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バトル祭2回戦 そして、縁
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21 バトル祭2回戦 そして、縁
Bブロック2回戦が始まる少し前、地下1階会場では。
『双葉 沙切チーム。かなり強いって噂だけど…私は絶対勝つ。こんな2回戦で負けてられない。』
上条 明は目の前の双葉 沙切を見てそう思っていた。
しかし。
「ごめんなさいね。あなたはここで負けてしまうわ。」
周りは雑音でうるさいはずなのに、双葉 沙切の透き通る様な声は耳に響いた。
「な…なんで戦っても無いのにそんな事決めるのよ!」
まるで、心の中を読まれた様で上条 明は動揺していた。
「わたくし、今日は本気を出させていただきますから。…あぁ…主語が足りなかったですわ。あなたが本気を出すに値する訳ではないので勘違いしないでくださいね?」
「は?」
「因縁というのはこれまた楽しいものですわ。」
双葉 沙切は上を見上げ、1階フロアのロビーから見ている多壊 陽を目視し言葉を続ける。
「上条さんは縁と言うものを信じますか?」
「縁?」
「縁とは繋がりや、結びと言った綺麗な意味があります。」
「なに訳のわからない事言ってんのよ。」
「しかし、縁の前に事の発端である因果が付くと因縁。因果を結ばせる縁。転じて物事の持っている定められた運命になります。なんて…恐ろしい響きなんでしょうか。」
「それのどこが恐ろしいのよ。訳わかんない。」
「失礼しましたわ。わたくしは、今日ここで本気を少し出します。それが貴方に対して本気を出すのではなく、今日という運命に本気を出すのです。直訳するとわたくしには運命がある為、申し訳ないのですが、あなたはここで終わりと伝えたかったのです。」
ブチッ!!と音が鳴ったように聞こえた。
「…言ってくれるわね…。」
上条 明の顔が怒りで赤くなるのがわかった。
『それでは!united beauty schoolバトル祭を開始します!皆さん準備はよろしいですか?」
全員が準備体制に入り、上条 明も鋏を構える。が、対する双葉 沙切は直立のまま構えようともしない。
「スタートっ!!」
アナウンスと共に激しいバトル音楽が流れ、競技は始まった。
上条 明は双葉 沙切の言葉が頭から離れず苛立っていた。
『絶対に…絶対に負けられない。負けたくない。』
カットは荒々しく、髪を切る鋏は力強かった。
その光景を見ていた1階フロアの多壊 陽が気づく。
「あの赤髪の子めっちゃ怒ってない?」
「挑発されたのでしょうね。」
須堂 恵がそう答えた。
「あの子単純に見えそうだ…よ…。」
冗談で上条 明の印象を口にしたほぼ同時、多壊 陽はそれを見てしまった為に言葉はいい終わらなかった。
一瞬の出来事のはずなのに、その時だけ時間がゆっくりになる感覚。
多壊 陽と双葉 沙切の2人だけの空間にいる様なそんな違和感。
直立のままの双葉 沙切が多壊 陽を目視し、目と目がしっかり合っているのがわかる。
彼女は不敵に笑みをこぼし、腰に巻いた右側のシザーケースから鋏を右手で取り、さらに左手の向かう先がコームではなく鋏を掴むのを多壊 陽は見逃さなかった。いや、見逃せなかった。いや、重なってしまったのだ。
『俺はこの光景を知っている。いや、この結末さえ理解している。』
そう。
忘れもしない。
いや…。
忘れることさえ出来るはずがない。
心に深い傷を与えられ。
敗北を与へられ。
力の差を見せつけられ。
自分自身への憎しみを忘れられないほど植え付けられ。
過去1番の後悔と悔しさと言えよう。
あの男との対決を。
そう、2年前のあの対決を。
「あの…あのツインテールをした子の名前は…?」
