誤爆師の逆転譚: 最弱からの伝説

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12話

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第12話 - 「誤爆の真価」


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魔導の森での激闘を終えたカイたちだったが、戦いの余波は思わぬ形で次なる運命を引き寄せる。霧の中で精霊を倒した際、カイの誤爆によって暴かれた地下遺跡――そこには、世界の理そのものを揺るがす禁忌の存在が眠っていた。


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導かれた地下遺跡

遺跡の内部は巨大なドームのような空間だった。床には無数の古代文字が刻まれ、壁には見知らぬ神々の絵が描かれている。中央には、不気味な光を放つ魔導具が鎮座していた。

「これ……なんだ?」
リズが慎重に近づくが、魔導具に触れることをためらった。その形状は、人の手で作られたものではないように見えた。

「古代文明の遺物か……いや、それだけじゃない」
レオンが眉をひそめる。

カイは遺物に目を向けた瞬間、頭に鋭い痛みを感じた。

「っ……!」

一瞬、視界が歪み、何かが脳裏に流れ込んできた。それは、世界の崩壊を示唆するイメージだった。大地が裂け、空が砕け、人々が叫びながら消えていく光景。

「カイ、大丈夫!?」
リズが駆け寄る。

「……ああ。でも、この魔導具、ただの遺物じゃない。これが目覚めたら……世界が終わる」

その言葉に、場の空気が一気に張り詰めた。


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突然の襲撃

その時だった。遺跡の奥から金属音が響き渡り、一行を取り囲むように黒装束の集団が現れた。彼らは「闇影教団」と名乗る、世界を混乱に陥れることを目的とするカルト集団だった。

「この魔導具は、我らが神を降臨させる鍵。貴様らごときが触れていいものではない」

教団のリーダー格と思われる男が、冷酷な目でカイたちを見下ろす。

「渡すものか!」
レオンが即座に攻撃魔法を放つが、教団員たちは魔法障壁でそれを防ぐ。

「数が多い……まずいぞ」
リズが剣を構えるが、敵の数に圧倒されそうだった。

カイは必死に状況を見渡し、誤爆スキルをどう活用するか考えた。そして、敵の配置を見て閃く。

「リズ、レオン! 教団員をひきつけてくれ! 俺が仕掛ける!」

二人は驚きながらも指示に従い、教団員たちを分散させるように動いた。


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誤爆の真価

カイは誤爆スキルを最大限に発動させた。光弾が通常の魔力攻撃とは異なる不規則な軌道を描き、敵の防御網をかいくぐって次々と障害物や周囲の構造物に命中する。

「なんだ、この動きは!」

教団員たちは混乱し、その隙に崩れた瓦礫が敵の進路を塞ぐ。

「よし! 今だ!」

カイはさらに魔力を練り上げ、誤爆スキルを連続で放った。魔導具の周囲にあった障壁がそれによって破壊され、教団のリーダーも体勢を崩す。

「おのれ……!」

だが、教団リーダーは最後の手段として魔導具に手を伸ばし、装置を起動させた。瞬間、遺跡全体が揺れ、天井が崩れ始めた。


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崩壊する遺跡と究極の選択

魔導具から放たれた光が遺跡全体に広がり、周囲の時間と空間が歪み始める。その中心に立つカイは、己の誤爆スキルでどうにか事態を抑えられないかと考える。

「カイ、何をする気だ!?」
リズが叫ぶ。

「……この魔導具の力を逆に利用する。誤爆スキルなら、この暴走を外へ拡散させられるかもしれない」

「そんなことしたら、お前が持たない!」
レオンが止めようとするが、カイは振り返らなかった。

「俺がやらなきゃ、誰も助からない!」


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カイの覚醒

カイは全ての魔力を注ぎ込み、誤爆スキルを解放した。その瞬間、光が遺跡全体を覆い、暴走した魔導具の力が空間に分散される。

「……これで、終わりだ……!」

遺跡が完全に崩壊する寸前、カイたちは辛うじて脱出に成功した。


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帰還と決意

ギルドに戻ったカイたちは、遺跡での出来事を報告する。しかし、魔導具の存在が闇影教団の次なる陰謀に繋がることは明白だった。

「このままじゃ、奴らはまた動き出す。今度は、もっと大きな規模で……」

カイの言葉に、リズとレオンも静かに頷いた。

「次は、俺たちが止める番だ」

誤爆スキルが真価を発揮しつつある今、カイの戦いは新たな局面を迎えようとしていた。


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次回予告

世界を揺るがす新たな陰謀と、カイを待つ過去の秘密。誤爆スキルが導くのは、英雄への道か、それとも破滅か――

「覚悟を問われる時、最弱の力が未来を切り拓く!」

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