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キス、キス、キス。
ヨシくんにされたキスのことばかり考え続けて、しまいには「キス」がなんなのかわからなくなってくる。
けれども思い返してみて感じたことは、あれは性欲からくるキスではなかった。
恋心が発露した結果のものではなかった。
あれはまるで、心の隙間を埋めるかのようなキスだった。
「さみしそうな顔」
……わたしがさみしそうにしていたから、慰めのつもりでキスをした?
“ありえない”
しかしそれは、行為を批難する言葉ではない。
たとえばここが、慰めのつもりのキスが常識である世界であったとしても、ヨシくんがわたしにそんなことをするのは「ありえない」という意味だ。
じゃあ、なんでヨシくんはわたしにキスをした?
……わたしがさみしそうにしていたから。
堂々巡りの輪を描いて、結局わたしの思考はそこに着地する。
そして困ったことがもうひとつ。
こういう風にわたしが困ってしまったときは、真っ先にハルちゃんに相談する。
するとハルちゃんはわたしが思いもしないような言葉を口にして、わたしの心をスッと解放してくれる。
だから、こういうときはハルちゃんに相談を持ちかけるのが正解なんだろう。
それは、よくわかっていた。
わかっていたけれども――わたしはそれを、できなかった。
ヨシくんはハルちゃんにこういうことを知られたくないだろうな、とも思ったし、なんだったらわたしが知られたくないのかもしれない。
決して、ヨシくんにされたことを汚点だとか、恥ずかしいことだとかと見なしているわけではない。
……わけではないんだけれども。
けれども、どうしてもハルちゃんには伝えることができなかった。
チャットアプリを開いて、文章を打っては消し、打っては消しを繰り返して。
そうして結局、わたしはハルちゃんにはなにも言わなかった。
別に、言わなくてもいいじゃん、とわたしの中の悪魔がささやく。
けれど悪魔が出てくると言うことは、わたしはハルちゃんに対して後ろめたさを覚えていることの証だった。
だって、これまでハルちゃんには大きなかくしごとをしたことがなかった。
色んなことをハルちゃんに相談して、打ち明けて――わたしたちはそういう仲だった。
たしかにわたしにだって、秘密はある。
ハルちゃんに釣り合いたいという欲望だとか、けれどもハルちゃんとはいずれ疎遠になるだろうという予感だとか。
そういうものは覆い隠して接してきた。
けれどもそれ以外は、いつだってハルちゃんに打ち明けて、ハルちゃんの知るところにあった。
ハルちゃんと釣り合うために、わたしは決してハルちゃんには言えないようなことはしないでおこうと、心に誓っていた。
けれども今回のキスは。
今回のキスは、どうしても、どうしても言えなかった。
ずるずると時間だけが経って、翌日の朝、わたしはハルちゃんと顔を合わせて、「おはよー」と言った。
なにげないそのセリフを発したとき、後ろめたさにわたしの心はちくりと痛む。
ハルちゃんに言ってしまえばいい。
「ヨシくんにキスされた」
「どうすればいいと思う」
そういうことを、口にしてしまえばいい。
けれども、どうしても、それができない。
ヨシくんのことを考えて、ハルちゃんのことを考えて……わたしのことを考えて。
それで、どうしてもできなかった。
心にブレーキがかかって、言葉が喉元に引っかかって出て行かない。そんな感じだった。
「最近ヨシくんと仲いいよね」
ハルちゃんのなにげない言葉に、わたしはびっくりしてハルちゃんを見た。
ハルちゃんはこっちを見ていなくて、美しいアーモンドアイは前方へと向けられている。