驚きを隠せず、人生で1番嫌いな汗を一粒垂らし、多壊 陽は須堂 恵に尋ねた。
「え?双葉 沙切の事ですか?」
ここへ来て初めて多壊 陽は彼女の名前を聞いた。
そして全てが繋がった。
「双葉 沙切……そうか…。」
多壊 陽が呟いた。
すると、会場の双葉 沙切の左手には左利き用の鋏が持たれ、両手に持つ鋏を開き、垂れ下がる髪を右と左、同時に切っていく。
「に…二刀流…。双…葉…?双葉…断…?」
神鳥 切もその光景を見てようやく繋がった。いや、神鳥 切だけではない。
隣の須堂 恵も千場 流もその場に居た全員が理解した。
「間違いない。」
多壊 陽はそう言い切り、そして言葉を続けた。
「双葉 断…あいつの妹なのか…。」
その言葉を聞いて神鳥 切そして、須堂 恵さらに、千場 流が気付きもしなかった事を恥じた。
考えもしなかった事を恐れた。
少し考えればわかったはずなのに。
すぐにでも気づけたはずなのに。
だが、誰が予測できただろう。
誰が気付けたのだろう。
いや、多壊 陽が居るこの瞬間だからこそ、彼女はわざと理解させたのだろう。
「た…。」
神鳥 切は多壊 陽に話かけようと思った手前でやめた。
その表情がとても険しく、そして、真剣で、まるで今カットバトルをしているかの様な形相だった。
いや、様ではなかった。
「アンダー…ラインから…。」
多壊 陽の口元から漏れる微かなカット工程のワードを聞き、イメージの中で、双葉 断と双葉 沙切を重ね、多壊 陽は闘っていたのに神鳥 切は気づいた。
そして、多壊 陽の中でまだ続く双葉 断への闘志は終わっていないのだとそうも思えた。
そして、カットバトルが半ばに差し掛かった頃。
「…ふぅ…。」
多壊 陽はひと息吐くといつも通りの素顔に戻った。が、神鳥 切には結果は分からなかった。
勝てたのか。
負けたのか。
それでも今日という日はきっと多壊 陽の為にあったのかもしれない。
そう思えてしまうほど因果から始まった縁ある運命を感じざるを得なかった。
何か、大きな渦の中に自分も含め、回されているそんな違和感も少なからずあった。
「ウァアアアアア!」
そして、観客の歓声と共にバトルは終焉した。
双葉 沙切チーム4ポイント。
上条 明チーム0ポイント。
バトルの結果は双葉 沙切チームの圧勝だった。
「ごめん…ごめん…皆んな…本当にごめん。」
謝り続ける上条 明。
自分が勝っていればまだチャンスがあった事を悔いてチームに謝っていた。
だが、果たして勝てたのか。
神鳥 切はそう思ってはいけないが、しかし、そう思わざるを得ないほど双葉 沙切のスキルは凄まじかった。
何故、彼女らは僕らに敵対するのだろう。いや、僕らではなく須堂 恵なのだろう。
だが、何故。
須堂 恵の学園でのスキルレベルは確かに1位を争うものだが、それだけでは理由が薄すぎる。
何故なのだ。
「浮かばれねぇな。」
神鳥 切が横で杞憂に浸っていた時、千場 流はそう口にした。
「千場くんは優しいだね。」
多壊 陽は千場 流のその一言を評価したが、言葉が続く。
「でも、それはいい意味も、悪い意味もあるよね。」
「え?どう言う事ですか?」
千場 流は聞き返した。
「君が言った一言は勝った相手に想いを託せないからだろう?」
「そうです。」
千場 流は負けた相手の想いを汲み取り、勝った自分たちがその想いを継ぎ、持っていく。
そう連想していたことに多壊 陽は気づいた。だが、悪い意味とは。
「しかし、負けた相手が果たして良い者とは限らないし、それに君達はあれだけ挑発をされ、更に君は浦桐 啓多に託せるのか?侮辱に悲嘆し、悔やんだのだろう?正直、俺はセンシビリティでPBSに託せるなんて心は持ち合わせていなかった。でも、それが普通で、それであるから、人は成長できる。君もそうだろう?千場 流くん。」
千場 流には返せる言葉がなかった。
多壊 陽のその通りだったからだ。
