Scissors link(シザーリンク)

伽藍 瑠為

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刻まれた日 中編

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12   刻まれた日  中編


「…はぁ…はぁ…はぁ…美撫!」

「え?お兄ちゃん」

神鳥 美撫は無事だった。生きていた。
神鳥 切のただの心配のし過ぎであった。

「よかった…。はぁ…はぁ…本当によかった…。」

息を切らし、本気で妹を心配する兄の姿を見た神鳥 美撫は…

「だ、大丈夫に決まってるじゃん!そんなに血相変えて…恥ずかしいからやめてよね!」

心配させまいと不本意な言葉をかけてしまった。

「はぁ…なら…はぁ…いいんだ。黒ちゃんも…はぁ…無事で本当によかった。」

「お兄さん!?右手が血だらけ!大丈夫ですか?」

黒駄  未沙が神鳥  切のガラスで切った右手に気づいたが、

「あぁ…このぐらいなら…」

すると、街の警報がなった。

「ウゥー…ウゥー」

その警報とほぼ同時だった。

「え?…水?」

黒駄  未沙が足元に水が流れている事に気づいた。
顔を上げると辺り一面が水で埋まっていた。
水は濁り、少しばかり泡立っていた。
神鳥  切はその水の正体が何か直ぐに理解した。

「おい…水じゃない。…これ…海水だ……まさか、津波…?」

そして鳴り止まない警報が、
「ウゥー…津波警報、津波警報、付近の皆さんはすぐに高いところに避難してください」

「津波がくるぞぉぉ!逃げろぉぉ!」
「早く逃げてぇ!」
「邪魔だっ!てめぇそこどきやがれぇ!」

海岸の方向から物凄い数の人々が叫びながら逃げる。
その光景に頭が混乱した。どうすればいいのか、そこにいる全員が一瞬思考を停止していた。が、神鳥  切は頭をなんとか回転させて、

「おい!避難するぞ!」

神鳥  切が叫んだ。だが、

「あ…プーちゃん…。」

言葉を発した神鳥 美撫は驚きの表情と青ざめた様な顔で逃げ行く人込みの中を家に向かって急に走り出した。

「おい!美撫!おい!……クソっ!プーを忘れてた…本当にやばい!」

神鳥  切は叫んだが、神鳥  美撫の耳には届かなかった。

『もし、津波があの地震の規模なら……本当にやばいっ!美撫は泳げないっ!』

「黒ちゃん高いところに避難して!ここは海から近い!もしかしたら本当に死ぬかもしれない!あそこのマンションなら多分大丈夫だから!俺は美撫を追いかける!!」

そう言って神鳥  切は妹を全力で追いかけたが、もうすでに妹は見えなかった。
そして、海水は足首辺りを超えており、波も強くなっていくのがわかる。

『クッ…本当にやばい…早く…早く行かないと。』

「クソっ!」

うまく走ることが出来ない。
それが海水のせいなのか、それとも恐怖のせいなのか、それでも神鳥  切は走らなければならなかった。
足を一歩、そしてもう一歩、踏みしめるたびに、苛立ち、焦り、危険、恐怖、混乱、死、全てが体中に巻きついている感覚。
必死で頭では理解と拒否が繰り返される。
現実を受け止められない自分と、現実を理解しようとする自分。
今の現状が嘘のようで、どこか、夢のようで、そう思えてくる。が、これが、今目の前が現実。
その感情が自分の中で渦を巻いている。

『早く…もう少しで家なのに…クソっ!』

そして、家に着いた時にはもう海水は胸の高さまで来ていた。
波は激しくなり何かに捕まらなければ流されてしまうほど強かった。

「どぉうしてぇッ!どうして開かないの!ぷーちゃん!ぷーちゃぁぁん!」

自宅近くまで着いたところで妹の荒々しく、涙混じりの声が聞こえた。

「美撫ッ!」

「お兄ちゃん!ドアが!ドアが開かないの!ぷーちゃんがぷーちゃんがぁ!」

神鳥  美撫は玄関のドアを開けるのに必死だった。
しかし、海水の量が凄く、ドアが開かなくなっていたのだ。
そして、家の中にも、もう既に海水で家具や食器などが漂っていた。
その光景を目の当たりにした瞬間、もう家族である犬のプーは生きてないのかも知れないと思った。
大事な家族の命がもう無い。
神鳥  切はそんな悲しみに囚われそうになっていた。