すっとした印象の横顔。非の打ちどころがなくて、見ていてなんだかわたしは苦しくなった。
心の中で「ごめん」と繰り返しつぶやく。
どうしてこんなに苦しいのか、わからない。
ちょっと、かくしごとをしているだけ。
それだけ。
「そうかな?」
「昨日もいっしょに帰ったんでしょ?」
「なりゆきだよ、なりゆき!」
「そんなに言い張らなくても……」
「だって、ヨシくんだよ?」
「わかんないなあ……仲良くすればいいでしょ?」
「だーかーらー、仲良くないってば」
わたしの言い方がおもしろかったのか、ハルちゃんは「あはは」と声を上げて笑う。
笑った顔もキレイ。たぶん、きっと、怒ったときも。
そこまで考えて、ハルちゃんが怒った顔なんて見たことがないのに、とわたしはその発想を不思議に思う。
それもこれも、ハルちゃんに対して半ば正体不明の後ろめたさを感じているせいなんだろう。
こんな気持ちでハルちゃんと接するのはなんだか失礼な気がして、わたしは一生懸命その感情を消そうとする。
横を歩くハルちゃんは、そんなわたしの気持など知らない顔をしている。
「トーコはさ……ヨシくんとは仲良くなりたくないの?」
「なんで?」
「なんでって……なんとなく、かな」
「なにそれー」
「ヨシくんはトーコのこと、好きだと思うよ」
ハルちゃんのその言葉に、わたしの心臓はちょっとだけ跳ねた。
「え?」
「ああ、違う。友情でね」
「うん。わかってる」
ウソ。本当はヨシくんがわたしに恋してるかも、なんてありもしないことを一瞬考えた。ほんの一瞬だけのことだけど。
「ハルちゃんはヨシくんのこと好きなの? あ、もちろん友達として」
「まあまあ」
「えー? 『まあまあ』って……」
「『まあまあ』だよ。……だって、一番はトーコだし」
「え」
にわかに顔が熱くなる。わたしの顔は、今絶対に赤くなっている。
心臓がドクドクと大きな音を立てているように錯覚して、通学カバンを持つ手にじっとりと汗をかく。
わたしはそれを悟られたくなくて、いつものようにおどけてしまう。
「……えー? ヨシくん、それ知ったらショック受けちゃうよ?」
「あはは。そうかな? ヨシくん、友達ならたくさんいるから、そうでもないと思うよ?」
「そんなことないよ。ヨシくん、明らかにハルちゃんと仲良くなりたがってるし」
「知ってる」
「ひどーい」
「トーコが一番」。……その言葉に、わたしの心は安堵するはずだった。
はずだったのに、なぜか心臓はバクバクとイヤな風に鼓動を刻んでいる。
道化の顔をしながら、裏ではわたしは冷や汗をかきまくっていた。
ハルちゃんはヨシくんのこと、そんなに好きではないんだろうか。
降って湧いたその疑念に、わたしはなぜかショックを受けていた。
おかしい。絶対おかしい。
だってわたしはヨシくんとハルちゃんを、言ってしまえば「取り合う」関係だったハズだ。
そして当のハルちゃんはわたしが一番だと言ってくれた。
つまり、わたしの勝利ってワケじゃないか。
なのに、どうして?
「……ヨシくんは、ハルちゃんのこと好きなんだから、そんなこと言っちゃダメだよ?」
……どうしてわたしはヨシくんをかばうようなことばかり言ってしまうんだろう。
「トーコが言わなくても、言わないよ?」
「だよね」
「別にヨシくんのことは嫌いじゃないよ。たまにちょっとウザいときはあるけど」
「そうなの?」
「ちょっと強引なところとかね。それ以外はいいやつだと思ってるよ」
「ふーん……」
「嫌いじゃない」と聞いてほっとしたような。
「ちょっとウザい」と聞いてショックなような。
わたしの心は複雑がすぎて、ごちゃごちゃのぐちゃぐちゃに絡み合って。
本心がどこにあるのか、わたしにすらさっぱりわからなくなっていた。
「ハルちゃんはさ……」
――キスしたこと、ある?
