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トウモロコシと宝石3

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結局、留まることになりました。

今日も元気にお仕事をしております。
でも…何だか王様からの、『アリスは結構特別だ』攻撃が酷い。

この人、何をどう思ったら『結構特別』…を、自分の部屋の隣に住まわせる事だと思ったんだろ。
最初の問題、『夜伽問題』発生します。

だって隣の部屋を繋げる扉が、部屋のなかにあるのっ!!
ここに来たときよりも身の危険っ!

「王様、この部屋は、結婚する人とか家族とか、そういうのでないと使用禁止ではないでしょうか。」

扉を開けて来るような人ではないと思いますけど…。


気を紛らわしたくて訓練場に行ったけど、私が行っただけでみんな帰っていった。

「おっ!王妃様、久しぶりだな!」
「…ロレッソくん!もう泣きたい!」
「なんだ、疲れてるな。…まさか毎晩相手を…ッイテ」

私はロレッソ君の頭を叩いた。

「そんな訳ないでしょ!」
「まぁ、トウモロコシ5本の女だからな…。」
「そうなの。言ってやってよ。」
「…っ!?…アリスっ俺戻るわ。またな。」

ん?ロレッソ君の顔が真っ青になったけど…
一体何が…。

「…アリス、ここで何をしていた?」

振り返ると王様がいた。

「ロレッソ君とお話をしていましたが、いけませんか?」

何だか、お顔が恐ろしい気がする…。

「俺達の事は、あの男に話すなと言ったはずだが。」

そう言えば、そんな事を言っていたような気がする。よく、覚えてないけど。
                                             
「俺達と言いますが、私達について話して問題のある事があるとは思えません。ここにいて、私がまともに話が出来るのは彼だけですし。」
「俺と話すのは偽りか?」

ん?

「何の話をしているんですか?偽りって、別にそんな事…。」

「ではアランは誰だ。」

「…っ!?」

遂に獄門台が見えました!

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