2 / 9
山道をぐるぐると巡った話
しおりを挟む
お休みだしね。もう一つ落としておきます。暇つぶしにどうぞ。
微ホラーなので注意。
大学の三年の冬頃のことです。
私は幼なじみと高校時代の友人とを連れて一緒に某所へと遊びに来ておりました。
免許取り立ての友人の車に乗り、私は後部座席で雑誌を読んでいたのです。
ほぼ初対面の二人を運転席と助手席に押し込め、私は昼食場所の選定に注力しておりました。
すると、
「ナビが狂った」
そんな声が聞こえてきます。
見れば、ナビのカーソルがあられもない方向へ進み、山を突き抜けそろそろ海へ出そうです。
ご存知かもしれませんが、カーナビは新しい道のデータが無いと、混乱してしまう事があります。
特に当時はアップデートが激しく、こういう事は良くある事でした。
「とりあえず桐生のほうへ行けばいいよ」
こういうときの夏目は信じてはいけません。ものすごくおおざっぱな方向感覚でそう言っただけで、詳しい道を知っている訳ではありません。
それでもカーナビはぐんぐんと海を渡り、私たちはぐんぐんと山を登ります。
大分前から狂ってたんでしょうね。なびくんはどこへ行くのやら。
昼でも人気の無い山道は少々心細いもの。私たちはブリトラを熱唱しながらいや、ホルモンだったかもしれませんが、なにがしかを熱唱しながら山道を進んでおりました。
すると、突然ナビが夜間モードになったのです。
画面がちょっと黒くなるアレです。
ライトでもつけたのかと、運転席を見ると運転中のJも首を傾げています。
仕方なく一度待避所に車を止めて、エンジンをかけ直す事にしました。
ナビも再起動させてカーソルを呼び戻し、私たちはちょっとした休憩を取る事にしたのです。
待避所は車二台分くらいのスペースで、傷だらけのガードレールが枯れ草を押しのけているような状況でした。
ちらちらと雪が降り出し、このまま時間が取られれば自称都会派で、各種経験値の浅い私たちは立ち往生してしまいます。
すぐに車に乗り込んで一路市内を目指す事にしました。
数分たった頃でしょうか。外の雪もだんだんと強さを増し、どうにも温度が下がっているような。
そんな気がしました。
「ねえ、ちょっとエアコンの温度あげてくれない?」
私はそう言って、かじかんだ自分の指を擦り合わせました。
「え? 寒い? 結構エアコン効かせてるんだけど」
そういうJに、助手席のHも頷きます。
「風邪引くんじゃない?」
私はぶーたれたまま後部座席で二人の上着をかき集めて寒さに震えておりました。風邪引くのかな。
山道に慣れない私たちは、適宜、道を譲っての走行となるのですが、何台目かの車に道を譲った頃から、私は本格的にだるくなってしまってそのまま座席に突っ伏しておりました。
早くどこかについてほしい。
何度か顔をあげて前を確認するのですが、どうやらトラクターの様な物の後ろを走っているらしく、とても速度が遅いのです。
私は乗り物酔いとは無縁で、基本的にとても丈夫です。
が、このときは本当に節々もいたくて、熱があるようなそんなコンディションになっていました。
先ほどまで「昼飯なんにする?」とテンションが上がっていたヤツと同一人物だとは思えないくらいです。
(一度寝よう。んでもってあったかいもん食べて、クスリ飲めば、明日にはけろっとしてるはず)
そんなもんです。
私は色んな物をあきらめて、とりあえず寝る事にしました。
どのくらい眠ったのでしょう。既に車は振動を止め、誰かがヒソヒソと話をしているような音が聞こえるだけになっておりました。
何となくぼーっと目を開けたまま前の座席の頭の部分を見ていると、どうにも違和感
友人のJは茶髪です。Hは黒髪ですが、いつも短めにスッキリと整えておりました。しかし。
(誰?)
