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Merle

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拗らせ聖女とパンしゃぶ天使 3/3

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「えー……」
「うわぁ……」

 ナナカセの脱ぎたてパンツを鼻に押し当てて歓喜する天使の姿に、ユイとアンナは腰がすっかり引け気味だ。
 だけど、傍観者になることは、当の天使が許さなかった。ドン引きしている二人に、くるっと向き直る。

「パンツ」
「えっ、こっちにも!?」
「パンツをあげないと、バフを貰えないわよ」

 ぎょっとした顔で後退りするユイに、ナナカセはすぱと告げる。

「脱ぎたてじゃないと駄目なわけー?」
「そうなのよ」

 アイナの質問にも、すぱっと返す。

「っていうか、パンツあげないといけないわけー?」
「あげないといけません」
「あたし、べつにバフ貰わなくてもいいんだけど……」
「あげないといけません。なぜなら、わたしだけパンツあげたんじゃ恥ずかしいからです」
「あ、うん」
「はい……」

 ナナカセの貼り付いたような笑顔に気圧され、ユイとアイナは揃って頷いた。

「分かってくれて嬉しいわ」
「あはは……」
「はぁ……」

 ナナカセの笑顔の見張られ、いや見守れながら、エルフ二人は下着を脱いだ。ユイは短パン着用なので、メニュー操作で装備解除しようとしたけれど、そこへナナカセが待ったをかける。

「あ、メニューから脱ぐのはなし。ちゃんと脱がないと認められないから」
「なにそれ!」
「そういうルールなの」
「まーまー、ユイ。ここはもう諦めよー」
「あんたはスカートだからいいけどさぁ……はぁ」

 アイナがミニスカートの両脇を捲り上げるように手をやると、ユイも諦めた顔で溜め息を吐いてホットパンツの前ボタンを外す。
 股下15cmのスカートはあっさり捲れて、露わになったペパーミント色のローライズ下着がしゅるると脱がされていく。
 すとんとと落ちたホットパンツの内から現れた黒色のTバックも、ユイは足踏みするように脱ぐ。

「ユイってTバック好きだよねー」
「ショーパンだと、普通の下着じゃライン出ちゃうんだよ」
「ラインを気にするひとは色も気にしてくださいなー」
「気にしてるから黒なんでしょ!」
「我はパンツを所望する」

 漫才のようなテンポで言い合うアイナとユイに、ずいっと迫る金髪美青年天使マシェリエル。
 言い合っていた二人は思わず口を噤んで目を見合わせ、どちらからともなく天使のほうに手を差し出した。

「パンツ」

 二人の手に載せられていた萌葱色ペパーミントと黒の下着を抜き手も見せない早業で奪い取ったマシェリエルは、ナナカセのと合わせて計三枚のパンツを同時にして叫んだ。

「ふううぅふぉおおぉ――ッ!!」

 三枚のパンツを両手で自分の顔に擦りつけて、背筋の限界に挑むかのように仰け反って叫ぶ。腰をがくがく前後に振動させつつ叫ぶ。

「えー……」
「パンツフェチ、怖ぁ……」

 ドン引きのユイとアイナだったが、ナナカセが二人の手を引く。

「二人ともこっち。隣に座って!」
「えっ」
「きゃっ」

 ユイとアイナはナナカセの両隣に座らされる。パンツで顔を拭いて、嗅いで、舐って大歓喜している天使の正面、というか足下だ。そして、それを待っていたかのように天使のズボンが掻き消えて下半身丸出しになる。つまり、いきり立った天使の勃起が解き放たれて、ちょうど正面に座ったナナカセの鼻っ柱を比喩ではなしに、ばちんっ、と叩いた。

