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第四章 夢中になる少年(中学校3年編)
4-19 恋の目覚め☆
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修学旅行で結構涼介に嫌がることをしてしまったため嫌われてしまったのではないかと少し心配になった。今までは3組に用事があるたびに涼介にちょっかいを出していたが、秀太で我慢するようにしていた。
だが、その心配は杞憂で中間試験の時は今まで通り一緒に勉強してくれた。おかげで今回も試験結果は良好で、涼介より良いくらいであった。
そんな試験が終わった後のある日の休み時間に、涼介は廊下の窓から外を眺めていた。その格好がなんかかわいらしく、俺は久々にセクハラをしたくなった。
俺はそんな涼介の背後に行ったが、彼は全く気づいていない。そこで、彼の肩を叩き、振り返ったそのときにいきなりハグをした。俺の顎を彼の肩に乗せ、頬と頬が触れ合う瞬間に心臓の鼓動が大きくなり、俺の全身に電撃のようなものが走った。ほんの軽い気持ちでちょっかいを出すだけのつもりだったが、普段では感じないような感覚に苛まれた。
俺がハグを解くと、涼介が俺の顔を確認し、
「うわ、壮太か。誰かと思ったわ。ゾワッとした。」
その日はまったく怒る様子はなかった。
彼は特に気にしていないようだったが、俺にはその時の"ドキドキ感"がしばらく残り続けた。その後の午後の授業や部活中もずっとそのことを考えてしまった。
そのような感覚は前にも一度感じたことがある。小6のある日のプールの着替えで達也のイチモツを初めてみたときの感覚だ。その時はそれを期に達也に恋をしたことに気づいた。
俺はわかった。つまり、俺は涼介に恋をしたのだ。あまりのあどけなさ故に恋愛感情や性的欲求はそこまで感じなかったものの、たしかに涼介のことは中1の時からずっと気になっていた。その後彼が発育し、またキスしたりや手コキをされた中2スキー教室以降はその意識は強まっていたのも確かである。だが、秀太と比べても、俺の涼介に対する感情は同等以下で、かつて達也1人に感じたほどの愛情は抱いてないと思っていた。
中学入学以降は俺は傷つきたくなかった。ゲイの恋なんてまず叶わない。達也の事があって以来、性欲は人に抱いても、恋愛感情はそこまで拗らせないようにブレーキをかけているつもりではあった。
たが、それは違ったようだ。俺は知らぬうちに彼に惹かれていたのだ。普段は俺のセクハラ故にツンツンされたりもするが、俺が辛かった地方大会の後とかも彼は誰よりも優しく労ってくれた。俺が本音で悩み事を話せる数少ない存在である。もちろん容姿も好みだし、最近の修学旅行での一連の言動で性的欲求を刺激されたのもあるかもしれない。だが、そうした性格面も含めて俺は涼介に恋したのだ。冷静に考えてみて秀太なんかよりも全然良い。
確かに秀太は顔も飛び切り良くてエロいが、性格は学年でも屈指の悪さである。ずっと俺はこの学校に入ってから誰が1番好きなのかよくわからなかったし、本当の意味で好きな子はいないと思ってたが、それは今は間違いなく涼介だなと確信した。
だが、その心配は杞憂で中間試験の時は今まで通り一緒に勉強してくれた。おかげで今回も試験結果は良好で、涼介より良いくらいであった。
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俺がハグを解くと、涼介が俺の顔を確認し、
「うわ、壮太か。誰かと思ったわ。ゾワッとした。」
その日はまったく怒る様子はなかった。
彼は特に気にしていないようだったが、俺にはその時の"ドキドキ感"がしばらく残り続けた。その後の午後の授業や部活中もずっとそのことを考えてしまった。
そのような感覚は前にも一度感じたことがある。小6のある日のプールの着替えで達也のイチモツを初めてみたときの感覚だ。その時はそれを期に達也に恋をしたことに気づいた。
俺はわかった。つまり、俺は涼介に恋をしたのだ。あまりのあどけなさ故に恋愛感情や性的欲求はそこまで感じなかったものの、たしかに涼介のことは中1の時からずっと気になっていた。その後彼が発育し、またキスしたりや手コキをされた中2スキー教室以降はその意識は強まっていたのも確かである。だが、秀太と比べても、俺の涼介に対する感情は同等以下で、かつて達也1人に感じたほどの愛情は抱いてないと思っていた。
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たが、それは違ったようだ。俺は知らぬうちに彼に惹かれていたのだ。普段は俺のセクハラ故にツンツンされたりもするが、俺が辛かった地方大会の後とかも彼は誰よりも優しく労ってくれた。俺が本音で悩み事を話せる数少ない存在である。もちろん容姿も好みだし、最近の修学旅行での一連の言動で性的欲求を刺激されたのもあるかもしれない。だが、そうした性格面も含めて俺は涼介に恋したのだ。冷静に考えてみて秀太なんかよりも全然良い。
確かに秀太は顔も飛び切り良くてエロいが、性格は学年でも屈指の悪さである。ずっと俺はこの学校に入ってから誰が1番好きなのかよくわからなかったし、本当の意味で好きな子はいないと思ってたが、それは今は間違いなく涼介だなと確信した。
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