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30%増量
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「0%はどれだけ増やしても0%です。やんす君いきましょう!!」
やんす君に乗って帰ろうとすると、景色がヒュンと変わってあっという間に家に着いた。
私の前に一瞬で来れるはずよね。こんな事が出来るなら…。
「葡萄畑、馬車に乗らなくても行けたんですか?」
「ああ、けれど一緒にいられる時間が増えればいいと思ってね。」
「毎日一緒にいるじゃないですか。」
「…けど、2人きりじゃないからね。」
「2人きりだったら、このお試しはそく終了です。」
「…リディア、君は俺が怖くない?」
「私を食べないお化けなら怖くありません。」
「…その食べるという解釈は何処から?」
「みんな『お化けは怖い』『人を食べる』『人を殺す』って言ってるわ。私もそう思ってたけれど、ここにいるお化けは食べないみたいだし。やんす君みたいに可愛い子もいるなんて 人間は知らないですから。」
「やんす……。ねぇリディア、そこに俺は入っていないのかな…」
「入れてほしいなら、本性を見せて。」
「本性っていうのは何…本当の姿ならわかるけど、その言い方は何だか傷つくな。」
「本当の事です。」
すぐシュンとするんだけど、素敵な人(容姿)なだけに、何をしても様になっているのが腹立たしいのよ。
「本当の姿を見せられるように出来ないの?魔王様ならそれも自由に出来るんじゃないんですか?」
「君たちの王様は地位があるからといって好き放題はしていない。それと同じだよ。王様であってもなくても、出来る事は民のためであって自分の好き放題できる訳ではないんだよ。」
なんだか意外…
「でも、『一緒にいるとお嫁さんになる魔法がかかる』というのを教えてくれなかったのは問題があるんじゃないですか。」
「だから君がハクが蛇に見えているのを聞いて喜んだんだよ。その魔法にかからない。」
「……」
「ん?」
「魔法にかかるほうが楽だと思うけど…。」
「それって結局、心はないんだよ。本当か嘘かわからない。怖いと思うよ。俺はその人の目にうつってないのと同じなんだから。」
「…」
魔王様も悩みだってあるんだ…
「という事で、30%増量はとても嬉しいよ。」
「…それとこれとは話が違います。」
「何をすれば増えるんだ…」
「本当の姿…」
「振り出しにもどったね。」
これだと卑怯ね。
「少しだけ考えます。」
「本当に!?」
「少しだけです。」
私を好きだというけれど、何処かで出会ったことがあるのかな…。
それを聞く前に、子持ち疑惑の話が先よ!
「メンフィス様。ここは落ち着いて話し合いましょう。子供とは何の事ですか?前みたいに地面を揺らしたり、そういうのは無しで答えてください!」
「……」
答えない…って事は、本当なんだわ。もう信じられない。30%とか言ったけど、
500%減量よ。
「貴方は卑怯だわ!何をするにも自分勝手。婚約者の事も子供の事も、本当の姿も、秘密ばっかり!!」
私は魔王のルールなんて知らない!
ドーッッン
「っえ!?なに今の…雷?メンフィス様…
もしかしてまた…。」
「…何をしてるのかな。やんす。」
「リディアさまを苦しめる奴は、誰でもあっても許さない。」
「え?やんす君?今の君がやったの!?」
「リディアさまは俺の主…。メンフィス様であっても許さない。」
「へぇ、ではやんすがリディアと結婚するとでも…?」
「ちがう。別にメンフィス様との結婚を反対もしていないし、応援してる。けれど、それと苦しめる事は違う。」
やんす君がメンフィス様と同じくらいに成長してる…しかも『やんす』って語尾についてないし!
名前はつけてないのに何で大きくなったの!?
「やんす君?とりあえず、落ち着こう?」
「…はい。わかりました。」
「どうしたの?なぜ急に大きくなったの…?」
「リディア様を守りたいと思ったら、1番強い力が発揮できる姿になった。」
「…やんす君、貴方優しい。でも、『やんす』ってつけてないけど…。」
「カッコ悪いと気がついたから止めた。」
まぁ、物凄く格好いい容姿だからついてないほうがいいけど。成長が早すぎる…!
「子供、どういう事ですか。」
やんす君がメンフィス様につめよっている…。
ついこの間まで泣いてたのに、素敵になってるわ。
感心してる場合じゃない!
「そろそろ白状してください。言わなければ、私はやんす君とこの家を出て2人で暮らします。」
「駄目だっ!!」
「っっ!?」
大きな声で言われて驚いてしまった。
「…巨大樹という物があって、そこから出てくる悪魔の子。俺の力が強くなりすぎるとそれを食い止めるように巨大樹から子が出てくる。俺の子…俺の力が作ったから、そう言われている。」
「…では、新しい子が出来たのは、力が強くなってしまったから?」
「そうだ。信じられないかもしれないけど、俺には子はいない。」
「なら、そう言えばいいじゃない。急に地面を揺らさなくても。」
「信じないと思うし。」
「ええ。重婚疑惑だってはれていないですから。」
「そこからっ!?」
「当たり前です。お試しで一緒にいますけど、本当か嘘か、怪しいです。」
「誰に証明してもらえば信じてくれるんだ?」
どうすればって言われても…
「リディアさま、それはウソじゃない。」
「やんす君…本当に?」
「俺はリディアさまにウソは絶対つかないです。」
「…やんす君が言うなら。」
「信じてもらえたのは嬉しいけど、何だか複雑な気分だよ…。」
「やんす君が言わなければ、誰の言葉も信じてません!」
「……」
悄気ているわ。魔王が…。
…魔王なんかじゃなかったらよかったのに。
せめて本当の姿が…やんす君のように判るなら考える余地もあるかもしれないけど、本当の姿がドロドロでグチュグチュかもしれないって思ったら怖いから、結婚なんて無理!
