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結婚の相手3
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「初恋…?」
トーマが何とも言えない変な顔をして私を見てる。『初恋』に反応する前に、『俺もだ』くらいの演技をしてよ。
「お話の所失礼致します。お食事のご用意が出来ました。」
「そう、ありがとう。すぐに行くわ。」
さっさとこの話は終わらせたくて、私は1番に席を立つ。
廊下に出ると、トーマがマイセンさんに呼ばれて私の前からいなくなった。
これはチャンスだわ…。
「マーフィー様、1つお聞きしたいのですが…」
「何かな。」
「さっき言ってた、アダムス伯爵のご息女とはエリーゼ様の事ですか?」
「うん。知り合い?」
「はい、つい最近ですが…。」
「そう。」
「……」
本当に面倒な事になったわ。
妊娠、出産、それを皆に隠してるのは私も同じ。今の私の立ち位置は最悪だわ。
まぁ考えるのはあとにしないと…。まだエミリーに会ってもらう難関がまってるんだもの。
のんびり食事をとったあと、そのまま少しお話をしてから再度エミリーのもとへ向かった。
「ふふ、女の子は可愛いね。うちも女の子が欲しかったな。」
「俺に似た妹が出来たら可哀想だから、全員男でよかっただろ。」
「ヘンリーは残念な事に劣性遺伝子を引き継いでるだけだから。」
「このクソ親父…、いつか殺す…。」
ヘンリーが劣性遺伝の方なんだ…。意外だわ。
2人はいがみ合ってるようでいて仲がいいのね。本当に仲が悪ければ必要最低限の会話をするだけでいいもの。
…私とトーマはほぼそれよ。
会話をするのも、買い物に行くのも、私といるのも全部、エリーゼのため。
実家でメイドよりも雑な扱いを受けてきた約3年。そこから私が抜け出せたのは、トーマが来てくれたからなのは確かだし、うちの領民を救ってくれてるのも実質はトーマの力よ。
…考えると嫌になるわね。
マーフィー護衛長がなれた手つきでエミリーを抱いている。エミリーは全然泣く様子もないし、キャッキャと喜んでる。
…トーマにちょっと似てるからよ!きっと!
『トーマオジサンの兄ちゃん』ってイーサンが間違えるくらいだもの!
ヘンリーだったら泣くわよ!
「ヘンリーもエミリーを抱っこしてみたら?」
「えっ!?」
食事中に虫事件以外の私の悪戯をトーマにバラした事、私は怒ってるのよ。せめて私の自信回復の糧になってもらうわ。
「……こわれる…ふにゃふにゃだ…助けてくれ…」
「大丈夫よ。」
なんて事なの…。カチカチに緊張して抱っこしてるヘンリーにすらエミリーは泣かないなんて…。
ちょうどその時トーマと目があった。
「……」
「……」
『エミリーはこのオジサン顔にも泣かないのに、ルーナは何故泣かれるんだ…』って、言いたいのね。顔に出すぎてるわよっ!!
…イーサンとメレブ君はなついてくれてるし、きっと4才以上の子には私の良さがわかるのよ。けど、そうなるとエミリーに私の良さがわかる日は来ないわね。
14時過ぎ
マーフィー親子は行くところがあるので帰る事になった。
2人の乗った馬車が門を抜けるのを見送って、私達は邸に入った。
「ねぇトーマ、少し話をしたいのだけど。」
「わかった。ついてきてくれ。」
断るかと思ったけど、意外だわ。
トーマが何とも言えない変な顔をして私を見てる。『初恋』に反応する前に、『俺もだ』くらいの演技をしてよ。
「お話の所失礼致します。お食事のご用意が出来ました。」
「そう、ありがとう。すぐに行くわ。」
さっさとこの話は終わらせたくて、私は1番に席を立つ。
廊下に出ると、トーマがマイセンさんに呼ばれて私の前からいなくなった。
これはチャンスだわ…。
「マーフィー様、1つお聞きしたいのですが…」
「何かな。」
「さっき言ってた、アダムス伯爵のご息女とはエリーゼ様の事ですか?」
「うん。知り合い?」
「はい、つい最近ですが…。」
「そう。」
「……」
本当に面倒な事になったわ。
妊娠、出産、それを皆に隠してるのは私も同じ。今の私の立ち位置は最悪だわ。
まぁ考えるのはあとにしないと…。まだエミリーに会ってもらう難関がまってるんだもの。
のんびり食事をとったあと、そのまま少しお話をしてから再度エミリーのもとへ向かった。
「ふふ、女の子は可愛いね。うちも女の子が欲しかったな。」
「俺に似た妹が出来たら可哀想だから、全員男でよかっただろ。」
「ヘンリーは残念な事に劣性遺伝子を引き継いでるだけだから。」
「このクソ親父…、いつか殺す…。」
ヘンリーが劣性遺伝の方なんだ…。意外だわ。
2人はいがみ合ってるようでいて仲がいいのね。本当に仲が悪ければ必要最低限の会話をするだけでいいもの。
…私とトーマはほぼそれよ。
会話をするのも、買い物に行くのも、私といるのも全部、エリーゼのため。
実家でメイドよりも雑な扱いを受けてきた約3年。そこから私が抜け出せたのは、トーマが来てくれたからなのは確かだし、うちの領民を救ってくれてるのも実質はトーマの力よ。
…考えると嫌になるわね。
マーフィー護衛長がなれた手つきでエミリーを抱いている。エミリーは全然泣く様子もないし、キャッキャと喜んでる。
…トーマにちょっと似てるからよ!きっと!
『トーマオジサンの兄ちゃん』ってイーサンが間違えるくらいだもの!
ヘンリーだったら泣くわよ!
「ヘンリーもエミリーを抱っこしてみたら?」
「えっ!?」
食事中に虫事件以外の私の悪戯をトーマにバラした事、私は怒ってるのよ。せめて私の自信回復の糧になってもらうわ。
「……こわれる…ふにゃふにゃだ…助けてくれ…」
「大丈夫よ。」
なんて事なの…。カチカチに緊張して抱っこしてるヘンリーにすらエミリーは泣かないなんて…。
ちょうどその時トーマと目があった。
「……」
「……」
『エミリーはこのオジサン顔にも泣かないのに、ルーナは何故泣かれるんだ…』って、言いたいのね。顔に出すぎてるわよっ!!
…イーサンとメレブ君はなついてくれてるし、きっと4才以上の子には私の良さがわかるのよ。けど、そうなるとエミリーに私の良さがわかる日は来ないわね。
14時過ぎ
マーフィー親子は行くところがあるので帰る事になった。
2人の乗った馬車が門を抜けるのを見送って、私達は邸に入った。
「ねぇトーマ、少し話をしたいのだけど。」
「わかった。ついてきてくれ。」
断るかと思ったけど、意外だわ。
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