公爵家の秘密の愛娘 

ゆきむらさり

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後日譚・子供達の現在編

5.〈終幕〉辺境領と王家の秘密の王女・後

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 季節が移ろうように、イーデン王家一族も代替わり。

 時を同じくして、グラント公爵家も双子の嫡子アシェルとアッシャーへと公爵位が移る。

 一線から退いた先代グラント公爵夫妻は、子どもや孫たちに囲まれ、穏やかな余生を迎えている。

 仲睦まじいダリウスとキャロライン夫妻は、これまでと変わらない幸せを謳歌。

 かつての歌姫キャロラインも健在で、愛する夫ダリウスへと美しい美声を響かせ、彼の心も癒している。


 ◇


 素晴らしい余生を迎えているのは、イーデン国王夫妻も同じ。

 イーデン国王フレデリックと王妃フレイヤが退位し、王太子フェリクスとアンジェラ妃が王位を継承。

 第1王子フィンレーとフローラ妃は王太子位を拝命し、王太子妃フローラは第1子を懐妊中。

 今のイーデン王家は子沢山で大賑わい。

 ただ、双子兄妹の第2王子エリアルと第1王女エレノアは、完全にイーデン王家から外れ、各々の道へと進むおかげで、ちょっぴり淋しい王妃アンジェラがいる。

 それでも願うのは子ども達の幸せ。

「子ども達が幸せなら親としては喜ばないとね」

 薄っすらと涙を浮かべる王妃アンジェラ。異国の地へと旅立った王女エレノアへと想いを馳せる。

「結婚はしないとか言っていた男勝りのエレノアちゃんが、まさかのお嫁入り。綺麗なエレノアちゃんの美しい花嫁姿が見れたのは嬉しいかな……ねっ、フェリクス様!」

「エレノアは美しいから何を着ても良く似合う。我が国の煌びやかな衣装とは異なり、合わせ重ねの衣装も雅やかで美しい。我が子エレノアには『幸せになって欲しい』と心から望むよ」

 大切な愛娘なだけに彼女の嫁入り姿は感慨深い。喜びもひとしおな国王フェリクス。

 そうかと思いきや、不意に思案顔。

「ただ、あの国王の顔が誰かに……似ている?」

 何かを思案する国王フェリクス。相手国の国王の顔に既視感を覚えるが、あえては紐解く必要もない。

 英明な王女エレノアが見初めたのだ。相手に不満も不服もない。大事なのは今の王女エレノアの気持ち。

 王妃アンジェラは愛娘エレノアの美しい花嫁姿を思い出しては、自然と花のかんばせを綻ばせる。


 数日前。

 王女エレノアは、輿入れ先の王家の婚礼衣装で旅立っている。生国イーデンから婚礼衣装を纏うのは、すでに彼女の身が相手国の「国王のもの」であることを広く知らしめる為のもの。それが習わしらしい。

