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395 ブラックリン
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朝起きてホームに入ると、アルズライズたちがマイセンズの砦に着いたとラダリオンから報告された。
「よし。朝飯食ったら開始するか」
「わかった」
ってことで、ミサロが作ってくれたBLTサンドイッチを持って外に。メビとしっかり食べた。
少し食休みをしたら戦闘仕様のマンダリン──ブラックリン(と命名)にマナックを入れていき、マナ・セーラを起動していった。
暖気は必要ないが、何千年か振りに動かしたのだから調子を見るためにも起動したままにしておいた。
「メビは警戒を頼む。イチゴは弾薬をパレットに積んでいてくれ」
そう指示を出して最初のブラックリンをホームに運んだ。
ホームで台車とパレットを重ねた上に載せる。
やはり玄関でブラックリンを動かすってのは風が凄いことになるな。中央ルームと玄関はフリーだ。こんなことならドアを設置しておくんだったよ。
ブラックリンを止めたらドアを追加する。そのうち自動ドアにしようっと。
「ラダリオン。頼むな」
「わかった」
パレット台車を押して外に出た。
この基準も未だに謎だよな。いったいどんな基準になってんだろうな?
ブラックリンは全部で十六台。うち四台をマイセンズの砦に出した。通常型マンダリンは三台はそこに出したからな。
「ラダリオン。ビシャをアシッカに向かわせてくれ」
アルズライズにはマイセンズの砦でマナックや弾薬の整理とエルフたちにブラックリンの操作を教えてもらう。アリサたちにも覚えて欲しいからな。
「十時くらいに向かわせた。そろそろ着くと思う」
「──タカトさん。ビシャがきました」
ナイスタイミング。
「よし。ブラックリンを運び込む」
残り十二台を次々と運び入れ、ミリエルにフォークリフトでアシッカに出してもらった。
さすがに一日では終わらず、陽が暮れたら終了。こちらは明るいので仮拠点に向かうことにする。そろそろ補給しないとならないからな。
イチゴをホームに入れ、ミリエルのほうを手伝ってもらうことにし、オレとメビでマンダリンで向かった。
五分もしないで仮拠点近くまでいき、マンダリンはそのままにして建物の中に入った。
プランデットでオレたちがきたことを伝え、ゴブリンや他の魔物が追ってこないかを注意しながら進んだ。
「カインゼルさん、お疲れ様です」
今日の駆除は終わりにしたようで、夕飯の準備をしていた。
「ああ。そちらは終わったのか?」
「まだ途中です。そろそろ補給かなと思って。どんな感じです?」
充分な量は出していったが、こんなところでは食べるしか楽しみがない。予想以上に食べていても不思議じゃないだろうよ。
「まだ充分にある。それぞれの報酬で好きなもの、まあ、大体が酒の肴だが、早目に終わらせて酒盛りしているよ」
「一日三十匹も狩れば充分ですからな」
まあ、ノルマがあるわけでもなければ就業時間があるわけでもない。どこまで稼ぐかは請負員の判断。上前を跳ねているオレに強制はできない。好きに決めて好きな時間に終わればいいだけだ。
そう言えば、残り何匹だろうか? 報酬は約四百万円プラスしている。ってこは……三千匹は駆除したってことか。
なかなかがんばっているようだが、まだ七千匹はいるってことだ。なんか果てしない数すぎて笑えるぜ……。
「弾薬はどうです?」
「そっちも大丈夫だな。このプランデットがあるとすぐ見つけられて、無駄弾を撃つこともない。囲んでしまえばマチェットで殺しておるよ」
ここなら穴を掘って隠れることもできないし、巣を見つけたら催涙弾を撃ち込めば楽にやれるそうだ。
「じゃあ、また五日くらい戻ってこなくても大丈夫ですか? いろいろ使えるものを見つけたので外に出しているんですよ」
「ああ、こちらは構わんぞ。適度に狩って、適度に休んどるからな」
充実しててなによりだ。
「サイルスさんたちは潜りっぱなしですか?」
第四層辺りにいる反応はあるが。
「いや、一度戻ってきて一日休んだよ。あちらも酒を飲みたいようだからな。まあ、サイルス様は菓子だが」
酒を覚えてからエルフは毎日のように飲んでいる。何日も籠っていたら反乱が起きそうだな。
「わかりました。オレたちは戻ります。五日後くらいにはまたきますよ」
「無理するなよ。なにかあればすぐに呼べ。通信はできるんだからな」
「ええ。無理はしませんよ。では」
サイルスさんにも状況を聞きたかったが、あちらも適度にやっているようだし、安心して任せるとしよう。
ロズたちにも声をかけ、労ってから発着場に戻った。
「メビ。先に風呂に入っちゃえ。上がったらイチゴを連れてくるから」
ラダリオンやミリエルのほうの状況を聞きたい。その間、メビを一人にできないからな。
メビが風呂から上がったらアイスを渡し、ホームに戻った。
ラダリオンとミリエルも戻っており、まずはイチゴをメビの下に。また戻ってきて二人から状況を聞かせてもらった。
「また雪が降り出したか」
マイセンズの砦やアシッカでも大雪が降ってきたようで、パレット台車やフォークリフトは使えなくなったそうだ。
「まあ、そう急ぐ必要もないんだし、無理せずやっていくとしよう」
休息だと思ってゆっくりやっていけばいいさ。まだ冬も半ば。春までにはゴブリンを根絶やしにできるだろうよ。
今日は風呂上がりにハイボールといきますか。
そうと決めたらクーラーボックスに氷を詰め、角瓶とコップを入れた。
さあ、今日は飲むぞ!
