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12. エル子とご新規ネトゲーマー 前編
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エル子がいつもやっているネトゲで、イベントが開催された。
イベント期間中、特定MOBがイベントアイテムを落とすようになる。そのアイテムを集めてイベントNPCに提出すると、渡すアイテムの数に応じた非売品アイテムを貰える――というイベントだ。
エル子はこういうイベントに、基本的に参加するほうだ。でも今回は、自分のための参加ではないし、自分一人での参加でもない。オグルと一緒に、マスターのための材料集めなのだった。
「しっかし、マスターも残念だな。せっかくのイベント期間を、ほとんど仕事で不参加とかよぉ」
「だねー。でも、わたしらがマスターの分まで素材集めしたら驚いてくれるかなぁ?」
「まぁ、驚くんじゃねぇ? マスターはこういう軽いサプライズ、好きそうだしな」
「軽いって……まあ、軽いかもだけどさー……」
「ああ、軽いってなぁ悪い意味でじゃねぇぞ。あんま重いと、マスターは申し訳なく思っちまうだろうから、イベント素材を集めておく程度で丁度良いってもんよ」
「だといいんだけどー」
エル子とオグルの二人は個人チャットで音声会話しながら、狩りをしている。イベントアイテム取得のためにいま狙っている敵は二人の適正レベルからすれば弱いから、だらだと会話しながらでも問題なく狩れている。敵はむしろ、他のプレイヤーたちだ。
イベントアイテムを落とす敵はレベル帯に応じて数種類がいるけれど、それらが集中的に出現するマップは決まっている。そのため、そのマップはイベントアイテムを求めるプレイヤーで超満員になるのだ。
「運営ってさ、この混雑も祭りの楽しみ、とか思ってんのかなー?」
「ははっ……有り得そうで、マジ笑えねぇな」
「いや、笑ってるよー?」
「はははっ」
「だから笑ってる……あ、出た」
「うんこか?」
「違ぁーう! 種籾!」
「分ぁってらぁ。今日のノルマ、あと何個だったっけ?」
「えーと……マスターの分も入れて、あと七個かな」
「ドロップ確率はだいたいモヒカン五体に一体だから……あと三十五体か。結構かっ怠ぃな」
「モヒカンがもっと大量湧きしてくれたらいいんだけどねー」
オグルのげんなり口調に、エル子も同意だった。
イベントアイテム「種籾」は、チンピラ系のMOBのドロップとして設定されている。つまり、モヒカン以外のチンピラ系MOBにもドロップ設定されているわけだが、ドロップ確率はレベルに比例しているとの検証報告が上がっているので、オグルとエル子の二人は、適性レベル帯のチンピラ系MOBであるモヒカンに狙いを定めたのだった。
ところが、同レベル帯のプレイヤーはだいたい同じ考えに至ったようで、このマップは満員電車か芋洗い海岸か、という状況になっていた。
人が多すぎてマップを歩きまわる隙間もないため、マップ中の一点に留まっての定点狩りしかできない。運良く自分たちの近くにモヒカンが湧いてくれるのを待ちながらの狩りだから、さっきからボイチャでお喋りしまくりなのだった。
「っかしよぉ、イベント期間中ずっとこの調子になりそうなら、赤モヒ狙いのほうがいいかねぇ?」
オグルが言った赤モヒとは、いま狩っているモヒカンの上位版だ。本当は違う名前なのだけど、赤色のモヒカンをしているから、赤モヒの通称で呼ばれているのだ。
「赤モヒかー……」
エル子はちょっと考えたが、難色を示した。
「あれ、結構強いよねー。わたしらじゃ安定しないだろうし、狩るのにも時間かかるし……ここで狩ってるより効率が落ちるんじゃないかなー」
「む……そう言われると、まぁ、そうだろうなぁ」
オグルも、狩り場を変えたところで能率アップしないことくらい最初から分かっている。ただ単純に、いまの狩りに飽きているだけなのだ。
「まー、わたしも気持ちは分かるよ。でも、ここがベストポイントだと思うよー」
「……」
「お? おぐるん、黙った。言い負かされて、ぐうの音も出ない感じ? ねーねー?」
「……生意気だな。変態エルフのくせに」
「はぅっ♥」
不意打ちの罵倒に、エル子、思わず画面の前で痙攣しちゃう。
「い、いきなり女子に変態って言うやつぅ……うぅーっ」
