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368 インプット
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神の目から見た極僅かと、人間の目から見た極僅かは違う。倉庫から運んだコンテナボックスでガレージがいっぱいになってしまった。
「欲張りすぎたな」
エルフのライフルがどれほどのものかわからないが、ゴブリンを殺す威力はあるはずだ。でなければダメ女神がオレの力になるとは言わないはずだからな。
「ミリエル。このサイクロプスサングラスをエルフたちに渡して使い方を研究させてくれ。あと、この警棒も。なにか他の使い方があるかもしれないからな」
コンテナボックスの下に単3電池みたいなのが入っており、警棒の底がスクリューキャップになっている。おそらく電磁警棒みたいなんじゃなかろうか? 暴徒鎮圧用とかな。
「ラダリオンも砦にいるエルフに配ってくれ。十二分にあるから一人数個でもいいぞ」
千人分は余裕である。一人五個でもいいくらいだ。
「こっちはいいの?」
「ライフルは危険だからな。オレが使い方を研究するよ」
「タカトさん。わたしにもやらせてください。ライフルならそう違いはないと思いますし」
「うーん。これはもっと技術が発展した時代のものだからな、同じとは言えないはずだ。それなら護衛隊にやらせろ。腕が吹き飛んだくらいならミリエルでも治せるだろうしな」
モルモット扱いして悪いが、ミリエルが傷つくことは容認できない。もし事故が起きたらあとで報いてやるので我慢してください、だ。
「わかりました。撃つときは護衛隊にやってもらいます」
「ああ、頼むよ」
このままミーティングをしたいところだが、もう一時間を過ぎている。二人に悪いので外に出た。
「すまない。遅れた」
コンテナボックスが積み重ねられており、二人は置いていったリュックサックから携帯コンロを出してコーヒーを飲んでいた。
「構わないよ。こちらは平和だ」
「階段と通路にブービートラップを仕掛けた。なにかあれば引っかかるはずだ」
ほんと、仕事が早い男だよ。
「そうか。じゃあ、夕食を持ってくるよ。ミシニー、風呂入るか?」
「今日は体を拭くだけでいいよ」
「おれもだ」
「じゃあ、下着は交換しろよ。ホームで洗うから」
「わかったよ。タカトかーさん」
「誰がかーさんじゃ! お前はもっと身だしなみに気を使え」
まったく、ものぐさな女だよ。
あまりグチグチ言っても仕方がないのでホームに入り、ミサロが作ってくれたパエリア(フライパン)とブイヤベースを運んだ。あ、いつものようになぜとか問わないでくれよ。
「ワインが飲みたくなる料理だな」
どちらもヨーロッパの料理。そりゃ、ワインに合うだろうよ。まあ、パエリアもブイヤベースもヨーロッパのほうの料理なんだろうな~ってくらいしか知らんけど。
「深酒にならないなら飲むといいさ。入ってきたとしても通常のロースランだろうしな」
さすがに音は聞こえないだろうし、そう潤沢に数がいるとも思えない。深酒しなければ倒すのにそう苦労はないはずだ。オレは飲まないでいるしな。
「アルズライズも飲んでいいぞ。悪いが、先に眠らせてもらうな」
さすがに疲れた。ちょっと眠らないと倒れそうだよ。
リュックサックを枕にして横になったらスッと眠りにつき、目覚めたら四時間が過ぎていた。
「もう少し寝てていいぞ」
起き上がると、アルズライズは横になっており、ミシニーはワインをラッパ飲みしていた。
「いや、ぐっすり眠れたから大丈夫だ。もう一度寝たら起きれる自信がないしな」
二度寝は危険だ。軽く六時間は眠ってしまう自信がある。
「そうか。なら、わたしは休ませてもらうよ」
そう言うと残っていたワインを飲み干し、横になって眠ってしまった。お休み一秒かい。の○太くんより凄いな。
ちょっと濃い目のコーヒーを淹れて目を覚まし、ライフルを一つ持って非常用扉の前に移った。
タボール7と床に置き、ライフルを包んでいるビニールを破って取り出した。
質感は本物であることを語っており、本当に五千年のときを過ごしたとは思えない。ちょっと前に造られたみたいだ。
握るところがあり、引き金がある。左右どちらでも使えるようで、デザインは同じだ。弾を装填するレバーはない。ストックの両側にボタンがある。
両側には切り替えレバーは四段階。白、赤、黄色、緑だ。エルフは原色が好きなのか? なにかわからないダイヤルがある。フロントサイトとリアサイトはない。どうやって照準を決めるんだ? 勘か?
左右で持ってみて構えたりする。
「そう悪くはないな」
ブルパップが持ちやすいってのもあるが、VHS-2より軽い。
「スリングをつけるところがないな」
ストラップをつけれそうなのは何ヶ所はある。まあ、金具をつければスリングはつけられそうだな。
──テレッテー!
ん? ロンダリオさんたち、休まずゴブリン駆除をやっているのか?
