある」
「ギルドマスターもですか?」
「いや、冬までにはギルドマスターを次に任せる。まだ役職も名称もまだ決めてないが新たな部署の責任者となる」
その部署とやらはきっとオレに関係あるものだろうよ。
「よく周りが許しましたね?」
この人の次をやる人、大変だろうな~。
「揉めはしたが、いい機会だった。すべてがおれ頼りってのは組織として行き詰まっているからな」
「冒険者ギルドの大元締めの許可もいただいたので?」
いや、冒険者ギルドがどんな組織か知らんけど、ダメ女神が創った組織。世界各国にある巨大組織だろうよ。
「冒険者ギルドは各地域で執り行われている。法を守ればそれぞれに任せられているのさ」
なにやらダメ女神臭がする。法とやらもダメ女神の気分次第なんだろうな~。
「次の冒険者ギルドマスターは、元金印の男だ。怪我を負って最前線には立てなくなったが数十人を束ねていた。ギルドマスターとして問題はない。春には完全に任せる段取りだ」
人材が豊富で羨ましい。オレもそんな上司の下で働きたいもんだ。
「ゴブリン狩りを始めるまでには大体の引き継ぎは終わらせる。おれを置いていかないでくれよ。王が立ったときに稼いだ金もなくなりそうなんでな」
まあ、ギルドマスターの場合は二人分だからな。酒や菓子に注ぎ込んでたら二月もしないでなくなるだろうよ。
「わかりました。たくさん稼げるようたくさん呼び寄せるとしましょう」
処理肉を広範囲にばら蒔いて引き寄せる。あとは狂乱化させたら続々と集まってくるはずだ。
「ただ、こちらに被害を及ぼすような距離では止めてくれ。冬は春に向けて種蒔きがあるんでな」
「冬もゴブリンは現れるので?」
「出るな。むしろ冬の被害のほうが大きい。備蓄庫を荒らされたり家畜を襲われたりする。酷いと子供まで襲ったりする」
確かに山じゃエサを確保するのも難しいか。痩せ細ったのしかいなかったしな。
「それならカインゼルさんたちにやってもらいますか。オレとラダリオンで山に入ります」
山では巨人たるラダリオンに勝てる者はいないだろう。オーグだってショットガン一発なんだからな。いや、三発は必要かな? 結構肉が厚かったから。
まあ、ミシニーもついてくるだろうから怖いものはない。オレの命は確保されたと言っても過言ではない。
「ミリエルを残すので、なにかあればミリエルに伝えてください。すぐ戻ってきますんで」
ミリエルには悪いが留守番をしてもらう。ホームに誰かいないと万が一のときに困るからな。
「わかった。シエイラたちも明日にはくるだろうからよく話し合っててくれ」
あ、シエイラたちも受け入れなくちゃないけないんだった! ハァ~。ゴブリン駆除以外の仕事が増えて嫌になるぜ……。
こんな部屋まで造ったんだ、と思いながらギルドマスターには紅茶とケーキ。領主代理にはコーヒーを出した。
「さっそく領主代理を請負員とします」
散々飲み食いして長々と話すのも億劫だろうからさっさと領主代理を請負員とした。
「あっさりしたものなのだな」
「請負員ですからね」
「駆除員とは違うのか?」
「そうですね。駆除員になったら一生ゴブリンを殺すだけの人生となるくらいですかね?」
もちろん、ダメ女神はそんなこと言ってないが、今後のことを考えたらそう言う設定にしておこう。
「それと、ここだけの話、請負員が買ったものも十五日で消えます」
「十日、じゃなかったのか?」
「それは請負員が利用されないための方便です。十日なら選べるものも限られてきますからね」
あちらの世界の物をレンタルと考えたとき、十日と十五日じゃかなりの差があるとオレは思う。
高価なものを十日しか使えないとなれば請負員に無茶なものは望まないだろうし、請負員を利用する者もそうは出てこないはずだ。
まあ、出たら出たで構わない。請負員が増えれば上前が増えるだけだし、ゴブリンが減るからな。
これは請負員が少数のときだけの処置。変に利用されないためにウソを言ってるまでだ。
もちろん、他にも思惑はあるが、主な理由はそれだ。請負員を使い潰されたら困るんでな。