「いきなり変態と言われて喜んでるやつを女扱いしろと?」
「ううっ……今日のおぐるん、意地悪度二割増しだー」
「単調な狩りで、ちと飽き飽きしてたとこだかんな。っつか、エル。おめぇもだろ?」
「……かも」
「んじゃ、ちぃと刺激を入れっか」
「ん……お尻の下に敷くタオル持ってくるから、ちょっと待ってて」
「急げよ」
オグルの含み笑いをレシーバー越しに聞きながら、エル子は脱衣所に走ってバスタオルを持ってくる。ついでその他の用具も持ってきて、準備万端でパソコン前に座り直した。
「おぐるん、お待たせっ!」
「嬉しそうだな、エル。そんなに苛められたいのか」
「えっ、そーゆーわけじゃーっ!」
「そういうわけじゃないのか?」
「……ないって言ったら、なんもしてくんないんでしょ」
「おう」
「……じゃあ、ないって言えるわけ、ないじゃんよー……ばーかぁ」
「おうおう、そんなに苛めてほしいのかよ……変態」
「うぅ……ッ♥」
ちょっと言葉で弄られるだけで、エル子は太ももを摺り合わせ始めちゃう。その上さらに、自分からおねだりを……。
「ねー、おぐるん……あれ、使ってみても……いい?」
「あれ? ……ああ、この前通販したっていうあれか」
「うん、それ。あれは一人で使ってもしょうがないから、まだ試してないんだ。だからー……」
「だから、試すのに付き合ってほしい、ってか」
「ん」
「俺もちぃと興味あるし、使ってみろよ。ちゃんと聞いててやっからよ」
「あ、聞いてるだけじゃなくてー……」
「へいへい。操作アプリは入れてあっから、ちゃんと俺からも弄ってやるよ」
「あふぇ……♥」
望み通りの言葉を返されたエル子は、蕩けた吐息を漏らしちゃう。
「なんだ、その声」
オグルがせせら笑う。
「だってぇー……」
「はぁ……てめぇは本当、全エルフに謝るべきエロフだよ」
「え、えへへー♥」
「いや、褒めてねぇから」
「えーっ」
「っつか、エロフ呼ばわりされて喜んでるようだから、いつまで経っても自称エルフなんじゃねぇの?」
「いやいやー、エルフだって普通にエロいですよ? 生き物だものー」
「生き物……んまぁ、そう言われちまうと……って、んな会話はどうでもいいんだよ!」
「おや、素トークだったのん? 新手の焦らしプレイかと思ってましたー」
「むしろ、俺のほうが焦らされてんだけど」
「おぅ?」
「てめぇの喘ぎ声、早くもっと聞かせろや」
「……おーぅ♥」
――こうして二人の『本日のプレイ♥』は始まったのだった。
本日のお品書きは、ネトゲのアドオンとも連動した遠隔操作の震える卵形玩具で遊んでみた、だった。
オグルが手動で震動をオンオフできるほか、ネトゲ内でエル子の自キャラがダメージを食らったり、逆にHPが回復すると震動するようにも設定できた。
これにより、エル子はモヒカンと殴り合っている間ずっと喘いで、たまにオグルが回復アイテムを投げるたびに別パターンの鋭い震動に見舞われて大きな声を上げ、モヒカンを倒し終わって次のモヒカンが湧くまでの間は、自分で触るの禁止の焦らしプレイで悶えさせられる――という黄金サイクルの周回プレイに何度もびっくんびっくんお尻を跳ねさせ、いい汗を掻きながら、気がつけば今日のノルマの二倍近くもイベントアイテムが集まっていた。
「明日の分まで集めちまうたぁ、随分と熱中しちまったな」
オグルは時間も忘れて狩りをしていたことに苦笑する。
「……はぁ……はあぁ……♥」
エル子はぐったりしている。全身が弛緩していて、言葉を発する余裕もないことになっていた。お尻に敷いていたバスタオルも、きつく絞ったら染み出しそうなくらいに汗やらなんやらのエルフ由来汁を吸っていた。
「はぁ……補水液、用意しとけば、良かったー……っは、ふうぁー……」
ようやく喋れるようになるまで回復したエル子に、オグルが呆れ声を返す。
「いや、いま持ってきたら良いんじゃねぇの?」
「立ち上がれるほど回復してないんだよーぅ」
「あぁ、なるほど……あんだけイってたら、そりゃ腰が抜けもするか」
オグルがくくっと笑う。
「……べ、べべっ、べつにそんなにイってないしー」
エル子、慌てていない振りをするも、わりと失敗。
「いやいや、分かっから。エルがイったときの癖くらい、とっくに知ってっから」
「うえぇ!? なにそれキモい! おぐるん、わたしマニア!?」
「あっ阿呆かぁッ!!」
オグルが珍しく裏声を張り上げたことに、エル子は失笑。