よっぽどそう、言おうかと思ったくらいです。
でも、私の中の何かが口を開ける事をためらわせました。もう一度目を閉じて、きっとまだ眠っているのだろうと自分を納得させる事にしたのです。
次に目を開いたときには、まだ車は走っており、のろのろと身体を起こした私が見たのは、トラクターの後ろを走る自車の様子でした。
(あれ。時間経ってないのか)
ちらりと時計を見て凍り付きました。
2時を回っていたのです。
「ちょっと、どっかに停めて……」
「なに。どした? 気持ち悪い?」
そういって、二人は車を待避所に停めました。
思わず外へ出て、気がついたのです。
雪はそれほど降っておらず、私たちを取り巻く空気も未だ山深いそれです。
時計を見れば二時を回っています。
私は外に出る事で気分が晴れたのでしょう、二人に尋ねてみる事にしました。
「トラクターの後ろ、何時間走ってた?」
「え? 何時間って……ちょっと前に抜かれただけで」
「いま、二時なんだけど」
JもHも驚いた様子でした。
私たちは昼飯を食べに車を走らせていたのです。
それがいつの間にか昼過ぎている。普通に考えれば3時間ほど走っていた事になります。
もうエンジンをかけ直し、カーナビを立ち上げ直すと、相変わらずカーソルは海の上。
訳が分かりません。
私たちは再び車に戻る事にしました。
あいにく、その当時私は免許を持っておらず再び後部座席に収まったのです。
そして走り出したのを確認したら、なんだか眠くなってしまったのかそのまま眠ってしまいました。
次に目を覚ましたのは、Jが「誰かのケータイが鳴ってる」と言ったときでした。
私は手探りでポケットから携帯を取り出したものの、通知は無く、Hも同じようでした。
Jに断りを入れてJの携帯を見たけれど何も無い。
「でも、鳴ってるよね。バイブ音するよ」
Jはなおもそう言います。Hは「わからん」と言っていますが、私はちょっと不思議であたりを探しまわりました。
「あ、切れた」
Jはそういってからルームミラーで私を見て顔を強ばらせました。
やがて、私たちは市内にたどり着き、そばにありつきました。
「ねえ、夏目。オレの携帯見たときさ、なんて出てた?」
当時の携帯対電話は二つ折りが主流で、閉じたままでも着信が確認できるように小さな画面がついている物がほとんどでした。
「なにも? むしろ通知が無かったよ」
体調不良は腹が減っていただけだったのかと思うくらい、私はごくごく普通にそばを食べていたのですが、流石に次の言葉に凍り付きました。
「忘れてたんだけど、オレ、携帯自分のポケットに入れっぱだったんだよね」
「うん? それがどうした?」
Jの台詞の違和感には気がつきませんでした。そんなもんです。
「お前さ、誰の携帯……確認したの?」
「え?」
「だからさ」
「いや、いや、いや。Jのでしょ。Jの携帯が上着のポケットに入ってたんでしょ?」
「違うって、オレのはズボンのポケットに入れてたの」
よくよく考えたら、あの携帯は座席のどこかにあったのを私がつかんで確認しただけだったような気がします。
実はその後も眠ってしまって、店に着いたときに叩き起こされたのですが。
「……ええと。とりあえず食べていい?」
「どうぞどうぞ」
二人に聞いたところ、Jは私が寝たあとも暫く「本当はまだ鳴ってる」と言っていたようです。
何となくおかしいと感じていた二人なのですが、一番の危険地帯が後部座席のような気がしていたというのです。
だからこそこのままとりあえず夏目を捧げておいて市内に出ようとという事で意見が合致したそうな。
起こしてくれたとき、確かに後部座席だけ寒い気がしたと言っていたのですが……なんだか色んな物が吹っ飛びました。
供物扱いは人生で二度目です!! むかー!!
夢は多分ただの夢だったのだと思います。
あとは狐にだまされた、的な?