──二万八千匹突破でーす! 快進撃快進撃。三万匹も目の前だ! その働きに賞して使い方をインプットしてあげましょう。
え? はぁ? インプット? ちょっ、まっ──。
なにか嫌な予感がして止めようとしたが、その願いはダメ女神に届くことはなかった。
凄まじいまでの情報が頭に入ってきて、堪え切れず意識を失ってしまった。
「欲張りすぎたな」
エルフのライフルがどれほどのものかわからないが、ゴブリンを殺す威力はあるはずだ。でなければダメ女神がオレの力になるとは言わないはずだからな。
「ミリエル。このサイクロプスサングラスをエルフたちに渡して使い方を研究させてくれ。あと、この警棒も。なにか他の使い方があるかもしれないからな」
コンテナボックスの下に単3電池みたいなのが入っており、警棒の底がスクリューキャップになっている。おそらく電磁警棒みたいなんじゃなかろうか? 暴徒鎮圧用とかな。
「ラダリオンも砦にいるエルフに配ってくれ。十二分にあるから一人数個でもいいぞ」
千人分は余裕である。一人五個でもいいくらいだ。
「こっちはいいの?」
「ライフルは危険だからな。オレが使い方を研究するよ」
「タカトさん。わたしにもやらせてください。ライフルならそう違いはないと思いますし」
「うーん。これはもっと技術が発展した時代のものだからな、同じとは言えないはずだ。それなら護衛隊にやらせろ。腕が吹き飛んだくらいならミリエルでも治せるだろうしな」
モルモット扱いして悪いが、ミリエルが傷つくことは容認できない。もし事故が起きたらあとで報いてやるので我慢してください、だ。
「わかりました。撃つときは護衛隊にやってもらいます」
「ああ、頼むよ」
このままミーティングをしたいところだが、もう一時間を過ぎている。二人に悪いので外に出た。
「すまない。遅れた」
コンテナボックスが積み重ねられており、二人は置いていったリュックサックから携帯コンロを出してコーヒーを飲んでいた。
「構わないよ。こちらは平和だ」
「階段と通路にブービートラップを仕掛けた。なにかあれば引っかかるはずだ」
ほんと、仕事が早い男だよ。
「そうか。じゃあ、夕食を持ってくるよ。ミシニー、風呂入るか?」
「今日は体を拭くだけでいいよ」
「おれもだ」
「じゃあ、下着は交換しろよ。ホームで洗うから」
「わかったよ。タカトかーさん」
「誰がかーさんじゃ! お前はもっと身だしなみに気を使え」
まったく、ものぐさな女だよ。
あまりグチグチ言っても仕方がないのでホームに入り、ミサロが作ってくれたパエリア(フライパン)とブイヤベースを運んだ。あ、いつものようになぜとか問わないでくれよ。
「ワインが飲みたくなる料理だな」
どちらもヨーロッパの料理。そりゃ、ワインに合うだろうよ。まあ、パエリアもブイヤベースもヨーロッパのほうの料理なんだろうな~ってくらいしか知らんけど。
「深酒にならないなら飲むといいさ。入ってきたとしても通常のロースランだろうしな」
さすがに音は聞こえないだろうし、そう潤沢に数がいるとも思えない。深酒しなければ倒すのにそう苦労はないはずだ。オレは飲まないでいるしな。
「アルズライズも飲んでいいぞ。悪いが、先に眠らせてもらうな」
さすがに疲れた。ちょっと眠らないと倒れそうだよ。
リュックサックを枕にして横になったらスッと眠りにつき、目覚めたら四時間が過ぎていた。
「もう少し寝てていいぞ」
起き上がると、アルズライズは横になっており、ミシニーはワインをラッパ飲みしていた。
「いや、ぐっすり眠れたから大丈夫だ。もう一度寝たら起きれる自信がないしな」
二度寝は危険だ。軽く六時間は眠ってしまう自信がある。
「そうか。なら、わたしは休ませてもらうよ」
そう言うと残っていたワインを飲み干し、横になって眠ってしまった。お休み一秒かい。の○太くんより凄いな。
ちょっと濃い目のコーヒーを淹れて目を覚まし、ライフルを一つ持って非常用扉の前に移った。
タボール7と床に置き、ライフルを包んでいるビニールを破って取り出した。
質感は本物であることを語っており、本当に五千年のときを過ごしたとは思えない。ちょっと前に造られたみたいだ。
握るところがあり、引き金がある。左右どちらでも使えるようで、デザインは同じだ。弾を装填するレバーはない。ストックの両側にボタンがある。
両側には切り替えレバーは四段階。白、赤、黄色、緑だ。エルフは原色が好きなのか? なにかわからないダイヤルがある。フロントサイトとリアサイトはない。どうやって照準を決めるんだ? 勘か?
左右で持ってみて構えたりする。
「そう悪くはないな」
ブルパップが持ちやすいってのもあるが、VHS-2より軽い。
「スリングをつけるところがないな」
ストラップをつけれそうなのは何ヶ所はある。まあ、金具をつければスリングはつけられそうだな。
──テレッテー!
ん? ロンダリオさんたち、休まずゴブリン駆除をやっているのか?
──二万八千匹突破でーす! 快進撃快進撃。三万匹も目の前だ! その働きに賞して使い方をインプットしてあげましょう。
え? はぁ? インプット? ちょっ、まっ──。
なにか嫌な予感がして止めようとしたが、その願いはダメ女神に届くことはなかった。
凄まじいまでの情報が頭に入ってきて、堪え切れず意識を失ってしまった。
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