そう続けそうになって、わたしはあわてて「昨日出された数学の課題やった?」と口にする。
「キスしたことある?」……なんでそう続けなかったのか、誤魔化してしまったのか、わたしにはもう、なにもかもがわからなかった。
今はハルちゃんとちょっと距離を置きたい。そういう気分。
ハルちゃんがイヤになったわけではなく、このままではいつしか失言をしてしまいそうだからだ。
わたしの脳みそは昨日のキスでとっくにキャパオーバーになっていたらしい。
「やってないの?」
「わたしはやったけど、ヨシくんがプリント忘れたって……」
「連絡先交換してたんだ?」
「……あー、うん。言ってなかったっけ?」
「……聞いてない」
「文化祭の準備でさー、たまたまいっしょに下校したときに……」
気がつけば、ハルちゃんがこっちを見ていた。いつの間にかじっとまっすぐに、わたしを見ていた。
ハルちゃんに対して誤魔化しの感情を抱いているわたしは、その顔に居心地の悪さを覚える。
尻の座りが悪いような、体がむずがゆいような……そんな、形容しがたい感覚。
なんで?
それは一番わたしがわたしに聞きたかった。
けれどもわたしの心は、「なんで?」と問うても、明確な答えを返してはくれない。
「やっぱり、最近仲いいよね」
「そうでもない」
結局、そういうところに落ち着いて、けれどもハルちゃんはわたしとヨシくんの仲を茶化すようなことはしなかった。
そうこうしているうちに学校に着いて、教室に入って――先に登校していたヨシくんと目が合って。
その瞬間、昨日キスしたときの衝撃を思い出したわたしは、思わず足を止めてしまった。
そして急に居心地の悪い気分がぶり返す。
どうしよう。どんな顔をすればいいのかわからない。
しかしヨシくんはごく普通の、いつも通りの顔で「はよ」とだけ言った。
わたしはホッとして「おはよー」とだけ返す。
いつもの日常の始まり。
けれども、昨日までとは明らかに違う始まり。
この日を境に、明らかにわたしとヨシくんの関係は変わった。
ヨシくんにされたキスのことばかり考え続けて、しまいには「キス」がなんなのかわからなくなってくる。
けれども思い返してみて感じたことは、あれは性欲からくるキスではなかった。
恋心が発露した結果のものではなかった。
あれはまるで、心の隙間を埋めるかのようなキスだった。
「さみしそうな顔」
……わたしがさみしそうにしていたから、慰めのつもりでキスをした?
“ありえない”
しかしそれは、行為を批難する言葉ではない。
たとえばここが、慰めのつもりのキスが常識である世界であったとしても、ヨシくんがわたしにそんなことをするのは「ありえない」という意味だ。
じゃあ、なんでヨシくんはわたしにキスをした?
……わたしがさみしそうにしていたから。
堂々巡りの輪を描いて、結局わたしの思考はそこに着地する。
そして困ったことがもうひとつ。
こういう風にわたしが困ってしまったときは、真っ先にハルちゃんに相談する。
するとハルちゃんはわたしが思いもしないような言葉を口にして、わたしの心をスッと解放してくれる。
だから、こういうときはハルちゃんに相談を持ちかけるのが正解なんだろう。
それは、よくわかっていた。
わかっていたけれども――わたしはそれを、できなかった。
ヨシくんはハルちゃんにこういうことを知られたくないだろうな、とも思ったし、なんだったらわたしが知られたくないのかもしれない。
決して、ヨシくんにされたことを汚点だとか、恥ずかしいことだとかと見なしているわけではない。
……わけではないんだけれども。
けれども、どうしてもハルちゃんには伝えることができなかった。
チャットアプリを開いて、文章を打っては消し、打っては消しを繰り返して。
そうして結局、わたしはハルちゃんにはなにも言わなかった。
別に、言わなくてもいいじゃん、とわたしの中の悪魔がささやく。
けれど悪魔が出てくると言うことは、わたしはハルちゃんに対して後ろめたさを覚えていることの証だった。
だって、これまでハルちゃんには大きなかくしごとをしたことがなかった。
色んなことをハルちゃんに相談して、打ち明けて――わたしたちはそういう仲だった。
たしかにわたしにだって、秘密はある。