その場に居た千場 流、須堂 恵そして、神鳥 切は上条 明の涙に拳を強く握った。
Bブロック2回戦が始まる少し前、地下1階会場では。
『双葉 沙切チーム。かなり強いって噂だけど…私は絶対勝つ。こんな2回戦で負けてられない。』
上条 明は目の前の双葉 沙切を見てそう思っていた。
しかし。
「ごめんなさいね。あなたはここで負けてしまうわ。」
周りは雑音でうるさいはずなのに、双葉 沙切の透き通る様な声は耳に響いた。
「な…なんで戦っても無いのにそんな事決めるのよ!」
まるで、心の中を読まれた様で上条 明は動揺していた。
「わたくし、今日は本気を出させていただきますから。…あぁ…主語が足りなかったですわ。あなたが本気を出すに値する訳ではないので勘違いしないでくださいね?」
「は?」
「因縁というのはこれまた楽しいものですわ。」
双葉 沙切は上を見上げ、1階フロアのロビーから見ている多壊 陽を目視し言葉を続ける。
「上条さんは縁と言うものを信じますか?」
「縁?」
「縁とは繋がりや、結びと言った綺麗な意味があります。」
「なに訳のわからない事言ってんのよ。」
「しかし、縁の前に事の発端である因果が付くと因縁。因果を結ばせる縁。転じて物事の持っている定められた運命になります。なんて…恐ろしい響きなんでしょうか。」
「それのどこが恐ろしいのよ。訳わかんない。」
「失礼しましたわ。わたくしは、今日ここで本気を少し出します。それが貴方に対して本気を出すのではなく、今日という運命に本気を出すのです。直訳するとわたくしには運命がある為、申し訳ないのですが、あなたはここで終わりと伝えたかったのです。」
ブチッ!!と音が鳴ったように聞こえた。
「…言ってくれるわね…。」
上条 明の顔が怒りで赤くなるのがわかった。
『それでは!united beauty schoolバトル祭を開始します!皆さん準備はよろしいですか?」
全員が準備体制に入り、上条 明も鋏を構える。が、対する双葉 沙切は直立のまま構えようともしない。
「スタートっ!!」
アナウンスと共に激しいバトル音楽が流れ、競技は始まった。
上条 明は双葉 沙切の言葉が頭から離れず苛立っていた。
『絶対に…絶対に負けられない。負けたくない。』
カットは荒々しく、髪を切る鋏は力強かった。
その光景を見ていた1階フロアの多壊 陽が気づく。
「あの赤髪の子めっちゃ怒ってない?」
「挑発されたのでしょうね。」
須堂 恵がそう答えた。
「あの子単純に見えそうだ…よ…。」
冗談で上条 明の印象を口にしたほぼ同時、多壊 陽はそれを見てしまった為に言葉はいい終わらなかった。
一瞬の出来事のはずなのに、その時だけ時間がゆっくりになる感覚。
多壊 陽と双葉 沙切の2人だけの空間にいる様なそんな違和感。
直立のままの双葉 沙切が多壊 陽を目視し、目と目がしっかり合っているのがわかる。
彼女は不敵に笑みをこぼし、腰に巻いた右側のシザーケースから鋏を右手で取り、さらに左手の向かう先がコームではなく鋏を掴むのを多壊 陽は見逃さなかった。いや、見逃せなかった。いや、重なってしまったのだ。
『俺はこの光景を知っている。いや、この結末さえ理解している。』
そう。
忘れもしない。
いや…。
忘れることさえ出来るはずがない。
心に深い傷を与えられ。
敗北を与へられ。
力の差を見せつけられ。
自分自身への憎しみを忘れられないほど植え付けられ。
過去1番の後悔と悔しさと言えよう。
あの男との対決を。
そう、2年前のあの対決を。
「あの…あのツインテールをした子の名前は…?」
驚きを隠せず、人生で1番嫌いな汗を一粒垂らし、多壊 陽は須堂 恵に尋ねた。
「え?双葉 沙切の事ですか?」
ここへ来て初めて多壊 陽は彼女の名前を聞いた。
そして全てが繋がった。
「双葉 沙切……そうか…。」