「あぅッ♥」

 ナナカセの上げた悲鳴は、砂糖がかった媚び声だった。

「え、そういう声なんの?」
「ナナちん、こういうのが好みだったんだ……って、こういうのって、どういうの?」

 ナナカセの左右に座るユイとアイナがそれぞれに驚きの声を上げると、ナナカセは頬を染めつつも居直った様子で唇を尖らせる。

「だ、だって、理想のイケメンがわたしのパンツで興奮してるんだもん。こっ、興奮するじゃない……!」
「……いや、分かんない」
「ナナちんの闇を見たー……」

 とか言っている間にも、天使マシェリエルの雄叫びは止まらない。

「ふょおおぉッ!! おっ、おっ、おッ! ふぅひょおぉッ!!」

 天を仰いだ顔面に白・黒・浅葱の三色パンツを載せて、両手でごしごし撫でまわし、三枚交互に鼻先まで持っていって、ずおぉずごぉ、と激しい鼻息を隠すことなく嗅ぎまくる。舌を伸ばして、れろれろべちょべちょ舐めまわす。

「や、やべぇ……」
「まじ怖ぁー」
「パンツ嗅いで舐めて顔拭いてるイケメン……あッ♥」

 ナナカセだけ瞳を潤ませて、イケメンが喜び悶える姿を最前列ローアングルで観賞している。

「ふぉっ! ふぉっ! パンツ! パンツ! ぱんつうぅふぉおぉッ!!」

 天使のシャウト。ヘッドバンギングならぬ勃起バンギングして、腰をがくがく、ちんぽをばるんっばるんっ上下に振り乱す。

「あっ♥ んっ♥ うぅっ、んんっ♥」

 上下に荒ぶる天使ちんぽに鼻やら唇やらを、べちっべちっと叩かれるたび、ナナカセは甘く鳴く。跪いている股間を押さえるように置かれた両手に力が入って、スカートの布地が股間にぎゅうぎゅう押し込まれていく。

「……なにこの謎プレイ」
「ごめん、ユイ。あたしには早すぎるっぽいー……」
「あっ、ぁ♥ わたしのパンツで興奮してるイケメンのおちんちんが、ぁん♥ お鼻にぺちぺち……あっ♥ あんっ♥」

 左右からドン引きの目で見られていることにも気づかないほど、ナナカセは興奮しまくり歓喜しまくりだ。両隣からの声なんて、左右どちらの耳にも入っちゃいない。
 彼女の瞳は、自分の鼻面をぺちぺち叩いては先走り汁の糸を引かせる天使のちんぽだけを、薄めの寄り目で見上げている。

「あっ、んんっ♥ んっ、っ♥」

 縦揺れ勃起ちんぽが鼻の頭を叩くたび、睫を揺らし、喉を震わす。そして、叩いているほうのちんぽも先走りをとろとろ零し、亀頭のカリをぐわっと膨らませていく。

「ふぉお! おっ、おぉ! パンツ! んんぅ、パンツううぅッ!!」

 三枚のパンツを両手で口に押し込み、むしゃむしゃ頬張りながら腰振り運動をいよいよ加速させて、巻き起こる風圧でナナカセの前髪をぶわぶわ吹き上げる。
 腰の振り方も微妙に変わって、裏筋で鼻の頭を叩くのから、鼻面を亀頭で押し上げて豚鼻にしてから鼻筋全体に竿を擦りつける感じになっている。

