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ボナースのニーナ2
「みんな、ただいま。」
院長の声にみんな集まってきた。
「院長おかえりなさーい」
「ああ!!何で泥棒がここにいるんだ!帰れっ!!」
「え?泥棒?」
「違いますっ!」
今でも泥棒扱いするなんて、なかなかしつこいわ。
「院長!この人が私達に酷い事を言った人です。こんな人追い出して下さい!!」
それは困るわっ!
「困ってる人を訳も聞かず追い出すなんて、あまり感心できる事ではないよ。」
「いえ、本当に言い過ぎてしまいましたので。ごめんなさい。」
「………」
相手は全然納得はしてないようだけど、今は出来るだけ事を荒立てたくないのよね。
そのまま何事もなく、私は院長の部屋に案内された。
「どうぞ。」
「ありがとうございます。いただきます。」
ミラノさんと違って、きちんとお茶も出てきた。何だか意外だわ。毎日朝から晩まで帰ってこない人だと聞いていたし、いい加減な人を思い浮かべてたんだよね。
「私はここの院長のレオ・トンプソンだけれど、君は?」
「私はニー…ニナ・スミスです。」
「スミスさん、貴女はこの院に来た事があるんですか?さっき『泥棒』『酷い事を言った人』だとか言われていましたが…。」
ミラノさん、伝えてくれてないんだ…。
「以前に市で会った2人は元気かな…と思いまして。」
「ああ、貴方が2人の話していた女性ですか。本当にありがとうございました。」
「いえ、当然の事をしたまでです。」
支援金の事で来た…なんて言えないわ…。
「ところで、一体何があったのですか?先程の勢い、普通には見えませんでしたが。」
「…私は無実の罪で追われてるんです。犯人に顔が似てると言われて…。何を言っても信じて貰えず、家にも帰れなくて。」
『罪』ではないけど、追いかけ回されてるのは事実だしね。
エドワードにしてみれば、これからは堂々と『逃げたニナ・スミスを追え』って命令が出せる。今までみたいに遠回しじゃなくても私を捕まえる条件が出来てしまったよね。
「ここで寝泊まりさせて頂けませんか?
お願いします!」
もう私にはここしか無いの!
「自分が食べた物のお金は払いますし、長い間じゃなくていいんです。」
「わかったよ。そんなに困っているなら暫くここにいるといい。ただ…空いてるのは屋根裏部屋になってしまうんだが…」
「…っありがとうございます!寝泊まりさせて頂けるだけで感謝します。」
案内された屋根裏は想像していたよりましだった。蜘蛛の巣だらけだったらどうしようと思ったわ。
「掃除道具は自由に使ってくれていいから。では、私はまだやる事があるので、これで。」
「ありがとうございます。」
よかった、とりあえず寝るところは確保したわ。けどこれからどうしよう…。
仕事を探すにしても…今の状態で紹介所なんてありえないよね。
それに私はお財布以外何も持っていない…。何かを買いに行くにしたって、見つかる危険があるのよね。
そして何より『子供達』よ。仲良くしなくてもいいけど、敵意を向けられるのは疲れるのよね。今の私にはそこまでの余裕がないのよ…。
問題は山積みだわ…。
「はぁ…」
今日はとりあえず…
「掃除しよう」
このままじゃ寝られないもの。
院長の声にみんな集まってきた。
「院長おかえりなさーい」
「ああ!!何で泥棒がここにいるんだ!帰れっ!!」
「え?泥棒?」
「違いますっ!」
今でも泥棒扱いするなんて、なかなかしつこいわ。
「院長!この人が私達に酷い事を言った人です。こんな人追い出して下さい!!」
それは困るわっ!
「困ってる人を訳も聞かず追い出すなんて、あまり感心できる事ではないよ。」
「いえ、本当に言い過ぎてしまいましたので。ごめんなさい。」
「………」
相手は全然納得はしてないようだけど、今は出来るだけ事を荒立てたくないのよね。
そのまま何事もなく、私は院長の部屋に案内された。
「どうぞ。」
「ありがとうございます。いただきます。」
ミラノさんと違って、きちんとお茶も出てきた。何だか意外だわ。毎日朝から晩まで帰ってこない人だと聞いていたし、いい加減な人を思い浮かべてたんだよね。
「私はここの院長のレオ・トンプソンだけれど、君は?」
「私はニー…ニナ・スミスです。」
「スミスさん、貴女はこの院に来た事があるんですか?さっき『泥棒』『酷い事を言った人』だとか言われていましたが…。」
ミラノさん、伝えてくれてないんだ…。
「以前に市で会った2人は元気かな…と思いまして。」
「ああ、貴方が2人の話していた女性ですか。本当にありがとうございました。」
「いえ、当然の事をしたまでです。」
支援金の事で来た…なんて言えないわ…。
「ところで、一体何があったのですか?先程の勢い、普通には見えませんでしたが。」
「…私は無実の罪で追われてるんです。犯人に顔が似てると言われて…。何を言っても信じて貰えず、家にも帰れなくて。」
『罪』ではないけど、追いかけ回されてるのは事実だしね。
エドワードにしてみれば、これからは堂々と『逃げたニナ・スミスを追え』って命令が出せる。今までみたいに遠回しじゃなくても私を捕まえる条件が出来てしまったよね。
「ここで寝泊まりさせて頂けませんか?
お願いします!」
もう私にはここしか無いの!
「自分が食べた物のお金は払いますし、長い間じゃなくていいんです。」
「わかったよ。そんなに困っているなら暫くここにいるといい。ただ…空いてるのは屋根裏部屋になってしまうんだが…」
「…っありがとうございます!寝泊まりさせて頂けるだけで感謝します。」
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「ありがとうございます。」
よかった、とりあえず寝るところは確保したわ。けどこれからどうしよう…。
仕事を探すにしても…今の状態で紹介所なんてありえないよね。
それに私はお財布以外何も持っていない…。何かを買いに行くにしたって、見つかる危険があるのよね。
そして何より『子供達』よ。仲良くしなくてもいいけど、敵意を向けられるのは疲れるのよね。今の私にはそこまでの余裕がないのよ…。
問題は山積みだわ…。
「はぁ…」
今日はとりあえず…
「掃除しよう」
このままじゃ寝られないもの。
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