多壊 陽が呟いた。
すると、会場の双葉 沙切の左手には左利き用の鋏が持たれ、両手に持つ鋏を開き、垂れ下がる髪を右と左、同時に切っていく。
「に…二刀流…。双…葉…?双葉…断…?」
神鳥 切もその光景を見てようやく繋がった。いや、神鳥 切だけではない。
隣の須堂 恵も千場 流もその場に居た全員が理解した。
「間違いない。」
多壊 陽はそう言い切り、そして言葉を続けた。
「双葉 断…あいつの妹なのか…。」
その言葉を聞いて神鳥 切そして、須堂 恵さらに、千場 流が気付きもしなかった事を恥じた。
考えもしなかった事を恐れた。
少し考えればわかったはずなのに。
すぐにでも気づけたはずなのに。
だが、誰が予測できただろう。
誰が気付けたのだろう。
いや、多壊 陽が居るこの瞬間だからこそ、彼女はわざと理解させたのだろう。
「た…。」
神鳥 切は多壊 陽に話かけようと思った手前でやめた。
その表情がとても険しく、そして、真剣で、まるで今カットバトルをしているかの様な形相だった。
いや、様ではなかった。
「アンダー…ラインから…。」
多壊 陽の口元から漏れる微かなカット工程のワードを聞き、イメージの中で、双葉 断と双葉 沙切を重ね、多壊 陽は闘っていたのに神鳥 切は気づいた。
そして、多壊 陽の中でまだ続く双葉 断への闘志は終わっていないのだとそうも思えた。
そして、カットバトルが半ばに差し掛かった頃。
「…ふぅ…。」
多壊 陽はひと息吐くといつも通りの素顔に戻った。が、神鳥 切には結果は分からなかった。
勝てたのか。
負けたのか。
それでも今日という日はきっと多壊 陽の為にあったのかもしれない。
そう思えてしまうほど因果から始まった縁ある運命を感じざるを得なかった。
何か、大きな渦の中に自分も含め、回されているそんな違和感も少なからずあった。
「ウァアアアアア!」
そして、観客の歓声と共にバトルは終焉した。
双葉 沙切チーム4ポイント。
上条 明チーム0ポイント。
バトルの結果は双葉 沙切チームの圧勝だった。
「ごめん…ごめん…皆んな…本当にごめん。」
謝り続ける上条 明。
自分が勝っていればまだチャンスがあった事を悔いてチームに謝っていた。
だが、果たして勝てたのか。
神鳥 切はそう思ってはいけないが、しかし、そう思わざるを得ないほど双葉 沙切のスキルは凄まじかった。
何故、彼女らは僕らに敵対するのだろう。いや、僕らではなく須堂 恵なのだろう。
だが、何故。
須堂 恵の学園でのスキルレベルは確かに1位を争うものだが、それだけでは理由が薄すぎる。
何故なのだ。
「浮かばれねぇな。」
神鳥 切が横で杞憂に浸っていた時、千場 流はそう口にした。
「千場くんは優しいだね。」
多壊 陽は千場 流のその一言を評価したが、言葉が続く。
「でも、それはいい意味も、悪い意味もあるよね。」
「え?どう言う事ですか?」
千場 流は聞き返した。
「君が言った一言は勝った相手に想いを託せないからだろう?」
「そうです。」
千場 流は負けた相手の想いを汲み取り、勝った自分たちがその想いを継ぎ、持っていく。
そう連想していたことに多壊 陽は気づいた。だが、悪い意味とは。
「しかし、負けた相手が果たして良い者とは限らないし、それに君達はあれだけ挑発をされ、更に君は浦桐 啓多に託せるのか?侮辱に悲嘆し、悔やんだのだろう?正直、俺はセンシビリティでPBSに託せるなんて心は持ち合わせていなかった。でも、それが普通で、それであるから、人は成長できる。君もそうだろう?千場 流くん。」
千場 流には返せる言葉がなかった。
多壊 陽のその通りだったからだ。
その場に居た千場 流、須堂 恵そして、神鳥 切は上条 明の涙に拳を強く握った。
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