「クッソォっ!…。」

ここに来るまで何度嫌なイメージが浮かんだか、だが、神鳥  切は諦めなかった。
目の前で必死にドアを開けようとし、愛する家族を助けようとする妹の命も守らなければならないからだ。
神鳥  切は考えた。

『考えろっ。考えろっ。とりあえず何とかして家の中に入らないと。』

頭を無理矢理回転させた。
そして、
たまたま近くに流れていたコンビニのビーニル袋が目に入った。

「…。美撫ッ!お前はしっかり何かに捕まってここで待ってろッ!」

そう言って神鳥  切はビニール袋を手に取り、海水にもぐった。

「…え?」

状況が全く読めない神鳥  美撫は困惑していた。
すると…数秒後、「バリンッ!」
突然、衝撃音と共に玄関の右隣にあるリビングの窓が割れた。
神鳥  切はリビングの窓際にある庭の花壇から小石を拾う為に海水へと潜り、ビニール袋に入れ、力と遠心力で窓ガラスを割ったのだ。
そして、窓ガラスを割ったことにより、波の流れがまた激しくなった。

「美撫!こっちだッ!」

神鳥  切は窓枠を左手で握り、体を支え、血だらけの右手を伸ばし、叫んだ。
神鳥  美撫も屋根から降りるパイプに左手で体を支え、右手を伸ばし、兄の手を掴んだ。

「ッう!」

神鳥  切は地震の時に怪我した右手の痛みをこらえ、なんとか妹を引っ張り、2人は海水と共に流れ込んだ。
家の中に入るとすぐに、水かさは増し、海水の量で床に足がつかなくなり、1階の天上に手が届くぐらいまできていた。
そして、2人の不安は頂点にまで達しった。

「ぷーッ!おい!ぷーッ!」

「ぷーちゃん!ぷーちゃぁぁぁん!」

緊迫した状況で2人は必死で叫んだ。すると、

「…ワンッ!ワンッ!」

犬の鳴き声が耳に入った。

「…プ…ちゃん?…よかった!生きてるよお兄ちゃん!!プーが生きてる!!」

「よかったっ!急げ美撫!」

生きていた。
その喜びが2人を安心させた。
急いで声のする方へ壁をつたい、リビングから玄関へ2人は移動する。

「ぷーちゃんっ!!」

「クーン…ンーン。」

犬の声は階段の奥から聞こえてきていた。
水面を泳ぎ階段まで辿りつき、状況を確認しようとするが、家族の姿は目視できなかった。
2階に上がる階段の折り返しスペースが本棚や壁に掛けていた絵、花瓶など様々なものが散乱していた為だった。

「ワンッ!ウゥーンクゥーン。」

家族の声はその中から聞こえていた。

「ぷーちゃん!!今助けるからっ!」

神鳥  美撫は元気な家族の声を聞き急ぎ本棚を上げようとするが、重くて上がらない。

「せーのでいくぞ?」

すぐに兄である神鳥  切が手を貸す。

「せーのっ!」
「せーのっ!」

本棚が上がった。
その下に下半身だけがまだ瓦礫に隠れてはいるが、元気そうに舌を出し、飼い主が帰って来た事を喜ぶような丸い瞳がこちらを見つめていた。

「ぷーちゃんっ!」

「クーンっんっんっ。」

甘えたい様子の声を聞き神鳥  切は下半身の動きを抑えている本棚を急いで上げ、妹の神鳥  美撫がすかざず家族を引っ張り、抱きかかえた。

「本当によかった。無事でいてくれて。本当に…よがった…。」

犬はひたすら神鳥  美撫の瞳から溢れ落ちる涙を舐める。
帰って来てくれた事が嬉しかったのか、それともこんな状況でも、妹を慰めているのか、でもその家族の行為が神鳥  美撫にとってとても嬉しかった。生きていてくれて本当に嬉しかったのだ。
だからこそ涙を流し喜んだ。