やっぱりオチはないんです。
ごめんなさい。
お、おわれ!
微ホラーなので注意。
大学の三年の冬頃のことです。
私は幼なじみと高校時代の友人とを連れて一緒に某所へと遊びに来ておりました。
免許取り立ての友人の車に乗り、私は後部座席で雑誌を読んでいたのです。
ほぼ初対面の二人を運転席と助手席に押し込め、私は昼食場所の選定に注力しておりました。
すると、
「ナビが狂った」
そんな声が聞こえてきます。
見れば、ナビのカーソルがあられもない方向へ進み、山を突き抜けそろそろ海へ出そうです。
ご存知かもしれませんが、カーナビは新しい道のデータが無いと、混乱してしまう事があります。
特に当時はアップデートが激しく、こういう事は良くある事でした。
「とりあえず桐生のほうへ行けばいいよ」
こういうときの夏目は信じてはいけません。ものすごくおおざっぱな方向感覚でそう言っただけで、詳しい道を知っている訳ではありません。
それでもカーナビはぐんぐんと海を渡り、私たちはぐんぐんと山を登ります。
大分前から狂ってたんでしょうね。なびくんはどこへ行くのやら。
昼でも人気の無い山道は少々心細いもの。私たちはブリトラを熱唱しながらいや、ホルモンだったかもしれませんが、なにがしかを熱唱しながら山道を進んでおりました。
すると、突然ナビが夜間モードになったのです。
画面がちょっと黒くなるアレです。
ライトでもつけたのかと、運転席を見ると運転中のJも首を傾げています。
仕方なく一度待避所に車を止めて、エンジンをかけ直す事にしました。
ナビも再起動させてカーソルを呼び戻し、私たちはちょっとした休憩を取る事にしたのです。
待避所は車二台分くらいのスペースで、傷だらけのガードレールが枯れ草を押しのけているような状況でした。
ちらちらと雪が降り出し、このまま時間が取られれば自称都会派で、各種経験値の浅い私たちは立ち往生してしまいます。
すぐに車に乗り込んで一路市内を目指す事にしました。
数分たった頃でしょうか。外の雪もだんだんと強さを増し、どうにも温度が下がっているような。
そんな気がしました。
「ねえ、ちょっとエアコンの温度あげてくれない?」
私はそう言って、かじかんだ自分の指を擦り合わせました。
「え? 寒い? 結構エアコン効かせてるんだけど」
そういうJに、助手席のHも頷きます。
「風邪引くんじゃない?」
私はぶーたれたまま後部座席で二人の上着をかき集めて寒さに震えておりました。風邪引くのかな。
山道に慣れない私たちは、適宜、道を譲っての走行となるのですが、何台目かの車に道を譲った頃から、私は本格的にだるくなってしまってそのまま座席に突っ伏しておりました。
早くどこかについてほしい。
何度か顔をあげて前を確認するのですが、どうやらトラクターの様な物の後ろを走っているらしく、とても速度が遅いのです。
私は乗り物酔いとは無縁で、基本的にとても丈夫です。
が、このときは本当に節々もいたくて、熱があるようなそんなコンディションになっていました。
先ほどまで「昼飯なんにする?」とテンションが上がっていたヤツと同一人物だとは思えないくらいです。
(一度寝よう。んでもってあったかいもん食べて、クスリ飲めば、明日にはけろっとしてるはず)
そんなもんです。
私は色んな物をあきらめて、とりあえず寝る事にしました。
どのくらい眠ったのでしょう。既に車は振動を止め、誰かがヒソヒソと話をしているような音が聞こえるだけになっておりました。
何となくぼーっと目を開けたまま前の座席の頭の部分を見ていると、どうにも違和感
友人のJは茶髪です。Hは黒髪ですが、いつも短めにスッキリと整えておりました。しかし。
(誰?)
