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2. 飢えた獣
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「由貴くんッッ 会いたかったよ!!あぁ、今日もまた一段と可愛い…っ」
あぁ、長い夜が始まるぞ…遠い目になるのはこれで何度目やら。
扉を開けるなり、悠介さんの熱烈な抱擁だ。いいかげんやめて欲しい。まるで十年ぶりの再会だ。
「俺も会いたかったよ。ねぇ、早く良いことしよう?悠介さんが欲しい…」
きゅるるん。そうやってチワワのように甘えれば、悠介さんはデレデレ、俺の虜。
さっさと終わらせて、とっとと寝よう。そんな俺の思惑なんぞ露知らず、むふ~んとタコさん口でキスを迫ってきた。
むちゅっ。
…うへぇ、リップクリームがついた。
身だしなみに気を遣っているのか、悠介さんは会うたびに綺麗になっている気がする。
ムダ毛はなくなり、カサカサだったお肌はしっとりしてきた。クンクン、この頃は香水なんかをつける始末。なんだろう…逆に寒気がする。
悠介さんは俺を一晩買うけど、そのほとんどが添い寝だった。ひとしきり楽しんだら、腕枕をして布団をかけてくれる。
由貴くん、寒くないかい…なんて具合に。恋人かよ。俺のこと、なんだと思っているんだろう。
「ねぇ、ゆ、由貴くん…こ、これ…着て欲しいんだ。すごく似合うと思って…」と、興奮気味にナース服を渡してくるのに。まぁ、その場限りのお楽しみ相手…そんなところかな。
「あぁッ…すごく、すごく可愛いよ由貴くんっ!可愛いッ、本当に可愛いぃぃ!」
パチパチパチ!素っ裸のおじさんが、手を叩いて喜んでいる。お腹が出ていて、ちょっとマヌケな絵面かも。
そうやって持ち上げられると、あんまり悪い気はしない…けど、「恥ずかしいから見ないで」と言ったら、悠介さんは両手で目を覆ってくれた。指の隙間から丸見え。とんだ茶番だ。
「じゃ、じゃあ僕は、可愛いナースさんに悪戯する悪い医者の役ね」
ぐふっ。不気味な鳴き声を上げて、悠介さんは覆い被さってきた。
「ナースさぁん…はぁはぁ…ナースさんの魅惑のスカートの中をぉ、診察したいなぁ…っ」と、陶酔した目で見つめてくる。ひぇっ…け、けだものぉ~。
アァッ!なっ、ナースさんってば、おぱんつも穿かないで…エッチ、すごくエッチだ。これは触診しないと…ふひっ。
ぺろんとめくったスカートの中へ、悠介さんは顔を潜り込ませていった。
「ぁっ」
ちゅぱっ、ちゃぽ、ぬぷり、ちゅうぅぢぅぅ。うぅん…ナースさんのお汁はおいちい…健康そのもの。はむはむ…んん、あんむ…タマタマも実に良いですねぇ…うむ、エッチでよろしいっ
悠介さんはいつもこう。なんでって聞くと、君のことが大好きだからって。
ナースさぁん…僕、ナースさんのことが大好きなんです。だから、お注射しますねぇ……
太い、それはそれは野太いお注射を前に、「ゆうき、お注射大好きだよぉ」とその膝にまたがる。そうだ、この人からはお金を貰ってるんだ。それにこんな、あんぱんみたいに柔らかいお腹…
由貴くん、ゆっくり動くからね、辛かったらすぐに言ってね……
「ぅっん…ぁっ…ふぁっ…すっ、すきっ、きもち、ぃい…」
少しだけ、心地が良かった。乾いた心にチロチロと水を与えるような…けれど確かに、俺を湿らせていく。
ぎゅっと指を絡め、合わせた手のひらは熱を帯びていた。大きな手だ。どこまでも俺にすがりつき、見返りを求める……手。
「由貴くん、疲れてなぁい?痛くなかったかな…あれれ、どうしたの」
だから時々、泣いてしまう。そのたびに悠介さんは俺を抱きしめ、「おぉ、よしよし」と優しく撫でてきた。悠介さん、俺のこと好き…?こう尋ねれば、「うん…もちろんだよ」と。
