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本編後の小話 全19話
ニーナはお友達がほしい
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「ねぇ、クリフの奥様に会わせて欲しいのだけど、駄目かしら?」
「構いませんが、何かあったんですか?」
「…よく考えたんだけど、私は同世代の女性の友人がいないの。クリフの奥様なら大丈夫だと思うの。」
「…何故ですか?」
「境遇が似ているからよ。伯爵の長女と結婚。爵位だけでくっついた2人じゃないのも素敵だわ。」
「そうは言いますが、ニーナ様はエドワードの婚約者で…」
「でもまだ結婚はしていないわ。いつ放置される時がくるか、解らないもの。」
「そんな日は来ないと思いますが…」
「昨日考えたの。私の何が良かったのか…。」
「考えたんですか?」
「ええ。私だっていつも強気でいられないわ。子供達といるのはとても楽しいのだけど、話が出来る女性がいてほしいわ。」
「わかりました。伝えておきます。」
「ありがとう!」
「ニーナ様はエドワードの何がよかったんです?」
「…わからないわ。」
「……」
「だって胡散臭いんだもの。」
「……」
「でも楽しく暮らせそうだから。ではクリフお願いね。仕事中にご免なさい。私が来た事は秘密よ!」
「…はい。」
パタン
「出てこい…。」
「……」
「立ち聞きするな。」
「帰ってきたら2人きりで話してたんだから焦るだろ。」
「…で、焦った結果が物凄く笑顔なんだけど。気味が悪い。」
「お前がわざと聞いたんだろ。エドワードのどこがいいのか?って。」
「『胡散臭いからわからない』って。」
「『楽しく暮らせそうだから』だ。…俺はそんなに胡散臭かったか?」
「…これ以上ないくらいにな。」
「……」
「メンタルは鋼のようなのに、お前に嫌われたくない…って相談に来る可愛いところも持ち合わせてる。エドワードが好きになりそうなタイプだ。」
「何が言いたい。」
「面白くてからかってたんだろ、子供か。」
「うるさい。」
「構いませんが、何かあったんですか?」
「…よく考えたんだけど、私は同世代の女性の友人がいないの。クリフの奥様なら大丈夫だと思うの。」
「…何故ですか?」
「境遇が似ているからよ。伯爵の長女と結婚。爵位だけでくっついた2人じゃないのも素敵だわ。」
「そうは言いますが、ニーナ様はエドワードの婚約者で…」
「でもまだ結婚はしていないわ。いつ放置される時がくるか、解らないもの。」
「そんな日は来ないと思いますが…」
「昨日考えたの。私の何が良かったのか…。」
「考えたんですか?」
「ええ。私だっていつも強気でいられないわ。子供達といるのはとても楽しいのだけど、話が出来る女性がいてほしいわ。」
「わかりました。伝えておきます。」
「ありがとう!」
「ニーナ様はエドワードの何がよかったんです?」
「…わからないわ。」
「……」
「だって胡散臭いんだもの。」
「……」
「でも楽しく暮らせそうだから。ではクリフお願いね。仕事中にご免なさい。私が来た事は秘密よ!」
「…はい。」
パタン
「出てこい…。」
「……」
「立ち聞きするな。」
「帰ってきたら2人きりで話してたんだから焦るだろ。」
「…で、焦った結果が物凄く笑顔なんだけど。気味が悪い。」
「お前がわざと聞いたんだろ。エドワードのどこがいいのか?って。」
「『胡散臭いからわからない』って。」
「『楽しく暮らせそうだから』だ。…俺はそんなに胡散臭かったか?」
「…これ以上ないくらいにな。」
「……」
「メンタルは鋼のようなのに、お前に嫌われたくない…って相談に来る可愛いところも持ち合わせてる。エドワードが好きになりそうなタイプだ。」
「何が言いたい。」
「面白くてからかってたんだろ、子供か。」
「うるさい。」
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