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8. 愛の営み
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ボムギュは美しい。その人間離れした美しさに、俺の心は一瞬で奪われてしまった。
「先生、おかえりなさい。お勤めご苦労様でございます」
そうやって花が咲いた様な笑顔で出迎えてくれる姿は、もはやこの世の者ではないと思う。俺が彼を愛するのは必然的だが、彼もまた俺を愛しているという事実に堪らなく陶酔してしまう。
「ぁっ…ちょっ、ちょっと先生っ、食事もまだなのにっ…」
「先にボムギュが欲しいんだ。飯はそれからにしよう」
白い肌が羞恥で赤く色付くのだ。年甲斐もなく毎晩張り切ってしまう。彼を愛しても愛し足りないらしい。
「ん、洗い立ての良いにおいがする…ボムギュは綺麗好きだな。たまには汗ばんだお前もいいと…」
「先生のヘンタイっ!」
可愛らしく反抗する姿に俺の気は狂うばかりであった。なんていじらしいのだろう。今夜も盛大に甘やかしてあげないと。
「せんせぇっ…もうっ、もぉ出ないよぉっ」
彼の可愛いところを吸い上げていると、上の方から小鳥のさえずりが聞こえてきた。余程気持ち良いのか、だらしなくよだれを垂らしているのが見え、俺の顔はますます緩んでゆく。品行方正な彼がこの時ばかりは淫らに乱れる…俺の前だけだ。俺だけがボムギュを喜ばせることができるんだ。
そばにある極上のさくらんぼにも戯れていくと、「せんせぃ…もうおゆるし、くだしゃいませ…っ」とさらに甘えてきた。可愛い子だ、なんて可愛いんだろう。
「そうか、もっと欲しぃか。そうかそうか」
これは俺のもの、俺だけのものだ。誰にも渡さない。
「ボムギュぅ…お願いだ、もう許してくれ。このままじゃ死んじまう…」
彼の小さな背に顔をうずめ、俺は許しを請うていた。このような状況であるのに、快楽的な興奮をしているのは確かだった。
「先生はおいたが過ぎます…僕の困る顔がそんなに見たいのですか」
「違ぁう。俺はお前を喜ばせようと思ってだな」
「…ふぅん、そうですか」
段々と声が小さくなってゆく彼に違和感を覚え、ふと 見上げる。すると、うなじから肩にかけて赤く色付いているのが目に飛び込んできた。俺は口の端が持ち上がるのを抑えられず、彼の言うおいたをしてやりたい衝動にむくむくと駆られた。
「アッ!?せっ、せんせっ」
なぁボムギュ、俺の身体にお前の名を書いてくれ…その美しい双丘の狭間に、俺は自身を擦り付けて力強く求愛する。「ふぅっ、うっ、んっ…」彼の切ない声が俺の腰を刺激し、どこまでも燃え上がらせていった。
「自分のものには名前を書くだろ…俺をお前のものにしてほしい」
すると彼は、「先生が僕のもの…ふふっ、僕はもう他に何もいりません」などと純真無垢な顔で酷いことを口にする。そんなことを言われてしまえば、片時も離れられなくなってしまう。俺以外は何もないこの子を、どうして一人にできようか。
「アッ!あっ、あぁっ、イィっ!」
あぁぁ…ボムギュ…可愛い、可愛い、俺のボムギュ…お前が手を差し伸べてきたんだ。離すつもりなんてないからな…
若い蕾は俺の欲望で貫かれ、可憐に咲き乱れてゆく。その花にはどうやら蜜があった…毒の蜜だ。どこまでも俺を狂わせ、溺れさせてゆくそれを断つなどとは、愛を知らぬ愚か者の考えであろう。
「ボムギュぅ…もっと深くまで堕ちろ」
堕ちて、堕ちて、這い上がれないところまで…大丈夫、そばには俺がいる。ずっと一緒だ、どこにも行かせやしない。
愛しい番を抱き起こし、彼だけの特等席へと座らせるのだ。「っぃ゛ア゛ッ!」彼もまた愛の悲鳴を上げ、苦しゅうないとばかりにだらしなく御開帳した…あぁ、あぁ、俺の腕の中には雛鳥がいるのか。過ぎたる愛おしさでいよいよ気が違ってしまう…飛べないように羽をもいでしまわないと。
そうしていつも考えてしまうことがあった。…あぁ、駄目だ。駄目だ駄目だ駄目だ。俺以外の輩にも身体を許しただと…?嫉妬と憎悪で頭がおかしくなってしまう。一体誰なんだ、その犬畜生は。引きずり回して蹴り殺しても飽き足らない。
ボムギュには深くを聞かなかった。あんな顔をされてはとてもじゃないが…けれど、名も知らぬ犬畜生への薄暗い感情は日々膨れ上がるばかりだった。
それと同時に、彼があまり多くを語りたがらないのが気にかかった。親はおらず唯一祖父だけが遠く離れたところに住んでいるらしい。俺が知るのはそれだけだ。…信用されてないのだろうか、俺は。
共に暮らすようになり、彼の異常な食の細さには驚いた。かといって痩せこけているわけでもなく、愛を重ねる時はその全てに骨抜きとなった…そうして朝になれば身体を清め、祖父が作ってくれたという織物をいかにも大事そうに腰に巻き付けるのだ。それがなんとなく、気に食わなかった。
