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話し合い2
ヤコブの邸に兵士を大量に連れて入る訳にはいかないので、イエナとサクマさんに付いてきて貰う事にした。
案内された部屋にいたのはポッチャリとした、二重あごのおじさん。ジャケットのボタンは今にも弾け飛んでしまいそうなほどパツパツ…。村人があれだけ痩せているのに、この男は何を食べたらこうなれたのかしら……。
「初めまして、ヤコブ子爵」
「約束の時間を過ぎてから来るなんて、私も甘く見られたものですな」
そっちが門を開けなかったくせに、よくもいけしゃあしゃあと……って言ってやりたいけど、話はリアムに任せる事になってるから我慢よ。
「大変申し訳ありません。この邸の使用人が門を開けてくれなかったもので」
「うちの使用人はきちんと仕事をしていましたよ。遅れた責任をうちの使用人になすりつけるなんて、ハンストン様がそんな情けない人だとは思いませんでした」
「ああ、気にしないで下さい。自己管理も出来ないような人に、使用人の管理が出来るとは思っていませんので」
「それはどういう意味ですかな?」
「ご想像にお任せします」
ヤコブが太ってるって遠回しに言ってるのよね。私には直球を投げてくるのに、こういう時はちゃんと濁して話せるのね。
「ところで、ハンストン様の隣にいる子供は何者ですか?大切な話をするのに、部外者を連れてこられると困ります」
「ご存知かと思いますが、従者がここへ来る途中に倒れてしまいました。彼は代理です。後の2人はライリー王子直属の部下。私が彼らを連れている事に、何か不満でも?」
「いいえ。何も」
ヤコブの機嫌がどんどん悪くなってるけど、大丈夫なのかしら。
「では、本題に入りましょうか」
「修繕費用の見直しですか」
「ええ。見積もり金額についてです」
「これでもマイナスが出てくるくらいなのに、これ以上削れと仰るのですか?」
「荷が重いと言うなら、担当変更も視野に入れて話しましょう」
リアム、少し煽りすぎよ。話し合う前に悪党が乗り込んできて、私達を殺そうとしたらどうするの!
案内された部屋にいたのはポッチャリとした、二重あごのおじさん。ジャケットのボタンは今にも弾け飛んでしまいそうなほどパツパツ…。村人があれだけ痩せているのに、この男は何を食べたらこうなれたのかしら……。
「初めまして、ヤコブ子爵」
「約束の時間を過ぎてから来るなんて、私も甘く見られたものですな」
そっちが門を開けなかったくせに、よくもいけしゃあしゃあと……って言ってやりたいけど、話はリアムに任せる事になってるから我慢よ。
「大変申し訳ありません。この邸の使用人が門を開けてくれなかったもので」
「うちの使用人はきちんと仕事をしていましたよ。遅れた責任をうちの使用人になすりつけるなんて、ハンストン様がそんな情けない人だとは思いませんでした」
「ああ、気にしないで下さい。自己管理も出来ないような人に、使用人の管理が出来るとは思っていませんので」
「それはどういう意味ですかな?」
「ご想像にお任せします」
ヤコブが太ってるって遠回しに言ってるのよね。私には直球を投げてくるのに、こういう時はちゃんと濁して話せるのね。
「ところで、ハンストン様の隣にいる子供は何者ですか?大切な話をするのに、部外者を連れてこられると困ります」
「ご存知かと思いますが、従者がここへ来る途中に倒れてしまいました。彼は代理です。後の2人はライリー王子直属の部下。私が彼らを連れている事に、何か不満でも?」
「いいえ。何も」
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