【R18】Under Control〜公安刑事がドSインテリヤクザに調教されるBL〜

MINAMI@白鳥湖

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第5章 REACT【榊原と他キャラの行為あり】

14余韻

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 額にかかった髪を、黒崎の指がすくって払う。
 その温度が、まだ火照っている肌に触れると、心臓がひどく跳ねた。
「……よく頑張りましたね」
 低く落ち着いた、甘い声。
 あんなふうに何度も貫かれたばかりなのに。
 手首を縛っていたネクタイがほどかれる。そして赤くなった手首を、親指がゆっくり撫でていく。
「結局……僕の元に、帰ってきたんですね」
 囁きが、耳の奥をくすぐる。
 息が詰まる。
 あの日、羽賀くんの腕の中で過ごした夜。
 あれは、この男から逃げるためだった──はずなのに。
「何度でも言います。もう僕から逃げられませんよ」
 その声は甘くて……でも、逃げ道を塞ぐように鋭い。
 温かく湿ったタオルが、脚の間をゆっくりなぞる。
 奥に残った熱と痕跡を拭われるたび、ぞくりと背中が震えた。
 何も抵抗はできなかった。
 いや、もう、する気もないのかもしれない。
 榊原はただ、黒崎を受け入れていた。
「あなたはもう、僕に〝所有〟されているんです」
 視線を逸らそうとした頬を、指先で戻される。
 唇が触れる。柔らかく、短く──それだけで、胸の奥がきゅっと掴まれる。
「────僕じゃなきゃ、もう満たされない」
 ゆっくりと、耳に言葉を落とされる。
「怖がらなくていい……もう、離しませんから」
 背中から抱きすくめられる。
 呼吸が、黒崎くんのリズムと重なって、ゆっくり沈んでいく。
 これがもう、堪らなく心地よくて。
 じんわりと身体が溶けていくような感覚。
──────悟った。
 自分はもう、この腕から逃げられない。
 その事実は、受け入れ難いはずなのに。
 どこかで安堵している自分がいた。
 黒崎は優しい。
 でも、その優しさは鎖だ。
 自分という存在を絡めとる鎖。
 わかっていても────もう、ほどけない。
 
 
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