「ふぉっ、んんっ! ぱんひゅ、うぅ! んぅうっ!」
「んっ♥ んぅ♥ イケメンの、おちんちんの、匂ひっ♥ ひっ、ひあぁ♥」

 パンツの味と食感で高まっていくマシェリエルと、そんな天使の射精秒読みちんぽに鼻ズリされて寄り目でイきかけているナナカセ。

「ユイ……こいつ、パンツ食ってイきそうになってるよぉ……」
「ナナさんもなんか、乙女終了な顔になってるし……」

 自分を挟んで会話するアイナとユイの声にも全く反応することなく、マシェリエルとナナカセは二人の世界――いや、自分の世界と自分の世界に引き籠もっている。

「あっ、ユイ」
「なによ?」
「このちんぽ、もうイくー」
「えっ」

 アイナの言葉に、ユイは反射的に立ち上がって逃げようとする。けれど、それは寸前で邪魔された。ナナカセが両手を広げて、ユイとアイナ二人の頭をがしっと抱き寄せたのだ。

「え、ナナちん?」
「二人とも、ほら! 顔寄せて!」
「わわっ!?」

 三人は頬を寄せ合うことになる。
 それを待っていたかのように、マシェリエルが雄叫び上げる。

「ふぉっふぉおおぉお――ッ!!」

 びゅくくッ♥ どびゅッ♥ びゅるるるッ♥

「ぎゃーッ!!」
「わぁうッ!?」
「ああぁッ♥」

 踏んづけられたマヨネーズのような射精が三人の顔面を満遍なく襲い、黄みがかった精液でデコレートした。

「うぅー……こんな意味分かんない顔射ってー……」
「顔射されてキモいって思ったの初めてだよ……」

 マヨネーズみたいな精液を浴びて目を閉じている三人。
 左右のエルフ二人は眉を顰めてげんなりしていたけれど、真ん中のナナカセは夢見るように頬を染めている。

「ふああぁ……♥ イケメンのせーしぃ♥ イケメンザーメン顔面パックぅ……あ、あぁ♥ ん、ふがっ……んっふぁ♥ これ、匂いだけで……んっ、んんッ! ん、んひゅうぅッ♥♥」
「あっ、ナナちん、これいまイった?」
「顔射ザーメンの匂いで? うわぁ、あたしってまともだったんだぁ」

 ナナカセは鼻の穴をふがふが広げて、びびくんっと背筋を震わせる。股間にやっていた両手はスカート越しにがっつり割れ目を擦っていて、パンツを嗅いで食べて射精したマシェリエルとはお似合いの、顔射ザーメンの匂いで自慰ルビする立派な変態がそこにいた。

「はあっ……あぁ……ッ♥」
「ってかさ、あたしたちなんでナナさんの顔射プレイに付き合わされたわけ?」
「あ、そういえばー……なんで?」
「加護、入ってるでしょ」

 首を傾げるユイとアイナに、ナナカセはうっとり顔のままでそう答えた。

「え、加護? ……あ、ほんとだー」

 アイナとユイのメニュー画面には、加護バフのアイコンが表示されていた。

「あ……天使の精液ぶっかけで加護が貰えるシステムなのね」
「なるほどー、わりと納得……だけど、いちいち脱ぎたてパンツを食べさせないと加護を貰えないのは、それどうなのー?」
「黄ばみパンツなんかじゃないまともな触媒で召喚すれば、まともな性格になるんじゃない?」
「そっか。ナナちん、早くまともな天使を召喚し直してねー」
「え、しないわよ?」
「え、ナナさん?」
「こんな素敵なパンツ食べちゃう系イケメン天使をチェンジとか、しないわよ」
「あ、はい」
「ナナちん……」
「このパンツ、徒や疎かに食わんかった」
「あ、はい」

 天使マシェリエルはパンツご馳走様でした的なことを告げると、爽やかな微笑みを残して姿を消した。

「さ、行きましょうか。せっかくの加護が消えちゃ勿体ないものね」

 すっくと立ち上がるナナカセ。

「あ、うんー」
「って、待って待って。ナナさん、行く前に顔を拭こうよ」
「え?」

 ユイは当然のことを言ったと思うのだけど、ナナカセは突拍子もないことを聞いたみたいに目を丸くする。

「いや、精液べたべたして気持ち悪いから――」
「気持ち悪くないわ」

 ナナカセ、即答。

「え……」
「気持ち悪くないわ」
「……あ、はい」
「じゃ、行きましょうか」
「……はい」
「はーい」

 ナナカセの能面みたいな笑顔に、ユイとアイナは反論を諦めた。パリパリになった精液を顔に貼り付かせたまま、先に歩き出したナナカセを追いかける。

「……でもまー、たまにならナシじゃないかもー?」
「たまになら、ね」

 自分の顔から香ってくる精液臭に鼻をひくひくさせながら、二人は目を見合わせて苦笑した。


 この後、三人で普通にコボルト狩りして逆レイプして調子に乗っていたら、ボス沸きしてレイプされ返された。

「デスペナきたけど、こっちのほうがやっぱ落ち着くねー」
「それな」
天使イケメンからのコボルトわんこ、わりと有りだったわ」

 それはそれで楽しんだ三人なのだった。
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