「先生、おかえりなさい。お勤めご苦労様でございます」
そうやって花が咲いた様な笑顔で出迎えてくれる姿は、もはやこの世の者ではないと思う。俺が彼を愛するのは必然的だが、彼もまた俺を愛しているという事実に堪らなく陶酔してしまう。
「ぁっ…ちょっ、ちょっと先生っ、食事もまだなのにっ…」
「先にボムギュが欲しいんだ。飯はそれからにしよう」
白い肌が羞恥で赤く色付くのだ。年甲斐もなく毎晩張り切ってしまう。彼を愛しても愛し足りないらしい。
「ん、洗い立ての良いにおいがする…ボムギュは綺麗好きだな。たまには汗ばんだお前もいいと…」
「先生のヘンタイっ!」
可愛らしく反抗する姿に俺の気は狂うばかりであった。なんていじらしいのだろう。今夜も盛大に甘やかしてあげないと。
「せんせぇっ…もうっ、もぉ出ないよぉっ」
彼の可愛いところを吸い上げていると、上の方から小鳥のさえずりが聞こえてきた。余程気持ち良いのか、だらしなくよだれを垂らしているのが見え、俺の顔はますます緩んでゆく。品行方正な彼がこの時ばかりは淫らに乱れる…俺の前だけだ。俺だけがボムギュを喜ばせることができるんだ。
そばにある極上のさくらんぼにも戯れていくと、「せんせぃ…もうおゆるし、くだしゃいませ…っ」とさらに甘えてきた。可愛い子だ、なんて可愛いんだろう。
「そうか、もっと欲しぃか。そうかそうか」
これは俺のもの、俺だけのものだ。誰にも渡さない。
「ボムギュぅ…お願いだ、もう許してくれ。このままじゃ死んじまう…」
彼の小さな背に顔をうずめ、俺は許しを請うていた。このような状況であるのに、快楽的な興奮をしているのは確かだった。
「先生はおいたが過ぎます…僕の困る顔がそんなに見たいのですか」
「違ぁう。俺はお前を喜ばせようと思ってだな」
「…ふぅん、そうですか」
段々と声が小さくなってゆく彼に違和感を覚え、ふと 見上げる。すると、うなじから肩にかけて赤く色付いているのが目に飛び込んできた。俺は口の端が持ち上がるのを抑えられず、彼の言うおいたをしてやりたい衝動にむくむくと駆られた。
「アッ!?せっ、せんせっ」
なぁボムギュ、俺の身体にお前の名を書いてくれ…その美しい双丘の狭間に、俺は自身を擦り付けて力強く求愛する。「ふぅっ、うっ、んっ…」彼の切ない声が俺の腰を刺激し、どこまでも燃え上がらせていった。
「自分のものには名前を書くだろ…俺をお前のものにしてほしい」
すると彼は、「先生が僕のもの…ふふっ、僕はもう他に何もいりません」などと純真無垢な顔で酷いことを口にする。そんなことを言われてしまえば、片時も離れられなくなってしまう。俺以外は何もないこの子を、どうして一人にできようか。
「アッ!あっ、あぁっ、イィっ!」
あぁぁ…ボムギュ…可愛い、可愛い、俺のボムギュ…お前が手を差し伸べてきたんだ。離すつもりなんてないからな…
若い蕾は俺の欲望で貫かれ、可憐に咲き乱れてゆく。その花にはどうやら蜜があった…毒の蜜だ。どこまでも俺を狂わせ、溺れさせてゆくそれを断つなどとは、愛を知らぬ愚か者の考えであろう。
「ボムギュぅ…もっと深くまで堕ちろ」
堕ちて、堕ちて、這い上がれないところまで…大丈夫、そばには俺がいる。ずっと一緒だ、どこにも行かせやしない。
愛しい番を抱き起こし、彼だけの特等席へと座らせるのだ。「っぃ゛ア゛ッ!」彼もまた愛の悲鳴を上げ、苦しゅうないとばかりにだらしなく御開帳した…あぁ、あぁ、俺の腕の中には雛鳥がいるのか。過ぎたる愛おしさでいよいよ気が違ってしまう…飛べないように羽をもいでしまわないと。
そうしていつも考えてしまうことがあった。…あぁ、駄目だ。駄目だ駄目だ駄目だ。俺以外の輩にも身体を許しただと…?嫉妬と憎悪で頭がおかしくなってしまう。一体誰なんだ、その犬畜生は。引きずり回して蹴り殺しても飽き足らない。
ボムギュには深くを聞かなかった。あんな顔をされてはとてもじゃないが…けれど、名も知らぬ犬畜生への薄暗い感情は日々膨れ上がるばかりだった。
それと同時に、彼があまり多くを語りたがらないのが気にかかった。親はおらず唯一祖父だけが遠く離れたところに住んでいるらしい。俺が知るのはそれだけだ。…信用されてないのだろうか、俺は。
共に暮らすようになり、彼の異常な食の細さには驚いた。かといって痩せこけているわけでもなく、愛を重ねる時はその全てに骨抜きとなった…そうして朝になれば身体を清め、祖父が作ってくれたという織物をいかにも大事そうに腰に巻き付けるのだ。それがなんとなく、気に食わなかった。
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