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しおりを挟む「ねえ、オリヴィア。あなた本当にあの大賢者様の一族の出なの?」
私にそういったのはアンナ。ここネクロランドではわたしたちが崇拝する死を司る神に仕える次のプリーステスになる女とそのプリーステスを守るダークナイトになる男を決めるためのトーナメントが1月後におこなわれる予定だ。そこでわたしたちをはじめ成人していないネクロランドの住人は集められ、日々互いに腕を磨きあっている。
「うん、そうだけど」
「その割にはに対して強くないよね」
「魔力量が底なしって聞くけどだから何って話だよね」
「ネクロマンシーって正直微妙だよね」
彼女の取り巻き達が私に対していってくる。
確かに私のネクロマンシーは戦闘時に近くに強力な死体がないと力を発揮できない。私は言い返すことができなかった。
「何やってんだ?」
そういって怒りをあらわにしながらやってきたのは私の幼馴染のレイだ。
「あ、アレックス君!」
「 お前オリヴィアに何を言っていた?」
「別に大したことじゃないよ、それより仲良くしようよ」
「なんでお前と仲良くならなくちゃいけないんだ?」
「だってアレックス君は次期ダークナイトだろうし、次期プリーステスになるのは私だから」
彼女の言っていることはあながち間違いではない。アレックスと彼女は間違いなく1番優勝する可能性が高いだろう。
「いや、次期プリーステスになるのはお前じゃなくオリヴィアだ」
「本気?、ダークナイトがプリーステスを任命するんじゃなくてプリーステスがダークナイトを任命するんだよ?」
あくまで大会の優勝者がプリーステスになるだけでダークナイトの任命権はプリーステスに与えられることになっている。とは言ってもダークナイトは大会の優勝者を選ぶのが普通だが。
「ああ、本気だ。オリヴィアが優勝しプリーステスになる。 行くぞ、オリヴィア」
彼に言われて私はその場を離れた。
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