ハルちゃんに釣り合いたいという欲望だとか、けれどもハルちゃんとはいずれ疎遠になるだろうという予感だとか。
そういうものは覆い隠して接してきた。
けれどもそれ以外は、いつだってハルちゃんに打ち明けて、ハルちゃんの知るところにあった。
ハルちゃんと釣り合うために、わたしは決してハルちゃんには言えないようなことはしないでおこうと、心に誓っていた。
けれども今回のキスは。
今回のキスは、どうしても、どうしても言えなかった。
ずるずると時間だけが経って、翌日の朝、わたしはハルちゃんと顔を合わせて、「おはよー」と言った。
なにげないそのセリフを発したとき、後ろめたさにわたしの心はちくりと痛む。
ハルちゃんに言ってしまえばいい。
「ヨシくんにキスされた」
「どうすればいいと思う」
そういうことを、口にしてしまえばいい。
けれども、どうしても、それができない。
ヨシくんのことを考えて、ハルちゃんのことを考えて……わたしのことを考えて。
それで、どうしてもできなかった。
心にブレーキがかかって、言葉が喉元に引っかかって出て行かない。そんな感じだった。
「最近ヨシくんと仲いいよね」
ハルちゃんのなにげない言葉に、わたしはびっくりしてハルちゃんを見た。
ハルちゃんはこっちを見ていなくて、美しいアーモンドアイは前方へと向けられている。
すっとした印象の横顔。非の打ちどころがなくて、見ていてなんだかわたしは苦しくなった。
心の中で「ごめん」と繰り返しつぶやく。
どうしてこんなに苦しいのか、わからない。
ちょっと、かくしごとをしているだけ。
それだけ。
「そうかな?」
「昨日もいっしょに帰ったんでしょ?」
「なりゆきだよ、なりゆき!」
「そんなに言い張らなくても……」
「だって、ヨシくんだよ?」
「わかんないなあ……仲良くすればいいでしょ?」
「だーかーらー、仲良くないってば」
わたしの言い方がおもしろかったのか、ハルちゃんは「あはは」と声を上げて笑う。
笑った顔もキレイ。たぶん、きっと、怒ったときも。
そこまで考えて、ハルちゃんが怒った顔なんて見たことがないのに、とわたしはその発想を不思議に思う。
それもこれも、ハルちゃんに対して半ば正体不明の後ろめたさを感じているせいなんだろう。
こんな気持ちでハルちゃんと接するのはなんだか失礼な気がして、わたしは一生懸命その感情を消そうとする。
横を歩くハルちゃんは、そんなわたしの気持など知らない顔をしている。
「トーコはさ……ヨシくんとは仲良くなりたくないの?」
「なんで?」
「なんでって……なんとなく、かな」
「なにそれー」
「ヨシくんはトーコのこと、好きだと思うよ」
ハルちゃんのその言葉に、わたしの心臓はちょっとだけ跳ねた。
「え?」
「ああ、違う。友情でね」
「うん。わかってる」
ウソ。本当はヨシくんがわたしに恋してるかも、なんてありもしないことを一瞬考えた。ほんの一瞬だけのことだけど。
「ハルちゃんはヨシくんのこと好きなの? あ、もちろん友達として」
「まあまあ」
「えー? 『まあまあ』って……」
「『まあまあ』だよ。……だって、一番はトーコだし」
「え」
にわかに顔が熱くなる。わたしの顔は、今絶対に赤くなっている。
心臓がドクドクと大きな音を立てているように錯覚して、通学カバンを持つ手にじっとりと汗をかく。
わたしはそれを悟られたくなくて、いつものようにおどけてしまう。
「……えー? ヨシくん、それ知ったらショック受けちゃうよ?」
「あはは。そうかな? ヨシくん、友達ならたくさんいるから、そうでもないと思うよ?」
「そんなことないよ。ヨシくん、明らかにハルちゃんと仲良くなりたがってるし」
「知ってる」
「ひどーい」
「トーコが一番」。……その言葉に、わたしの心は安堵するはずだった。
はずだったのに、なぜか心臓はバクバクとイヤな風に鼓動を刻んでいる。
道化の顔をしながら、裏ではわたしは冷や汗をかきまくっていた。
ハルちゃんはヨシくんのこと、そんなに好きではないんだろうか。
降って湧いたその疑念に、わたしはなぜかショックを受けていた。
おかしい。絶対おかしい。
だってわたしはヨシくんとハルちゃんを、言ってしまえば「取り合う」関係だったハズだ。
そして当のハルちゃんはわたしが一番だと言ってくれた。
つまり、わたしの勝利ってワケじゃないか。
なのに、どうして?