やんす君に乗って帰ろうとすると、景色がヒュンと変わってあっという間に家に着いた。
私の前に一瞬で来れるはずよね。こんな事が出来るなら…。
「葡萄畑、馬車に乗らなくても行けたんですか?」
「ああ、けれど一緒にいられる時間が増えればいいと思ってね。」
「毎日一緒にいるじゃないですか。」
「…けど、2人きりじゃないからね。」
「2人きりだったら、このお試しはそく終了です。」
「…リディア、君は俺が怖くない?」
「私を食べないお化けなら怖くありません。」
「…その食べるという解釈は何処から?」
「みんな『お化けは怖い』『人を食べる』『人を殺す』って言ってるわ。私もそう思ってたけれど、ここにいるお化けは食べないみたいだし。やんす君みたいに可愛い子もいるなんて 人間は知らないですから。」
「やんす……。ねぇリディア、そこに俺は入っていないのかな…」
「入れてほしいなら、本性を見せて。」
「本性っていうのは何…本当の姿ならわかるけど、その言い方は何だか傷つくな。」
「本当の事です。」
すぐシュンとするんだけど、素敵な人(容姿)なだけに、何をしても様になっているのが腹立たしいのよ。
「本当の姿を見せられるように出来ないの?魔王様ならそれも自由に出来るんじゃないんですか?」
「君たちの王様は地位があるからといって好き放題はしていない。それと同じだよ。王様であってもなくても、出来る事は民のためであって自分の好き放題できる訳ではないんだよ。」
なんだか意外…
「でも、『一緒にいるとお嫁さんになる魔法がかかる』というのを教えてくれなかったのは問題があるんじゃないですか。」
「だから君がハクが蛇に見えているのを聞いて喜んだんだよ。その魔法にかからない。」
「……」
「ん?」
「魔法にかかるほうが楽だと思うけど…。」
「それって結局、心はないんだよ。本当か嘘かわからない。怖いと思うよ。俺はその人の目にうつってないのと同じなんだから。」
「…」
魔王様も悩みだってあるんだ…
「という事で、30%増量はとても嬉しいよ。」
「…それとこれとは話が違います。」
「何をすれば増えるんだ…」
「本当の姿…」
「振り出しにもどったね。」
これだと卑怯ね。
「少しだけ考えます。」
「本当に!?」
「少しだけです。」
私を好きだというけれど、何処かで出会ったことがあるのかな…。
それを聞く前に、子持ち疑惑の話が先よ!
「メンフィス様。ここは落ち着いて話し合いましょう。子供とは何の事ですか?前みたいに地面を揺らしたり、そういうのは無しで答えてください!」
「……」
答えない…って事は、本当なんだわ。もう信じられない。30%とか言ったけど、
500%減量よ。
「貴方は卑怯だわ!何をするにも自分勝手。婚約者の事も子供の事も、本当の姿も、秘密ばっかり!!」
私は魔王のルールなんて知らない!
ドーッッン
「っえ!?なに今の…雷?メンフィス様…
もしかしてまた…。」
「…何をしてるのかな。やんす。」
「リディアさまを苦しめる奴は、誰でもあっても許さない。」
「え?やんす君?今の君がやったの!?」
「リディアさまは俺の主…。メンフィス様であっても許さない。」
「へぇ、ではやんすがリディアと結婚するとでも…?」
「ちがう。別にメンフィス様との結婚を反対もしていないし、応援してる。けれど、それと苦しめる事は違う。」
やんす君がメンフィス様と同じくらいに成長してる…しかも『やんす』って語尾についてないし!
名前はつけてないのに何で大きくなったの!?
「やんす君?とりあえず、落ち着こう?」
「…はい。わかりました。」
「どうしたの?なぜ急に大きくなったの…?」
「リディア様を守りたいと思ったら、1番強い力が発揮できる姿になった。」
「…やんす君、貴方優しい。でも、『やんす』ってつけてないけど…。」
「カッコ悪いと気がついたから止めた。」
まぁ、物凄く格好いい容姿だからついてないほうがいいけど。成長が早すぎる…!
「子供、どういう事ですか。」
やんす君がメンフィス様につめよっている…。
ついこの間まで泣いてたのに、素敵になってるわ。
感心してる場合じゃない!
「そろそろ白状してください。言わなければ、私はやんす君とこの家を出て2人で暮らします。」
「駄目だっ!!」
「っっ!?」
大きな声で言われて驚いてしまった。
「…巨大樹という物があって、そこから出てくる悪魔の子。俺の力が強くなりすぎるとそれを食い止めるように巨大樹から子が出てくる。俺の子…俺の力が作ったから、そう言われている。」
「…では、新しい子が出来たのは、力が強くなってしまったから?」
「そうだ。信じられないかもしれないけど、俺には子はいない。」
「なら、そう言えばいいじゃない。急に地面を揺らさなくても。」
「信じないと思うし。」
「ええ。重婚疑惑だってはれていないですから。」
「そこからっ!?」
「当たり前です。お試しで一緒にいますけど、本当か嘘か、怪しいです。」
「誰に証明してもらえば信じてくれるんだ?」
どうすればって言われても…
「リディアさま、それはウソじゃない。」
「やんす君…本当に?」
「俺はリディアさまにウソは絶対つかないです。」
「…やんす君が言うなら。」
「信じてもらえたのは嬉しいけど、何だか複雑な気分だよ…。」
「やんす君が言わなければ、誰の言葉も信じてません!」
「……」
悄気ているわ。魔王が…。
…魔王なんかじゃなかったらよかったのに。
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