「幼い頃から男装姿のエレノアちゃんが、愛する人の為なら王女の姿に戻るんだから愛は偉大だね」

 王妃アンジェラは旅立った愛娘エレノアの幸せを祈る。


 ◇


 辺境伯領の地。

 王女エレノアの輿入れ前。

 他国の国王サンと出逢った王女エレノアは、ここだけの話、逆プロポーズをしている。

『ボクが守ってあげたくなるほど可愛らしい御方だった。それなのに強いんだよ!』

 男勝りの王女エレノアなだけに、小さくて愛らしい国王サンに庇護欲を掻き立てられたらしい。しかも剣の達人でもある国王サン。

 心を奪われる王女エレノア。

 いわゆる、ギャップ萌え。

「何が?」恋の決め手になるかは人それぞれ。

 男装の麗人もようやく春到来。恋を知る。


 ◇


「可愛い」と言ってしまうと少し語弊があるが、王女エレノアが見初めた小さな王国レーンの国王サンは、実年齢はそう若くはない。

 青年というよりは壮年。

 年相応というよりは、やたらと童顔。

 年齢と見た目のギャップには誰もがびっくり。おかげで武闘派の王女エレノアの庇護欲が存分にくすぐられた形だ。

 だから、「守ってあげたい」と心が切望。


 ここで少し補足。

 童顔と聞くと誰かを彷彿とさせるかもしれない。国王フェリクスはサラッと流したが、実がグラント公爵家の家令コリンは孤児。

 孤児となった理由が問題。

 随分と過去。実はレーン王家からは生まれたばかりの第2王子が侍女の手引きにより、身代金目当ての盗賊によって攫われている。

 捜索の手も虚しく、そのまま行方不明に。

 その攫われた赤子こそが……。


 ただ、今の家令コリンは幸せも幸せ。

 豊かな人生を謳歌している。

 可愛い愛犬かぞく達にも囲まれ、侍女マイリーという姉さん女房もいる。

 似た者夫婦の2人は笑い声が絶えない。


 そう、今さらな話。


 ◇


 さて、レーン王国の国王サンだが、今回は花嫁探しも兼ねてのお忍び旅行をしている最中に、ひょんな形で男装の王女エレノアと出逢う。

 たまたま立ち寄った美しいノーラン辺境領で、領民の財布を盗む盗っ人を捕まえたところ、自分も窃盗団の一味と間違われ、男装の麗人エレノアに峰打ちを喰らう。

 そこへゾロゾロと姿を現したのが国王サンの護衛兵。

 これには驚く王女エレノア。

「これは……いったい……」

 お忍び旅行だと事情を告げる国王サンに王女エレノアは「なら、どうして避けないのです?」と聞き返す。

「それは貴女が見目麗しい美姫だからですよ。柔らかな物腰が貴公子のソレとは違いますからわかります。その貴女にやり返して怪我を負わせるのも忍びない。おまけに男負けに勇ましい姿に見惚れておりました」

「このボクを勇ましいと?」

「もちろんです。美しい美姫の勇ましい姿には心が躍ります。儚げな花も美しいとは思いますが、私は逞しい花の強さにこそ焦がれます」

 その言葉にズキュンッときた王女エレノア。

 心がほんのりと心地良い。

 (不思議と心が騒つく。そのような相手は初めてだ。このような御方には、この先も出逢えるかどうかはわからない。だったら……)

 即決する王女エレノア。

「ボクのものになって欲しい」

 どさくさ紛れに、男顔負けの逆プロポーズ。

 行動の速さは父王フェリクス似。

 素直な想いを口にする王女エレノア。

 同じく、その彼女へと好意を持つ国王サン。こちらもニッコリと微笑み返し、「もちろんです」とあっさりと快諾。

 要は似たもの同士。


 ◇


 その後は、辺境伯領で時間の許す限りデートを楽しむ王女エレノアと国王サン。

 走馬はもちろん、王女エレノアの得意とする武闘の立ち合いもする2人。そこで判明したのが、童顔で可愛いらしい国王サンが、かなり強いということ。

 美しい剣さばきさえ披露して見せる国王サンの勇姿に心が躍る王女エレノア。

 見惚れる。

 またも心にズキュンとくる。

 (……国王陛下は最高だ!)

 不覚にも1本獲る国王サンから、お願いされる王女エレノア。

「着飾った王女姿の美しい貴女も見てみたい」

 満面の笑みで告げる国王サン。

 (……可愛すぎる! 守ってあげたい!)

 可愛らしい顔に屈託のない微笑みが、またも王女エレノアの心へとズキュンと突き刺さる。

 頷く王女エレノア。

 遂に本来の美しい王女の姿を晒す。

 国王サンから贈られた上質な衣装を見事に着こなし、見るも艶やかな出立ちで輝くばかりの王女エレノア。

 まさに女神のような神々しさ。

 一瞬、声を失う国王サン。感涙。

「貴女こそが私の女神……!!」

 ベタ褒めの国王サン。

 意気投合する2人。

 互いに惚れた腫れたの2人は、共に寄り添う将来を夢見る。

 あとはご想像の通り。


 とんとん拍子に事は運び、めでたく輿入れ。


 ◇


 イーデン王家に生まれた紅一点のお姫様は、たった一度だけ王女の姿で皆の前へと姿を現し、お披露目。

 しかも、それは輿入れの時。

 最初で最後といえる王女エレノアの輝くばかりに美しい晴れ姿。ただ、残念なのが、煌々と輝く波打つ黄金の髪も稀な美貌も全ては花嫁のベールに覆われ、その美貌は隠されたまま。

 結局、最後までイーデン王家の王女エレノアの姿は秘匿とされ、おかげで皆の想像をより掻き立て、のちに『絶世の美姫』と噂されるようになる。

 王家の秘匿の王女は自らの手で幸せを掴み、今ではハッピーライフを満喫中。


 ◇


 一方、舞台はノーラン辺境伯領へと移る。

 イーデン王家のエレノア王女がレーン王国へと旅立った後、彼女の双子の兄王子エリアルも転換期。

 イーデン王族位を退き、臣下に下ったエリアル王子は正式に前領主マルコの養子となり、彼の後継を引き継ぎ、晴れてノーラン辺境伯となる。

 今日も山野を走馬し、双子の王妹エレノアの多幸を祈る。


 こうして、それぞれが幸せな未来を手に入れ、イーデン王家とグラント公爵家の物語はハッピーエンドで幕を閉じる。


 めでたし。めでたし。





 〈後日譚・完〉

 ※拙い文章力ではありますが、ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました🙇‍♀️









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感想 394

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みんなの感想(394件)