「……ヨシくんは、ハルちゃんのこと好きなんだから、そんなこと言っちゃダメだよ?」
……どうしてわたしはヨシくんをかばうようなことばかり言ってしまうんだろう。
「トーコが言わなくても、言わないよ?」
「だよね」
「別にヨシくんのことは嫌いじゃないよ。たまにちょっとウザいときはあるけど」
「そうなの?」
「ちょっと強引なところとかね。それ以外はいいやつだと思ってるよ」
「ふーん……」
「嫌いじゃない」と聞いてほっとしたような。
「ちょっとウザい」と聞いてショックなような。
わたしの心は複雑がすぎて、ごちゃごちゃのぐちゃぐちゃに絡み合って。
本心がどこにあるのか、わたしにすらさっぱりわからなくなっていた。
「ハルちゃんはさ……」
――キスしたこと、ある?
そう続けそうになって、わたしはあわてて「昨日出された数学の課題やった?」と口にする。
「キスしたことある?」……なんでそう続けなかったのか、誤魔化してしまったのか、わたしにはもう、なにもかもがわからなかった。
今はハルちゃんとちょっと距離を置きたい。そういう気分。
ハルちゃんがイヤになったわけではなく、このままではいつしか失言をしてしまいそうだからだ。
わたしの脳みそは昨日のキスでとっくにキャパオーバーになっていたらしい。
「やってないの?」
「わたしはやったけど、ヨシくんがプリント忘れたって……」
「連絡先交換してたんだ?」
「……あー、うん。言ってなかったっけ?」
「……聞いてない」
「文化祭の準備でさー、たまたまいっしょに下校したときに……」
気がつけば、ハルちゃんがこっちを見ていた。いつの間にかじっとまっすぐに、わたしを見ていた。
ハルちゃんに対して誤魔化しの感情を抱いているわたしは、その顔に居心地の悪さを覚える。
尻の座りが悪いような、体がむずがゆいような……そんな、形容しがたい感覚。
なんで?
それは一番わたしがわたしに聞きたかった。
けれどもわたしの心は、「なんで?」と問うても、明確な答えを返してはくれない。
「やっぱり、最近仲いいよね」
「そうでもない」
結局、そういうところに落ち着いて、けれどもハルちゃんはわたしとヨシくんの仲を茶化すようなことはしなかった。
そうこうしているうちに学校に着いて、教室に入って――先に登校していたヨシくんと目が合って。
その瞬間、昨日キスしたときの衝撃を思い出したわたしは、思わず足を止めてしまった。
そして急に居心地の悪い気分がぶり返す。
どうしよう。どんな顔をすればいいのかわからない。
しかしヨシくんはごく普通の、いつも通りの顔で「はよ」とだけ言った。
わたしはホッとして「おはよー」とだけ返す。
いつもの日常の始まり。
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この日を境に、明らかにわたしとヨシくんの関係は変わった。
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