よっぽどそう、言おうかと思ったくらいです。
でも、私の中の何かが口を開ける事をためらわせました。もう一度目を閉じて、きっとまだ眠っているのだろうと自分を納得させる事にしたのです。
次に目を開いたときには、まだ車は走っており、のろのろと身体を起こした私が見たのは、トラクターの後ろを走る自車の様子でした。
(あれ。時間経ってないのか)
ちらりと時計を見て凍り付きました。
2時を回っていたのです。
「ちょっと、どっかに停めて……」
「なに。どした? 気持ち悪い?」
そういって、二人は車を待避所に停めました。
思わず外へ出て、気がついたのです。
雪はそれほど降っておらず、私たちを取り巻く空気も未だ山深いそれです。
時計を見れば二時を回っています。
私は外に出る事で気分が晴れたのでしょう、二人に尋ねてみる事にしました。
「トラクターの後ろ、何時間走ってた?」
「え? 何時間って……ちょっと前に抜かれただけで」
「いま、二時なんだけど」
JもHも驚いた様子でした。
私たちは昼飯を食べに車を走らせていたのです。
それがいつの間にか昼過ぎている。普通に考えれば3時間ほど走っていた事になります。
もうエンジンをかけ直し、カーナビを立ち上げ直すと、相変わらずカーソルは海の上。
訳が分かりません。
私たちは再び車に戻る事にしました。
あいにく、その当時私は免許を持っておらず再び後部座席に収まったのです。
そして走り出したのを確認したら、なんだか眠くなってしまったのかそのまま眠ってしまいました。
次に目を覚ましたのは、Jが「誰かのケータイが鳴ってる」と言ったときでした。
私は手探りでポケットから携帯を取り出したものの、通知は無く、Hも同じようでした。
Jに断りを入れてJの携帯を見たけれど何も無い。
「でも、鳴ってるよね。バイブ音するよ」
Jはなおもそう言います。Hは「わからん」と言っていますが、私はちょっと不思議であたりを探しまわりました。
「あ、切れた」
Jはそういってからルームミラーで私を見て顔を強ばらせました。
やがて、私たちは市内にたどり着き、そばにありつきました。
「ねえ、夏目。オレの携帯見たときさ、なんて出てた?」
当時の携帯対電話は二つ折りが主流で、閉じたままでも着信が確認できるように小さな画面がついている物がほとんどでした。
「なにも? むしろ通知が無かったよ」
体調不良は腹が減っていただけだったのかと思うくらい、私はごくごく普通にそばを食べていたのですが、流石に次の言葉に凍り付きました。
「忘れてたんだけど、オレ、携帯自分のポケットに入れっぱだったんだよね」
「うん? それがどうした?」
Jの台詞の違和感には気がつきませんでした。そんなもんです。
「お前さ、誰の携帯……確認したの?」
「え?」
「だからさ」
「いや、いや、いや。Jのでしょ。Jの携帯が上着のポケットに入ってたんでしょ?」
「違うって、オレのはズボンのポケットに入れてたの」
よくよく考えたら、あの携帯は座席のどこかにあったのを私がつかんで確認しただけだったような気がします。
実はその後も眠ってしまって、店に着いたときに叩き起こされたのですが。
「……ええと。とりあえず食べていい?」
「どうぞどうぞ」
二人に聞いたところ、Jは私が寝たあとも暫く「本当はまだ鳴ってる」と言っていたようです。
何となくおかしいと感じていた二人なのですが、一番の危険地帯が後部座席のような気がしていたというのです。
だからこそこのままとりあえず夏目を捧げておいて市内に出ようとという事で意見が合致したそうな。
起こしてくれたとき、確かに後部座席だけ寒い気がしたと言っていたのですが……なんだか色んな物が吹っ飛びました。
供物扱いは人生で二度目です!! むかー!!
夢は多分ただの夢だったのだと思います。
あとは狐にだまされた、的な?
やっぱりオチはないんです。
ごめんなさい。
お、おわれ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる