【R18】Under Control〜公安刑事がドSインテリヤクザに調教されるBL〜

MINAMI@白鳥湖

文字の大きさ
27 / 54
Who Owns You?(第3章として読んでもらうのがいいかも)

③犯される

しおりを挟む
 黒崎が、下半身を押し当ててくる。
 榊原の脚が無意識に強張る。拒否反応のはずだった。
 でも、内側では何かがそれを迎え入れようとしていた。
「う、ぐっ!……や、ぁ……っ……!」
 黒崎の手が腰をぐっと抑えつけると、榊原の身体は無意識に震えた。
 胸の奥がざわつく。これは、“痛み”じゃない。恐怖でもない。
 いやだ。
 やめろ。
 理性が、拒絶する。
 これ以上、この男に触れられたら────
 ただ。ただ。
 怖かった。
 自分という人間が、剥き出しにされそうで────
「……入れますよ。榊原さん」
「いやっ、だ、……! やめ、……て……っぁあああっ!」
 叫ぶように拒絶する声のすぐそばで、黒崎が穏やかに囁いた。
「あなたの中に、僕の証を刻む。────僕のものに、なってください」
 ────次の瞬間。
 黒崎が、榊原のナカへと入り込んだ。
「……っ……あ──っ……ッ!!」
 理性が千切れた。
 破られた境界線の奥に、黒崎という存在が、刻まれていく。
 圧迫感。熱。呼吸が奪われて、声が喉に詰まる。
 榊原の両腕はソファに縫いつけられたまま、逃げ場はどこにもなかった。
「キツいですね……すごく。……でも、ちゃんと受け入れてる」
「……っ……ちが、う……っ……っ、こんなの……っ……!」
 声がうまく出ない。
 自分の身体がどれだけ反応しているか、誰よりも自分がよく分かっていた。
 咄嗟に逃げようと腰を引く──けれど、黒崎はそれを逃さない。
 片手で腰を押さえ、もう一度、深く──
「……っぁ……っ、ん……っ、あ、く……ッ!」
 理性が焼かれる。
 脳が痺れる。
 心臓の鼓動が、ひたすらにうるさい。
「……僕に犯されて、こんなに感じるのに…………“僕のものじゃない”って言うんですか?」
「ちが……う、っ……僕は……っ、君なんかに……っ……!」
 吐き捨てるように言ったその瞬間──黒崎が腰を深く突き上げた。
「あ゛あ゛ッッ‼︎」
 叫んだ。
 生理的な涙が、目に浮かぶ。
「否定するたび、奥まで欲しがってる……どこまで強がるつもりなんですか、榊原さん」
 その言葉が痛い。
 腹の底まで届いて、心を抉る。
 羞恥と屈辱と、快感が混ざって、呼吸ができない。
「や……っ……やめて……ッ! くろさき……っ、んあ、っ……っ」
 快楽が、音になって漏れていく。
 黒崎が、さらに深く打ち込んだ。
 ナカの一点を的確に──そこだけを何度も、何度も。
「や、め、っ……そ、こ……っ、ばか……っ、やめ……っ……!」
「気持ちいいんでしょう?」
 そう言って黒崎は、榊原の胸元を舐める。
 舌が乳首に触れた瞬間、榊原の背がビクっと跳ねた。
「い、ぁ゛あ゛あ゛!!」
 全身が震える。
 喘ぎが喉を突いて漏れる。
 胸元と奥を同時に責められ、思考が飛びそうになる。
「やっぱりここ、弱いんですね」
「……ちが、うっ、ひっ、……く、ぅ……っ……!」
 呼吸が乱れる。
 汗で額が濡れる。
 声が勝手に漏れる。
 そして何より──奥が、疼いて止まらない。
 自分のものだったはずの身体が、
 いまや黒崎の指と腰の動きに、“反射”で応えている。
 もう、仮面が崩れていた。
「……榊原さん。もう一度、聞きます」
 黒崎が囁く。
「あなたは、“誰のもの”ですか?」
「……っ……ちが……う……っ、そんな、の……っ……」
 答えられなかった。
 だけど、身体が──もう、答えを出してしまっている。
 そのまま、黒崎の腰が最後の一突きを叩き込む。
「──ん゛あ゛あ゛あ゛ッッ‼︎」
 榊原の全身が跳ねた。
 声が裂ける。思考が白く飛ぶ。
────また、イかされた。
 指でもない。舌でもない。黒崎の“モノ”で、内部から、強制的に絶頂に持っていかれた。
 涙がひとすじ、頬を伝う。
 けれど、それでも。
 榊原は、まだ──負けていないつもりだった。
 いや。
 負けを認めないつもりだった。
 目を逸らしたまま、喉の奥で笑う。
「……ふ、……っ……は……それで……満足かい……? 黒崎、くん……」
 荒い呼吸。震える胸元。
 汗と涙と──そして、深くまで刻まれた余韻の残滓。
 榊原は、それでも“負けていない”という顔を保とうとしていた。
 言葉では。態度では。
 けれど。
「──いいえ」
