男の性春

はりお

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第三章 思春期(中学校2年編)

3-10 満足

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翌日に帰宅してからは前日のことで頭がいっぱいであった。毎度宿泊行事がある度に感じてはいるが。最後邪魔はされてしまったが、人生で最もエッチな経験であった。しかも相手は容姿が最も好みの秀太である。秀太に抱いているのが、かつて達也に感じていたような"恋愛感情"なのかはわからない。だが、俺の性的な欲求の対象となっていることは間違いない。
それまで俺は達也以外のリアルな生活での知り合いを思い浮かべて、"己を満足させる行為"をしたことはない。しかし、その日は耐えられなかった。秀太のソレをまだ視覚で認知したことはない。だが、昨日触ったその卑猥な触覚での認知は、俺をオーガズムに到達させるには十分すぎた。俺は自宅の風呂場で放出した。合宿の期間我慢していたことも相まって大量だった。
だが、数時間が経って床につく前には、また秀太のその婀娜っぽさに、俺の下半身は熱くなる。一回の射精では飽き足らず、その晩何度か繰り返してしまった。
翌朝は当然罪悪感と虚無感に襲われた。だが、秀太の性格と本人のエロさを考えると、そこまで申し訳ないとは思わない自分がいる。その日は一日予定がなく暇であった。海外サッカーの試合を観たり、夏休みの宿題を進めたりもするが、すぐにまた秀太の事を思い浮かべてしまう。もう一度彼に手をかけたら癖になってしまうのではとも考えたが、欲には屈してしまった。その日も彼で心を満たしてしまった。

合宿後のオフ期間に近所に住んでいる翼と公園で球蹴りをした。翼の方から誘ってきたが、俺も暇であったため快諾した。サッカーをしながら雑談も多くしたが、合宿でのトラウマもあるためか、"ゲイ"関連の話題にもなった。
「壮太くんもゲイって聞いたんですけど本当ですか?」
どうやら最終日にもまた藤田が翼にセクハラをしたらしいが、その時に"俺が秀太を襲ったらしい"という話を翼に吹き込んだようだ。そういえば、俺も藤田に「ゲイならなんで俺のことはダメなんだ」と言われた。
「おふざけでそういうキャラを少しやっててね。ちょっと触っただけだよ」
と翼には答えておいた。
その話の流れで、中1の移動教室でも性的なおふざけとかをしたか?と聞いたが、それこそ野球拳や解剖をしているやつはいたらしい。
「まあ、僕はどちらかというとイジる側なんで、変なことはされなかったです」
翼はイジられる側だと思っていたが、今のところ同級生には狙われていないようだ。
その日は暑い日で軽い運動でも汗びっしょりになった。終わった後、翼から銭湯に行かないかと提案されたが、俺は後輩に自分の体を見られるのが嫌だったため、テキトーな理由をつけて断ったところ、
「僕の裸には興味ないんですか?藤田さんだったら絶対来るって言いそう」
と言って、翼は俺の"ゲイキャラ"をいじってきた。翼も間違いなく美少年であるが、幸いエロい目では見れないでいるままだ。
「ごめん、翼じゃ勃たないかな」
と彼の"いじり"にノッて返答したら、翼は「え、ひどい」といって少し心外そうな顔をしていた。
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