「よし。朝飯食ったら開始するか」
「わかった」
ってことで、ミサロが作ってくれたBLTサンドイッチを持って外に。メビとしっかり食べた。
少し食休みをしたら戦闘仕様のマンダリン──ブラックリン(と命名)にマナックを入れていき、マナ・セーラを起動していった。
暖気は必要ないが、何千年か振りに動かしたのだから調子を見るためにも起動したままにしておいた。
「メビは警戒を頼む。イチゴは弾薬をパレットに積んでいてくれ」
そう指示を出して最初のブラックリンをホームに運んだ。
ホームで台車とパレットを重ねた上に載せる。
やはり玄関でブラックリンを動かすってのは風が凄いことになるな。中央ルームと玄関はフリーだ。こんなことならドアを設置しておくんだったよ。
ブラックリンを止めたらドアを追加する。そのうち自動ドアにしようっと。
「ラダリオン。頼むな」
「わかった」
パレット台車を押して外に出た。
この基準も未だに謎だよな。いったいどんな基準になってんだろうな?
ブラックリンは全部で十六台。うち四台をマイセンズの砦に出した。通常型マンダリンは三台はそこに出したからな。
「ラダリオン。ビシャをアシッカに向かわせてくれ」
アルズライズにはマイセンズの砦でマナックや弾薬の整理とエルフたちにブラックリンの操作を教えてもらう。アリサたちにも覚えて欲しいからな。
「十時くらいに向かわせた。そろそろ着くと思う」
「──タカトさん。ビシャがきました」
ナイスタイミング。
「よし。ブラックリンを運び込む」
残り十二台を次々と運び入れ、ミリエルにフォークリフトでアシッカに出してもらった。
さすがに一日では終わらず、陽が暮れたら終了。こちらは明るいので仮拠点に向かうことにする。そろそろ補給しないとならないからな。
イチゴをホームに入れ、ミリエルのほうを手伝ってもらうことにし、オレとメビでマンダリンで向かった。
五分もしないで仮拠点近くまでいき、マンダリンはそのままにして建物の中に入った。
プランデットでオレたちがきたことを伝え、ゴブリンや他の魔物が追ってこないかを注意しながら進んだ。
「カインゼルさん、お疲れ様です」
今日の駆除は終わりにしたようで、夕飯の準備をしていた。
「ああ。そちらは終わったのか?」
「まだ途中です。そろそろ補給かなと思って。どんな感じです?」
充分な量は出していったが、こんなところでは食べるしか楽しみがない。予想以上に食べていても不思議じゃないだろうよ。
「まだ充分にある。それぞれの報酬で好きなもの、まあ、大体が酒の肴だが、早目に終わらせて酒盛りしているよ」
「一日三十匹も狩れば充分ですからな」
まあ、ノルマがあるわけでもなければ就業時間があるわけでもない。どこまで稼ぐかは請負員の判断。上前を跳ねているオレに強制はできない。好きに決めて好きな時間に終わればいいだけだ。
そう言えば、残り何匹だろうか? 報酬は約四百万円プラスしている。ってこは……三千匹は駆除したってことか。
なかなかがんばっているようだが、まだ七千匹はいるってことだ。なんか果てしない数すぎて笑えるぜ……。
「弾薬はどうです?」
「そっちも大丈夫だな。このプランデットがあるとすぐ見つけられて、無駄弾を撃つこともない。囲んでしまえばマチェットで殺しておるよ」
ここなら穴を掘って隠れることもできないし、巣を見つけたら催涙弾を撃ち込めば楽にやれるそうだ。
「じゃあ、また五日くらい戻ってこなくても大丈夫ですか? いろいろ使えるものを見つけたので外に出しているんですよ」
「ああ、こちらは構わんぞ。適度に狩って、適度に休んどるからな」
充実しててなによりだ。
「サイルスさんたちは潜りっぱなしですか?」
第四層辺りにいる反応はあるが。
「いや、一度戻ってきて一日休んだよ。あちらも酒を飲みたいようだからな。まあ、サイルス様は菓子だが」
酒を覚えてからエルフは毎日のように飲んでいる。何日も籠っていたら反乱が起きそうだな。
「わかりました。オレたちは戻ります。五日後くらいにはまたきますよ」
「無理するなよ。なにかあればすぐに呼べ。通信はできるんだからな」
「ええ。無理はしませんよ。では」
サイルスさんにも状況を聞きたかったが、あちらも適度にやっているようだし、安心して任せるとしよう。
ロズたちにも声をかけ、労ってから発着場に戻った。
「メビ。先に風呂に入っちゃえ。上がったらイチゴを連れてくるから」
ラダリオンやミリエルのほうの状況を聞きたい。その間、メビを一人にできないからな。
メビが風呂から上がったらアイスを渡し、ホームに戻った。
ラダリオンとミリエルも戻っており、まずはイチゴをメビの下に。また戻ってきて二人から状況を聞かせてもらった。
「また雪が降り出したか」
マイセンズの砦やアシッカでも大雪が降ってきたようで、パレット台車やフォークリフトは使えなくなったそうだ。
「まあ、そう急ぐ必要もないんだし、無理せずやっていくとしよう」
休息だと思ってゆっくりやっていけばいいさ。まだ冬も半ば。春までにはゴブリンを根絶やしにできるだろうよ。
今日は風呂上がりにハイボールといきますか。
そうと決めたらクーラーボックスに氷を詰め、角瓶とコップを入れた。
さあ、今日は飲むぞ!
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