「今日はもう遅いので、ゴブリンを殺すのは明日にしましょう」
酔った頭ではまともに思考もできんだろうしな。
「ここは湯に浸かる習慣がないようですが、一応、用意しておきました。体を洗ってさっぱりさせてください」
入る入らないは別として、一応、ミリエルに風呂の使い方を侍女だかメイドだかに教えるようにお願いしておいた。
「風呂か。それはいいな。わたしはサウナより風呂のほうが好きなんだよ」
「ここ、風呂もあるんですか?」
サウナしかないかと思ってたよ。
「そう一般的ではないが、わたしは風呂が好きだな。マルジオルに遠征にいったときはよく温泉に浸かったものだ」
温泉、あるんだ。それはちょっといってみたいな。
シャワー派なオレだが、温泉上がりにキンキンに冷えたビールを飲むのは好きだ。いや、大好きだ。いつか骨休みにいってみたいものだ。
ミリエルを呼んで領主代理を任せた。
「山へ入ってのゴブリン狩りはどうなってる?」
オレたちだけになると、ギルドマスターがそう切り出してきた。
「館が完成したら用意を始めます」
簡単な説明をする。
「秋と言うより冬に入りそうだな」
確かに秋も半ばに近い。気候的に十月中旬、って感じかな? 道を築いて簡易砦を造ってと考えたら確かに冬に入ってしまいそうだな。
「冬は忙しいんですか?」
「そうだな。冬の半ば頃までは忙しいが、それが過ぎたら春までは時間がある」
「ギルドマスターもですか?」
「いや、冬までにはギルドマスターを次に任せる。まだ役職も名称もまだ決めてないが新たな部署の責任者となる」
その部署とやらはきっとオレに関係あるものだろうよ。
「よく周りが許しましたね?」
この人の次をやる人、大変だろうな~。
「揉めはしたが、いい機会だった。すべてがおれ頼りってのは組織として行き詰まっているからな」
「冒険者ギルドの大元締めの許可もいただいたので?」
いや、冒険者ギルドがどんな組織か知らんけど、ダメ女神が創った組織。世界各国にある巨大組織だろうよ。
「冒険者ギルドは各地域で執り行われている。法を守ればそれぞれに任せられているのさ」
なにやらダメ女神臭がする。法とやらもダメ女神の気分次第なんだろうな~。
「次の冒険者ギルドマスターは、元金印の男だ。怪我を負って最前線には立てなくなったが数十人を束ねていた。ギルドマスターとして問題はない。春には完全に任せる段取りだ」
人材が豊富で羨ましい。オレもそんな上司の下で働きたいもんだ。
「ゴブリン狩りを始めるまでには大体の引き継ぎは終わらせる。おれを置いていかないでくれよ。王が立ったときに稼いだ金もなくなりそうなんでな」
まあ、ギルドマスターの場合は二人分だからな。酒や菓子に注ぎ込んでたら二月もしないでなくなるだろうよ。
「わかりました。たくさん稼げるようたくさん呼び寄せるとしましょう」
処理肉を広範囲にばら蒔いて引き寄せる。あとは狂乱化させたら続々と集まってくるはずだ。
「ただ、こちらに被害を及ぼすような距離では止めてくれ。冬は春に向けて種蒔きがあるんでな」
「冬もゴブリンは現れるので?」
「出るな。むしろ冬の被害のほうが大きい。備蓄庫を荒らされたり家畜を襲われたりする。酷いと子供まで襲ったりする」
確かに山じゃエサを確保するのも難しいか。痩せ細ったのしかいなかったしな。
「それならカインゼルさんたちにやってもらいますか。オレとラダリオンで山に入ります」
山では巨人たるラダリオンに勝てる者はいないだろう。オーグだってショットガン一発なんだからな。いや、三発は必要かな? 結構肉が厚かったから。
まあ、ミシニーもついてくるだろうから怖いものはない。オレの命は確保されたと言っても過言ではない。
「ミリエルを残すので、なにかあればミリエルに伝えてください。すぐ戻ってきますんで」
ミリエルには悪いが留守番をしてもらう。ホームに誰かいないと万が一のときに困るからな。
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