なんだか らしくない調子で返されると、飢えた獣のように期待してしまう。そんな自分のことを、心底みじめだと思った。
あぁ、長い夜が始まるぞ…遠い目になるのはこれで何度目やら。
扉を開けるなり、悠介さんの熱烈な抱擁だ。いいかげんやめて欲しい。まるで十年ぶりの再会だ。
「俺も会いたかったよ。ねぇ、早く良いことしよう?悠介さんが欲しい…」
きゅるるん。そうやってチワワのように甘えれば、悠介さんはデレデレ、俺の虜。
さっさと終わらせて、とっとと寝よう。そんな俺の思惑なんぞ露知らず、むふ~んとタコさん口でキスを迫ってきた。
むちゅっ。
…うへぇ、リップクリームがついた。
身だしなみに気を遣っているのか、悠介さんは会うたびに綺麗になっている気がする。
ムダ毛はなくなり、カサカサだったお肌はしっとりしてきた。クンクン、この頃は香水なんかをつける始末。なんだろう…逆に寒気がする。
悠介さんは俺を一晩買うけど、そのほとんどが添い寝だった。ひとしきり楽しんだら、腕枕をして布団をかけてくれる。
由貴くん、寒くないかい…なんて具合に。恋人かよ。俺のこと、なんだと思っているんだろう。
「ねぇ、ゆ、由貴くん…こ、これ…着て欲しいんだ。すごく似合うと思って…」と、興奮気味にナース服を渡してくるのに。まぁ、その場限りのお楽しみ相手…そんなところかな。
「あぁッ…すごく、すごく可愛いよ由貴くんっ!可愛いッ、本当に可愛いぃぃ!」
パチパチパチ!素っ裸のおじさんが、手を叩いて喜んでいる。お腹が出ていて、ちょっとマヌケな絵面かも。
そうやって持ち上げられると、あんまり悪い気はしない…けど、「恥ずかしいから見ないで」と言ったら、悠介さんは両手で目を覆ってくれた。指の隙間から丸見え。とんだ茶番だ。
「じゃ、じゃあ僕は、可愛いナースさんに悪戯する悪い医者の役ね」
ぐふっ。不気味な鳴き声を上げて、悠介さんは覆い被さってきた。
「ナースさぁん…はぁはぁ…ナースさんの魅惑のスカートの中をぉ、診察したいなぁ…っ」と、陶酔した目で見つめてくる。ひぇっ…け、けだものぉ~。
アァッ!なっ、ナースさんってば、おぱんつも穿かないで…エッチ、すごくエッチだ。これは触診しないと…ふひっ。
ぺろんとめくったスカートの中へ、悠介さんは顔を潜り込ませていった。
「ぁっ」
ちゅぱっ、ちゃぽ、ぬぷり、ちゅうぅぢぅぅ。うぅん…ナースさんのお汁はおいちい…健康そのもの。はむはむ…んん、あんむ…タマタマも実に良いですねぇ…うむ、エッチでよろしいっ
悠介さんはいつもこう。なんでって聞くと、君のことが大好きだからって。
ナースさぁん…僕、ナースさんのことが大好きなんです。だから、お注射しますねぇ……
太い、それはそれは野太いお注射を前に、「ゆうき、お注射大好きだよぉ」とその膝にまたがる。そうだ、この人からはお金を貰ってるんだ。それにこんな、あんぱんみたいに柔らかいお腹…
由貴くん、ゆっくり動くからね、辛かったらすぐに言ってね……
「ぅっん…ぁっ…ふぁっ…すっ、すきっ、きもち、ぃい…」
少しだけ、心地が良かった。乾いた心にチロチロと水を与えるような…けれど確かに、俺を湿らせていく。
ぎゅっと指を絡め、合わせた手のひらは熱を帯びていた。大きな手だ。どこまでも俺にすがりつき、見返りを求める……手。
「由貴くん、疲れてなぁい?痛くなかったかな…あれれ、どうしたの」
だから時々、泣いてしまう。そのたびに悠介さんは俺を抱きしめ、「おぉ、よしよし」と優しく撫でてきた。悠介さん、俺のこと好き…?こう尋ねれば、「うん…もちろんだよ」と。
なんだか らしくない調子で返されると、飢えた獣のように期待してしまう。そんな自分のことを、心底みじめだと思った。
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