「恥ずかしがってるおぐるん……ぷぷーっ」
「よし分かった。次は、漏らすと言われても止めねぇから」
「……おーぅ♥」
困っているのだか期待しているのだか分からない声で呻くエル子なのだった。
イベント期間中、特定MOBがイベントアイテムを落とすようになる。そのアイテムを集めてイベントNPCに提出すると、渡すアイテムの数に応じた非売品アイテムを貰える――というイベントだ。
エル子はこういうイベントに、基本的に参加するほうだ。でも今回は、自分のための参加ではないし、自分一人での参加でもない。オグルと一緒に、マスターのための材料集めなのだった。
「しっかし、マスターも残念だな。せっかくのイベント期間を、ほとんど仕事で不参加とかよぉ」
「だねー。でも、わたしらがマスターの分まで素材集めしたら驚いてくれるかなぁ?」
「まぁ、驚くんじゃねぇ? マスターはこういう軽いサプライズ、好きそうだしな」
「軽いって……まあ、軽いかもだけどさー……」
「ああ、軽いってなぁ悪い意味でじゃねぇぞ。あんま重いと、マスターは申し訳なく思っちまうだろうから、イベント素材を集めておく程度で丁度良いってもんよ」
「だといいんだけどー」
エル子とオグルの二人は個人チャットで音声会話しながら、狩りをしている。イベントアイテム取得のためにいま狙っている敵は二人の適正レベルからすれば弱いから、だらだと会話しながらでも問題なく狩れている。敵はむしろ、他のプレイヤーたちだ。
イベントアイテムを落とす敵はレベル帯に応じて数種類がいるけれど、それらが集中的に出現するマップは決まっている。そのため、そのマップはイベントアイテムを求めるプレイヤーで超満員になるのだ。
「運営ってさ、この混雑も祭りの楽しみ、とか思ってんのかなー?」
「ははっ……有り得そうで、マジ笑えねぇな」
「いや、笑ってるよー?」
「はははっ」
「だから笑ってる……あ、出た」
「うんこか?」
「違ぁーう! 種籾!」
「分ぁってらぁ。今日のノルマ、あと何個だったっけ?」
「えーと……マスターの分も入れて、あと七個かな」
「ドロップ確率はだいたいモヒカン五体に一体だから……あと三十五体か。結構かっ怠ぃな」
「モヒカンがもっと大量湧きしてくれたらいいんだけどねー」
オグルのげんなり口調に、エル子も同意だった。
イベントアイテム「種籾」は、チンピラ系のMOBのドロップとして設定されている。つまり、モヒカン以外のチンピラ系MOBにもドロップ設定されているわけだが、ドロップ確率はレベルに比例しているとの検証報告が上がっているので、オグルとエル子の二人は、適性レベル帯のチンピラ系MOBであるモヒカンに狙いを定めたのだった。
ところが、同レベル帯のプレイヤーはだいたい同じ考えに至ったようで、このマップは満員電車か芋洗い海岸か、という状況になっていた。
人が多すぎてマップを歩きまわる隙間もないため、マップ中の一点に留まっての定点狩りしかできない。運良く自分たちの近くにモヒカンが湧いてくれるのを待ちながらの狩りだから、さっきからボイチャでお喋りしまくりなのだった。
「っかしよぉ、イベント期間中ずっとこの調子になりそうなら、赤モヒ狙いのほうがいいかねぇ?」
オグルが言った赤モヒとは、いま狩っているモヒカンの上位版だ。本当は違う名前なのだけど、赤色のモヒカンをしているから、赤モヒの通称で呼ばれているのだ。
「赤モヒかー……」
エル子はちょっと考えたが、難色を示した。
「あれ、結構強いよねー。わたしらじゃ安定しないだろうし、狩るのにも時間かかるし……ここで狩ってるより効率が落ちるんじゃないかなー」
「む……そう言われると、まぁ、そうだろうなぁ」
オグルも、狩り場を変えたところで能率アップしないことくらい最初から分かっている。ただ単純に、いまの狩りに飽きているだけなのだ。
「まー、わたしも気持ちは分かるよ。でも、ここがベストポイントだと思うよー」
「……」
「お? おぐるん、黙った。言い負かされて、ぐうの音も出ない感じ? ねーねー?」
「……生意気だな。変態エルフのくせに」
「はぅっ♥」
不意打ちの罵倒に、エル子、思わず画面の前で痙攣しちゃう。
「い、いきなり女子に変態って言うやつぅ……うぅーっ」
「いきなり変態と言われて喜んでるやつを女扱いしろと?」
「ううっ……今日のおぐるん、意地悪度二割増しだー」
「単調な狩りで、ちと飽き飽きしてたとこだかんな。っつか、エル。おめぇもだろ?」