だが、神鳥  切の顔だけはけわしかった。

「美撫…。」

神鳥  切は妹に声をかける。

「お兄ちゃん!ぷーちゃん元気でよかったね!生きててよかったね!」

「美撫…。」

「え…?」

神鳥  切は妹を哀れむかのような目で見る。
その兄の違和感ある態度に神鳥  美撫は家族の状態を初めて目の当たりにした。

「はぁっ…。」

急激な驚きに吸い込んだ息が詰まった。
今まで感じたことのない凄まじい悪寒が込み上げてきた。
家族であるプーの腰から下は、上半身の胴体の膨らみに見合わない潰れた下半身に、内臓が押し出され辺り一面大量の血が滴り、そして、いびつに伸びきった足、あまりの気持ち悪さに鳥肌が止まらない状況だった。
それでも犬は必死に妹の頬に滴る涙を舐めようとし、力無くぐったりの潰れた足が生々しくピクピクと動こうとする。

「ぁあぁ…。」

衝撃のあまり妹は鳴いた。

「くそっ…。」

1番思いたくもない、そうなって欲しくない現実が待っていた。
神鳥  切は助けられなかった事を悔やんだ。
意を決して危険をかえりみず、ここへ家族を迎えにきたのに、間に合わなかった。
家族と一緒にこの家を出るべきだった。
置き去りにするべきではなかった。
自分自身の安易な考えが家族の命を奪ってしまった。
後悔と、許せない自分自身への怒りが収まらない。
頭の中でずっと嘘であって欲しいと、夢であって欲しいと、現実から逃げる言葉が鳴り止まない。
だが、心では理解してしまっている。
神鳥  切の瞳から大粒の涙が次々に溢れる。

「クー…ン…」

眠たそうに瞳を何回も開閉を繰り返しながら家族は掠れた声で鳴いた。

「ごめんな…本当に…ごめんな…。」

神鳥  切は謝った。
ただ謝ることしかできなかった。
そしてそのまま大切な家族は妹の腕の中で重いまぶたを開けることはなく、静かに息を引き取った。

「…美撫…。ごめん…。」

「…。」

妹は俯き、ただ涙を流していた。
それでも気づけばもう海水は更に上がり、家の一階は全て水で埋まり、足首まで海水に浸かってしまっていた。

「美撫。とりあえず上に行こう。」

神鳥 美撫は黙り込んだまま動かなくなった家族を抱え、2階へと上がった。

そして、広い道路側に面した2階で1番大きい部屋へと入り、神鳥  切は息を引き取った家族を布で包みそっとソファーに寝かせた。
その様子はまるで心地よく寝ているかのようだった。

その後、神鳥  切はベランダの窓を開け、外の状況を確認した。
すると、海水はもうベランダの床が少し埋まるぐらいの高さまできており、波の激しさで部屋に水が入って来る状況だった。
辺りを見回すと車や、看板など、もう流されてしまった家までもが右から左へと移動していた。
家族を助けるのに必死だった為、気づいていなかった。いや、恐怖で考えようとしていなかったのだ。
もう何処にも逃げばがなく、そして、何も打つ手の無い状況になってしまった事を。

「…。」

沈黙が続く中神鳥  切は焦っていた。

『クソっ!ここからどうすればいいッ……もし、このまま海水が上がればこの家も危ない。そうなれば助かる保証はもう無い。…救助が直ぐに来るとも思えない。…あぁッ!クッソッ!』

神鳥  切は頭をかきむしり、苛立ち、恐怖に飲み込まれるのを必死に心で拒否をし続ける。
そのどうしようもない中で神鳥  美撫は呟いた。

「お兄…ちゃん…。私たち…このまま…死んじゃうのかな…?」

妹は生きる事を諦めかけていた。いや、それはもう諦めであった。
うずくまり、涙を流し、死を受け入れようとしていた。
その言葉の問いかけが神鳥  切の精神を更に追い込んだ。

『俺に何が出来るって言うんだ。本当にこのまま死を待つだけしかないのか…。もう…ここまでなのか…。』

「…。」

死を受け入れてしまった神鳥  美撫に、この手詰まりな状況で、生き残る手段が無い状況で、励ましの言葉もかけてあげられなかった。
神鳥  切自身も、もう今の現状を拒否できなくなっていた。

するとその時、

「ドゴーンッ!!カランッ!カランカラン…。」
家が揺れるぐらいの激音と衝撃が2人を襲った。
その瞬間、神鳥  切が、神鳥  美撫が、そこでついに家が流されたと思った瞬間だった。
だがしかし、家が動いてる様子はなかった。
神鳥  切は恐る恐る窓の外を確認した。するとベランダの右側にあったのは、港近くに浮いていたはずの白い二人乗り用のボートが波に流れ、ベランダに突き刺さった状態がそこにはあった。