 黒崎の返答は、即答だった。
 優しい笑みすら浮かべていた。
 だが、その瞳の奥には明確な“執念”が灯っていた。
「あなたが“僕のものだ”としっかり理解するまで。躾は終わりませんよ」
 そう言って、黒崎は一度抜いた自身を、またすぐに榊原の中へと、力強く差し込んだ。
 その瞬間、榊原の弱点が穿たれる。
「ぅ! ゔぁッッ!」
 声が掠れる。抵抗の言葉が、反射的に漏れた。
 だが黒崎は、構わず腰を打ちつけた。そのまま、深く、容赦なく突き上げる。
「お゛ッ! い゛ぁっ! ん、ぅああああああッッ!」
「強がりは、もういい。身体は、もう正直になってる。……あとは心だけ」
 リズムが狂おしいほどに深く速くなる。
 榊原の手首はソファに押さえつけられたまま、逃げ場も言い訳もない。
 喉が焼ける。
 腰が反応してしまう。
 再び、中心が熱を帯びていく。
「ゔあ゛あ゛ッ! い゛ぁ……! もう……! やめっ、おかしく、なる……っ!」
「それが狙いです。僕は、あなたの中の“理性”を壊したいんですよ」
「や、だ……ッ! そ、んな……っ! く、、ぅはぁっ!」
 腰が跳ねるたびに、榊原の声が掠れていく。汗が首筋を伝う。
 黒崎の指先が、ピンと主張している乳首を弾いた。
「ひ、ぁぅっ! や、、だぁ……っ!」
「ほら、またここ、反応してる」
 指が胸元を転がす。
 ちゅ、と音を立てて吸われた瞬間、榊原は悲鳴のような声を漏らした。
「い゛い゛ぁッ!」
「じゃあ、ちゃんと、『気持ちよくておかしくなっちゃうからやめてください』って言わないと。ねぇ榊原さん」
「っ……誰が、そんなこと……! ぁ、ああ……や、やめ……! くぁ……ッ! また、イクから、……っ……!」
 さらに強く、深く突き上げられる。榊原の体がびくびくと震え、喉から押し殺した声が漏れる。
「ほら、『気持ちいい』って認めてください。認めないともっと気持ちよくしますよ?」
 ずちゅずちゅ、と黒崎は榊原の弱いところだけを狙って攻撃しながら、耳元で囁いた。そして指先で胸の突起を摘んで転がす。
────おかしくなりそうだ。
 快感で全身が痺れる。爪先まで力が入り、脚をピンと伸ばした状態で身体が硬直してしまう。
 もう、プライドを守ることなどできそうになかった。
「あ゛ッ! う、ううぁッ! き、もち……いいッ! きも
ちいいッッ! ん゛ぁああああッッ! や、ぁああ……っ」
「そうですね。刑事なのに、僕に犯されて気持ちよくなってますね」
────刑事なのに。
 その言葉が、榊原の胸の深いところを抉った。
──自分は刑事だ。
 刑事として、この男を手中に収めにきたのに。
 どうして────
 ただ、そんな思考も、すぐに頭の片隅に追いやられていく。
 残ったのは、『気持ちいい』『もっとほしい』という欲望だけだった。
 そして、その欲望に忠実に──抗うことをやめ、喘ぐのは──────
 とても心地が良かった。
「ん、ぁああッ! きも、ちいぃッ! くろさ……き、は、ぁ……っ! きも、ちいい…… おかしく、なる……ッ! ん、、ああ……い、きそ……ッ!」
「いいですよ。僕に犯されて、イってください」
「あ、……ああ……ぁあ゛あ゛ーーーーーーーッッ!」
 榊原の絶叫が、室内に響いた。
 三度目の絶頂。
 強制された、深く激しい達成。
 身体が熱くて、思考が混濁する。
 何もわからない。
 けれど──黒崎に刻まれたことだけは、確かだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

俺の現実にヤンデレ総受けBLパッチが当てられたんだが。

田原摩耶
BL
ある日突然弟や友人たちにあらゆる矢印向けられたりボコられたりするややホラーBLです

「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」 仕事終わりの静かな執務室。 差し入れの食事と、ポーションの瓶。 信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、 ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

上司と俺のSM関係

雫@更新します!
BL
タイトルの通りです。読む前に注意!誤字脱字あり。受けが外面は一人称私ですが、砕けると僕になります。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

処理中です...