「……かも」
「んじゃ、ちぃと刺激を入れっか」
「ん……お尻の下に敷くタオル持ってくるから、ちょっと待ってて」
「急げよ」
オグルの含み笑いをレシーバー越しに聞きながら、エル子は脱衣所に走ってバスタオルを持ってくる。ついでその他の用具も持ってきて、準備万端でパソコン前に座り直した。
「おぐるん、お待たせっ!」
「嬉しそうだな、エル。そんなに苛められたいのか」
「えっ、そーゆーわけじゃーっ!」
「そういうわけじゃないのか?」
「……ないって言ったら、なんもしてくんないんでしょ」
「おう」
「……じゃあ、ないって言えるわけ、ないじゃんよー……ばーかぁ」
「おうおう、そんなに苛めてほしいのかよ……変態」
「うぅ……ッ♥」
ちょっと言葉で弄られるだけで、エル子は太ももを摺り合わせ始めちゃう。その上さらに、自分からおねだりを……。
「ねー、おぐるん……あれ、使ってみても……いい?」
「あれ? ……ああ、この前通販したっていうあれか」
「うん、それ。あれは一人で使ってもしょうがないから、まだ試してないんだ。だからー……」
「だから、試すのに付き合ってほしい、ってか」
「ん」
「俺もちぃと興味あるし、使ってみろよ。ちゃんと聞いててやっからよ」
「あ、聞いてるだけじゃなくてー……」
「へいへい。操作アプリは入れてあっから、ちゃんと俺からも弄ってやるよ」
「あふぇ……♥」
望み通りの言葉を返されたエル子は、蕩けた吐息を漏らしちゃう。
「なんだ、その声」
オグルがせせら笑う。
「だってぇー……」
「はぁ……てめぇは本当、全エルフに謝るべきエロフだよ」
「え、えへへー♥」
「いや、褒めてねぇから」
「えーっ」
「っつか、エロフ呼ばわりされて喜んでるようだから、いつまで経っても自称エルフなんじゃねぇの?」
「いやいやー、エルフだって普通にエロいですよ? 生き物だものー」
「生き物……んまぁ、そう言われちまうと……って、んな会話はどうでもいいんだよ!」
「おや、素トークだったのん? 新手の焦らしプレイかと思ってましたー」
「むしろ、俺のほうが焦らされてんだけど」
「おぅ?」
「てめぇの喘ぎ声、早くもっと聞かせろや」
「……おーぅ♥」
――こうして二人の『本日のプレイ♥』は始まったのだった。
本日のお品書きは、ネトゲのアドオンとも連動した遠隔操作の震える卵形玩具で遊んでみた、だった。
オグルが手動で震動をオンオフできるほか、ネトゲ内でエル子の自キャラがダメージを食らったり、逆にHPが回復すると震動するようにも設定できた。
これにより、エル子はモヒカンと殴り合っている間ずっと喘いで、たまにオグルが回復アイテムを投げるたびに別パターンの鋭い震動に見舞われて大きな声を上げ、モヒカンを倒し終わって次のモヒカンが湧くまでの間は、自分で触るの禁止の焦らしプレイで悶えさせられる――という黄金サイクルの周回プレイに何度もびっくんびっくんお尻を跳ねさせ、いい汗を掻きながら、気がつけば今日のノルマの二倍近くもイベントアイテムが集まっていた。
「明日の分まで集めちまうたぁ、随分と熱中しちまったな」
オグルは時間も忘れて狩りをしていたことに苦笑する。
「……はぁ……はあぁ……♥」
エル子はぐったりしている。全身が弛緩していて、言葉を発する余裕もないことになっていた。お尻に敷いていたバスタオルも、きつく絞ったら染み出しそうなくらいに汗やらなんやらのエルフ由来汁を吸っていた。
「はぁ……補水液、用意しとけば、良かったー……っは、ふうぁー……」
ようやく喋れるようになるまで回復したエル子に、オグルが呆れ声を返す。
「いや、いま持ってきたら良いんじゃねぇの?」
「立ち上がれるほど回復してないんだよーぅ」
「あぁ、なるほど……あんだけイってたら、そりゃ腰が抜けもするか」
オグルがくくっと笑う。
「……べ、べべっ、べつにそんなにイってないしー」
エル子、慌てていない振りをするも、わりと失敗。
「いやいや、分かっから。エルがイったときの癖くらい、とっくに知ってっから」
「うえぇ!? なにそれキモい! おぐるん、わたしマニア!?」
「あっ阿呆かぁッ!!」
オグルが珍しく裏声を張り上げたことに、エル子は失笑。
「恥ずかしがってるおぐるん……ぷぷーっ」
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