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君の負け3
「私はリアムの事をよく知らないから、内面も素敵だなんて薄っぺらな返事は出来ないわ」
「今の所、クレアの俺の印象は?」
「義弟」
「それは印象ではなく、ただの事実だ」
「うーん、貴族にしては良い人かしら。ペイレスの村人達にも優しかったしね」
「他には?」
「会話が下手、ぽんこつコミュニケーション、報連相(報告、連絡、相談)が出来ない、下戸《げこ》」
「聞かなければ良かった……」
少し言い過ぎたかしら。
「私にどう思われてたっていいじゃない。好きな人から素敵だって思われれば」
「クレアに色々言われて、自信が無くなった」
どうしよう、凄く落ち込んでるわ。
リアムの自信を私が削いでどうするの!!
「印象なんて、いくらでも変えていけるわよ。私は今日、リアムが『屋台で買った物を食べてみたい』って嬉しそうにしてるのを見て、可愛いと思ったわ」
「可愛い……」
男性に可愛いは褒め言葉じゃないよね。
「友達想いだし、きちんと仕事もするし、所作も綺麗だし、まだ私が知らないだけで、リアムには良い所も沢山あるわよ!」
「そうか。だったら、俺の良い所を沢山知ってもらう為に、これからは出来るだけクレアと一緒にいる事にしよう」
「……うん」
何故私がリアムの良い所を知る必要があるのか解らないけど、前向きになってくれるならそれでいいよね。好きな女性の事を諦めたりしたら困るもの。
「次は飲み物を買いましょう」
「クレア、待って」
話を切り替える為に別の屋台へ向かおうとする私を、リアムが止めた。
「どうしたの?」
「人が増えてきたから」
そう言って、肩を引き寄せられた。
手を繋ぐならまだしも、これはちょっとやり過ぎだよね。
「はぐれたりしないので、手を離してください……」
「今日はデートだから、これくらい問題ないだろ」
デート?
「下見でしょう」
「似たような物だと思うが」
「全然違うわよ」
「でも、逃げる可能性はあるし……」
「……逃げないわよ」
王都で逃亡しようとした前科があるから、これ以上反論出来ないわ。
「今の所、クレアの俺の印象は?」
「義弟」
「それは印象ではなく、ただの事実だ」
「うーん、貴族にしては良い人かしら。ペイレスの村人達にも優しかったしね」
「他には?」
「会話が下手、ぽんこつコミュニケーション、報連相(報告、連絡、相談)が出来ない、下戸《げこ》」
「聞かなければ良かった……」
少し言い過ぎたかしら。
「私にどう思われてたっていいじゃない。好きな人から素敵だって思われれば」
「クレアに色々言われて、自信が無くなった」
どうしよう、凄く落ち込んでるわ。
リアムの自信を私が削いでどうするの!!
「印象なんて、いくらでも変えていけるわよ。私は今日、リアムが『屋台で買った物を食べてみたい』って嬉しそうにしてるのを見て、可愛いと思ったわ」
「可愛い……」
男性に可愛いは褒め言葉じゃないよね。
「友達想いだし、きちんと仕事もするし、所作も綺麗だし、まだ私が知らないだけで、リアムには良い所も沢山あるわよ!」
「そうか。だったら、俺の良い所を沢山知ってもらう為に、これからは出来るだけクレアと一緒にいる事にしよう」
「……うん」
何故私がリアムの良い所を知る必要があるのか解らないけど、前向きになってくれるならそれでいいよね。好きな女性の事を諦めたりしたら困るもの。
「次は飲み物を買いましょう」
「クレア、待って」
話を切り替える為に別の屋台へ向かおうとする私を、リアムが止めた。
「どうしたの?」
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手を繋ぐならまだしも、これはちょっとやり過ぎだよね。
「はぐれたりしないので、手を離してください……」
「今日はデートだから、これくらい問題ないだろ」
デート?
「下見でしょう」
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「でも、逃げる可能性はあるし……」
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