神鳥  切はそれを見て、

「……美撫!これに乗れッ!早くっ!!」

もうこれしかないと思ったのだ。
一か八か、本当に賭けであった。
もしかしたら転覆して死ぬかもしれない、波の激しさで海に投げ飛ばされるかもしれない、ボートに乗ることによって死ぬ状況はいくらでもあった。だが、このまま家に居ても死ぬ事は変わりはない。なら、神鳥  切は一か八かにかけたのだ。これでしか生き残れないと判断したのだ。
そして、ボートは波で少しづつ角度を変え、今にも流れそうな状況であった。

「もう…いいよ。きっと私たちはこのまま死ぬんだよ…。」

神鳥  美撫はその場を動こうとはせず、死ぬその時を待っていた。
そして、妹のその言葉に神鳥  切は語った。

「……なぁ…美撫…。俺らが死ぬなんて事…プーが望と思ってんのか?…確かに…俺のせいだ…俺のせいであいつは死んだ。今も認めたくないし、嘘であって欲しい…そう思う。でも逃げちゃいけないんだ。俺らが死んだら誰があいつの事を思ってやれるんだよ…。あいつが生きた証を思い返してあげられるのは俺らしかいないだろ。あいつの為にも…俺らは死に物狂い生き残る事を諦めちゃいけないんじゃないのか?」

その言葉は折れそうになっていた自分自身に対してもむち打つ言葉だった。

「……で…も…。」

「いいから早く乗れっ!間に合わなくなるっ!」

もう心が折れて動けず、泣いていた妹の手を取り、ベランダへと出た。

そしてボートは角度を変え、流れ始めようとしていた。

「美撫っ!先に走って飛び乗れ!」

神鳥  美撫は兄に言われるがまま、必死にボートに飛び乗った。
だが、着地がうまくいかず転がるように1回転し、ボートの壁にぶつかった。
その衝撃でベランダに引っかかっていたボートは波に乗り、左に向かって流され始めた。

「お兄ちゃんっ!早くっ!」

ボートとベランダの間に少し距離ができてしまい、この場から飛んだとしても届かない状況だった。
神鳥  切は焦った。
心のそこから焦った。
冷や汗が止まらなかった。
本気でこのまま自分だけが死ぬ。
そんな感情が胸一杯に膨らんだ。
神鳥  切はそれでも飛ぶしかないと心を決める。
流されるボートに合わせ、短いベランダを左に向かって助走をつける。だが、足がすくむ。
うまく飛べないかもしれない。
もしかしたら手が届かないかもしれない。
もしかしたらあのボートに飛び移れないかもしれない。

「クッそぉぉ!」

怖かった。
本当に死ぬかもしれないそんな恐怖。
それでも走らなければならなかった。
体に巻きついた恐怖をなぎ払い、左側の壊れていないベランダの手すりに左足をかけ、全神経、全筋肉、全てに力を込め、歯を食い縛り、

そして、神鳥  切は飛んだ。

ボートの側面に向かって右手を伸ばし、空中を飛んだ瞬間、目に映る世界がスローモーションになる。

『頼むっ!…届け…届いてくれッ!!』

世界がゆっくりと流れる中、神鳥  切は願いを込める。
そして、残り数センチで手がかかりそうな距離にまで近づいた。

『あと少しっ!……とどけぇぇぇっ!!』

だが、神鳥  切の右手はボートに届かなかった。

『え?…うそ?…あぁ……ここで…死ぬの…か…。』

その瞬間。
高校の文化祭や、須堂  恵と学校を途中で抜け出し、バカやって、ゲームしていたくだらない日々や、本気で殴り合いの喧嘩をし、笑い、助け合った日や、妹との毎日の喧嘩や、プーちゃんとのお風呂や、妹と一緒に行ったプーちゃんとの散歩や、妹とプーの寝相が一緒の瞬間や、親父の机にあった鋏や、そして親父の葬式や、お袋の涙や、大切な家族の思い出、大切な友人の思い出、人生の嫌な思い出、そして、どうでもいい思い出…今までの人生が、目の前に映った。

『…俺の人生…短かったけど…なんだかんだ…楽しかった…のか…な…。』

神鳥  切はボートまで後数センチ届かず、海水へと落ちた。















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