アマサン
2026.01.17 アマサン

さり様💕
こちらからもお邪魔します🤗

またまた読もうと思って覗いてみたら
お気に入りが↗️していて😆
やっぱり素敵な作品だから👍😆
勿論キャラ文芸も恋愛大賞も応援📣してますからねー😆
宝玉ちゃんにも癒やされますが👍
元祖アンジェちゃんにもいつも癒やされてま〜す🤭💕

2026.01.17 ゆきむらさり

アマサン様💕 こんばんは💕

こちらにもお邪魔してくれてありがとう💕

思えば、大元はこちらがほっこりの先がけ?

今読み返すと稚拙な部分も多いけど、このまま恋愛小説大賞にエントリーしたよ😆 

そうなの、嬉しいことにお気に入りが増えているの♬ 完結時は700人程度だったのにね。嬉しい誤算だよ🥹

読み返してくれるアマサン様に心からのありがとう💕💕💕

解除
アマサン
2025.12.10 アマサン

さり様💕
おはようございます🤗
こちらから失礼しま〜す😆

何回読んでもアンジェちゃんの天使ぶりに心が和みますね〜🤭♥️

丁寧な描写にまわりくどいどころか感情移入が出来てめっちゃ楽しいです👍

お気に入りの数がふっふ🤭💕
やっぱり面白いですもんね〜😆

次の作品も楽しみしてますので頑張って下さい😆💕

2025.12.10 ゆきむらさり

アマサン様💕 こんにちは💕

おおっ😆! 完結済みのこちらのはお話にも感謝を書いてくれてありがとう💕

回るくどくなくて良かった🤗 アマサン様はさ、いつも褒めすぎな程に褒めてくれるよね☺️ どんだけお優しいの🥹💕

そうなの、不思議な現象が⁇ お気に入りの数が増えているの🤔 当主は700人ぐらいだったと思うからびっくり‼️ だけど稚拙な私には嬉しい悲鳴だね😆 最近気持ちがダウン⤵️していたから嬉しい💕

新作はもう少し待っていてね😘

解除
Nr
2025.10.19 Nr

さり様 こんにちは✌︎('ω')✌︎

改めて完結おめでとうございます🎊

やっぱりハピエンは読後感が最高❤︎

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

普通なら親世代で終わって良いところを子供世代まで読めるのは嬉しい(๑˃̵ᴗ˂̵)♡

アンジェラちゃんがパパと出逢うのが本髄かもしれないけど、一読者としては登場人文達のその後も気になるところ(^^) 皆んなが、それぞれのハッピーを手に入れて良かったなぁ!と本当に思う♡

コリン君の正体は全く読めなかったよ(爆笑) マイリーさんと夫婦なったことは私も嬉しい(≧∀≦) お気に入りキャラだったので、コリン君のその後も読めて最高だよ*\(^o^)/*

さり様はいつも拙いというけど、私も他の読者様と同意見で、全然そうは思えないです(╹◡╹)♡ 最後まで読んでくれる読者様がいるのがその証拠。

面白いから読むんですよ\(^ω^)/

次の作品もワクワクしてお待ちしてます❤︎

できればすぐに読みたいところだけど、無理は禁物。でも、さり様の作品は私の癒しです❤︎

これからもドンドン書いて下さいね♡

2025.10.20 ゆきむらさり

Nr様 こんにちは💛

お返事が遅くなりました🙇‍♀️ 改めての感想ありがとうございます❤️ 嬉しいお言葉のオンパレードで逆に恐縮です🙇‍♀️

こうして最後まで読んでくれる読者様がいるので、今更ながらにエタらなくて良かったと思います😊 

ただいかんせん。改めて読み返すと至らないどころだらけ😗 まだまだだなぁ……と思う今日この頃💧

コリン君のことは、流石にわからなかったようで(笑) まさかの王族の彼だけどグラント公爵家が彼の居場所。でも、兄国王とアンジェラちゃんの子供が婚姻したので、言うなればみんな家族🧑‍🧑‍🧒ですね🤣 月桂樹様の言うように家系図が凄い(爆笑)!

次の作品ですが、書けているのは登場人物概要までなので、もうしばらくお待ちください🤗

これからも切磋琢磨して頑張りますので、読んで頂けたら幸いです🥰 

解除

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